全般
スクエニ作品(主にRPG)の攻略本ブランド。執筆担当は有名な編プロ「スタジオベントスタッフ」。
FFシリーズでは8から刊行されはじめた。
当初の出版元はデジキューブ。同社の倒産に伴い、FF10-2アルティマニアΩ以降はスクウェア・エニックスが出版元を引き継いでいる。
内容は異常に詳しく、プレイするつもりのあるゲームに対して事前知識を得る程度のつもりで読むと
あまりの詳しさにゲームをプレイする気がなくなってしまうほどである。
以下、FFナンバリングタイトルのアルティマニアについて解説する。
書名の由来はFFの魔法「アルテマ」と「マニア」の造語で「究極のマニア」という意味合いを持たせているそうだ。
(ベントスタッフ公式サイト内のFF8アルティマニアのスタッフコメントより)
- アルティメット+マニアでアルティマニアではなかったか?
~究極の(ULTIMATE)マニア(MANIA)――ULTIMANIAにならなければ。~と書いてあったが。
(FF8アルティマニアP3 スタジオベントスタッフ 山下章氏のコメントより) - おそらく、アルティマニアのネーミングのそもそもは「アルテマ+マニア」から来た発想だが、
公式の意味としては、「(アルテマ自体の由来である)アルティメット+マニア」ということにしているのだろう。- 2023年に「スクエニの創りかた」で山下章氏が「アルティマニア」の名前の由来を改めて語ったところでは、
その当時「マニア」という言葉がかっこいいイメージで使われはじめた頃で、また自分としては究極の本をつくりたいという思いがあり、
FFで究極といえばアルテマの魔法だと思って「アルテママニア」というのを思いついたが、
語呂が微妙なので、アルテマをアルティメットに変えて「アルティマニア」になったとのこと(こちらの動画)。
- 2023年に「スクエニの創りかた」で山下章氏が「アルティマニア」の名前の由来を改めて語ったところでは、
- これとたまにごっちゃになる。
解体真書と同じくスタッフへのインタビューページを組んでいる。
雑誌には載らないような話も読めるのがみそ。
ベニー松山氏によるシナリオや小説が載っていることがあるが
公式設定と見なすかは意見が分かれるところではあるので注意。
- ベントスタッフHPには「オフィシャル」ではなく「オリジナル小説」と記されている。
- ちなみにベニー松山氏が書いたFF13やFF10やFF7の小説は、
鳥山氏や野島氏が書いた公式小説とは内容がまったく違っている。
2018年にスタジオベントスタッフがデジタルハーツへゲーム攻略本制作事業の事業譲渡契約を締結。
これに伴い、以降は2社共同制作体制でスクウェア・エニックス関連の攻略本を制作していたが、
2023年発売の『ファイナルファンタジーXVI アルティマニア』からはデジタルハーツ単独制作となっている。
ユーザーwiki全盛の頃は立場がやや危うかったが、2020年代は企業攻略サイトが主流になり
こうしたサイトは見落としが多かったり、情報の訂正が遅かったりするため(特に重要でないアイテムや、細かいデータ等)
主にミドル~ヘヴィ層向けの攻略情報としての価値があると思う。
- ライト層はサイトで十分、ディープなヘヴィ層にとってはアルティマニアすら「入門書」。
FFピクセルリマスター
ピクセルリマスターFF35周年記念の特装版についてきたもの。
内容は下記の20・25周年のアルティマニアのFF1~6の項目を、ピクセルリマスター用に再編集した一品。
FF7
アルティマニアオメガ
ゲーム発売から8年の時を経て、アルティマニアオメガが出版された。
というのも、過去にスタジオベントスタッフは「FF7解体真書&インタ対応改定版」を執筆していたためだ。
表紙はクラウドとセフィロスのFF7AC風なCGイラスト。
またFF7発売10周年を記念して、「FF7 10thアニバーサリー アルティマニア」も執筆している。
