概要
DQ4に登場する、空飛ぶ太ったニワトリの魔物。
紫色のトサカと立派な腕を持ち、背中からは小さい羽が生えている。相変わらず美味しそうな外見をしているが、食べられるのかどうかは不明。
色違いには【おおにわとり】、【マンルースター】、【レッドシャモ】がいる。
本編では系統ごと再登場できておらず、モンスターズの方ではおおにわとりが代表で出ていてやはり出番がないマイナーモンスター。
マンルースターと共にライバルズで再登場を果たした。
名前の元ネタは、現実世界においては絶滅した鳥「ドードー」から。
なお、ドードーはハト目ドードー科であるのに対し、同系二種が所属するニワトリはキジ目キジ科である。よって生物的な区分でいうと、こいつ一匹だけが接点のない他人様である。
まぁ実際のドードーも飛べない太ったデカい鳥ということでまんざらでもないネーミングではあるが。
NES版での名前はGarcoil Rooster。roosterは雄鶏という意味だがgarcoilは不明。ガーゴイル(gargoyle)の捩りだろうか。
北米DS版ではFeatherweight。ボクシングのフェザー級を指す単語だが、下位種のおおにわとりがBantumweight(バンタム級、チャボに由来)なので、その上位種(上の階級)という意味合いだろう。
あるいはフェザー(羽毛)+ウェイト(重さ)で「羽毛の生えてる重い奴」とでもいった言葉遊びもあるかもしれない。
DQ4
4章の【アッテムト鉱山】で初登場。他に【ミントス】周辺などに出現。【おおにわとり】の上位種にあたるが、体感的な強さは断然劣る。
攻撃手段は通常攻撃のみで、たまに逃げ出すことがある。HPと攻撃力は高めだが、打撃しかしてこないので同期のモンスターに比べると比較的安全。
【ラリホー】がよく効くので、眠らせれば安心。
攻撃呪文にも総じて弱く、【ヒャド系】、【バギ系】に多少耐性がある程度。【マーニャ】、【ミネア】なら両人とも弱点を突く事が出来る。
特にアッテムト鉱山は厄介な強敵が多く、さして危険な要素が無いこいつが出現するとホッとする。
とはいうもの「痛恨も追加効果もない普通の打撃オンリーで派手さに欠ける」というだけでステータス的には強敵たちに対して決して劣っているわけではない。言い換えればコンスタントにそれなりのダメージを与えてくるのでMPを渋ったりしてナメてかかろうものなら痛い目を見るだろう。
おおにわとりの上位種であるはずなのだが、眠り攻撃という厄介な特殊攻撃を仕掛けてくるおおにわとりに比べると、コイツは何の特殊攻撃も持たないので、今一つ印象が薄くなりがち。
一応同種属の中ではこいつだけ回避率が高めになっているという特徴もあるが、あまり気にならないだろう。
このような理由からゲーム中での印象は薄いかもしれないが、攻略本やグッズでイラストを目にする機会が多いため、当時世代の人は比較的見覚えがあるのではないだろうか。
ただメタルスライムの出ない4章でレベル上げをするなら、経験値50と多めな上よく4匹組で登場するコイツが一番マシな部類になる。マーニャが【ベギラマ】を使える(Lv14で習得)ならミネアの【バギ】と組み合わせて割とラクにサクサク狩れる。
普通はやる必要はないが、【せいじゃくのたま】なしでバルザックを完封するとか【ゾンビメイル】のドロップを狙うため【しにがみ】を倒す力をつけるなど【やり込み】を行うのであれば、嫌と言うほどこいつらと戦うはめになる。
【格闘場】では、【マージマタンゴ】、【コンジャラー】とのカードでコイツが1.1倍と大本命のように見える。
だが、実戦ではバギとヒャドに弱耐性な脆さがある上、マージマタンゴの絶妙な回復に屈してしまうことが多く、同格ですらないどころかモロに不利。
FC版では1.1倍のカードの中で一番勝たないので賭ける価値は全くない。
他にはこいつ2匹と、【とらおとこ】、【メタルスコーピオン】のカードがある。
形勢不利には違いないが当たれば6倍前後のリターンが見込めるのでまだマシ。大穴狙いで賭ける価値はある。
とは言ってもこのカードなら【複数回行動】と【痛恨の一撃】を持ったメタルスコーピオンにかけるのが無難だろう。それでいてオッズも4倍前後と低くはないので尚更。
ライバルズエース
真3弾カードパック「星降りの決戦」にて実装。共通のノーマル。
2/1/4
召喚時:ドラゴン系 スライム系 物質系 あくま系から1つを選ぶ
選んだ系統のたまご1枚を手札に加える
真3弾の新システム「系統のたまご」のカード。
たまごは運に作用されるが、リソース確保するには良いだろう。
複数系統で構成された【魔神ダークドレアム】デッキで使うことを想定されているのだろうが、こいつに系統が付いていないのが惜しまれる。
ゾンビ系がハブかれたのはタマゴからゾンビが生まれたら親であるこいつが悲しむからだろうか。
魔王系も生まれないようになっているが、こいつが魔王を産んだらトンビが鷹を産むどころの騒ぎではないだろう。冒険者は言わずもがなである。