概要 
DQ6で初登場したボス級モンスター。
大きな牙と翼、(腰元の鎧でわかりにくいが)パンツ一丁のスタイルが特徴的な、オレンジ色の筋肉質な悪魔。
名前の由来は「悪」と、アラビア語で「偉大な」を意味する「アクバル」をかけているのか。しかしそちらはしばしば神を讃える際に用いられ、それ故か英語版での名前は「Blackmar」と、牢獄の町のキャラクターでは珍しく変更されている。
色違いに【キラーデーモン】、【ベルフェゴル】、【デーモンキング】、【ジア・デーモン】がいる。星ドラにはフードを被った「イグナイト」、ウォークには魔王に仕える四天王の一角で風を操る「暴嵐天バリゲーン」と強化版の「碧落天バリゲーン」が登場している。
DQ6 
大魔王【デスタムーア】の右腕とされる有力者で、【牢獄の町】の支配者として恐怖政治を行う傍ら大賢者クリムトの監禁も任されている。
夢の世界の重要施設の封印を任命されている【ムドー】【ジャミラス】【グラコス】【デュラン】の四大魔王と同等か、それ以上の地位にあるようだ。
自身が支配下に置いている牢獄の町では、気に入らない人間を牢に幽閉したり、ギロチンにかけている。【へいしのふく4つ】を着た状態で一部の兵士に話しかけるとわかるが、部下であっても容赦せず、失敗した者を処刑するほど冷酷であるという。
その牢獄の町での革命時に挑むことになり、【ガーディアン】2体を引き連れて現れる。
完全2回行動の3段階ローテーションで、
【じひびき】or【はげしいほのお】→【かえんぎり】or【ドラゴンぎり】→【ルカナン】or【ザオリク】
の順に行動する。
アクバー自身の火力はもとより、ガーディアンの攻撃力もかなり高く、時々仕掛けてくる【痛恨の一撃】が痛い。
さらにガーディアンは【ベホマスライム】も呼び出すので、せっかく減らしたアクバーの体力を全快されると戦闘が長引いてしまう。
2回攻撃、全体攻撃、単体攻撃、補助呪文、蘇生呪文を兼ね備えたボスキャラクターである。
ガーディアンを倒しても、すぐさまザオリクで復活させ、倒さなければルカナンを多用してくる。
MPは無限であり、ザオリクの弾切れを起こすこともない。
……が、実は【マホトーン】が効いてしまうという致命的な弱点がある。
もっとも、強耐性持ちで効く確率は50%程度だが、SFC版の【公式ガイドブック】の上巻にも「マホトーンでアクバーの呪文を封じられる」という趣旨が明記されているほど。
引き連れている2体のガーディアンには、【メダパニ】および【メダパニダンス】が有効。混乱させてしまえば、6対1でアクバーをぶちのめせるし、ガーディアンによる【ベホマスライム】の呼び出しも防げる。
手下を呼び出すムドーと違い、呪文さえ封じてしまえば新たに手下が増える心配はないし、デュランと違って【いてつくはどう】は使わないので、こちらの補助呪文を解除してくる心配もない。
そんなわけで、アクバーにマホトーン(MPを節約したいのなら【まふうじのつえ】を使えばいい)をかけ、ガーディアンには【メダパニダンス】を仕掛けて混乱させ、あとは【スクルト】、【フバーハ】、【バイキルト】、【マジックバリア】でこちらを強化してしまえば戦闘がかなり楽になる。とくにマジックバリアは、地響きによるダメージを減らせるので是非使うといい。
ただ、開幕時点では敵側の猛攻を受けることになるだろうから、最初は補助や回復に徹すべきだ。
【せいけんづき】は効きにくいので、使わないほうがいい。
攻撃系への耐性は炎系と岩石系に強耐性があるだけで、攻撃呪文は有効。
リメイク版では、ガーディアンのHPが削減されており、じひびきも外れるようになった。
ただし、グラフィックが小さくなった関係でスペースに余裕ができ、誰も死んでいない状態でもベホマスライムを呼ばれるので、SFC版のとき以上に倒しづらくなっている。
マホトーンは変わらず有効であるが、時間経過で解除されるようになった点には注意。
【ルカニ】の効果は永続する。
こちらを強化しつつ、短期決戦を挑もう。
ドロップアイテムは【きぬのタキシード】で、アクバーを最後に倒すと確実に落とす。
戦闘直前のシーンで【シスターアンナ】を自分の妻にしようとしており、その演出なのかもしれない。
もっとも、この時点では性能も【かっこよさ】もこれより高い防具は揃っているだろうから、無理に狙う必要はないだろうが、どうしても欲しい場合は、アクバーの呪文を封じたうえで、ガーディアンを先に倒しておくといい。