アルティマニアオメガには書き下ろし小説や没設定も掲載されていてボリュームたっぷりの一冊なのだが、
ストーリーや台詞、エンディングまで細かく載っている上に、
ルビー&エメラルドウェポンの縛りプレイでの倒し方などマニアックな内容が殆どなので、
普通にクリアしたい人用の攻略本ではない。うん。
- むしろ未プレイの人が攻略用に購入してはいけない。ネタバレ全開だから。
- 攻略がしたい人は解体真書を買うこと。
エアリスの死からメテオ破壊までのライフストリーム内を綴った小説「星を巡る乙女」が掲載されている。
7本編で亡くなったキャラクターが勢ぞろい(でもないが)。結構おもしろい。おススメ。
- 著者はベントスタッフ攻略本の掲載小説でお馴染みのベニー松山氏。大のエアリスファンを自称する氏だけにエアリスと本編で絡みの無かったキャラとの掛け合い、心理描写、本編とのリンクなど気合が読み取れる。
- CCFF7発売前に出版されたものだが、そちらに先駆けてエアリスとザックスのやり取りを描いているのも興味深い。流石にCCFF7を考慮してしまうと違和感は否めないが、FF7本編時点での描写に基づいて書かれたものと考えれば自然な流れとして読めるはず。
ウェポン5番勝負の記事を担当した木村昌弘氏曰く、
FF7は最も得意なゲームで、とても楽しく作業をしたらしい。
その様子はノリノリの文体から見て取れるほどで、読み物としてもとても面白い出来となっている。
- 「とても仕事とは思えません」「というか、テストプレイの大半は休暇中にやった」とか言ってるしなぁ。
氏のFF7好きはサイト持ち時代のやり込みレポートからも窺い知れる。
デュオからの挑戦状での編集者さんの文の言葉遣いが面白い。
「楽勝~とか思ってたんです…最初は」のあとの写真つきでルーファウスの「一見完璧だ」が面白い。
- 上記の木村氏によるウェポン戦やりこみ記事のこと。
壮絶なやりこみ内容もさることながら木村氏の筆のうなりっぷりも必見。
10thアニバーサリー
10周年記念ポーションに同梱されていた記念冊子。
銀色のカバーにクラウド・ザックス・セフィロスの3人の絵が描かれている。
後に増補改訂版としてクラウド役の声優櫻井氏などのインタビューを収録して単品で再販された。
CCFF7
ザックス、クラウド、アンジールの3人がバスターソードに手を添えている表紙が目印。
コンピの中では唯一アルティマニアが刊行された。
コンプリートガイドのほうが値段は張るものの、アルティマニアの情報も全部掲載された上に
詳細なデータも載っているので、最初からコンプリートガイドを買ってしまうほうが得といえば得。
とはいえクリアするのに必要な情報だけでいい人には開きやすい&見易いこちらのほうが良いだろう。
コンプリートガイドと説明が食い違う部分がいくつかある(斬鉄剣の効果など)。
また、コンプリートガイドは説明が詳しいもののよく読まないとわかりにくいものが多い。
まぁ、どちらを選ぶかはプレイヤー次第だが(そういう自分は両方持っているが)。
コンプリートガイドのほうが、ツォンやセフィロスの年齢や情報、スタッフによるLOVELESSの解説、
ザックスとエアリスの関係をアルティマニアよりも詳しく書いてあるため、お得感があります。
FF7R
これまでのアルティマニアはA5版だったが、これはB5版且つ752ページの大ボリュームである。
その分かなり詳細であり、各キャラのアクションのモーションやその威力とカット値、キープ値、ATB増加量が記載されている。
敵もすべてのデータや行動が詳細に書かれている。
アートギャラリーや設定資料なども載っているが少な目で、残りはメモリアルアルティマニアに譲った。
FF7R メモリアルアルティマニア
A4判で絵コンテや設定資料、インタビュー等が載っている。
従来のアルティマニアΩと言ったところ。
FF7R メモリアルアルティマニアプラス
メモリアルアルティマニアで載ってない要素やインターグレードの設定資料が載った追補編。
