セリフ/【おぼえてるか?親父さんに教えてもらった草笛を…。】

Last-modified: 2024-01-16 (火) 17:26:46

FFT

Chapter1のイベント、「草笛」でのディリータのセリフ。
ここで言う「親父さん」は故・バルバネスのこと。

唯一の肉親であるティータ骸旅団に誤認誘拐され、さらにアルガスに身分のことをなじられたディリータ
失意と焦燥感の中でジークデン砦を目指す途上、ラムザに複雑な胸中を明かす。
二人の間に生まれ始めた溝を埋めるように、草笛の素朴な音色が響く…
という趣深いシーンであり、店頭宣伝用のトレーラー(オープニングデモのひとつ)でも繰り返し流され続けた
非常に印象的なセリフである。

剣士ディリータ
「きれいだな。ティータもどこかでこの夕日を見ているのかな…。」

剣士ラムザ
「…大丈夫だよ、ディリータ。ティータは無事さ。」

剣士ディリータ
「…違和感は感じていたさ。ずっと前からな。」

剣士ラムザ
アルガスの言ったことを気にしているのか?」

剣士ディリ-タ
「どんなに頑張ってもくつがえせないものがあるんだな…。」

剣士ラムザ
「そんなこと言うなよ。努力すれば……」

剣士ディリータ
「努力すれば将軍になれる?
 この手でティータを助けたいのに何もできやしない…。
 僕は“持たざる者”なんだ…。

剣士ラムザ
「………………。」

剣士ディリータ
「おぼえてるか? 親父さんに教えてもらった草笛を…。」

(ディリータが草笛を吹き、ラムザを見る。ラムザも草笛を吹き、草笛の音色が重なる)

また、この会話の中でディリータが発した「持たざる者」はChapter1のタイトルでもあり、
ストーリーの中でも重要な意味合いを持つ言葉となっている。


ここで自分が「持たざる者」だと自覚したディリータだが、その後は(決して胸を張れるような内容ではないものの)たゆまぬ努力を続けて将軍どころか国王の座まで手に入れることになる。
ある意味では、一見楽観的なラムザの「努力すれば(身分の差も覆せる)」の方が正しかったとも言える。

  • またラムザはラムザでこの時の言葉を後々まで有言実行している。
    ディリータと道は分かれても、彼に語った言葉に恥じない自分でいようとしているのだろう。

関連
ストーリー/【草笛】
ストーリー/【持たざる者】