このゲームはなかなかにオプションが充実しているが、説明は少ない。このページではオプションの各項目の意味を解説していく。初期状態から変えることがゲームプレイに大きく関わる、重要と思しき項目には"*"を付した。
On/Offあるものは、バツマークがついた状態をOnとして「On/Off」という形で記す。
ゲームプレイ
武器クイックチェンジ
"武器メニュー"ボタンを短く押したときに、最後に選んだ2つだけを切り替えるか/全武器を順番に切り替えるか*1。
最後に選んだ扱い(白星マーク)にするには、"武器メニュー"ボタン長押しのメニューから選ぶ必要がある。
勘違いされがちだが、ボタンを長押しで開くメニューをなくしたり、そのスロー化をなくしたりはしない。
アイテムドロップ
部屋制圧時のドロップアイテム・宝箱の出現率、ショップの品揃えに関わる。
「Gungeons & Draguns」では、アップデート後の上方修正された確率になる。
「オリジナル」では、それ以前の確率になる。
Advanced Gungeons & Draguns Update(2.0.0)でドロップ率の調整がされた際にオプションに追加された。
かつての弾薬や武器アイテムのやりくりに苦しむ状況を再現したいマゾプレイヤーに配慮したもの。
何かしらの縛りプレイ以外で変更する必要性はない。
戦闘以外はスピードアップ
部屋にガンデッドがいないときに、プレイヤーの移動速度が上がるか/そのままか。
上げても速すぎるということはなく、快適な探索のため基本的にはOnで良いだろう。部屋制圧を確認できる効果も。
もしアイテムで移動速度が上がり過ぎてトラップに当たってしまう、ということがあればOffにすれば良い。
戦闘中 弾切れの武器を非表示
"武器切替"・"武器切替(戻)"で変えるときに、弾切れの武器を飛ばすか/飛ばさないか。
"武器メニュー"長押しのメニューからはOn/Offにかかわらず選べる。
言語
表示言語を変える。
デフォルトキャラ
エントランスに戻ったときに、最初に誰にカーソルが合っているか。
(少なくとも)Switch版では正常に動作しない不具合がある。
また、タイトル画面前のデモ中にクイックリスタートした場合はここで選択されているキャラクターでスタートする。
画面の振動
爆発などに伴う、画面が揺れる演出の大きさ。(未検証)
協力プレイの振動軽減
そのまま。(未検証)
文字の表示速度
NPCとの会話で、文字が表示される速さ。
*照準ロック
エイム方向にカメラをどれだけずらすか。
高くするほど柔軟に速く部屋を見渡せる一方、自機が見えづらくなる。
「照準へのカメラ補正」とか、もっと分かりやすい書き方にできなかったのか
なお設定値にかかわらず、co-opプレイ時には無効化される。
*コントローラーオートエイム
右スティックが入力されていないときに、自動で敵を狙うか/向いている方向に必ず撃つか。
スティック入力によって無視できるので、Onにしてジャマになることはまずない。*2
後述の"照準アシスト"とともに、勝手に狙ってくれる機能は画面外の敵には機能しない。(未検証)
*照準アシスト
右スティックで敵を狙ったときに、敵の現在位置を狙うよう完全に補正する角度の広さ。*3
2体以上の敵への角度が被った際には、最も近い敵に補正する。
爆弾タルなども対象だが、敵より優先度が低い。(体感。未検証)
基本的にはエイムを楽にしてくれるものだが、近いの優先・偏差せず現在位置を狙う性質がジャマになることも。
エイムに慣れてきて、ジャマに感じたなら値を下げていくと良いだろう。
ちなみに補正の具合は、レーザーサイトをつけていると良く分かる。
コントローラービームエイムアシスト
ビーム系の武器使用時に、敵を追尾するか/しないか。(性質含め未検証)
コントローラーの振動
多くの銃を撃ったときなどに、コントローラーが振動するか/しないか。
チャージ系の銃ではチャージ完了を示す振動があるので、ガンジョニアを見ずに済むOnの方が便利。
UI最小化
ミニマップ以外の画面四隅のUI*4を半分サイズにするか/通常サイズにするか。
カーソル
エイムする向き・位置にカーソルを表示するか/しないか。またカーソルの形を何にするか。
ミニマップ表示
画面右上のミニマップを、いつ表示するか。
「戦闘中以外」にしておくと、部屋制圧を確認できて便利。
タイムアタックモード
左上にその回のプレイ時間が表示されるか/されないか。また死亡・クリア時のタイム表示も細かくなる。
"モード"とあるが、表示以外は特に変わらない。TA走者に限らず、プレイ時間を把握したいならOnでも良い。
ちなみにロードを挟んでチェンバーを移動した直後は、移動や射撃などの操作をしなければタイムは進まない。親切設計。
宝箱を開ける、マップを開く、テレポートするなどの行動をとってもタイマーは動き出さないため、レインボーモードの際はテレポートでエレベーターから降りて虹宝箱を開けると、タイマーを動かさないままじっくりとアイテムを選ぶことが可能。
ビーストモード
ラスボスを倒したときにあるアイテムをアンロックするか/しないか。
ちなみに倒す直前にOnにしてもOK。
その他の効果については確認されておらず、開発の遊び心という見方が強い。