インターミッション攻略もあるが、本編アルティマニアと比べると本当に簡素。
FF7R2
今作でもB5判752ページ。
だが、今作は前作以上にボリュームがあるため、内容がかなり簡易になってしまった。
ボス以外はほとんど攻略情報がなく、バトルシミュレーターも出現する敵を羅列しているだけ。
FF8
「アルティマニア」ブランドの栄えある第1弾。ここから歴史は始まった。
1999年3月31日に発売され、ゲーム攻略本としては異例の販売200万部を達成している。
表紙はスコールのCGイラスト。
- 唯一?ラスボスの情報が載ってないアルティマニア
- 他のアルティマニアでも姿や最終形態など一部情報を伏せて攻略法を載せているケースはあるが、
FF8は攻略法はおろか(読めば察せられる内容とは言え)誰がラスボスなのかすら書かれていない。
- 他のアルティマニアでも姿や最終形態など一部情報を伏せて攻略法を載せているケースはあるが、
「迷子のスコールのあなたに」というフレーズのCMは結構ウケた。
- エンディングで元の時代に帰れないスコールにかけてるのかもしれない。
- どこかをぐるぐる回ってたっけな。
- 実際、気付きにくい寄り道要素やコンプ要素が多く、説明不足さも目立つ本作では迷子のプレイヤーが多かった事が想像に難くなく
それらを丁寧にフォローしている本書は世の多くの攻略本の中でも親和性や需要が非常に高かった事だろう。- 爆発的なセールス結果もその辺に起因していると思われる。
- 後のアンリミテッドなゲーム程ではないにしろ、ライト層にとっては最初から本書を併用しつつ進める位で
丁度いい按配になる作品なのかもしれない。
・連続剣のフィニッシュブローはピンチ度が高いほど上位の技が発動しやすい。
・転生の炎の全滅時ランダム発動はフェニックスの羽を自動的に1個消費して発動する。
(※上はいずれも要約)など誤った情報も掲載されており、多くのプレイヤーに間違った知識を植え付けてしまった可能性がある。
FF9
最初の方針では、「紙媒体の攻略本は発行しない」予定であった。
これは当時社長であった坂口氏の意向によるものである。
そのため、公式ホームページにはスタジオベントスタッフが執筆した「オンラインアルティマニア」が掲載されていた。
しかしこの方針は後に撤回。FF9発売から約1年半後、攻略本が発売されることとなった。
オンラインアルティマニアは最初に日本語版が、次いで英語版が公開された。
流石に後発だけあって、英語版の方がより正確で詳細な内容だった。
後に日本語版にもフィードバックされている。
方針を撤回した確固たる理由は不明だが、
「ユーザーから公式攻略本を出さないことに対して反対意見が出た」
「経営の悪化していたデジキューブの資金繰りのため」などが考えられる。
また、アルティマニアが存在していなかった頃には、某所から非公式攻略本が出版されていたりもした。
現在では紙面コストを削減する為に、電子書籍に配信→人気が出たら単行本化という流れで書籍化する出版社もある。
FF9アルティマニアはこの先駆けと言える訳だが、今にして思えば、時代を先取りしすぎた感もある。
表紙はカーゴシップで黒のワルツ3号を魔法で追い払うビビ。
FF9~11はスクウェア・ミレニアムで同時発表されており、これからのFFをすべてオンライン化する方針が発表されてもいた。
「友達同士で情報交換してプレイしてほしい」ことが紙媒体を禁止の公式理由ではあるが、オンラインアルティマニアとセットのため実際には
「FF9プレイヤーにはオンラインアルティマニアを見ると同時に、FFのオンラインゲームに興味を持ってもらいプレイしてほしい」ことが本音だったのではないかといわれてもいる。
なお、オンラインアルティマニアの攻略情報は、デザートエンプレスなど一部のみであった。
FF10
FF10ではシナリオ・バトル・アルティマニアオメガの3冊と、この作品以降分冊されることが多くなった。
シナリオの表紙はティーダ、バトルの表紙はユウナのCGイラスト。
