【メタルスコーピオン】

Last-modified: 2024-10-06 (日) 09:24:29

概要

DQ4に初登場したサソリ型のモンスター。
同種属に【さそりアーマー】【じごくのざりがに】【レッドスコーピオン】が存在する。
初出のDQ4では中盤に登場するやや強めな雑魚敵に過ぎなかったが、さそりアーマーが初期のモンスターズで最高クラスのモンスターとなった影響か、上位種のこちらもテリワン3D以降のモンスターズでは最高位のモンスターと位置付けられている。
似たようなモンスターに【てつのさそり】がいるが、現在のところ共演したことは無い。
名前にメタルとついているが、【メタルスライム】などと違って基本的に逃げることは無く、経験値もそこまで多くない。むしろ、非常に攻撃的で危険である。

DQ4

【アッテムト鉱山】の浅い層と【ミントス】【ソレッタ】周辺に出現する(サソリだけに寒さには弱いのか【パデキアの洞窟】では出現しない)。
1~2回行動を行い、通常攻撃のほかに防御と痛恨の一撃を繰り出す。
防御と2回攻撃の相性が抜群で、防御で受けるダメージを半分に減らしながら、攻撃や【痛恨の一撃】を繰り出すという凶悪な行動を行う。行動を1回分使っているので【おおめだま】などが使うインチキ防御ほど理不尽ではないが…。
4章で唯一の痛恨の一撃の使い手。
 
攻撃力・守備力共に他の魔物より高いので、姉妹のHPが低い4章では特に脅威。
攻撃力は【とらおとこ】よりも若干低いが、それでも50とかなり高いうえ、2回攻撃と痛恨の一撃があるので実際の火力はそれ以上。
痛恨の一撃では50ダメージは喰らうため、HPは常に50以上を保っておきたい…ところなのだが、LvとHP上昇運の兼ね合いで姉妹の最大HPが50に達していないことも珍しくない。
つまり防御でもしていなければ即死は避けられない。さらにシステムの都合上姉妹のうち前にいる方(つまり被弾率が高い方)は防御できない。
メラ系とヒャド系に弱耐性を持つが、その他の攻撃呪文は確実に効くため、MPを惜しまずに戦うこと。
ラリホー系も無耐性で確実に効くので、安全に戦いたい場合は先に【ラリホー】で眠らせておくといいだろう。
…しかし、鉄の体をしているくせに鈍くはなく素早さ25と周囲のモンスターと遜色ないぐらいの俊敏さはあり、適正レベルではミネアの素早さも似たようなもので安定して先攻できるとは限らない。先手を取られて痛恨であっさり殺されたなんて事故も起こりうるので結局運ゲー要素のひとつとなっている。
いずれにせよ、まず眠らせるのが有効なのは間違いない。
4章では能力値的にはとらおとことこいつ、【バンプドック】が3大危険モンスターと言ってもいいほど能力値が抜けている。
 
5章でも上記の通りミントス・ソレッタの大陸で出現する。初登場の【じごくのよろい】に能力値は一回り劣るものの、2回攻撃する上で最高5匹で出現するため、危険である。
【トルネコ】【はじゃのつるぎ】を持ち越させておいて仲間に持たせておけばガンガン使ってくれるのでこれで焼き払える。
「メタル」と冠しているのに、落とすアイテムは、【うろこのたて】で、狩る価値はあまりない。
 
【格闘場】ではとらおとこ、【ドードーどり】2体とのカードが組まれている。
上述の通りステータスが高い上に2回行動や痛恨もあり勝ち残りやすい。また本命の割にはオッズは4倍と高めなので、これに賭けて問題ない。
ただし虎男のおたけびで防御を解除されて、両脇のドードー鳥にのしかかられると危険。

DQ7(リメイク版)

【トクベツなモンスター】No.087。
公式配信石版No.1【行列のできる美容院】に出現する。よく見ると、鋏の形が他のさそりアーマー系と違う。
後述のテリワン3Dに倣ったのか、ステータスはDQ4の流用ではなくレッドスコーピオンのものをベースに経験値・守備力以外を2倍してある。
守備力に至っては、270と元の3倍弱まで跳ね上がり、メタルスライム並の耐性を持つ。
1~2回行動で、かなりの頻度で痛恨の一撃を繰り出してくる。
さらに、尻尾を振り回す強化攻撃も使い、複数での登場も多いという凶悪な敵で、ボスである【ヘルバーバー】よりも明らかに強い。
こちらのレベルが低いうちはまともにダメージを与えられないので、出会ってしまったら多少の犠牲を払ってでも逃走しよう。

しかもこの石版は配信石版の第一弾で発売開始と同時にもらえたので、【インターネット酒場】を利用できるようになってすぐに潜り、一緒に出現する【ファーラット】の弱さに油断したプレイヤー達が、その鋏と尻尾の餌食になった。

【メタリックフェスティバル】ではボスとして登場。守備に難点があると簡単に崩される。
ボスとして出現すると、通常の個体より能力補正されるので手が付けられなくなるくらい強化されている。
HP管理を怠らず、ルカニを使ってから地道に。これと戦うと痛恨の効果音に慣れてしまう。
なお属性耐性は完璧だが状態異常耐性には穴があり、1ターン休みや猛毒が効く。
ひゃくれつなめなら動きを封じつつ守備力を0にできるため、覚えているならぜひ使おう。

