概要
格闘を行う施設。DQシリーズでは主に【モンスター】同士を戦わせる施設を指すことが多い。類義語に「闘技場」「決闘場」がある。
本頁では、DQ3~DQ5やモンスターズシリーズに登場する施設について解説する。
トルネコ3と星ドラに登場する類似ゲームは【モンスター闘技場】、それ以外の「格闘場」と付くものについては以下を参照。
- 【スライム格闘場】(DQ6)
- 【バトルロード格闘場】(DQ8)
- 【モンスター格闘場】(DQ10)
- 「対戦かくとうじょう」(剣神)
【闘技場】【コロシアム】【ダーマ神殿地下の決闘場】も合わせて参照のこと。
DQ3
前作の【福引き】に代わるギャンブル施設。大きな違いは手持ちの【ゴールド】を直接賭けるという点であり、後のシリーズを見てもお金そのものを賭けるというギャンブル施設はこれだけである。
本作のゲーム内での名称は「かくとうスタジアム」。
【モンスター】2~4匹を戦わせ、その中で勝ちそうなモンスターにゴールドを賭け、見事的中すれば倍率に応じた金額が払い戻されるという競馬場みたいな施設。
「アイツとアイツが戦ったらどっちが強いんだ?」という高みの見物を楽しみながら、モンスターのHPや弱点などの特徴をプレイヤー自身が学習できるという一石二鳥の遊び場である。
【ロマリア】、【イシス】、【サマンオサ】、【メルキド】に存在する。ちなみに全て地下で、マップとNPCの配置・セリフは全箇所共通。
なおロマリアで勇者が王様/女王様にさせられてしまった時は、ここに来ればもと王様がいるので話しかければ元に戻れる。
券売の男に話しかけると、次の試合に出場するモンスターとそのオッズ(倍率)が表示されるので、勝ちそうなモンスターを選ぶ。これでそのモンスターの券を買ったことになる。
券を買うとパーティメンバーは自動的に格闘場の中央に歩いていき、試合開始となる。
基本的に、弱い(勝つ可能性が低い)モンスターほどオッズは高いが、例えば回復呪文を使えるモンスターなどは上位のモンスターに対しても粘り勝ちすることがある。
また、この手の施設らしく【予想屋】も居る。5ゴールドを払えば勝ちそうなモンスターを教えてくれるが、予想はランダムで言ってるだけなので当てにできない。
やはり自分の経験を頼りに賭けたほうがいいだろう。
(実用性だけならそもそも格闘場は稼ぎ額が少ないので、 普通に戦って稼いだ方が良いが、低レベル攻略には助けとなる。)
試合中、Bボタンを押しっぱなしにしておくと観戦を途中でやめて退場できる。このとき自分の賭けたモンスターがまだ負けていない場合は確認が入るが、早々に負けてしまった場合は確認なしで終了でき、時間短縮になる。
なお勝ち残っていても途中退場すると負け扱いになってしまう。
通常の戦闘とは異なり、格闘場では以下のローカルルールが適用される。
- 呪文は本来の範囲は無視され敵単体のみ。
- 炎と吹雪は自分以外の敵全体に有効。
- 10ターンが経過しても勝負がつかない場合は「引き分け」となる。
- 【バシルーラ】等の命中率は味方のものが採用される。
さらにこのローカルルールに加えて、FC版独特のローカルルールもある。
種類自体が多いうえ、内容も怪現象と言えるものが少なくないため、FC版の格闘場はフリーダムだともいわれている。
- 攻撃呪文の威力が味方のものと同じになっている。
- 【マホカンタ】、【メダパニ】、【あまいいき】、【やけつくいき】、【ねむりこうげき】、【まひこうげき】などが使えない。
この仕様が災いして【キラービー】、【おばけキノコ】、【マタンゴ】、【しびれくらげ】、【しびれあげは】、【ビッグホーン】辺りが通常攻撃だけのキャラと化す。逆に【じごくのきし】は元々の各ステータスが比較的高い事と完全2回行動のおかげで勝ち残る事があったり、【あばれザル】や【ひとくいばこ】や【デスストーカー】は通常攻撃と【痛恨の一撃】狙い攻撃しかしなくなるので、メチャクチャ強くなる。 - MPがなくても、【マホトーン】で呪文を封じられていても、【ラリホー】と【ザラキ】は何故か発動する。
このため、もともとMPを持たない【ベビーサタン】はもちろん、MPの少ない【ミミック】もかなり猛威を奮う。
ただし、対戦中にマホトラなどでこれを奪われてしまった場合は、この限りではない。 - 【ベホマラー】が唱えられた場合、詠唱者以外のモンスター1体のHPが回復する。
- 【スクルト】が唱えられた場合、詠唱者を含むモンスター全体の守備力が上がってしまう。
このため、この呪文を唱える【じごくのハサミ】や【マクロベータ】の出場する試合は引き分けになりやすい。 - 【メガンテ】が唱えられた場合、勝者無し扱いとなり無言で掛け金を巻き上げられる。
ただし、【ガメゴンロード】等の、メガンテに耐性があるモンスターとの対戦の際は、この限りではない。 - 【ようすをみる】、仲間呼び、逃走は通常攻撃に置き換えられる。この仕様により、通常の戦闘ではまず見られない【ごくらくちょう】と【ばくだんいわ】の通常攻撃を見られるという貴重な要素もある。
試合開始時には、エンカウント時の画面遷移演出の際に、通常の戦闘突入時にはない "FIGHT!"という切り抜き文字が表示される。
賭け札の値段は「パーティの先頭キャラのレベル×2」。例えばレベル10のキャラなら20ゴールドになる。引き分けの場合はゴールドが返還される。倍率は1.1倍~9.9倍。