本編のボリュームが膨れ上がり、「一冊にまとめることは不可能」と判断したためである。
- とはいえ、訓練場モンスターのデータを「バトル」で簡略化して「オメガ」で詳細に掲載していたり、
従来は載せていなかった設定資料的な内容(特にデザイン画)が明らかに増えていたことから考えても、
9と同様に「デジキューブの資金繰り目当て」の分冊化という側面が全くなかったとは考えにくい。- この件は各所で「水増しだ」と非難を浴びたが、結局現在も一部作品はこのスタイルで発行されている。
- まあアルティマニア以前から「基礎知識編・完全攻略編」などの分け方もあったり、
データ系・ストーリー攻略系の分け方は、ドラクエシリーズの攻略本でも用いられていたりと、
大作RPGともなると案外普通のことだったりするのかもしれない。- 分冊タイプの攻略本で、攻略情報以外のインタビューや設定画を載せた例は過去にあまり無いと思うが…。
オメガの表紙は聖なる泉でのティーダとユウナのCGイラスト。
巻末付録としてインターナショナル版のアルティマニアが掲載されている。
専用の表紙(章扉)も用意されており、リュックのCGイラストが使われている。
- リュックが選ばれたのは、彼女の声優の強い要望と思われる。
HD版のアルティマニアも発売された。(FF10-2のも発売された。)
3冊の内容を1冊にまとめてあるので、簡略化されている記事が多い。
FF10-2
FF10-2ではアルティマニア&アルティマニアオメガ&INT+LMと3冊に分かれている。
FFアルティマニアとしては零式に次ぐページ数(736ページ)である。
オメガで「FFX-2最強にして最後の研究解析書」なんて書かれていたんだが…。
FF10のようにオメガの巻末付録にするには、
インタ版で追加されたクリーチャークリエイトとラストミッションのボリュームが多すぎたのだろう。
ちなみにそれぞれの表紙はアルティマニアはユウナ・リュック・パインの3人の野村絵、
アルティマニアオメガは抱き合うティーダとユウナのCGイラスト(表紙でネタバレしていいのか?)
INT+LMはユウナ・リュック・パインの3人の野村絵である。
- オメガはもともとやり込みプレイヤー向けだからFFに慣れているプレイヤーならば初っ端からオメガをチョイスすることはあまりないだろうし、
そもそもオメガの発売は無印のアルティマニアの約1年後(hontoに発売日の情報あり)で
その頃には発売日に買ったプレイヤーの大半はクリアしているだろうから多少のネタバレをしても問題ないと判断されたのかもしれない。
FF11
2009年4月9日までに実装されたシナリオをまとめた、「ストーリーアルティマニア」を執筆した。
ゲーム攻略部分は他の編プロに担当してもらう方針なのだろう。
- というか攻略部分を今から担当させたらスタッフが過労死しかねない。
詳細はこちら→ストーリーアルティマニア
FF12
FF10同様、シナリオ・バトル・アルティマニアオメガの3冊構成となっている。
シナリオ・バトルの表紙はイベントなどで展示されていた等身大ガブラス人形を撮影したもの。
シナリオは顔の右半分、バトルは顔の左半分が使われており、他の部位の写真は章扉で使われている。
設定、マップ、トレジャー、モンスター、モブと全てにおいてボリュームが多く分冊化も仕方ない。
オメガの表紙は吉田明彦による書き下ろしのパーティメンバー集合図。
敵対心と順番待ちは軽く触れられてはいるが詳細データは掲載されてない。
制限攻略に挑戦しようとする場合は3冊全て揃えても不十分なので要注意。
アルティマニアΩにて各イベントについて補足されているのだが、EDの「バルフレアー」の件についてはなぜか触れられていない。
- 偶々マイクを持っていたのがアーシェだったから、位の認識なんだと思う(ここを見るまで私もそうだった)。
マイクを持っていたのがヴァンでもバッシュでも、身を案じてバルフレアの名を叫んではいただろう。- ここは穿ち過ぎて逆方向に突き抜けた記事が多いのではないだろうか。
