FF6
ナルシェにて3つのパーティーが合流した後、カイエンとセリスのやりとりなどを経てエドガーが話したセリフ。
キザなセリフや色々と問題なセリフが多いエドガーにしては珍しい真面目なセリフである。
- 彼の国王としての立場を考えれば、至極的を射ているセリフではあると思う。
- セリス、レオ将軍、シド…確かに。
- ティナもじゃないか?あとモブリズにいるマランダの兵士は、帝国兵にならざるを得なかっただけで、好きで帝国兵になったわけじゃないようだし、祖国が帝国に攻め込まれたせいで渋々帝国に仕えてる人も多そう。
国によって政治や風習、思想が異なり(帝国の悪業は確定的ですけど)、その違いによって時にはその国と衝突してしまい、それらの国民までも敵と認識せざるを得ないが、実際にそこにいる人間全てがそうではなく、理解しあえる者もいる・・・・・・これは現実でも言える事だから、様々な意味で考えさせられる言葉でもある。
- 「温厚で真面目な日本人」だって中には誰でもいいから殺したかったなんていう奴もいるからな。
自分で進んで入らなければ所属出来ない集団はともかく、生まれは自分では選べないから
○○の国の人間は、なんて括りは意味がないんだよね。
FF6の帝国に関しては帝国兵の採用がどう行われてるのかわからないが、
ケフカの悪事も結構隠蔽されていたみたいだし本当に世界を良くする為に働いてた兵士もいるのかもしれない。 - 会食イベントで話せる兵士達の中にも「俺は人を殺し過ぎた」なんて嘆いている奴もいたし。
帝国から見れば、フィガロ王国は単一国家による世界統一を阻む悪である。そこにいる者全てが悪であろう。
極悪非道のケフカが処刑されないのは、彼が「悪を根絶」させる兵器だからである。
- 同盟関係だったとはいえ、あきらかに兵士やケフカに嫌われていたものね……
- その理論で言ったら、世界征服をしようとしている帝国は帝国以外の全ての人から見て悪である。
しかしながらエドガーは「帝国にいた者全てが悪ではない」と説いた。
エドガーとガストラの王としての器の違いが如実に現れている。
悪ではないにしろ、戦うことを避けられぬ場合も有る。
善良な将軍ほど有能で恐るべき強敵として出てくる事が多い。
- たとえばFF12のヴェインなんかは思想が対立してしまったがゆえであったから倒さざるを得なかっただけでヴェインが悪いのか?と言われたら少なくとも100%ヴェインが悪いとは言えないなぁ。
FF12でも当初ヴァンが「悪いのは帝国だ」と憎しみをあらわにしていたが、
ラーサーに対しては「いい奴だよ。帝国なのにさ」と打ち解けるという、似たような流れがある。
また帝国内部にも派閥争いがあり、ドレイスやザルガバースのような良識人もいる。
一方で帝国への憎悪をむき出しにするアーシェなど、各々の価値観の描かれ方がFF6とかなり似ている。
FF7の神羅カンパニーにも当てはまりそうな台詞。
あちらも組織としてはアレだが、内部にはリーブやクラウドの面倒を見てくれた気のいい神羅兵などがいる。
FFに限らず、色々な作品や場面で該当しそうな台詞である。