対戦カードや倍率はモンスターの出現地域(モンスターID)や【モンスターレベル】などに準じて決定される。先頭キャラのレベルが高くなるほど出場するモンスターの種類も増えていく(基本的にレベル10毎に増える)。
レベル70以上になると【やまたのおろち】、【キングヒドラ】、【バラモスブロス】、【バラモスゾンビ】、果ては【バラモス】まで登場する。
特にバラモスが格闘場関連の動画で登場すると大抵「再就職」というコメントがつけられる(彼が参戦するレベルの頃にはまず本編で倒されているため)。
その一方で【ホイミスライム】、【バンパイア】、【カンダタ】(強弱両方)、【カンダタこぶん】、【オルテガ】、【ゾーマ】(光・闇両方)は登場しない。人間であるカンダタ一味やオルテガ、ラスボスのゾーマはともかく、ホイミスライムとバンパイアが出てこない理由は謎。
(人間やゾーマが出ないのはモンスターIDの設定によるものだが、後2者は本当に不明。)
とまあ、とにかくFC版の格闘場はカオスかつフリーダムである。
格闘場を隅々まで楽しみたいなら、ボス敵まで出現するレベル70以上まで上げるべき…かも。
格闘場に登場するモンスター
先頭キャラのレベルに依存。バグで生じたLv.0のキャラが先頭だった場合は、Lv.1以上と同じ扱いになる。
Lv.1以上 | スライム、おおがらす、いっかくうさぎ、おおありくい、じんめんちょう、フロッガー、バブルスライム、まほうつかい、さそりばち |
Lv.10以上 | おばけありくい、アルミラージ、ポイズントード、キャタピラー、こうもりおとこ、アニマルゾンビ、キラービー、ぐんたいガニ、ギズモ、おばけキノコ、どくイモムシ、デスフラッター、バリイドドッグ、マタンゴ、あやしいかげ |
Lv.20以上 | ひとくいが、さまようよろい、キャットフライ、だいおうガマ、あばれザル、わらいぶくろ、ミイラおとこ、じごくのハサミ、ドルイド、かえんムカデ、マミー、マージマタンゴ、ハンターフライ、デスジャッカル、げんじゅつし、ヒートギズモ、アントベア、ベホマスライム |
Lv.30以上 | マッドオックス、キャットバット、エビルマージ、キラーエイプ、ガルーダ、メタルスライム、ゴートドン、さつじんき、ベビーサタン、きめんどうし、ひとくいばこ、エリミネーター、おおくちばし、スライムつむり、スカイドラゴン、バーナバス、まじょ、デッドペッカー、じごくのよろい、マリンスライム、しびれくらげ、マーマン、だいおうイカ、ガニラス、マーマンダイン、ヘルコンドル、ごうけつぐま、くさったしたい、ビッグホーン、しびれあげは、どくどくゾンビ、アカイライ |
Lv.40以上 | キラーアーマー、デスストーカー、ようがんまじん、シャーマン、まほうおばば、シャドー、ひょうがまじん、キメラ、コング、ガメゴン、ごくらくちょう、ばくだんいわ、グリズリー、ゾンビマスター、ガメゴンロード、スノードラゴン、トロル、フロストギズモ、おどるほうせき、ミニデーモン、テンタクルス、がいこつけんし、ミミック、じごくのきし |
Lv.70以上 | ホロゴースト、やまたのおろち、うごくせきぞう、サラマンダー、スライムベス、マドハンド、まおうのかげ、マクロベータ、はぐれメタル、グール、ライオンヘッド、ボストロール、ゴールドマン、スカルゴン、キングマーマン、クラーゴン、ダースリカント、だいまじん、ラゴンヌ、アークマージ、メイジキメラ、サタンパピー、ヒドラ、トロルキング、ドラゴン、バルログ、ドラゴンゾンビ、マントゴーア、ソードイド、キングヒドラ、バラモスブロス、バラモスゾンビ、バラモス |
お勧めモンスター
Lv.1以上
- 【まほうつかい】
このレベル帯でのメラはほぼ一撃必殺、じんめんちょうのマヌーサも怖くない。HPも高く、集中攻撃されない限りまず負けない。
Lv.10以上
Lv.20以上
- 【マージマタンゴ】
ヒャドとホイミが使えるので比較的安定している。じごくのハサミにも勝てる。しかしベホマスライムがいると引き分けに終わりやすい。
Lv.30以上
- 【ひとくいばこ】
ピラミッドでの強敵も格闘場では強い味方。驚異の攻撃力でほとんどの対戦相手を一撃で葬り去る。 - 【エビルマージ】
モンスターIDの関係上か、バハラタ~ダーマ近辺のモンスターと当たることが多い。はっきり言って場違いな強さ。ただし、ひとくいばこの痛恨だけはどうにもならない。
Lv.40以上
- 【まほうおばば】
一撃必殺のバシルーラが強く、ベホイミも使えるためよく粘るが、HPが低いのが泣き所。
モンスターレベルの関係で場合によってはオッズが8.0倍以上に跳ね上がる大穴。
Lv.70以上
- 【トロルキング】
もともとの高い攻撃力とHPに加え【自動回復】があるため倒されにくいうえに、バシルーラで一撃必殺も。 - 【ボストロール】【クラーゴン】【だいまじん】
これら3体の実力はかなり均衡している。ボストロールは自動回復による長期戦&バシルーラ耐性、クラーゴンはお馴染み3回攻撃に加え【サタンパピー】のメラゾーマをも容易く耐えるHP、だいまじんはひとくいばこ並みの数値での2回攻撃と全員が全員の強さを持っている。
NES版
賭け札の値段は「先頭キャラのレベル×10」に大幅増加。例えばレベル10なら100ゴールドになる。
後作の仕様に合わせて、対戦カードがあらかじめ決定されているようになり、レベルが高くなれば観戦できるカードが増える。倍率も最大で3桁にまでなるようになった。