- アーシェがバルフレアに「惹かれている」ことについても「恋愛感情において」とは明言されていない。
私も「自由さと強靭さに惹かれている」のであって「恋している」とは思いもしなかった。
FF12IZJS
インタ版ともいえる「FF12ゾディアックジョブシステム」もアルティマニアブランドで攻略本が執筆・出版されている。
表紙は吉田明彦による書き下ろし。
フランが赤魔戦士、アーシェが白魔道士、パンネロが黒魔道士の衣装を着ている。
FF12TZA
TZA用に、シナリオ・バトル・インタ版をまとめているので分厚くなっている。
FF12RW
開発スタッフへのインタビューは勿論のこと、各章の合間に、
二人のキャラクターと、もう一つの文章で物語を振り返るような構成がなされている。
他にもゲーム本編だけでは分からない前作からの時代背景、
キャラクター背景、背景設定などもそこそこ充実している。
戦闘中の細かいステータスはこれを見ないと殆ど分からないだろうと思う。
難点を挙げるとするならば、ゲーム中に使われている簡単な説明文の内
ユニット関連以外のものは掲載していない所と、敵専用の物に関しては結構省略されている所位か。
表紙はヴァン、パンネロ、バルフレア、フラン、リュドのCGイラスト。
FF13
2010年1月下旬にシナリオ・バトルの2冊が刊行された。
発売週の売り上げトップ10にもランクインしており、結構売れた模様。
2010年9月にはアルティマニアオメガも発売されている。
シナリオの表紙は賛歌拝廊でのパーティメンバー6人+セラのCGイラスト。
バトルの表紙はグラン=パルスでのパーティメンバー6人のCGイラスト。
アルティマニアオメガはほぼ完全な読み物となっている。
表紙は歓楽都市ノーチラスでのパーティメンバー6人のCGイラスト。
FF13-2
2012年1月下旬に同様にシナリオ・バトルの2冊が刊行。
シナリオアルティマニアには
- クリアまでの基本となるルート、寄り道の時空エリアの解説。
- ライブトリガー、シネマティックアクションの仕組みやパズルの解き方、
クイズの全問題&解答集・全エンディングを見るための方法、フラグメントのコンプリート方法、アイテムの完全データ。 - キャラクターとロケーションの解説、設定画ギャラリーなど。
- ヒストリアクロス全図と各時空エリアのデータをまとめた折りこみポスターが付属されている。
バトルアルティマニアには
- バトルシステムとアビリティの細部や知られざる事実。
- 全仲間モンスターの詳細データ及び全エネミーの詳細データ、
トロフィー&実績コンプリートやDLCのエネミー及び仲間モンスターのデータ。
記載されている情報は
が適用された時点のもの。
アップデート未適用時と仕様が違うものや、その後のDLCの情報が入ってない点は注意が必要。
シナリオの表紙は、エトロの玉座にライトニングが座り、その周りにセラとノエルがいるCG。
バトルの表紙は、AF400の新都アカデミアでセラとノエルが戦っているCG。
2012年6月にアルティマニアオメガが発売。
表紙はFF13-2版のライトニング。
ちなみにFF13-2のアルティマニアオメガには、DLCアルティマニアというのがある。
(FF10のアルティマニアオメガにFF10INT版がくっついているのと同じように冊子の最後らへんにある)
内容は
- セラとノエル、モーグリの衣装紹介。
- サッズ編、スノウ編、ライトニング編の攻略情報。
- DLCで更に追加されたアイテムリストの情報。
- DLCで更に追加されたアビリティの情報(特性、連鎖も詳しく記載)。
- DLCで仲間に出来るモンスターの情報。
- DLCで戦えるモンスターの情報。
- インタビュー。
なお、DLCのオメガとライトニング、アモダ曹長はバトルアルティマニアに載っているので、DLCアルティマニアには書かれていない。
