DQ4
【イムル】の【宿屋の息子】。
勇者を抹殺する任務のため、【ピサロのてさき】が手当たり次第さらった子供の一人。
英語版での名前はNES版ではPocus、DS版以降ではWilly Wally。
ちなみに、さらわれたもう一人の子供は向かいの道具屋の息子だが、彼の名前は作中では語られない。
また、ププルの母親はずっとイムルにいるので、状況から判断すると、オープニングに【バトランド】の城内で、【ライアン】にすがってくる女性は道具屋の奥さんと思われる。
【湖の塔】でのボス戦後、この子供たちが「上の階から飛び降りれば帰れる」というアドバイスをくれる。
実は、第一章のバトランドとイムルどちらの道具屋にも【キメラのつばさ】は売っておらず、塔の3階の宝箱にある虎の子の1枚を使ってしまうと、1階の出口からは帰還できなくなるので、
非常にナイスな一言である。
また、ライアンが【そらとぶくつ】で塔の屋上に到着した時、ちょうど子供が一つ目ピエロのグラフィックの魔物(リメイク版では【おおめだま】)に連れて行かれる場面に遭遇するが、行方不明になったタイミングを考えると、この子供がライアンとほぼ同時に到着したとは考えられない。
上記のセリフからの推察だが、もしかしたら屋上から飛び降りて逃げようとして捕まったのかもしれない。
5章では、自分家の宿屋で奇妙な夢が見られると自慢してくる。
5章でも事件に巻き込まれるとか何かと事件に縁がある子である。
その点を友達にうらやましがられてたりする。
なお、道具屋の息子は1章の件を全然懲りてないらしく、新たな洞窟探検にププルと行こうと考えている。
リメイク版では彼らを連れて帰る際に仲間会話が可能だが、ネームドキャラにも関わらず名前が表示されない。
片方を名無しにするくらいなら両方とも名無しにするべきという判断だろうと思われる。
ただし、DS版以降ではピサロのてさき戦前のイベントの時にちゃんと名前欄に「ププル」と表示される様になった。余談だが、【ホイミン】を先頭にして彼に話しかけると「ボクは、怪物なんてこわくないよーだ」という。ついさっきまでおおめだまに脅されて泣いていたくせに…
(まあ、モンスターの姿で話し掛けた場合の反応はグラフィック依存で固定なのだが)
小説版とCDシアターでは5章の時点ですっかり大人になり、今では宿屋の若旦那という設定になった。
ちなみに小説版によると、1章から10年経っていることが分かる。
この設定は、「【ピサロのてさき】は子供ばかり探していたが、実際の勇者は17歳」と言うツッコミに対する解決策だろう。
CDシアターでの声優は嶋方淳子。
小説版の5章ではライアンと語り合うシーンがあるものの、CDシアターの5章ではモノローグだけの存在である。
対して、ププルの友達として小説版とCDシアターで追加されたミャッケ(CV:佐藤智恵)というオリジナルネームのキャラクターは1章にも5章にも登場する。
各文字を下に二段ずらすと同作にでてくるトルネコの息子の名前になる…この世界ではこの響きは一般的なネーミングなのだろうか?
もっともFC版当時はトルネコの息子に名前はまだなく、小説版では「リトル」という全く違う名前だったが。