テリワン3D

長らく外部作はさそりアーマーに譲っていたため出番が無かったが、今作で【自然系】のモンスターとして初登場した。
今作でもさそりアーマーがSランクの高ランクモンスターと位置付けられており、上位種のこちらはなんと最高位のSSランク
ランクだけなら【シドー】よりも高く、シドーを除く歴代ラスボス達と同格である。
おそらくDQシリーズでトップクラスの大出世を遂げた雑魚敵と言っても過言ではないだろう。
メタルの成分を含んでいるためか、さそりアーマーに【メタルキング】【メタルカイザー】を配合すると生み出せる。
 
本編で登場した時とは異なり、行動回数は1回固定になってしまったものの、全能力でさそりアーマーを上回る。
【ギャンブルボディ】も付くが、素の守備力が高いため、影響はほぼない。
+25で【マインドブレイク】、+50で【ときどき赤い霧】が特性に付く。
【ライトメタルボディ】持ちなので、究極配合の際にメタルボディにランクアップさせてやれば、HPこそ500台になってしまうが、MP以外のその他の能力が軒並み最強クラスのバケモノと化す。
特に攻撃力は全モンスター中でもナンバーワンに。
その圧倒的な攻撃力と【れんぞく】からの【アンカーナックル】は強烈な破壊力を持つが、ときどき赤い霧のせいで結構な確率で自爆するという問題児でもある。
こいつにしろゲモンにしろなぜ自分の攻撃力を無駄にしようとするのか…
【暗黒の魔神】との配合で【スーパーキラーマシン】を作れるが、配合せずにそのまま使った方が良いだろう。
所持スキルはさそりアーマーと同じ【VS斬撃】

2周目クリア後の格闘場の6戦目ではミレーユが「スコー」という名の個体を連れている。
スキルはVS斬撃、凶魔獣メイザー、HPアップSP。
 
さそりアーマー共々やたらアクションがメカメカしくなっており、攻撃時にはハサミの部分をロケットパンチにしたり、ハサミを取り外して中からマシンガンを掃射したりする。
これに関してはイルルカで「鋼鉄のカラは、一部機械じかけになっている」と解説された。

ちなみにコイツは【勝ち抜きバトル】では対戦相手として登場しない。
通常は配信限定のモンスターが登場しないはずだが、なぜコイツがハブられたのかは不明である。
もしかしたらコイツも元々は配信モンスターだったのかもしれない。
似たような境遇のモンスターに【デスフラッター】【とうだいタイガー】がいる。
くしくもコイツらは自身の色違いに特定のモンスターを特殊配合すれば生まれるという共通点がある。

イルルカ

今回も変わらず自然系のSSランク。
前作同様、さそりアーマーとメタルキングまたはメタルカイザーで誕生する。
今作では錬金カギの報酬で手に入れることも可能。
【新生配合】でショック攻撃、ギガボディ化でマヒブレイクを習得。
スキルも同じく「VS斬撃」。

DQM3

自然系のAランク。【さそりアーマー】【メタルキング】の特殊配合でできる。
流石に旧作よりはランクが落ちたが、それでも今作のAランクは今までのSランクと同等なので
本編での扱いを考えると十分にランクは高い。
 
特性は【ギャンブルボディ】【休みブレイク大】(Lv20)、【ショック攻撃】(Lv40)、【1~2回行動】(Lサイズ)、【マヒブレイク大】(Lサイズ)、【ファイターズハイ】(LサイズLv60)。
所持スキルは【ガーディアン】
 
【バルザック】との配合で【ギガデーモン】【コアトル】との配合で【シルバーナーガ】ができる。

DQMSL

自然系SSランク。ガチャ限定の【さそりアーマー】からの転生先。
習得特技は【フバーハ】とマヒの追加効果を持つ「テールハンマー」、新生後には【におうだち】【ブレスクラッシュ】を習得する。
上記の通り攻撃性能は悲惨なのだが、コイツの真骨頂はやはりその防御能力である。
メラ・ヒャド・ギラ以外の属性攻撃全て無効という高い耐性と【ライトメタルボディ】によるダメージ軽減能力を持つ。
特に自然系の弱点である【ザキ系】も無効なのは非常にデカい。
実装当初は対戦環境で無属性特技が多かったこともあり、あまり注目されていなかったが、近年は属性持ちの強力な特技が使われることも増えてきた。
そのため自然系パーティの壁役として価値が見直されつつある。
 
豆知識によれば、【メタルスライム】と同じ成分を含んでいるためその体は非常に高い防御力を誇るが、成分は微量しか含まれていないらしい。

ドラけし!

【世界樹】に登場。☆2・緑
スキルは「ふりおろす」

ダイの大冒険

【ダイ】【ロモス王国】【ゴメちゃん】を助け出しに行った際に持っていった金色の【魔法の筒】から、この系統モンスターが登場している。
ただ【鳥山明】の原画があるのはさそりアーマーであることと、当時はDQ4発売前でおそらく原画もしくは開発中データを閲覧して描いたと想像されることから、さそりアーマーの可能性が高そうである。
 
連載終盤の【ロロイの谷】での【ミナカトール】攻防戦において、【ザボエラ】が潜ませていた【魔界】のモンスター軍団の一員として再登場。この系統や【ライバーン】系統を見た【ダイ】は、かつて金色の魔法の筒から出てきたのが魔界のモンスターたちだったことに気付く。
この戦いで登場したものは、最終的に【超魔ゾンビ】のパーツにされてしまった。
 
アニメでは新旧いずれも、「デルパ! イルイル!」該当部分は展開が改変されたために出番が削られた。
新アニメでは、その後ロロイの谷の戦いでは原作通り登場し、さそりアーマーの色合いで描かれている。