【黒い精霊】

Last-modified: 2022-01-06 (木) 04:55:37

DQ11

【時の化身】あるいは【ヨッチ族】に酷似した姿をした黒色の何か。
シナリオ中でこう呼ばれることは一度もないが、【旅のおもいで】のシーンタイトルとPS4版の【まめちしき】にてこの名称が確認できる。
本スレでは「ニズッチ」とか「ニズヨッチ」とか「ニズゼヨッチ」と呼ばれている様子。後述のorzと化す姿が可愛らしいとの意見も。
 
本編を最初から始めると、【主人公(DQ11)】達を差し置いてプロローグムービーの頭から登場する。身体の中に赤い靄が存在しており、プロローグムービーはこの靄のアップから始まる。
ヨッチ族同様、その存在は主人公にしか認識できない。進行方向に向かってひたすら真っすぐ歩き(進行方向上に人がいる場合は、その人の身体の上を歩いて通る)、カタカナでロボットのような片言のしゃべり方が特徴。
 
その正体は、封印されてしまった肉体から分離した【邪神ニズゼルファ】
勇者【ローシュ】の仲間である賢者【セニカ】、戦士【ネルセン】に本体が封印された時、一部を切り離すことで辛うじて免れていた。
似た姿を持つ【時の守り神】が「自分とニズゼルファは同等の存在」と語っているので、【時の破壊者】同様、邪神ニズゼルファはこの黒い精霊が「操縦」しているロボット、外殻や強化鎧のようなものと見ることもできる(ニズゼルファの武器もカギ爪とガトリングガンなどロボットっぽい)。
 
邪神ニズゼルファとの戦闘では、こいつの姿をした分身である【邪神の子】が生み出される。

オープニングムービー

ユグノア王国を訪れるが、この時点では半透明の姿をしており、人間の身体もすり抜けている。
城にいる赤ん坊の主人公(の気配)を察知し眼を巨大化させ、【エレノア】が抱いている主人公を窓の外から凝視する。この数分後、【魔王ウルノーガ】率いる魔物の軍勢にユグノアは滅ぼされる。
一見すると彼がモンスター達を呼び寄せたようにも見えるかもしれない。(実際はウルノーガの仕業なのだが。)

世界に異変が起きた後

【バクラバ石群】上空に浮かんでいる【勇者の星】を落として自身の肉体の封印を解こうとする。
先に訪れた【サマディー城下町】では復活直前のためか、主人公以外に姿は見えないままだが実体を持ち、2Dモード以外では向かう先に人間がいる場合その体の上に登っていった。
バクラバ石群に現れたときには、話しかけてきた主人公に「ワタシガミエルノカ?」と尋ね、主人公のルーツを看破する。
その後すぐに天の勇者の星に向かって祈り始め「過ギ去リシ時ヨ サアワガモトヘ来タレ」とはじめて【サブタイトル】を彷彿とさせる言葉を発する。
この時の祈りでは触手が生え、手の先が赤く発光するなど禍々しい姿になる。
しかし突如現れた【魔王ウルノーガ】が勇者の星を粉々に粉砕。黒ヨッチはorzと頽れてしまい、その後は話し掛けても「・・・・・・・・・・。」と返されるだけになる。
初見ではこの時点だとこれが何を意味するイベントなのかは明らかにならず、こいつの正体はまだ不明なまま。
むしろ【ロウ】【ファーリス】を踏み台にしたり、勇者の星が砕けて凹んでいる様などから、ネタ要素の強い面白キャラという印象の方が強いだろうか。
ただ2Dモードではこの辺りの描写がなされていない(というよりドット絵の都合で表現できない)ためネタキャラとしての存在感は薄い。

過ぎ去りし時を求めた後

過去に戻るためかは不明だが【忘れられた塔】の入口におり、【神秘の歯車】が無いため立ち往生していた。
主人公が過去へと遡る際に便乗して付いて行く。
【デルカダール王】に憑依していた【魔道士ウルノーガ】【勇者のつるぎ・真】を手に入れるのを妨害し、ウルノーガを主人公達に退治させる事で邪魔者を排除。この時は寝室のドアをすり抜けている。
ウルノーガが倒れた事で、ようやく封印された肉体との融合を果たし、完全体に戻った。
なお、オープニングから登場しているのに、復活の時期がなぜあの頃なのかは不明だが、恐らく闇の力が足りず、ウルノーガが一度崩壊させた世界でそれを蓄え、主人公同様に時を遡っているので、その地点では闇に覆われた世界でなくとも自らの肉体を呼び戻す力が備わっていたと思われる。
 
なお【神の民の里】にある壁画には、巨大な黒いヨッチ族が【命の大樹】を狙う姿が描かれており、神話の時代にはこの姿で活動していた可能性もある。ただし落下して【謎の遺跡】と化した状態ではニズゼルファの部分だけが都合良く破損している。

DQ11S

異変後のバクラバ砂丘にて初めて声を聴くことができるが、表示されているテキストとは全く違う奇妙な声を発するのが印象的。(裏ボス同様逆再生。)