ジョブ/【算術士】

Last-modified: 2023-08-21 (月) 14:27:15

FF14

これ自体は登場しないが、クラス「巴術士」の使う術は南洋渡来の算術を源流としているという設定がある。
とは言っても「レベル○魔法」やらを使ったりはせず、魔法陣を算術的に表した「魔紋」を使って様々な術を扱う。

FFT

ジョブコマンドは「算術」。
シリーズに度々登場する「レベル○魔法」にあたるものを繰り出すことができる。
算術ではレベルだけでなく高さCTEXPと、345素数を組み合わせ、
さらに算術可能な魔法を詠唱なし・MP消費なしで発動することができる。
ただし、対象は敵味方無差別であり、使用時に誰にかかるかを確認する必要がある。


ジョブチェンジ条件は黒魔道士のジョブLv5、および時魔道士陰陽士のジョブLv4。
装備可能武器は辞書
汎用ユニットの女性はいかにも理知的な秘書風の外見であるのに対し、男性はモヒカンである。


パラメータ、特にSpeedが異常に低いので初見は使えないと思った人も多いだろう。
しかしこのジョブは算術を覚えるための下地とし、他のジョブがそれを使って初めて真価がわかる。
算術士そのものを実戦投入する際には、Speedを強化する装備とヘイストによる補助が欠かせない。
儲け話での強化も一考に値する。しかし91.94.98に弱い。1とか14とか22はまだましだが。


実は算術の陰陽術が使える状態だとムスタディオベイオウーフの存在意義は殆ど消え去ってしまう辺りも凶悪。

  • ベイオウーフは面倒な調整無しでピンポイントに状態異常を掛けられるし、ムスタはそもそもの役割が違うと思うのだが。
  • 実際のところ、算術のアビリティはかなり有用なものの、この算術士自体の能力はそれほど優秀でもない。
    とはいえ、算術を習得するためのJP稼ぎに使う必要はある。

敵ユニットとしてはディープダンジョンのとある階層で出現するほか、
レナリア台地でのスペシャルバトルではなんと算術士五人組が出現する。
だいたい算術アレイズを使ってくるので早めに倒しておきたい。


個人的には百八の数珠と、CTがけのトードで開戦直後に敵の半数近くをカエルにするというのが凶悪な気がする。

  • 終盤なら「シーフの帽子」が手に入るので、それを装備した上でCTがけもしくはハイトがけの不変不動も凶悪。
    これのメリットはアクセサリ欄を使わないこと。敵からアイテムを盗みたい時などにも重宝する。
  • その頃だと軽装ジョブの敵も確実に「シーフの帽子」装備してるので、ドンアクト狙いはしない方がいいかと。
  • そんなこと考えるよりもホーリーぶち込んだほうが早い……。

一人でもLv99が居るならレベル3ホーリーもお勧め。
味方はエクスカリバーカメレオンローブを装備。
敵はダメージ、味方は回復という脅威の永久機関が誕生する。


剣聖と並ぶ、FFT最大のバランスブレイカー。
しかし終盤ではユニット速度の増大により普通の詠唱魔法は殆ど価値を失うため、
救済処置とする見方もできなくは……いや、やはりやりすぎだろう。
せめてMPを多めに失うなどのコストがあればマシだったかもしれないが、
残念ながらPSP版でも修正されることなく、ほぼそのままの仕様で登場してしまった。

  • あくまでも「頑張ったご褒美」として存在するジョブなのだろう。
    MA底上げ専用のヤツ装備だけは強いヤツよりは報われる感じがする。
  • 隠しキャラは強いか弱いかがお約束。
  • しかし魔道士系でレベルを上げる利点はMPの成長率くらいなのだが、
    召喚士以外の魔道士が行きつく先の算術にはMPが必要無いというのは何とも勿体ない話である。