【主人公】を「デスタムーアさまの存在をおびやかす者との大賢者の予言にある」と発言し、始末するべく捜し求めており、「大賢者二人と会わせてはならない」と考えている。
漫画版 
十万を呼号する軍勢を引き連れて登場したが、テリーにたったの3コマで一刀両断にされている。
ゲームでの威厳は何処へいったのか…呪文の威力が上がったのとは対照的にデスタムーア以外のはざまの世界のボスの強さは落ちたようだ。
これでも丸ごと出番を削られたろうごくへい、ゾゾゲル、ドグマ、ズイカク、ショウカクに比べればマシ…かもしれない。
CDシアター 
こちらでは漫画版以上に悲惨なことになっている。
声の担当や戦闘をした描写はおろか、直接登場すらせず主人公ウイルの「町の人たちの協力を得て、俺たちはアクバーを倒した」
のモノローグだけで片付けられてしまった。CDシアターで四大魔王クラスの面々で出番すらないのはこいつだけ。
【ズイカク】【ショウカク】ですら出番があったというのに。
挙句の果てには、後の宴会の喧騒で「アクバーのクソッタレ!もう威張せずお気の毒…」と町人に貶される始末。
小説版 
上記二つの派生作品と異なり、こちらではきちんと牢獄の町編で出番がある。
作中で「魔王」と明言されており、デュランのことを呼び捨てにしており、四大魔王と同格であることをうかがわせる描写がある。ソルディの怪我を治して欲しいと頼みにきた別の人物を容赦なく殺す冷酷さも見せる。
物語展開はゲームと大体同じで、反乱発生後、主人公イザと一騎打ちとなる。
必殺の勢いをこめた火炎斬りを繰り出すが、一瞬の差でイザのラミアスの剣が先にアクバーの胸郭に届き絶命した。
DQ10オフライン 
【魔賢者アクバー】として【賢者】のクエストに登場。
DQ3の賢者を思わせる呪文主体の戦い方をする。
DQ10オンライン 
「大いなる存在」の配下として、魔法迷宮のコインボス【幻界の四諸侯】並びに【真・幻界諸侯】
で他の魔王たちと共に登場する。
「魔賢者」とは他人の空似という設定だが、さらにザオリクとベホマが追加された回復支援型である。
DQM 
悪魔系のモンスターとして登場する。
【グレンデル】×2か【アークデーモン】×【じごくのもんばん】の配合で生まれる。どっちが作りやすいかは人それぞれ。じごくのもんばんはDQM1では野生で出ない(他国マスターは連れている)ので、前者の方が有利か。前者の場合、【お見合い】をすれば両者に行き渡るのもポイント。PS版ではちいさなメダル25枚集めた後に、前述のグレンデル2匹(5枚×2)10枚集める方法もあるが実質最短でも35枚必要。
デスタムーアの配下の中では最も高い地位にあるにも関わらず、作るのは最も簡単である。
かといって能力は低い訳では無く、むしろ????系と比べても遜色ない能力の伸びを見せる。特にMPは悪魔系の中では珍しく最高クラスの成長率を誇る。
特技は【イオ】、【つめたいいき】、【せいしんとういつ】を覚える。
アクバーよりデーモンキングの特技に近い。
なかなか優秀な彼だが、攻撃呪文の耐性が低い、成長が遅いといった欠点がある。成長が遅いのは共通しているが、耐性面ではさすがに????系には劣る。ちなみに、DQ6本編での致命的な弱点だったマホトーンはなんと無効である。
アクバーと【にじくじゃく】の配合で生まれるジャミラスは、能力は彼より僅かに劣るものの、成長が早いという利点がある。
作るのは難しくないが、先述の通り成長が非常に遅く、クリア前に作ってしまうとまともに使いこなすのは難しいので、クリア前の作成は非推奨。
なお【さばきのとびら】の主として登場する個体は当然デスタムーアとは関係ない。
どういう経緯か裁判官を務めているのだが……その際、「魔物をこき使って酷い目にあわせただろう」と、人によっては言い訳のできないところを突いてくる。
オリジナルのアクバーと同じくギロチン常備で、有罪判決を下したら即死刑。横暴さは健在である。
【イオナズン】に【こごえるふぶき】、さらにはせいしんとういつによる2回連続行動で一気に畳み掛けてくることがあるためかなりの強敵。
残念ながら仲間にはならない。【デフォルトネーム】だけは設定されており、こいつのデフォルトネームはそのまんま「アクバー」。
DQM2 
基本的に前作と同じ方法で配合可能。
また、悪魔系が出てくる異世界で高レベルのものなら、野生でも会えるチャンスがある。
