【勇者の星】

Last-modified: 2024-04-19 (金) 16:39:31

DQ11

空に浮かぶ赤い星。かつて伝説の勇者【ローシュ】が邪神を討伐した後星となって世界を見守る存在になった……と作中で語られる。
しかしここ最近サイズが大きくなってきた気がすると一部の天文学者や町人が言う。
 
オープニングムービーにもしっかり登場しており、また視点を自由に変更できるPS4版等では空を見上げると確認できる。
作中最初に触れられるのは主人公【エマ】が成人の儀を行った夜にエマが夜空に向かって指差す時。

世界に異変が起きた後

主人公が訪れる16年前のユグノア王国(オープニングムービーと同じ日)の【四大国会議】では、勇者の星が鈍い光を放つようになり、同時に世界各地で魔物が増えたという異変が語られる。
(ただし魔物が増えたのは【ウルノーガ】の影響であることは誰も知らなかった)
 
世界崩壊後、【サマディー地方】【バクラバ石群】の真上というピンポイントな所に接近。人々を不安にさせていた。
【屍騎軍王ゾルデ】を倒して【デルカダール地方】周辺の闇が晴れた時点で、PS4版等では以前よりも巨大化(地上に接近)し、表面に結界のようなものがあるのが視認できる。
【ダーハルーネの町】から【ダーハラ湿原】・サマディー地方・【ホムラの里】周辺まではフィールドが真っ赤に染まり、昼と夜の区別がつかないほど暗い。
しかし【ケトス】で周辺を飛ぶと普通に明るいので、やや矛盾が生じている。
ちなみにケトスで星に近付こうとするとギリギリで届かない高度にある。
 
【ファーリス】が星の表面に文字のようなものが書かれている事に気付き、主人公達の助けを借りて調査を試みる。
しかし謎の【黒い精霊】に勇者の星が落とされかけ、【ロウ】が「ニズゼルファ」という古代文字を読む事に成功するものの、突如現れた【魔王ウルノーガ】により勇者の星は崩壊。黒い精霊はorzになる。
なお星を斬った者がウルノーガだとは明言されない。持っている武器が【魔王の剣】らしいことは分かるが、姿がはっきりと描かれず、これまでのあらすじでも「謎の剣士」と書かれている。
ファーリスが救世主だと褒め称えたりもするので、ウルノーガだとは気付かなかった初見プレイヤーも少なくないだろう。
 
善側の存在であるはずの勇者の化身が人々を恐怖に陥れていることは説明が付かないため、サマディー城下町には悪いものなのではないかと考える住民もいた。
その一方で悪の象徴たるウルノーガがわざわざ破壊したことからやはり善側だという推測も出来る。
推測の鍵を握るであろう「ニズゼルファ」という文字も、賢者ロウもサマディー王国の人間も誰一人として意味がわからないため役に立たない結果に。
結局のところ善玉なのか悪玉なのかこの時点では判別がつかず、答えが出ないままプレイヤーはEDを迎えることになる。
 

過ぎ去りし時を求めた後

主人公と共にやって来た黒い精霊に落とされ、中に封印されていた【邪神ニズゼルファ】が復活し、【黒い太陽】と呼ばれる物がバクラバ石群上空に出現する。このシーンはPS4・3DSで共通する数少ないムービーの1つで、特に3DS版ではかなりの迫力がある。

その正体

前述の通り、中には邪神ニズゼルファが封印されている。
かつてローシュがニズゼルファにトドメを刺そうとした瞬間、ニズゼルファに惑わされた【ウラノス】がローシュを殺害、力を与えることに。
【勇者のつるぎ】を扱える者がいなくなった以上、肉体を滅ぼす方法がなくなり、神の民と【セニカ】により封印され上空に打ち上げられた。
サマディー王家は元々この星を観測する使命を負った一族であることが城下町にある「星の番人」という本から推察できる。
 
ちなみに、クエスト【巨星のカケラを追え】ではこれの破片を持ってくることになるが、持ってきた破片には「希望を未来に託す」と書かれていることが分かる。
……未来に託すのであればせめてニズゼルファの情報を地上に残しておくか、もっと具体的に書いておいて欲しかったものである。