【勇者の挑戦】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:13:41

概要

DQ3の最終戦闘曲。
DQ1とDQ2のラスボスの音楽は、勇者の前に立ちはだかる竜王の威圧感や、破壊神の禍々しさを表現した曲調だったが、
今作では曲名のとおり、大魔王に挑む勇者の視点で描かれている。
テンポがかなり速く、そして力強く勇猛。まさに「勇者の挑戦」を体現した、魂を燃やすアツい名曲。
 
構成=Intro:10小節、A:10小節、B:8小節、C:12小節、D:8小節
調=ト短調(Gm)(GBC版はキー-5)
BPM=150(NHK交響楽団)
拍子=Intro:4/4→6/4→3/4→5/8→4/4、A~B:4/4、
C:4/4→3/4→4/4→3/4→4/4→3/4→4/4→3/4→4/4、D:4/4
 
Dの部分は、オーケストラ版でのみ聴くことができる。
 
Aの部分はDQ2の【遥かなる旅路】の、Cの部分は【広野を行く】のメロディが、それぞれ変形されて使われている。
また、Dの部分では「広野を行く」のメロディに加えて、【序曲】【ロトファンファーレ】も使われている。
これらの点は、この戦いのあとに続くロトの子孫たちの物語を意識した曲作りとも解釈できる。
また、このようにアレンジがメインになっていて、なおかつノリのいいボス戦のBGMという意味では、後の【敢然と立ち向かう】【おおぞらに戦う】 の先駆け的な存在とも言える。
 
本作自体がロトの子孫たちの活躍を描いた物語の前日譚であるため、メタ的な意味では勝ち確定な伝説の対決。
それを彩るに相応しい名曲と言えよう。

DQ3

ラスボスである【ゾーマ】との戦闘時に流れるBGM。
ドラクエのラスボスの音楽といえばこれという人は多い。
 
FC版ではかなりアップテンポで、速さに定評のあるNHK交響楽団よりも速い。音源のせいか非常に硬質的な印象を放っている。
その一方、SFC版では音数が増えて音色も豪華なオーケストラ調になり、ロマンチック度が激増。
反面、テンポがかなり落ちている点は賛否あるが、オーケストラならではの重厚感により原曲のイメージがより的確になったといえよう。
 
FC版ではゾーマとの戦闘中に【ぎんのたてごと】【ようせいのふえ】を使うと、これらのMEが鳴ったあと、BGMが【戦闘のテーマ】に切り替わってしまうというプログラムミスがあった。
 
また、FC版で「表向きのラスボス」という立ち位置であったバラモス戦のBGMが「戦闘のテーマ」であるという問題は、リメイク版で新規ボスBGM【戦いのとき】を追加することで解消された。
この曲はゾーマ戦にも適用され、リメイク版では【ひかりのたま】を使って闇の衣をはがしてから勇者の挑戦が流れるようになった。
シチュエーションのニュアンス的には『闇の衣の力の前に苦戦していた勇者たちがようやく全力で戦えるようになった』『ここからが本番だ!』といった感じの風情もあるので、演出としては悪くないだろう。

DQ9

大魔王の地図の一種、【ゾーマの地図】でのゾーマ戦でももちろん流れる。
第5回Wi-Fiクエストの「ゾーマ100万体討伐」に協力したプレイヤーは、何度も聞いたであろう。

DQ10オンライン

イベント【大魔王ゾーマへの挑戦】でのゾーマ戦でももちろん流れる。
本編でも勇者が絡んだボス戦で使われるようになった。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【邪神ニズゼルファ】戦の曲。交響組曲版に基づいたフルバージョンになっている。

いたストシリーズ

SPの【死の火山】、ポータブルの【ダーマ神殿】の、それぞれ目標金額突破時に流れる。
しかも豪華なオーケストラバージョンである。

ヒーローズ1

ゾーマ戦で流れる。

シアトリズム

難易度ふつう難しい激ムズ
総トリガー91145297

BMSで、解放チャレンジIII-6クリアでミュージックモードでプレイできる。
背景は【ゾーマの城】の祭壇エリア。

トレジャーズ

ラスボス、【ギンギーラ】戦の最終ラウンドで流れる。

星ドラ

ゾーマ戦のほか、ダイ大コラボの【真・大魔王バーン】戦やシーズン1ストーリーのラスボスであるシンドスラーデスと隠しボスのウラドスラーデス戦で流れる。

ライバルズ

「ゾーマ」「ニズゼルファ」登場時及び、「大魔王ゾーマ」Lv3スキル使用時に流れる。

ウォーク

メガモンスターのゾーマとのバトルで流れる。

その他

コンサートなどで演奏される場合はSFC版をベースに、さらにアレンジがなされている。
ちなみにこのオーケストラバージョンをよく聞いてみると、曲中に一部【ロトのテーマ】が流れる箇所がある。
 
【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】のサントラにもアレンジ版が収録されている。
謎のロックドラムが輝きを放っている。オーケストラバージョン同様、ロトのテーマのアレンジである。
アニメではいわゆる大逆転BGMとして使われていた。