従属国は、他の国からの保護の見返りに、他の国との従属関係にあり、彼らの宗主国に敬意を表したり、商業的または軍事的義務を果たしたりする国です。
彼らは宗主国以外との外交行動が制限され、特定の従属関係においては、宗主国が属国を統合することができます。
一般的なルール
従属関係にはいくつか種類がありますが、共通的なルールが存在します。
- すべての従属国は、その従属関係に応じて、宗主国に対し何らかのリソースを提供します。
- 貿易と交通権を許可する場合を除いて、従属国は他の国と外交協定を結ぶことはできません。
- ある国が従属国になると、その国がそれまで締結していた他の国との条約が全て破棄されます。
-このルールを利用して、ある国に宣戦布告する前に、その国と同盟関係にある国を外交属国化する事は非常に有益です。 - 宗主国と従属国は常にお互いの領土への軍事交通権を持っています。
- 従属国は常に、同じ宗主国の他の従属国への軍事交通権を持っています。
- 従属国は宗主国に対して独立戦争を宣言することにより、いつでも従属関係を終了させることができます。従属国は他の国に宣戦布告することはできません。
- 宗主国は停戦協定がない限り、いつでもその従属国を解放することができます。関係を破棄しても停戦協定は結ばれないため、外交官が戻ったらすぐに対象国を攻撃することができます。
- 従属国が攻撃された場合、宗主国は常に戦争に呼び出され、戦争のリーダーになります。
- 宗主国とその従属国の両方が同じ戦争に参加している場合、宗主国はいつでも土地の占領権を従属国へ移譲するすことができます。従属国が土地を併合した場合はAEの増加は半減します(宗主国自身が土地を併合した場合と比較して)。
- 戦争に巻き込まれる可能性のある従属国については、忠誠心が低すぎると、宗主国の戦争への参加を拒否することができます。
従属国のタイプ
要件:外交活動を通じて他の国をこのタイプの従属国にすること、または戦争でこのタイプの従属関係を強制するために必要な条件です。これは、従属国を作成する際にのみ適用されることに注意してください。既存の従属国が要件を満たさなくなったからといって、独立したり、別のタイプの従属関係に変換されたりすることはありません。
貢物:従属国は、毎月、宗主国に対して記載された貢物を納めます。
外交枠:このタイプの従属国が、宗主国の外交関係としてカウントされるかどうか。
参戦:このタイプの従属国が忠実である場合、自動的に宗主国の戦争に呼び出されるかどうか。
統合:宗主国がこのタイプの従属国を統合できるかどうか。
破棄:従属国が外交行動を通じて(つまり、戦争なしで)従属関係を破棄することができるかどうか。
輸出制限:従属国がその宗主国にのみ輸出できるように制限されているかどうか(輸入は影響を受けません)。
効果:従属国と宗主国に与えられた補正効果。宗主国が同じ(または異なる)タイプの複数の従属国を持っている場合、補正効果は重複します。
タイプ | 要件 | 貢物 | 外交枠 | 参戦 | 統合 | 破棄 | 輸出制限 | 効果 |
進貢国/Tributary | 無し | 収入の15% | いいえ | いいえ | いいえ | いいえ | はい | なし |
封建国/Feudatory | ・宗主国は部族制国家ではありません ・宗主国は20以上の領域を支配しています 従属国には10以下の領域しか支配していません 従属国と宗主国は同じ文化グループに属しています | 毎月の人的資源増加数の15% | いいえ | はい | はい | いいえ | いいえ | 従属国: 陸軍維持費-10% 市民の幸福-4% |
従属部族/Tribal vassal | ・従属国は部族制国家であり、宗主国は部族制国家ではない ・宗主国の首都の文明度が、従属国の首都の文明度よりも高い ・宗主国が保持している従属部族が10未満である | 毎月の人的資源増加数の15% | いいえ | いいえ | いいえ | はい | いいえ | 宗主国: 部族の幸福+ 4% 従属国: 国の文明度+10% 毎月の文明度増加数+0.01% |
サトラップ/Satrapy | ・従属国はペルシアの軍の伝統にアクセス可能であり、40以上の地域を有すること。 ・宗主国は150以上の領土を持つ君主制国家であること | 収入の25% | はい | はい | はい | いいえ | いいえ | 宗主国: 毎月の正統性+2% |
属国/Client state | ・従属国も宗主国も部族制国家ではないこと ・従属国の支配する地域が150未満であること | 収入の25% | はい | はい | はい | いいえ | はい | 従属国:統治者の人気の増加-5% 交易収入+10% 宗主国にのみ輸出できます。 |
植民地/Colony | イベント/ミッションのみ | 収入の15% | いいえ | いいえ | いいえ | いいえ | いいえ | 宗主国: 交易収入+5% 従属国: 交易輸入+10% 宗主国への忠誠+25 |
傭兵国家/Mercenary State | ・DLC「Magna Graecia」が有効であること ・以下のいずれかであること ・シラクーサであること(またはシラクーサでゲーム開始したこと) 弁舌の発明「衛星国/Satellite Status」を採用していること ・アクション「傭兵国家の作成」を介して都市を解放することによってのみ作成可能 | 収入の10% | はい | はい | はい | いいえ | はい | 宗主国: 傭兵維持費-3% 従属国: 人的資源+12.5% 陸軍維持費-20% |
都市同盟/League City | ・DLC「Heirs of Alexander」が有効であること 公民の発明「植民/Coloniae」を採用していること ・アクション「同盟都市の作成」を介して都市を解放することによってのみ作成可能 | 収入の10% | いいえ | いいえ | いいえ | いいえ | はい | 従属国: 人口増加+0.10% 首都の交易路+2 国の文化レベル+5% 供給に必要な奴隷の数-4 |
進貢国/Tributary
おそらく、このゲームで最も基本的な従属国のタイプは進貢国/Tributaryでしょう。
これは、対象国が単に貢ぎ物と引き換えに保護を求めているだけの緩やかな関係です。
他の多くのタイプとは異なり、休戦期間中でなければ、進貢国はいつでも朝貢関係を解除することができます。
唯一のリスクは、かつての宗主国が自分の名誉を傷つけられたとして、開戦事由を取得することです。
AIが操作している国では、以下の条件のいずれかが満たされた場合に発生します。
- 忠誠が35未満である。
- 宗主国よりも多くの軍隊を持っている
- 忠誠が50未満で、3つ以上の領土を所有しており、宗主国と国境を接している。
一方で忠誠心が非常に高い従属国は、宗主国とより緊密な関係を築き、属国/Client stateになることができます。
このイベントは1つの国につき1回しか発生しません。
封建国/Feudatory
封建国/Feudatoryとは、同じ文化グループにある、より大きく影響力のある国の指導に従う義務を負った国家のことです。
歴史的に見ても、これらの国は主君の他の臣下とある種の同盟を結んでいたことが多く、大きな義務を負っているとはいえ、特権的な臣下であるといえます。
封建国は、宗主国に人的資源を提供し、宗主国の戦争に参加することが求められます。
外交関係スロットを消費せずに戦争に参加できる唯一の従属国タイプである封建国は、最も強力な従属国タイプの一つであり、封建国の大きなネットワークを構築することで、国力を大幅に向上させることができます。
歴史的な例としては、ローマにおける同盟市、カルタゴにおける北アフリカのフェニキア都市国家、アンティゴノス王国におけるエーゲ海の都市連合などがあります。
発明「価値換算の合意/Proportional Agreements」(弁舌の発明)を持っている場合、独立保証されている小国(領土数が12以下)は、時折、封建的地位を要求することがあり、これは外交的拡大の重要な手段となり得えます。