セ界の終わり

Last-modified: 2023-10-27 (金) 08:25:40

2015年に発生した、セ・リーグ全球団が勝率5割以下となった状態。
セ界 NO OWARI」「どんぐりのセ比べ」「セ界恐慌」「ギリシャリーグ*1」等の別称も存在する。


全球団貯金消滅

当年の交流戦では、リーグ首位の貯金11で突入したDeNAが3勝14敗1分で交流戦史上最低勝率(.176)を叩き出し、2位だった巨人も7勝11敗(12球団中11位)と失速。リーグ合計でも44勝61敗3分と大きく負け越したため、セ・リーグの貯金の大半がパ・リーグに吸い取られる事態となった。*2
交流戦終了後の6月23日、セ・リーグで唯一貯金が残っていた巨人がDeNAに敗れた事で、NPB史上初のセ・リーグ全球団の貯金が消滅する*3異常事態が発生した。

【2015年6月23日時点の勝敗・順位表】

順位球団名勝率ゲーム差貯金借金
1位巨人7035350.5000
2位阪神6733331.5000.00
3位DeNA6933351.4851.0-2
4位中日7032371.4642.5-5
5位ヤクルト6831361.4632.5-5
6位広島6630351.4622.5-5


全球団借金

7月3日(仏滅)には勝率5割で並んでいたヤクルト・阪神がともに敗れ、ついにNPB史上初の同一リーグ全チーム借金という不名誉な記録を残してしまった。
しかも阪神は球団通算10000試合という節目の試合であり、9回裏に守護神の呉昇桓が3失点を喫し逆転サヨナラ負けという痛恨の敗戦であった。

【2015年7月3日時点の勝敗・順位表】

順位球団名勝率ゲーム差貯金借金
1位ヤクルト7637381.4933-1
2位阪神7436371.49310.0-1
3位巨人7637390.4870.5-2
4位DeNA7536381.48650.5-2
5位広島7335371.48610.5-2
6位中日7633421.4404.0-9



翌日に阪神が勝利して勝率5割に戻したが、21日に再び発生。当日は中日の球団通算10000試合目であった。

【2015年7月21日時点の勝敗・順位表】

順位球団名勝率ゲーム差貯金借金
1位巨人8643441.4942-1
2位阪神8642431.49410.0-1
3位ヤクルト8642431.49410.0-1
4位DeNA8742441.4880.5-2
5位広島8339431.4761.5-4
6位中日8839472.4533.5-8


関連項目



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*1 当時のギリシャが財政破綻寸前に陥り、ユーロ圏離脱に関する議論が高まっていた事が由来。
*2 勝ち越したのは交流戦前で借金生活状態だった阪神のみ。(10勝8敗)
*3 開幕直後の全球団勝率5割の状態を除く。