こちらはしもふりにくでも与えて仲間にすると良い感じ。やはり成長は遅いので、序盤に作っても足を引っ張ることになりかねない。しっかりレベルアップの環境が整ってから作ろう。
DQMJ2P 
その後のシリーズでは欠場していたが、久々に復帰。悪魔系のSランク。
【エビルプリースト】×【ゲマ】の組み合わせで生まれる。
作るのが少々面倒くさい割に、能力は賢さが800に達するのを除けばほとんどが600前後と物足りない。
素早さに至っては250とアホみたいに低く、ほぼ後手に回る上に攻撃を外しまくることもザラ。
挙句の果てには 【強者のよゆう】で行動不能になる。
この程度の能力で「強者」を気取られても困るものがある。
まあ1枠で【AI2回行動】を持っている以上、ある程度は仕方ないのかもしれないが。
成長はそこまで遅くはないが、素早さをスキルで上げない限りメタル系を自力で倒すのは難しいといえる。
【暗黒の魔人】との配合で【デスピサロ】が、【ムドー】との配合で【ドーク】が生まれる。
テリワン3D 
オリジナル版同様、さばきの扉の主をやっている。
やっぱり部屋の隅にはギロチン完備。
2回行動から繰り出されるイオナズンやこごえる吹雪も強力だが、【ドグマ】の要素を足したのかなぜか身につけたやけつくいきがいやらしい。
回復役がマヒすると辛いのでマジックバリアで予防するか速攻をかけたい。
今回は倒すと仲間になってくれる(本人は「これ以上罪を犯さないように監視する」みたいなことを言ってくるが)。
J2P同様1枠でAI2回行動持ちのため能力値は心許ないが、強者のよゆうが無くなり、+50以上で【いきなりインテ】が追加されるため、前作よりは利用価値が向上している。
低すぎる素早さを逆手にとって、リバースを駆使するパーティーの呪文アタッカーに君臨できる。
配合方法は【スライムジェネラル】×【ドラゴンコープス】の組み合わせに変更された。
どちらも配合で作るのは結構面倒だが、こいつ自身は上述の通りさばきの扉で仲間になるので問題はない。
【サンダーバード】との配合で【デスタムーア】が、ムドー・【バルザック】・【カンダタおやぶん】のいずれかとの配合で【ドーク】が生まれる。
専らデスタムーアの素材として使われるだろう。
クリア後はアクバーが仲間にいなければさばきの扉最下層で倒すだけで仲間になる。
Sランクなので、手っ取り早く位階配合最上位のモンスターが欲しい場合にも役立つ。
また、裏ボス撃破後のお見合い配合所に登場することがあり、名前はバークレー。
性別は♂で、所持スキルは【いなずまガードSP】(100pt)と【攻撃力アップ3】(100pt)。
イルルカ 
錬金カギの世界で悠然と闊歩しているので仲間にするのは割と簡単。配合での作り方は前作と同じ。
また、ドークが配合で作れなくなったので、こいつを使った特殊配合は前作の組み合わせでデスタムーアを作れるのみとなった。
【新生配合】でパラメータブレイク、【メガボディ】化で封じブレイク、【ギガボディ】化で会心でやすいを習得。
DQMJ3P 
DQMJ3では欠席していたが、色違いのデーモンキングを引き連れて久々に復帰。引き続き、悪魔系のSランク。
サイズは【ノーマルボディ】で、ライドタイプは空中・歩行。
特性は【光系のコツ】(固定)、他は【AI2回行動】。
プラス値が25で【火ブレイク】、50で【いきなりインテ】、100で【パラメータブレイク】が解放される。
メガボディで【ぐるぐるボディ】、ギガボディで【会心 出やすい】、超ギガボディで【こんらんブレイク】が解放される。
合体特技は【雷雲招来】、合体特性は【超マジックガード】。
配合方法はデーモンキング×【ベリアル】の特殊配合になった。
デーモンキングは位階配合で作れるし、ベリアルも【ゴールデンゴーレム】さえなんとかできれば簡単に作れるので、アクバー自身も比較的簡単に作成できる。
ステータスのバランスがよく、特にHP、攻撃力、かしこさに優れる。
ただし素早さの基準値が340と壊滅的に低いため、物理攻撃を使わせたい場合は【アンチみかわしアップ】の追加は必須。
また、特性が光系のコツで火ブレイクと少々かみ合ってないので、超生配合でどちらかに特化してしまうのが良いだろう。
所持スキルは専用の【アクバー(スキル)】になった。
【ジャッジメント】を習得できるのは、DQMおよびテリワン3Dでさばきの扉の主を務めていたからだろうか?