表紙は、セラとノエルがそれぞれ白魔道士と黒魔道士にコスチュームに着替えているイラストが載っている。
LRFF13
2013年12月19日発売。
恒例の分冊ではなく1冊にまとめられている。
DLC「トゥームレイダー」スタイルとメンバーズサイト関連の詳細な情報は載っていない。
FF15
2016年12月28日に「-シナリオSIDE-」と「-バトル+マップSIDE-」が同時発売された。
しかしストーリー上の設定(表に出て来ていない設定)や裏事情に関わる記述では、「詳しい事はわかっていない」などの、
詳細不明=詳細な設定が存在しないというニュアンスの記述が多い。
- 設定はあるけど、今後の展開や想像の余地を残すためにあえて詳細不明と書いたのかもしれない。
- とはいえ、謎の多くが明かになることを楽しみにしてたプレイヤーも少なくなかったのでやはり残念。
(出るかどうかわからないけど)アルティマニアΩに期待。
どちらもデータブックとしては相変わらず優秀。
特にやり込み派からはバトル+マップsideが人気。
- 各武器の膨大なモーションやリンクアタック集は圧巻。
- 某鍵剣のアルティマニアで毎回野村氏のイラストギャラリーを楽しみにしていたが
こちらでは載っていなかったのが残念だった…。
なお、バトル+マップSIDEの表紙には発売当時本編に未登場だった夜叉王、伏龍王、鬼王が書かれていた。
と言っても、歴代王がまだ重要視されてなかった時期かつ3人ともシルエットに近いぼやけた姿だったのでほとんど話題にならなかったのだが…。
2022年現在アルティマニアΩに相当する追加の書籍は発売されていない。
そのためDLCやロイヤルエディションで追加・変更された情報や設定資料などののった書籍は現状ない。
無念。
FF16
アルティマニア初のスタジオベントスタッフが関わっていない一品。
今作からデジタルハーツ単独制作となった。
2023年9月7日に発売されたのでDLC関連の事は載っていない。
FFCC
名称はワールドアルティマニア。2004年3月19日発売。
紅茶色の背表紙に対し、裏表表紙の背景は白。
表表紙はエリン、チャド、モグ、フィオナ、ガーディ、バル・ダット、黒騎士(の兜)の集合絵。
内容は各種攻略データは勿論、通常コンプリート不可な全ての手紙や日記の内容まで掲載している。
これ一冊手に入れば、基本的に他の攻略本はいらないと思われる。
初期設定画や各種考察、書き下ろし小説まで掲載されているので読み物としても十分面白いだろう。
惜しむらくは発行部数の少なさから今では手に入りにくいことか。
- FFCCはゲーム内容的には他のFFほど複雑ではないので、攻略記事やデータ集は少なめ。
なので凝縮して「巻末付録」扱いにすることで、資料集としての側面が強くしている。
「ワールド~」の名前通り、世界観に浸れる構成といえる。
DFF
白いカバーにコスモス勢の天野絵が載っている。やはり分厚い。
各キャラクターの詳細から、ストーリーのマップ、ボスの攻略方法まで幅広くカバーされている。
各章ごとの間には元作品とのリンクしているネタや台詞を掲載しており、
わざわざオリジナルをプレイし直さなくても、ゲーム画面を見て懐かしいシーンを懐古できる。
データ自体に不満は少ないが、読み物としての評価は低い傾向にある。
20周年記念作品の物にしてはネタが少ないからか?20th買えってことかしら。
- アートギャラリーのページでは全キャラのイラストを載せて欲しかった。
先に出版されたアルティマニアαも存在する。ページ数も少なく入門編といった所。
各所で議論・考察が絶えない世界の真実やレポートの真意などは一切描かれていない。
あくまでも各プレイヤーの解釈に任せる方針のようだ。
DDFF
今回は一冊ではなく、バトルとシナリオを分けた2冊で発売された。
バトル編は「アクション SIDE」、シナリオは「RPG SIDE」となっている。
「アクション SIDE」はその名の通り、ディシディアにおけるバトルの解説を行っている。
