【四大国会議】

Last-modified: 2020-10-16 (金) 10:53:39

DQ11

【ロトゼタシア】における4つの王国、すなわち【ユグノア王国】【デルカダール王国】【クレイモラン王国】【サマディー王国】の国王たちによる合同会議。
ユグノア王国の王子である【主人公】が誕生して間もなく、誕生の披露の場において開催された。
余談だが、各国の王が一堂に会するということ自体が非常に珍しい、というか豊富な知識を持つ【クレイモラン王】をして前代未聞の出来事らしい。
【デルカダール城】の書物によると【バンデルフォン王国】がまだ健在だった頃はこれを加えた五大国で定期的に合議していたらしいので、あくまでも「国王が集まる」ことが前代未聞なだけで、宰相などが集まって会議することはそれなりにあったのだと予測できる。
 
本作のプロローグムービーで各国の王たちが円卓を囲んでいるシーンがまさにそれ。
【オープニング】ではほんの一瞬しか映らないが、本編ストーリーの後半、世界に異変が起きたあとになって【ユグノア城跡】でのイベントで回想シーンとして会議内容が明らかになる。
【ユグノアの王子】として誕生した主人公が伝説の勇者【ローシュ】と同じあざを持ち、彼の生まれ変わりであることが発覚したことで、その勇者の扱いについて各国の方針を決定するというもの。
単純に考えれば、勇者の誕生というのはめでたいことの様に感じる(実際に【サマディー王】はそう捉えている)が、伝説によると勇者の持つ光は闇と表裏一体であると言われており、クレイモラン王や【デルカダール王】はその憂慮を率直に語り、ユグノア現国王で勇者の父親でもある【アーウィン】に考えを問う。
アーウィンは自分の息子こそがまごう事なき勇者であり、闇を払う存在であると高らかに宣言、各国の王たちは彼の覚悟を認め、勇者育成への支援を約束したのであった。
 
…しかし、その会議直後に【魔王ウルノーガ】率いる魔物の総攻撃が始まり、ユグノア王国は滅亡、各国の王たちは命からがら自国に帰るという事態になってしまった。
本編物語の起点となるイベントである。
 
なお、細かいことだが会議の円卓における席順がPS4版と3DS版で異なっている。
PS4版ではユグノア前王の【ロウ】を基準に、
向かって右に「デルカダール王→クレイモラン王→アーウィン→サマディー王」の順に座っている。
一方、3DS版では「ロウ→クレイモラン王→デルカダール王→サマディー王→アーウィン」の順。
ムービー自体はPS4版と3DS版で共通であるため、3DS版ではオープニングムービーとストーリー後半の回想シーンで席順が違うというツッコミ所が生まれている。
席順が違っている理由について、2017年12月にディレクターの【内川毅】、PS4版プロデューサーの【岡本北斗】、3DS版プロデューサーの【横田賢人】が参加して行われたニコニコ生放送での開発裏話で、シンプルに情報の行き違いで生じたミスと述懐されている。
なお、この放送では円卓の並びは直したと発言しているが、実際の並びは上記の通りになっている。放送中にPS4版ムービーとOPムービーでも並びが違ったと発言しているので、そちらの修正の話だろう。
また細かい違いとして、襲撃時の際にロウはPS4版だと徒手空拳のような構えを取り、3DS版だと杖をかまえて応戦している。
これらも含めて、ハードごとの細かい演出の違いは仕様とのこと。