SFC版~Switch版
NES版の仕様を引き継いでおり、対戦カードも同じ。ただし、賭け札の値段は【勇者】のレベルを参照するようになり、その10倍の金額となる。勇者をパーティから外していても変わらない。
カードが追加されるのはレベル30台までで、FC版のようにボスモンスターが雑魚モンスター相手に無双するというとんでもない組み合わせはない。(せめてクリア前までに登場する雑魚モンスターだけは全員出してあげても良かった気はするが、それはまた別の話)
ただ、後述のダブルアップシステムのあるGBC版以外は、お世辞にもまだ稼ぎやすくなったとは言えないだろう。
引き分けの場合は自分が賭けたモンスターが生き残っている場合のみゴールドが返還される。
ちなみにFC/NES版では勝っても特にME等が流れることもなく静かに終わるが、リメイク版では倍率に応じてカジノでおなじみの【ファンファーレ】で祝ってもらえるようになった。
BGMとマップも変更されている。
BGMは【ブギウギ】に変更。すごろくが削除されたガラケー版以降ではここでしか聴けない。
マップは観客の構成はそれぞれ固有のマップ、NPC配置となっている。
- ロマリア
オブジェクトとして交差する二本の斧の飾りと魔物っぽい頭のマッチョマンの像、それにNPCとしてバニーが追加された以外は観客のセリフと配置もオリジナルと同一。ただし「気が散る!」と怒っていた女性は何故かザマス口調の奥様に変更されている。 - イシス
お城の位置が変更された事で町の北側から町入口に引っ越している。入るとバーテン2人がお出迎え。やや広めで入口の絨毯以外飾りもほぼ無いシンプルな構成。
女王さまの治める国なのに従業員も観客も全員男性。何故だ。
その観客達は場所を譲らない老人、結果を聞いてくるのにビビッてやっぱり聞かない男(しかもカケてない)、自称魔物の戦い方の研究者、お城を抜け出して来ている兵士など大変個性豊か。
また女王さまも一度お忍びで来たことがあるらしい。 - サマンオサ
唯一右側が入口となっている。入るとバニーがお出迎え。
各所に尖塔の様な飾りが配置され城の様な雰囲気になっている他、上側に斧と剣を掲げたあらくれみたいな像が鎮座している。
観客もギャンブルはデータと言うあらくれ、スライムAとBどっちが勝ったかで言い争う男女(尚この対戦カードは存在しない)などイシスに劣らず個性豊か。中でも「格闘場なんか作って政治の不満から目をそらさせようとしたってだまされるもんか」と語る老人は必見。恐らく偽の王様の事を言っているのだろうが、よく投獄されなかったものだ。ちなみに観客のセリフはサマンオサのイベントと関連していないので、平和になった後でもこのじいさんはまだ気付かずに怒っている。 - メルキド
壁面上部が城壁と同じ意匠になっている以外ほぼオリジナルと同じ構成。一応ここでもバニーがお出迎え。
観客ではないが場内に唯一子供がいる。母親に言われて父親を連れ戻しに来たらしい。
魔王を恐れて無気力になった町の割には観戦して血が滾る老人、血を見て興奮する女性、「母ちゃん こわくて かけごと やってられっかってんだ!」と言い放つあらくれ(上記の子供の父親がこいつ)など、やたら血気盛んな観客が多い。
ゾーマを倒してクリアすると観客層が変わる。なぜかロマリア格闘場など地上世界準拠の観客層になっており、リメイクを重ねても変わっていない。
お勧めモンスター(リメイク版)
- 【キャタピラー】
高いHPとスクルトによる打撃面のタフさとそこそこの火力が武器。
出現地域が同じ【ポイズントード】・【まほうつかい】・【アルミラージ】との組み合わせではこいつだけステータスがズバ抜けて高い。まほうつかいのメラが怖いが最大2発しか撃てない上に、仮に全部こちらに来てもこいつの体力は半分も減らない。打撃もスクルトなしでもあまり減らず、スクルトを使えば他の打撃攻撃をシャットアウトしてしまう。まさに鉄板ともいえる組み合わせ。
また、30倍前後の倍率が付く【デスフラッター】×2の組み合わせに対しても、鈍足なのと攻撃をかわされてしまうことがあるのがネックだが、HPが敵の2倍あるので勝率は半分ほどと悪くない。 - 【あばれザル】
高HPと高い攻撃力から繰り出す痛恨を使う脳筋ザル。
【ホイミスライム】・【ひとくいが】との組み合わせと、【マタンゴ】・ひとくいが・【ミイラおとこ】との組み合わせででてくる。
HPが60とズバ抜けて高く、コイツは何度も殴られないと倒せないにも関わらず、他のモンスターはコイツに2~3回殴られると確実に死ぬだけでなく、痛恨が出ると確実に一撃で死ぬ。
どちらにも出てくるマヌーサ持ちのひとくいがが厄介そうにみえるが、実際は強耐性があるのでマヌーサにかかることはほとんどない。むしろほぼ確実に効く甘い息や眠り攻撃を持つマタンゴが一番厄介だったりする。
後者の組み合わせでは、コイツよりオッズの低いミイラおとこですら、HPが約半分なのでコイツより勝率は低い。
オッズは前者が2倍前後、後者が3倍前後と低いが、安定感抜群であるため確実に稼ぐにはオススメ。 - 【キャットフライ】
【わらいぶくろ】・デスフラッター・【だいおうガマ】との組み合わせでのみ登場。
一番ステータスが近いだいおうガマとオッズを比較するとあちらは3倍前後だが、こいつはまさかの18倍前後!
