FF2
各地の道具屋で売られているが、2000ギルとやたら高い。
「忘れる」(FC版では「わすれた」)を回復する効果がある。
アイテム名は「とんかち」だが、戦闘中に使うと「かなづち1」が発動する。
「とんかち」という呼称は金鎚の擬声語の一種。
一般には、釘打ちや板金加工などに用いられる工具なのだが、FF2では何故か一度使っただけで消費される。
「記憶喪失には頭ぶつけるに限る」なんてのは、現在も細々残るベッタベタな解決法である。
「とんかち」が出てくるせいか、斧系統の中にハンマー系の武器は入っていない。しかし、同じ殴打武器のメイスは杖系統で出てくる。
とんかちで殴って治せるのなら、メイスで殴っても治りそうなものだ、治らない。
やはり特殊な何かが込められているのだろうか?
店で買う以外にも、カシュオーン城やディストの宝箱からも1個ずつ入手可能。
その他、マンティスキングがなぜかこれを落とす(本編の敵では唯一)。
FF2(GBA版以降)
GBA版以降からは2000ギル→60ギルに大幅に値下げされ入手が非常に容易になり、必要時に気軽に使いやすくなった。
また、GBA版以降からはアイテム所持数の制限もなくなっているので、もしもの時のために念のために数個持っておくことも容易に。
GBA版以降の追加シナリオSoRでもマハノンの町にて1個60ギルで普通に購入可能。
SoRの敵においてはマンティスキングと同じドロップテーブルを持つキマイラブレインが落とす。
FF2(PSP版以降)
PSP版では追加ダンジョンの秘紋の迷宮の一部フロアの宝箱からも入手可能に。
- 「太陽の炎」「女神のベル」「濃霧」のフロアで入手可能。
ただし、「女神のベル」のフロアでは言葉の相性が普通の時のみ、「太陽の炎」と「濃霧」のフロアでは言葉の相性が悪い時のみにしか入手できない。
FF12
ピュロボロスから心得ありでドロップやレアモンスターのブリットから盗んで入手できるおたからの一種。
売却で2498ギル。
交易品「名刀工の一品」(マサムネ)を入荷させるために必要なおたから。
- IZJSでは交易品の内容がグレードアップしている。
元来は混乱を治すのに使われていたという、 機工士たちの間ではげんのうと呼ばれる工具。
- 「げんのう」とは、頭の両端に釘抜きのような尖った部分の無いとんかちの事を言う。
つい最近まで、とんかちは錯乱した者を正気に戻すための道具だった。
しかし暴力的にみえるため使用者は激減、とんかち職人は失業の危機に陥った。
だが思わぬところから救世主が現れた。
マメコウを筆頭とする芸人たちがこぞって芸に使用し始めたのだ。
今ではツッコミ役が必ずとんかちを使い、
相方の頭を小突く芸風がいわゆる定番になりつつある。
- 鍛冶や大工仕事には使われないらしい。それでいいのかイヴァリース……
FF13
状態異常「忘却」を回復するアイテムとして登場。
地味ながら、無いとかなり困る代物。常備を忘れないように。
とんかちで頭を叩いた衝撃で魔法を思い出すということだろうか…?
SF世界のFF13にしてはものすごい原始的な方法である。
FF13-2
味方1人の忘却状態を解除する。
複数の状態異常がどんな順番でかけられていても忘却状態を決め打ちして治療してくれるため、
多くのプレイスタイルにおいて万能薬より重要なアイテムとなる。