簡単な操作説明の後は、350ページを超える各キャラの性能紹介がメイン。
内容はバトルコンセプトや各ブレイブ・HP攻撃の説明、EXモード紹介に戦い方の指南と前作と大体同じ。
キャラクターのフォーム紹介覧では、各フォームそれぞれでポーズを取っていて面白い。
ちなみにキャラクターの立ち絵は前作よりも大きく載せられているので、じっくり見たい人はどうぞ。
あとは各アシストキャラの性能と、各バトルマップの特徴、そしてバトルセクションのインタビュー記事となっている。
カバーはコスモス勢の集合CG。
「RPG SIDE」は、上記で紹介した内容以外の要素をこちら側に詰め込んである。
ストーリーモード解説は勿論のこと、各種ゲームモードの解説も行われる。
ちなみに「アクション SIDE」では簡単な説明で終わっていたバトルの基礎知識も、こちら側で詳しく説明されている。
各システムの詳細や召喚石情報、アイテムやアクセサリなどの装備品情報もこちらにあるので、
バトル情報を完璧に押さえておきたいならこちらも重要。
あとはレポートやインタビュー記事も掲載されているおり、各キャラの設定原画も少し載っている。
読み物としての価値はこちらの方が上だろう。
カバーはカオス勢の集合CG。
DFFNT
2018/1/11、PS4版DFFNTと同時発売。
ゲームは継続してアップデートされるが、アルティマニアは発売日時点の内容で記載されている。
FF零式
2011年11月末に発売。
攻略情報を一冊にまとめてあるので非常に分厚くなっている。大体850ページ位。
設定画や没イベント等の裏設定話も満載で読みごたえがある。
最後のページには、主題歌である「ゼロ」のメロディー譜が載っている。
読み応えがあるのは良いのだが「ゲーム内で描写しろよ」な部分も多く、
ゲーム本編でも細かい説明はクリスタリウムに丸投げした上で、さらに物語の根幹部分(裏設定などではない)はアルティマニアに丸投げした形になっている。
- もはや副読本。
FFBE デジタルアルティマニア
初のデジタルアプリ版アルティマニアとして、2019/7/17からリリースしている。対応機種はiOS/Andoroid。
アプリ化したことで、内容のアップデートが可能となった。
20th アニバーサリーアルティマニア
2008年にファイナルファンタジー発売20周年を迎えたことを記念して、
FF大全集以来のFF1からFF12までの総括本が発売された。
それが「Final Fantasy 20th Anniversary Ultimania」である。
キャラクター・シナリオ・バトルの3冊構成となっている。
仕方のないことではあるのだが、「2008年初頭現在までの」情報しか載っていないため、
時代遅れになる時がどうしても訪れる。
- 時期が時期だけに、FFのお祭り作品であるDFFの内容が載せられなかったのが痛い所。
25周年記念には、収録作品を増量した統括本を期待しておこう。- 設定資料集が3部作に分けて発売された。
やけに特定のセリフが強調されている。
ウボァーとかいいですともとか…。
- あれはファンブックみたいなものだから、ファンがネタにしたりするものは入れたかったんだと思う。
- だがそのくせゼロムスの断末魔はキャラ編には載っていない…。
その直前のセリフは載ってるのに…。
- だがそのくせゼロムスの断末魔はキャラ編には載っていない…。
FFは、リメイクや移植など作品によってはオリジナルから内容が変わっているものも多いのだが、
この書籍ではあくまで「初出に準拠」した記述が徹底して行われている。
モンスターやキャラクターのグラフィック、システムの紹介、
引用されているセリフや細かな固有名詞などもあくまでオリジナル版がベース。
リメイク版での変更があったものについては適宜注釈などでフォローが行われている。
まさに20周年記念の書籍にふさわしい内容となっており、資料的価値は非常に高い。