オッズが高いにも関わらず素早さが高く、わらいぶくろを唯一無力化できるマホトーンや他の相手を一撃で仕留める痛恨の一撃まで持っている。
わらいぶくろのせいで引き分けになりやすいが、この組み合わせが来たらまずコイツに賭けよう。先にマホトーンを食らっても痛恨で突破の可能性が残っている。 - 【スカイドラゴン】
【くさったしたい】3体との組み合わせでのみ登場。
オッズは2倍前後と低めだが、ステータスが非常に高く、もえさかるかえんでくさったしたいたちを焼き払ってくれる上に、くさったしたいは様子を見たり身を守ったりして攻撃しない行動を2回に1回くらいの確率でとるため、コイツは高確率で勝ち残ってくれる。まさに鉄板といえる組み合わせ。 - 【ヘルコンドル】
一撃必殺のバシルーラ使い。
シャーマン・まほうおばばとの戦いでは、同じバシルーラ使いのおばばが1倍なのに対して、こちらはなんと30倍という高配当。
こちらにバシルーラが飛んでくる前におばばをバシルーラで飛ばせば勝ち筋が見えてくる。ただし、相手はどちらもべホイミを使ってくるので、早々におばばを飛ばしても、シャーマン相手にバシルーラせずに力押ししようとして負けることも。
テンタクルスとの一騎打ちでも、向こうが1倍に対してこちらは8倍のオッズがあり、テンタクルスのバシルーラ耐性は弱止まりなので、潰される前に飛ばせば勝ちのアツい勝負。この組み合わせでも賭ける価値は十分にある。 - 【マリンスライム】
高い防御力と悪くない呪文耐性・攻撃力がウリ。
行動パターンはキャタピラーと同じであるため、無駄行動が無いのが強力。
海に生息しているモンスター同士の【しびれくらげ】・【マーマン】との組み合わせでは、しびれくらげのマヒ攻撃とマーマンのルカナンが怖いがあまり効くことはない。
ルカナンをやり過ごせば単純な殴り合いで負けることはないので比較的鉄板である。
スライム族だらけの【スライム】・【メタルスライム】・【スライムつむり】との組み合わせでも、スライムつむりと引き分けになることがほとんどだが、メラを中確率、ヒャドを高確率で無効化できる上に、HPと攻撃値が組み合わせの中で一番高いおかげで勝ち残る確率が4匹の中で一番高い。
前者のオッズが2倍前後と控えめだが、後者のオッズがなんと破格の55倍前後!(一番オッズが低いスライムつむりは10倍前後)大抵はスライムつむりと引き分けるが負けにくいこととオッズを考えれば賭けるべき。
キャタピラーと同じく鉄板も大穴も狙えるモンスターであるので、どちらもコイツに賭けても損はしないだろう。 - 【じごくのきし】
ホロゴースト2体と対決するカードでは、ホロゴーストのザキ、ザラキが効かない限り負ける事はなく、やけつくいきをはいた時点で勝ちが確定する。倍率1倍のモンスターより高確率で勝つ上、倍率が4倍前後というかなりおいしい組み合わせ。 - 【ぐんたいガニ】
どくイモムシ、バリイドドッグと対決するカードでは、ルカナンを受けなければ、よっぽど集中攻撃されない限り負けはない。 - 【いっかくうさぎ】
おおがらす、バブルスライムと対決するカードがあるが、倍率は5倍前後でバブルスライムとは耐久力がほぼ同じなので勝つ事も少なくない。 - 【スノードラゴン】
がいこつけんし、ミニデーモンと対決するカードがあり、この中では守備力とHPが一番高く、倍率4倍でありながら勝率が高い。
ただ、こおりつくいきは滅多に使わず、冷たい息が主流の攻撃パターンになってしまいがちで、火力がイマイチなのが難点。 - 【ひとくいばこ】
ばくだんいわ、ミミックとそれぞれ一騎打ちのカードがあるが、どちらもおすすめ
前者は、100%負ける事はないのでノーリスクでかけられる。(引き分けはある)
後者はザキ、ラリホーさえ効かなければ高確率で勝てる。ラリホーが効いたとしても、ミミックは無駄行動が多いので勝てる事も多い。それでいて4倍はおいしい。
なおこれらお勧めモンスターはリメイクにあたり強化されたモンスターが多い。おそらくNES版からカードと倍率を流用したまま一部のモンスターを強化したため、倍率と勝ちやすさに差が出たのだろう。プレイヤーにとっては嬉しい誤算である。
パーティメンバー自身が参戦する格闘場
【謎の洞窟】の途中には、中継地点である【ゼニスの城】のすぐ前に格闘場エリアが存在する。
その直前にはサマンオサ城の地下牢に似た控え室が存在し、一匹のスライムが次の試合を控えて待機している。
控え室から進むと一匹の魔物が待ち構えており、主人公達と対戦することになる。
この魔物の正体は実際に戦ってみるまで不明だが、【ダークトロル】または【バラモスエビル】のどちらか。
とはいえ、必ず単体での出現なので、ここまで来られるようなパーティなら、基本的に袋叩きにできるはず。
この一連のイベントは、格闘場での賭け事に熱くなりがちな勇者達を皮肉ったネタなのかもしれない。
なお、戦わずにスルーすることも可能だが、そうすると対戦相手のモンスターから罵声を浴びせられる。
ちなみにここの内装はメルキドと同一。何気に隠しダンジョンの中では数少ないアレフガルドからのマップ流用だったりする。
GBC版
DQ4以降と同様に「ダブルアップ」に対応している。
ただし相違点として、ダブルアップの組み合わせを見てからキャンセルすることもできる。
特に変に思われることもなく、「なんだ、やめるのか。じゃあ、配当金を受け取ってくれ」と、そこまで積み上がった金額を受け取ることができるので、予想が難しい組み合わせが出たらキャンセルしてしまうといいだろう。
