概要
DQ4の【イムル】の南東に位置する森の中にひっそりと存在する【井戸】。
DQM1には、ここがモチーフのとびらが登場する。
ある意味【井戸のダンジョン】とも言える場所かもしれない。
DQ4
イムルの東にある立て札から東へ4歩、南へ4歩の場所にあるが、【アレクス】から情報を聞いてからでないと入れない。
リメイク版では地形の細分化と8方向移動が可能になったことにより歩数カウントが実質できなくなったため、「東にある森の中」とだけ案内されるようになった。
なおFC版【公式ガイドブック】によると、出口になっている建物は「荒れ果てた物置小屋」だそうで、リメイク版では入手できるアイテムが増えていたりする。
一章
長い間使われておらず、今では子供達の秘密の遊び場と化している。
井戸へ近づくと【こっちへ おいでよ…。】と何者かの声がするので誘われるままに移動すると【そらとぶくつ】が手に入る。
なお、声に従って移動してる内は敵が出現しない。
【ホイミン】もここで仲間になる。
なお、ホイミンのいる場所は声のする方向とは別であるため、迷わないように注意しよう。
余談だが、本作初の攻撃呪文を使用するモンスター、【みならいあくま】が出現する。
メラの呪文でこの時点では無視できないダメージを与えてくる。
リメイク版では、ダンジョンの境目の消失などの理由で声に従っているときも敵が出現するので注意。
システム上の不具合によるものだが、FC版にあったこのダンジョンの本来の目的(入り込んだ子供たちを【湖の塔】に誘い込むトラップ)が消滅しているという批判がある。
一応バランスを取るためかエンカウント率は低下している。
五章(リメイク版)
なぜか【たからのちず】に光点が表示されない。
井戸に【いどまじん】が住み着いているほか、内部ではFC版で五章に出なかったザコ敵がほとんど出現する。
モンスター図鑑コンプリートの救済措置であろうが、【つかいま】と【いしにんぎょう】は出ない。
単純な見落とし説と作為的説がある。
そして【いどまねき】や【ひとくいばこ】とも通常エンカウントできる。
こいつらは普通に強いので全滅注意。
PS版では地上が移民出現ポイントとなっており、【ミステリータワー】系移民が登場しやすい。
なおここから移民の町へ送った移民は「町外れの井戸で会った〇〇」と名乗る。
小説版
古代の何者かが建造した秘密基地であろうと、ライアンは推察している。
そして、ホイミンは何世代もそこに住んでいたらしく、その民族の由来や文化を祖父から語り継いでおり、ライアンに教えている。
ボウシャルマンという人物が王になったことを言い伝える歌を歌い、その上手さにはライアンも感心し、後に吟遊詩人になったことの暗示となっている。
また、このボウシャルマンの話は、湖の塔でも出ており、古井戸の底と湖の塔は同じ文化の人々が造ったことを示している。
DQM1
【たびだちのとびら】の元ネタとして抜擢され、最深部には【タイジュ王】から逃げ出したホイミスライムのホイミンが立て籠もっている。
このホイミンはDQ4のホイミンとは明確に別個体であり、DQ4のホイミンは【ライアン】と出会って旅立った後である可能性が高い。
DQ4のホイミンの対岸にあった宝箱も何気に再現されているが、取ることは出来ない。既に箱は開いているが、ライアンがここに先に訪問した痕跡と受け取る事もできる。
また、初めての扉故か、最下層でもBGMが【果てしなき旅】から変化しないが、PS版では【勇者の故郷】が流れるようになっている。
また、【デバッグルーム】によると【とまどいのとびら】はイムルの森そのものがモチーフとのこと。ボスは何故かDQ4に登場しない【じんめんじゅ】なのだが…