- リメイク版で変更があったのは単独のアルティマニアが出ていないFF6以前だけどな。
- 単独のアルティマニアが出ていようが出ていまいが初出時の情報をベースにすることはこの手の書籍では基本。
でないと歴史として並べたときに誤解が生じる。 - というか単独のアルティマニアが出てないってことはそれだけまとまった情報に乏しいってことでもあるんで
余計に「オリジナルがどうであったか」に気を配って記述する必要がある。- 今から30年後、40年後の人がこの本を参照するときのことを想像してもらえばわかるはず。
- 単独のアルティマニアが出ていようが出ていまいが初出時の情報をベースにすることはこの手の書籍では基本。
せめてFF1・FF2・FF3・FF4・FF5・FF6をばら売りしてほしかった。
25th メモリアルアルティマニア
2012年12月18日発売。シリーズ25周年を記念して刊行された全3巻の総括本。
20thと比較して資料集カラーが強く、Vol.1にはFF1~6、Vol.2はFF7~9、Vol.3ではFF10~14の資料をそれぞれ収録。
なおナンバリング派生作品やナンバリング外の外伝作品は扱っていない。
各種キービジュアルや設定画だけではなくバトル・イベントプランの企画書、
FC時代の作品に至ってはドットパターンデータなども掲載されたディープな資料集となっている。
また、天野氏や野村氏がデザインしたキャラクターやモンスターのデザインも掲載されており、レアなイラストも存在する。
基本、初出のソフトに沿った紹介がされており、各作品のリメイク版はそれに付随する形になっている。
が、FF1のビホルダーのみ、天野喜孝の原画とドット絵はそのまま載せつつ、名前のみイビルアイとしている。
いわゆるビホルダー問題なのだが、旧版のデザインが「イビルアイ」として紹介されるのは恐らく初めて。
また、FF1の制作初期の企画書の一箇所にのみ、不自然に修正された跡がある。
後にFFおなじみとなるバトル画面のデザイン案なのだが、モンスターがシルエットになっている。
形から判断するに、どうもドラクエの「ゴーレム」と「ドラゴン」を仮絵としてそのまま使っていたようだ。
今ではドラクエと同じ会社なのだが、それでも隠している辺り、さすがに問題があったということか。
企画書なんて普通世に出るものではないので仕方ない。
余談
人が作るものである以上は当たり前の話だが、アルティマニアとて完璧な攻略本ではない。
FFのものも10のバトル編などでちらほらミスが…。
他にも誤情報だらけのものがあるけどFFとは無関係なので割愛。
- 初出であるFF8のものにもモンスター数種類のHPを誤記するなどミスが。
- アルティマニアの検証もやりこみの一つだと言えなくもない。
暇つぶしにはもってこいの1冊。
かなり分厚く重いので、鈍器にもなる。
角の威力はなかなかのもの。良い子は真似してはいけない。
- 書店の攻略本売り場を見ると下段はこれしかなかった。なぜかって?分厚すぎるからさ。
- 今後実際のゲームにも武器として登場したりは……流石にないか。
- こんな形では出ました。
リメイクした3や4も出版してくれればよかったのに。
- Anniversary Ultimaniaで旧作を有る程度カバーしたから、
リメイクだけだとアルティマニアを出すだけのネタがないと思う。
攻略本としてより資料的な面が元々強いし。 - 公式サイトの山下章氏のコメントによれば、FF9のオンラインアルティマニア制作時に、伊藤裕之氏から「FFTのアルティマニアを出してくださいよ」という要望もあったらしい。
- しかし「今頃FFTのアルティマニア出してもどれだけの人が買ってくれるのか」と思い、結局実現には至らなかったという。が、クロノトリガー(DS版)のアルティマニアは出た。
10-2以降、やりこみ界隈では有名な木村昌弘氏が、やりこみ記事を担当していることがある。
それに伴い記事の内容もより具体的なやりこみ攻略が書かれるようになった。