セーブスロット
A,B,C,D、4つのセーブスロットを切り替えられる。
再起動したりデータを消すことなく、武器・アイテム・NPCのアンロック状況などをまっさらにしてできる。
セーブスロットの使用状況をリセット
現在選択しているスロットのセーブデータの全消去。
選択してもいきなり消えるわけではなく、2度の確認が入る。
1度目の確認時、そのスロットでの現在までの総プレイ時間を見ることができる。
操作
Reassign Conttrollers
(Switch版)コントローラーを接続し直す。1p2pを入れ替えたり、別のコントローラーに変えたり。
P1コントローラーの設定変更
「推奨1」がデフォルト、「推奨2」が1のL/ZL・R/ZRを入れ替えたもの、「カスタム」がプレイヤーが好きに割り当てたもの。下の割り当てをすれば自動で「カスタム」になるが、それから「推奨1・2」に変えると割り当てが初期化されるので注意。
ちなみにP1とP2で操作設定は独立している。P2コントローラーでメニューを開けばP2の操作設定ができる。
ブランク使用ショートカット
(Switch版)「LスティックとRスティックの同時押し込み」でブランクを使うか/使わないか。
瞬時の使用が求められるブランクに向いた入力ではなく、使用はオススメしない。
*各操作のボタン割り当て
ゲーム中の全操作*5を、好きなキー・ボタンに割り当てる。
一操作につき2つまでボタン割り当てが可能。
Switch版の初期設定には難点がいくつかあるので、変更を勧める。以下に、特に変えるべきポイントを記す。
- ブランク使用
なんと初期では割り当てがない。さりとて特別のショートカットは使いづらい。
必ず咄嗟に使いやすいボタンに割り当てよう。
オススメは、Rスティック押し込み(R3)。普段指を置くスティックから離れず使え、かつ競合するトリガー周りを潰さないため。 - ドッジロール・アクション
初期は洋ゲーの文化として、B(×)が決定・アクション、A(〇)が回避行動になっている。
日本では逆が一般的なので、慣れないようなら早めに変えたほうがよい。
もっとも、ドッジロールは人差し指で出すのをメインにすることを勧める。とはいえ他ゲーの癖が出たりするし、ボタンも1枠は余るのでBに当てておいて問題はない。 - アイテム使用
初期はR(R1)もしくはZR(R2)。射撃と同じ指で使うことになるが、ゲームに慣れてくると撃つ手を止めずに使いたくなるので不便。
オススメは、L(L1)、マップと入れ替える。ドッジロールとアイテムを同時に使うことは少なく、それでも使いたいときはドッジロールのサブボタンと合わせれば良いため。なおマップはR(R1)で特に問題はない。*6
ビデオ
処理の重さに影響する設定が多いため、操作にラグがあるなどでしづらいと感じたらいろいろな弄って試してみると良い。
*ガンマ
見え方の明るさを調節。高いほど明るく見え、また明暗の違いが小さくなる。
明暗を弱くする点が重要で、これが高いほど地面のトラップが見えやすくなる。
初期設定だと特に穴が見えづらいので、視認性を求めるなら高い設定を勧める。
一方、明度が平坦になって安っぽいグラフィックにはなるので、好ましいところを探そう。
画質プリセット
光源処理などの具合を変える。「速め」「中」「高」と処理が重くなる。(未検証)
高い設定ほど画面全体が暗くなり、発光するもの(敵弾・照明など)が目立つようになる。
もちろんガンジョンの暗さや光のキレイさも味わえる。
こちらも視認性を求めるなら「速め」を勧める。
V-Sync
垂直同期。
GPUのフレームレート(1秒間に何枚の画像データを送信するか)とモニターのリフレッシュレート(1秒間に何枚の画像を表示できるか)の値を合わせる。
基本的にはオンにしておいて問題ない。
ライティング
高と低があり、低にすると光と影の表示がほぼなくなる。
エントランスの階段や第1チェンバー開始時の天井からの明かりを見比べるとわかりやすい。
*シェーダー
グラフィックの影やグラデーションの付け方。
知識の殿堂入口の炎や敵の弾丸を見ると差がわかりやすい。
特にスタンはシェーダーを低以下にすると敵弾と同じ赤い弾になって突っ込んでくる。
筆者の環境ではここを変更することでかなり処理のスムーズさが変わるので、重い場合はまずここを下げてみることをおすすめする。
リアルタイムリフレクション
水面などにプレイヤーや敵の姿が映るかどうか。
もちろんオンにすると重くなる。
がれきの量
壊したオブジェクトなどが消えていくまでの速度。
低くするほど画面に残るオブジェクトが少なくなる。
サイズ(Display Safe Area)
ゲーム画面のサイズ。値を小さくすると外側の黒枠部分が増えてゲーム画面が小さくなる。画面が何故かモニターからはみ出てしまうなどでなければ最大で良い。
オーディオ
BGM/効果音/UI音量
それぞれの音量バランスを調節。
スピーカー設定
音域のバランスを「スピーカー」「ヘッドフォン」用に切り替える。
デフォルトに戻す
これを選択すると、現在画面に表示されている項目だけではなく「ゲームプレイ」「操作」「ビデオ」「オーディオ」の各設定が全てデフォルトに戻ってしまうため注意。