算術の全要素を習得するのに必要なJPは2550。Speedのやたら遅いこのジョブでこれだけ稼ぐのは大変。
ただし汎用ユニットならば、酒場儲け話という裏道がある。
彼らが算術士になるまで儲け話を請け負わずに溜めておき、
また彼ら抜きでもバトルに勝てるだけの戦力(赤チョコボなど)を整える。
そして算術士で派遣するのを繰り返せば、バトルで使わなくとも習得出来る。


算術士のアビリティを全て習得しようとすれば4200ものJPが必要。
上記にも書いてある通り、Speedがやたら遅いのでかなり大変…。
味方同士で殴り合ったり「ためる」などをすれば結構稼げるが、やっぱり大変…。


これで敵を殲滅していると、だんだんなにが楽しくてゲームをしているのかわからなくなってくる。
それ程まで狂った強さである。


算術士をオートにするとけっこういい行動してくれる。


算術をサブアビリティに入れるなら、MAが高い黒魔道士が最有力。
陰陽術で絡めるだけなら、忍者あたりもいい。勿論Faithは80代まで必要。
何気にラムザが最有力候補。
さけぶで簡単にブースト・除名されないためFaith97にできる・高ランク帽子や服で状態異常無効化多い・おまけに騎士剣装備でヘイストまで完備。
…とどういう訳か算術とは恐ろしく相性が良い。

  • 次点でルッソ。Faith以外の条件を完備しているため。
    本作のシステムを理解している人なら、これを扱える彼もバランスブレイカーだと気付くはず。

ホーリーナイトに覚えさせたら相当やりこんでいる証拠。
剣聖に覚えさせてもやりすぎ感は否めない。


手っ取り早く育てたい時は、詩うや踊るで天使の詩などを使わせるのがおすすめ。
また、敵や味方に近づく必要がないため、出来るだけ移動せずにCTボーナスを貰って次のターンを早めた方がいい。

  • 勿論、Speedセーブや取得JPアップも必須。戦力どころか行動すらままならないのでサナギの期間と思って割り切ろう。
    逆に敵として出ても忍者あたりなら行動される前に倒せるが、あまりに遅いためクリスタル継承が面倒。

表計算ソフトでVLOOKUP関数やIF関数を使う時、たまに算術を思い出す。


Speedの遅さのインパクトで忘れがちだが、このジョブそのものの性能としては
HP、ATは召喚士並み、MP、MAは見習い戦士なみとSpeed以外も全能力が低い。
そのため、「算術」というコマンド自体はぶっ壊れていても、
算術士が使う上ではせいぜい「発動に時間のかかるマップ兵器」といった感覚である。
Faithは平均値の60前後から操作せずに使っていれば、
当たるか当たらないか微妙なトード、100ダメージ与えるのがせいぜいのホーリーなど、
決してバランスを崩すほどではない。

FFT(PSP版)

通信対戦ができるなら、コロシアムで両チームとも算術士だけを出場させてどつきあえば、遅さを気にせずにJP稼ぎができる。

PFF

デザインはFFT。黒魔道士Iから派生するジョブ。
武器はロッド。初期装備はブロンズロッド
グレードIIIでジョブアビリティ「算術」を覚える。
黒魔法が得意ではあるものの、知性がそこまで高くはなく素早さも無い。
♂はモヒカンゆえ塗りが少なく、しばしばピクトロジカの早解きチャレンジに利用される。

FFBE幻影戦争

武器はメイス。長距離魔法・詠唱破棄の赤魔道士といった所に落ち着いている。
FFTのように全範囲ではない分、ハイト・レベル等は該当すれば効果倍率が上がる程度。ただし該当しなくとも威力は白黒魔道士のそれと変わらない。
ハイト3ホーリーやハイト高の魔法で高所にいる敵にも魔法が届き、サポートアビリティ「レベル4をレベル3に」がありレベル99でカンストする対人にも強い。
難点は打たれ弱く、全物理攻撃耐性がマイナスになっているためフォローするタンクジョブが必須になる。