配当金が10,000Gを超えるとそこでダブルアップは打ち止めとなる。
対戦カードはSFC版から引き継いでいるため、8,000~9,000Gほど稼いだところで上記に挙げられたような大勝ちできるカードが来ると一気に100,000G以上というとんでもない儲けになることも。
そうでなくともかなり稼ぎやすくなっているため、【商人】の存在意義が危うい。
SFC版とはメガンテの扱いが変わっており、SFC版は引き分けなのに対し、GBC版ではメガンテの使用者の勝利となる。
このためか【ばくだんいわ】の倍率がSFC版では「200倍以上」という常識外れな値なのに対して、GBC版で10倍前後という現実的な数字になっている。
小説版
ロマリアの格闘場のみが登場。町人に変装したロマリア王に連れられて、主人公達が訪れる。
【商人】のサバロに路銀を持ち逃げされた主人公達に対し、ロマリア王がここで稼いだ金を渡してくれる。
ちなみにこの日はロマリア王も「こんなバカツキは生まれて初めて」という程の大穴連発であり、手元に入った金額は元金の300倍だった。
エピソード
【週刊少年ジャンプ】1989年36号の【堀井雄二】のコラムによると、今作の格闘場はゲームバランスを崩壊させないように掛け金・倍率ともに低く抑えたが、これでは面白さを活かしきれず不満もあったという。この不満が、次作での【コイン】制を導入した【カジノ】の登場に繋がっている。
ゲームライターのベニー松山は【ドラゴンクエストマスターズクラブ】単行本にて、この格闘場が “絶対にハマる” 理由として、
- 賭けをするキャラクタのレベルに合わせた強さのモンスターが出場するため、いつも苦しめられているモンスターの戦いを高みの見物ができる
- お金(ゴールド)を賭けさせることで1匹に強く感情移入でき、応援にも熱が入る
- 賭け金の設定が絶妙で、外しても大穴に的中してもゲーム進行に大きく影響しない
と分析し、「プロレスなんて比べモノにならない、ってぐらい」とまで書いている。
DQ4
【カジノ】のゲームとして組み込まれ、賭けるものはゴールドから【コイン】へと変わった。
それ以外のシステム自体はほとんど同じであるが、予め対戦カードが決まっている。冒険の進み具合で対戦カードが増えていき、レベルが上がると組み合わせが追加されるが、レベル30台で打ち止めとなる。
そのためFC版DQ3のように様々な対戦パターンを楽しむことはできず、またカオスなことは起こりづらい。ボス敵が出場することもなくなった。
プレイヤーが賭けているモンスターが繰り出す【痛恨の一撃】は、メッセージが【会心の一撃】に置き換えられるようになった。
また、全員が死亡するということもあり、その場合は誰に賭けていても没収されてしまう。
パターンとしては、最後に残ったモンスターが同時に【猛毒】で力尽きた場合など。
一方でFC版DQ3では没収試合となっていた【メガンテ】は「他のモンスターが全滅したら唱えた者の勝ち」に修正された。術者死亡という強烈なペナルティーがあってこそのメガンテであり、それだと最早メガンテとは言えないと思うのだが…(但し、FC版4で没呪文となった味方のメガンテは全滅させた場合術者が死亡しない設定なので、これと同様とも言える。)
前作になかったシステムとして「ダブルアップ」があり、勝った際に賭け金をそのまま次の勝負に持ち越すことができる。
なおダブルアップに挑戦した場合、例え次の組み合わせが予想が難しい組み合わせになったとしても降りる事は出来ない。
10ターン過ぎて決着が付かないままだと試合は引き分けになる。
引き分けが起こった場合は、その試合は何も無かったことにして掛け金がもどってくる。
ただし引き分けになる前に賭けていたモンスターがやられていた場合はアウト。
ダブルアップの途中で引き分けが発生した場合は、賭けるはずだったコインをそのまま次の試合に賭けることになる。
なおダブルアップは永遠に繰り返すことはできず、掛け金が10000枚を超えたところで強制的に支払いを行う。
そのため大勝利を収めたい場合は、掛け金5000~9000という所でさらにもう一試合を当てるしかない。
負けるまでダブルアップをし続けるか、ほどほどで切り上げ着実に増やしていくかはご自由に。
【ポーカー】と違って次の組み合わせが全く分からないのはキツいが、当たった時の爆発力は凄い。
勝率が高いにもかかわらずオッズも高いというサービスゲームもある。詳しくは下記参照。
ちなみに【トルネコ】がいると勝手に乱入してモンスターの口を塞ぐことがある。
こちらが賭けたモンスターだろうがお構い無しに妨害するのが困り者だが、敢えて連れていく場合は呪文を使わないモンスターが相対的に有利になると言える。
主なサービスゲーム(DQ4)
- 【アンクルホーン】(10倍)【スライムベホマズン】(200倍)
スライムベホマズンは有効打となる攻撃がないので【ベホマズン】で引分けに持ち込むしかない。
引分けかアンクルホーンの勝ちというノーリスクに加えて高倍率という一番おいしい組合せ。
ただしスライムベホマズンが回復に終始して引分けになる確率が非常に高いため、絶対に損はしないが儲かることも少なかったりするが。
トルネコを連れていればベホマズン阻止を期待できるが、同時にアンクルホーンの【ヒャダルコ】も封じてしまうリスクがあるので一長一短。
- 【バラクーダ】(8倍)【ハンババ】(5倍)【テラノザース】(5倍)テラノザース(5倍)
