概要
【小説ドラゴンクエストII】に登場するオリジナルキャラクター。
長い黒髪が特徴の青年。外見は20歳前後に見えるが、実年齢は不明。
元々は捨て子で、通りかかった【魔法使い】に拾われ育てられた。
捨てられていた時から、銀の横笛と【いのりのゆびわ】を持っていたという。暇さえあれば笛を吹いており、その演奏を邪魔される事を何よりも嫌う。
その剣技はローレシア王子アレンを圧倒するほどで、更に祈りの指輪の力で魔力も増幅されており、【デルコンダル】でその強さを知られていた。
【あくましんかん】に雇われ、その命令通り【じゃしんのぞう】入手に必要なセリアを誘拐する。しかしそこで突然悪魔神官を裏切り、セリアを【ハーゴン】側に渡すことなく自身の手元で幽閉し続ける。
その真の目的は、祈りの指輪に命を奪われる恐怖から邪神の像を己のものとし、より強大な魔力を手にする事にあった。
しかしセリアから自身が勇者アレフと共に【りゅうおう】と戦った戦士【ガルチラ】の子孫ではないかと指摘され、更にコナンが決死の覚悟で放った【メガンテ】によって負傷、撤退する。
やがて【風の塔】に住んでいた【盲目の魔女】の亡霊から、己が間違いなくガルチラの子孫である事、銀の笛と祈りの指輪がガルチラとその妻のそれぞれの形見である事を知らされ、ロトの子孫たちと共に戦う事を決意。【ハーゴンの神殿】で彼らに助力し、【ベリアル】の注意を引き付けたり、祈りの指輪で強化された【マホトーン】でハーゴンの魔力を封じるといった活躍を見せる。なお、この時祈りの指輪が砕け散ってその効力を失う。
【シドー】が現れた大冥界への門を破壊するため全ての魔力を放ち、破壊には成功するものの同時に力尽き死亡、遺体は王子達の手で神殿の近くに埋葬され、遺髪はガルチラの墓へと持ち帰られた。
リメイク版DQ2の風の塔の最上階に祈りの指輪があるのは、このキャラを意識したものなのかもしれない。
名前の由来に関しては語られてはいないが、前作の主人公の名前「アレフ」と繋げると【アレフガルド】になるため、そのあたりが由来という可能性もある。