【個人逃げ】

Last-modified: 2023-08-16 (水) 02:57:31

概要

PS版DQ4、PS2版DQ5で使えるテクニック。
上記2作品では戦闘の際に、全体コマンド(たたかう、さくせん、いれかえ、にげる)を入力する。
作戦を【めいれいさせろ】にしている場合、「たたかう」を選択すると、
個人コマンド(こうげき、じゅもん、どうぐ 等)の入力に移って各味方の行動を指定するが、
その個人コマンド内にも「にげる」があり、選択することができるというもの。
他のRPGでは採用例がいくつもあるが、DQシリーズでは珍しい。
1人でも成功すると、その場で全員が戦闘から離脱する(逃げなかったメンバーで戦闘を続行するシステムではない)。
 
逃げるを選択したキャラ以外は逃げる以外の行動もできるため、
ピンチのキャラがいる場合は回復や防御をしながら逃走することが可能だし、
攻撃力が高い相手ならスクルトを使いつつ逃げる等も可能。
面倒な敵がいる場合はラリホーやメダパニなどで応戦しながら逃走することも可能。
また、複数人が「にげる」を選択すると、1ターンの内にその人数分の回数、逃走を試すことが可能。
1人でも逃げ切れば、その時点で逃走成功となり戦闘が終了する。
4人全員で逃げるを選択すれば、逃走の成功率はかなり高くなるだろう。
 
一応申し訳程度のデメリットとして、全体逃げが必ず最初に行動するのに対し、
個人逃げは各キャラの素早さの影響を受けるというのはある。
しかし当該作品の戦闘バランスでは、これが致命的なデメリットになる局面は少ない。
 
言うまでもないが、元々逃げられないボス戦では個人逃げも意味がない。
また、DS版以降ではコマンドがSFC版と同じ仕様に戻り、
「にげる」が全体コマンドでしか指定できなくなったので、このテクニックは使えない。
 
ちなみに、SFC・GBC版DQ3や3DS・スマホ版DQ7にも個人コマンドに「にげる」があるが、
こちらは上記2作品と違い、選ぶと即座に有無を言わさず全員が逃走を試行する仕様のため、このテクニックは使えない。

DQ4(PS版)

個人逃げの場合、基準レベルに満たない場合の逃走成功率は一律25%である。
成功率の高い全体逃げか、成功率は低いが安全に応戦しながら逃げるかを選択できるようになった。
 
なお成功率25%の場合、3人で同時に試せば成功率は37/64となり、50%を上回る。

DQ5(PS2版)

一方のこちらでは、レベルに満たない場合であっても、成功率は普通の逃走と同じ。
1・2回目が50%、3回目が75%、以降87.5%。
4人パーティであれば、ほとんどの場合1ターン目で成功する。
万が一4回連続で失敗しても、2ターン目でほぼ確実に逃走が成功する。
 
このため、レベルが低くても敵からダメージをあまり受けることなく逃げることができるのだ。
ある意味かなりのバランスブレイカーと言えるかも知れない。

DQ10オンライン

この作品では、逃げなかったメンバーで戦闘を続行するシステムになっている。

DQMSL

この作品では、個人逃げしか出来ない
最大6体でパーティを組めるので2ターン目までにはほぼ確実に逃走が成功するが、1回あたりの逃走成功率はかなり低い。