バラクーダが【スクルト】さえ唱えればダメージは一桁に抑えられるので、ほぼ負けない。
スクルトの優先度が高いわけではないので安定しないが、【メラミ】による高火力もあってバラクーダの方が勝ちやすい上に高倍率。
- 【レッドドラゴン】(2倍)【ブルデビル】(4倍)
レッドドラゴンは【こうねつのガス】をよく使ってくるため攻撃がぬるくなりやすいのに対し、ブルデビルは無駄なく攻撃をして来るためブルデビルが高確率で押し切ってくる。
リメイク版ではその上攻撃呪文の威力が味方のものと同じになったため、【マヒャド】の威力が上がったのでよりブルデビルが勝ちやすい。
レッドドラゴンの【バギクロス】や【マヌーサ】が当たると負けることもあるし、レッドドラゴンはヒャド系に弱耐性があるのでマヒャドが無効化されることもあるのだが、倍率を考えればブルデビルに賭けた方がお得だろう。
- 【オックスベア】(3倍)【ばくだんいわ】(5倍)オックスベア(3倍)※FC版のみ
大体2頭とも手負いになった所で【メガンテ】が発動して爆弾岩が勝つ上に倍率も高い。
FC版以外ではこのカードは発生しない(オックスベア3体の同キャラ戦に変更されている)。
- 【ドラゴンバタフライ】(10倍)【おおめだま】(1.1倍)ドラゴンバタフライ(10倍)※リメイク版のみ
大目玉はFC版ではHPが少なくなって【顔色を変える】と同時にダメージが回復し、そこから痛恨の一撃を連発して逆転というのが鉄板の勝ちパターンだった。
……が、リメイク版では回復能力を失ったため、顔色が変わっても痛恨を撃つ前に倒されてしまうことに。
それどころか、顔色を変える前に一気に倒されてしまうことも多い。
ドラゴンバタフライ同士が潰し合って大目玉が生き残るケースもないではないが、非常に少ない。
どちらのドラゴンバタフライが勝つかは完全に運任せになるが、ほぼ1/2の確率で10倍の配当が得られるのは悪くない賭けである。
ドラゴンバタフライはホイミを使う上に、効きにくい火の息の使用頻度が高いため、大目玉だけ倒されて引き分けになることもある。
- 【ほのおのせんし】(5倍)【はぐれメタル】(3倍)【ブリザードマン】(5倍)※リメイク版のみ
リメイクでははぐれメタルにブレスが効かなくなったのに加えてブリザードマンは物理攻撃をしないため、ほぼはぐれメタルの独壇場。
ただFC版では、これらは【838861枚】技が使える5章でしか発生しないので、裏技を自重しないプレイならありがたみを感じないだろう。下から2番目のカードは2章でも発生するが、FC版では上述の通りなのでオッズどおりの結果になりやすくサービスゲームではない。
また、DQ4では下記のような勝負が絶対につかない組み合わせも存在する。
- 【てっきゅうまじん】(130倍)てっきゅうまじん(130倍)
お互い100ダメージ未満の打撃のみ。それに対して自動回復は100のため実質ノーダメージ。
痛恨も複数回行動もないので、確実に引分け。
他にもオッズ100倍の試合として【おおめだま】×2・【スペクテット】×2の目玉対決や【メタルスライム】【メタルキング】【はぐれメタル】のメタル対決もあるが、こちらは極稀に決着がつく。あくまでも極稀な上に2択3択を強いられるが。
ちなみにドラゴンクエストIVマスターズクラブのインタビューでは、堀井雄二が「勝つ確率が0はない」と断言してしまっているが、前述のとおり絶対勝てない組み合わせはあってしまった。
DQ5
前作の5章ではメインの稼ぎ場であるが、今作では勝率がオッズに忠実である為、大穴が発生しにくくなっている。
基本的な仕様は前作のものを引き継いでおりダブルアップの仕様もあるが、裏技抜きで効率よくコインを稼ぎたいなら今作から大きく稼ぎやすくなった【スロット】に挑戦した方がいいだろう。
なお、10000枚を超えるとダブルアップが強制終了する点は同じだが、獲得コインの合計枚数がなぜか65535枚でオーバーフローを起こすようになってしまった。掛け金が5000枚以上のところから大穴狙いで大きく稼ごうとしても倍率次第で逆に取得枚数が減ることもあるので注意。
また格闘場ではメッセージスピードが強制的に「5」になるが、終了後の普通の戦闘でもこの設定変更がそのままになっているバグが存在する。毎回リセット後メッセージ速度を設定し直す手間が面倒である。
これらの不具合はいずれもリメイク版では修正されている。
対戦カードは主人公のレベルが上がるにつれて増えてくる仕組みになっているが、なんとSFC版では耐性貫通力倍化の影響を受ける。
しかも、エリアレベルは0に設定されているため、主人公がLv10、つまりほとんどの場合青年時代開始直後から倍化状態になっており、モンスターの弱耐性は無効、強耐性もブレスに対しては無効、呪文は7割貫通という攻撃側有利な状況になっている。
この仕様のため、強耐性の価値が激減する一方で完全耐性の価値が非常に高くなっている。
PS2版
出場モンスターは【モンスターじいさん】が斡旋しているという噂が【うわさのノート】に記されている。
スカラが弱体化された【どぐうせんし】、HPが増えた【ラーバキング】など、一部のモンスターの勝率が目に見えて変わっている。
モンスターが3D化したことに合わせて、試合が始まると出場モンスターが輪になって向かい合い、視点がゆっくり回転しながら斜め上から戦いの様子が映し出されるという演出になっている。
また賭けるモンスターを選ぶ場面では、ここでしか見られない各モンスターの専用イラストが表示される。