そのジャッジメントは光系のコツが乗るし、火ブレイクが活きる火炎斬りとれんごく火炎を習得できるが、肝心の攻撃呪文が無いのでアクバーのかしこさを腐らせがち。
【バルボロス】、【魔戦神ゼメルギアス】、ゲマとの4体配合で【グレイナル】が生まれる。
DQMB2L 
【レジェンドクエストVI】の6章で、ビクトリーでは7章でそれぞれ登場。
ビクトリーではお供に【ガーディアン】を2体連れている。
技は「暗黒ラッシュ」と「暗黒火炎弾」。
HP以外のステータスと技は【デーモンキング】の流用。
合体モンスターと同じ扱いゆえステータスが他のモンスターより高く、単体攻撃を2連続で繰り出す。
呪文は効きづらいので他の技で攻めること。特に光属性がよく効く。
悪魔系なので【あくまのツメ】や【天帝のつるぎ】なんかも有効。
DQSB 
超4弾で登場。星4のギガレア。
レベルは155で、魔法使いと相性が良い。
ステータスはHP:1750、ちから:1470、すばやさ:240、かしこさ:740、みのまもり:1170。
技は赤ボタン:なぐりつける→デスラッシュ(50)、青ボタン:イオラ→イオナズン、イオグランデ。
即死に耐性がある反面魔法封じに弱い。
DQトレジャーズ 
お宝に【アクバーの像】が登場。
DQR 
第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて実装。僧侶専用のレジェンドレア。
牢獄の町を支配していた経歴を考えると盗賊辺りの方が似合っていそうだが、後述するように戦術に着目された形で実装された。
7/6/6 魔王系
他の味方ユニットが死亡する度、そのユニットを復活させ「死亡する場合、代わりに消滅する」を付与する
原作でザオリクの使い手だったのと同様に、強力な復活効果を持つ。
一度きりではあるがユニットが死亡しても即復活するようになるので、盤面やリソースが2倍になると例えても決して過言ではない。
アクバー本人は死亡しても復活できないが、スタッツも6/6と低くはない。
ブロック配置してやるだけでも復活効果で2回守れるし、【天使の守り】【スカラ】で強化してやればまさに盤石の布陣といえる。
ただ、7コストと重い上に更地に出しても活躍しないので、【あくまのきし】のような魔王系シナジーを活かして互角以上を保って召喚したい。
ドラけし! 
DQ6の天馬の塔から狭間の世界を元にした「天空」のボス。
DQMイベント「星降りの姉弟」ではさばきの扉の再現からか第一ステージのボスとして登場する。
同イベントの作り直しであるステージ14の第一ステージでもボスとなる。こちらはステータスが強化されているうえ、3回攻撃しないと消えない闇の雲に囲まれていて難易度が高く、周回には全く向かない。
ミッションの52万点もHPを目いっぱい上げて【ヒューザ】で同一ミックスしてもスキルレベルを上げないと達しないレベル。
ドラけしは星4の黄属性で、スキルははげしいほのお。