ただし、初期掛け金の上限が50枚のままで、あろうことかダブルアップが削除されたため、ますます稼げなくなってしまった。
DS版以降
通常エンカウント枠を【プリズニャン】に奪われてしまい、プレイヤー側と戦う機会のなくなった【ベビーパンサー】が戦う姿を唯一見られる場所になった。
スマホ版ではダブルアップが復活している。
スカラは敵側だけSFC版と同じだけ防御力が上昇するようになったため、どぐうせんしが再び勝ちやすくなった。
DQM1、テリワン3D
攻略に必須のイベントとして登場。
【モンスターマスター】同士が自分のモンスター1~3匹(テリワン3Dでは1~4匹)を戦わせ、全滅させれば勝利という至ってシンプルなルールで行われる。弱い順にG~Sまでの全8クラスがある。
基本的に対戦では、命令や道具の使用はできず3試合行われるが、連戦の間に回復もできない。
テリワン3Dではスタンバイとの入れ替えもできず、パーティメンバーが全滅すると敗北となる。
逃げるを選ぶと棄権になり(テリワン3Dでは最初からコマンドが「きけん」になる)、3試合勝つとそのランクはクリアと見做され、自分のランクが上がる。
【星降りの大会】に参加する為には一番上のSクラスをクリアする必要があり、【たびだちのとびら】から戻ってきた【テリー】に、【タイジュ王】から早速参加するように言われる。
最初はGクラスしか受けられないが、GクラスをクリアするとF~Dクラスが、Dクラスクリア後に【いかりの扉】をクリアすれば、残りのC~Sクラスを受けられるようになる。
Gクラス以外は参加料が必要で、クラスが上がるほど高い参加料を取られる(テリワン3Dでは全て無料)。
クリアすれば参加料以上の賞金も手に入るが、一度クリアしたクラスは再挑戦できない。
GB版・PS版では再挑戦しようとすると「たわけ!自分より弱い奴と戦う気か!?」と怒られる(3DS版ではそもそも選択できず「ブブー」というサウンドのみ)。
格闘場で勝利してランクが上がると、タイジュ王がそのランクに対応した【旅の扉】を開けてくれるので、格闘場で勝たないと先には進めない。その為、本作では基本的に格闘場と旅の扉を往復しながら進めていく事になる。
なお、ゲーム内でも言及されているが、必ずしも弱いクラスから受ける必要はなく、Gクラスクリア後にF~Eクラスをすっ飛ばしていきなりDクラスを受ける事も一応可能。
普通にプレイしていた場合は返り討ちに遭うだけだが、通信で強力なモンスターを貰っていれば簡単にクリア可能。
この場合、飛ばしたクラスも同時にクリアした扱いになるが、特定の【お見合い】イベントなどを飛ばしてしまう可能性がある為あまりオススメはできないし、何より面白味がなくなってしまうだろう。
ちなみに【エンディング】までの最短攻略ルートは、「たびだちの扉→Gクラス→Dクラス→いかりの扉→Sクラス→【かがみの扉】→星降りの大会」となる(全機種共通)。
G、D、S以外のクラスはクリアしてもタイジュ王が新しい旅の扉を開けてくれるだけであり、ストーリーは基本的に進んでいない。各旅の扉も攻略は任意であり、必ずしもクリアする必要はない。その為、上記以外のイベントは全てすっ飛ばすことが可能なのである。
見事Sクラスをクリアすれば晴れて星降りの大会に参加する資格を得られるが、実際にはかがみのとびらもクリアする必要がある。
エンディング後に訪問すると格闘場のイベント戦として、最強のモンスターマスターと評される【モンスターじいさん】と戦う事ができる。
テリワン3Dではエンディング後に追加シナリオがあるので、それも全てクリアした後になる。
【ゴールデンスライム】や【しんりゅう】などの強力なモンスターを連れており、並大抵の実力では倒せない。
なお、このじいさんとは何度でも対戦可能。
テリワン3Dではモンスターは日替わりで基本的に1日1回しか対戦できないが、3DSの日付や時刻を弄れば1日に何回でも対戦可能。
ただしその場合、ペナルティとして2日間は【引越しアプリ】が使えなくなるので要注意。
GB版DQM1・2では受付左にあるテーブルの席につくことでパーティーメンバーと会話することができる。
話す内容はモンスターの【性格】・【系統】によっていくつかのパターンがもうけられている。
特に意味は無いがモンスターと作戦会議をしてるような気分に浸れたりモンスターの見た目と台詞のギャップを楽しんだりできる。
PS版・テリワン3Dで削られて地味に残念がられていた要素である。
ちなみにテリワン3Dでは歴代の優勝者と思われる6名の人物の肖像画がそこかしこに飾られている。
一切言及されないので何者なのかは不明だが……
- 【マリベル】に似た感じの女性
- 【ギャリング】に似た男性
- アゴ長の男性 DQ8の【聖堂騎士団】の服を着ている
- ターバンと口ひげが特徴的な男性
- 長い眉毛で目元が隠れた老人男性 口ひげ
- なんとなく子供【ミレーユ】に似た女性
DQM2
基本的な対戦ルールは前作と同じ。
今作では、主にふしぎなカギやアイテムを手に入れる為のイベントとして登場。
クラスは子供クラスと、C~Sまでしかなく、前作同様に3試合勝てればそのクラスはクリアした事になる。
前作同様参加料が必要(子供クラスのみ無料)。
この内、子供クラスのみが攻略に必須のイベントとなる。
子供クラスをクリアすれば【かいぞくのかぎ】が賞品として貰え、C~Sクラスをクリアするとふしぎなカギ(ここで貰えるカギは鑑定してもらわないと使えないので注意)が賞品として貰える。
全クラスを制覇するとプロのC~Sクラスが解禁される。プロのクラスは同じクラスを何度でも受ける事が可能で、クリアするとアイテムが貰える(道具が満タンの時は賞金になる)。Bクラス以上では景品にふしぎなカギも追加される。
当然クラスが上がるほどに参加料は高くなり、対戦相手も強くなっていくが、貰えるアイテムも豪華になっていく。
賞金額はどのクラスでも同じ(6000G)なので、アイテム欄が一杯の状態でCクラスを受け続けることで簡単にゴールドを稼げる(ふしぎなカギ集めと並行したい場合はBクラスでやる必要がある)。
【天空の世界】クリア後~ストーリークリアまでの間は入口を兵士が塞いでしまい入れなくなるので注意。
余談だが、GB版では主人公が格闘場に参加している時のマップの内部データ上の名称が「か2」になっている。
イルルカ
子供クラスとCクラスのクリアが攻略に必須となっている。【砂漠の世界】クリア後に挑戦可能となる。
テリワン3Dとは異なり参加料が必要(子供クラスのみ無料)。
また、クリア後に手に入るカギは子供クラスクリアで「かけだしの流れ星の○○のカギ Lv1」、Cクラスクリアで「かいぞくのカギ」、Bクラスクリアで「メタルエリアのカギ」、Aクラスクリアで「あわい鬼神の○○のカギ Lv20」、Sクラスクリアで「勝ち抜きバトルのカギ」と言ったように、貰えるカギは固定されていて、同じクラスへの再挑戦はできない。
そして、Bクラス挑戦には【水の世界】クリア、Aクラス挑戦には【雪と氷の世界】クリアという条件もあるので、シナリオを進めずに上のランクに進む事ができなくなっている点にも注意。
なお、Sクラスに挑戦するには、【天空の世界】クリア済みかつ【マルタの国】の東側の民家に住んでいる女の子に、【ぶちスライム】をプレゼントしている必要があるので注意。
エンディング後のシナリオを全てクリアした後にSクラスをクリアすればテリワン3D同様、1日1回の日替わりイベント戦が開催される。
ただし、テリワン3Dとは違って3DSの日付や時刻を弄って1日に何回でも対戦する事はできず、リアルタイムで24時間経過しないと再戦できないので要注意。
それどころか時間を弄ると他の錬金鍵と同様にペナルティを受けるようになってしまった(本体変更も同様)。
「24時間きっかり経過」が条件である為、「毎日同じ時間」にプレイすることはできず、どうしても少しずつ後ろにずれていってしまう。時間がズレすぎて厄介だと思えば二日おけば解決する。休もう。
なおVer.1.1の更新パッチで、日替わりイベントで勝利するたびに本来の報酬と合わせて、【しんせいの宝珠】を5個ずつもらえるように変更された(元々5個もらえる【カレキ王】の場合は10個もらえるようになった)。
これにより【エスターク】を仲間にしてしまって後悔した人も安心して宝珠を稼げるようになった。
日替わりイベント戦の敵は全員がレベル100であり、ほとんどのモンスターが複数回行動をし、強力な特技も覚えている強敵ばかり。おまけにこちらは命令出来ないので、前情報無しでいきなり挑むとあえなく敗退することも多い。とりあえず1回戦えば相手の戦法はだいたい読めるので、それに合わせた対策を行えば問題なく勝利できるだろう。無論、相応のステータスは必要だが。メタル系によるみがわりも有効ではあるが、やはりというべきか対策をしている相手も多いため、安定しないことも多い。どうしても倒せないならば、頑張って狭間の闇の王、しん・りゅうおうなどの四枠モンスターを作るとよい。バイキルトとかぶとわりを覚えさせれば新生配合しなくても充分勝てるからだ。
ジョーカー3
【崩落都市】のセンタービル地下2階に存在し、裏ストーリークリア後に行けるようになる。
1日1回の日替わりイベント戦と【勝ち抜きバトル】に挑戦できる。
また、DQM1・テリワン3Dの格闘場に近い位置付けのものとして【バーチャルコロシアム】が存在する。こちらはC~Sランクのクリアが攻略に必須。
DQM3
DQM1の格闘場に近い位置付けのものとして、【エンドール】の【コロシアム】と【覇王城の魔界】初級の【エクサ・アリーナ】が存在する。G~Eランクのクリアが攻略に必須。
【マクドナルド】コラボの配信限定モンスターを仲間にする際もここのスペシャルカップ「Mチャレンジ1~3」で戦うこととなり、背景の旗にはマクドナルドの「M」があしらわれる。
またアナウンサーもマックのメニューにちなんだ言い回しを多様する。
いたストDS
カジノマスの一つとして登場。
中身はDQ3の格闘場である。
各プレイヤーが登場する4種類のモンスターから1つを選択し、生き残ったモンスターを選んだプレイヤーが賞金を得られる。
ドラけし!
DQMイベント「星降りの姉弟」の第二ステージ。ここから戦闘BGMが【強敵出現】に変わる。
ボスはキラーマシン。隠しステージは無し。
ドラゴンクエスト ポータルアプリ
2014年9月11日からコンテンツ「モンスター格闘場」として登場。2022年3月31日をもって終了。
内容はDQ3のものと同じだが、ログインボーナスなどで貰える格闘場チケット1枚につき1回参加できる。なおチケット保持数は月末になるとポイントとともにリセットされる。
当たると各種特典(アイテムコード・スマホ壁紙・グッズ)と交換可能なポイントが得られる。勝率の低いモンスターほど得られるポイントは高い。
通常の格闘場のほかに月替りの「イベント格闘場」もあり、こちらもルールは同じ。
その他
ガラケーのDQモバイルでは、FC版DQ3の格闘場が体験できる壁紙が売っていた。