セカンドリーグ

Last-modified: 2020-12-11 (金) 07:45:01

セントラル・リーグの蔑称。


経緯

「人気のセ、実力のパ」とは昭和の時代から言われ続けてきた格言であるが、近年その風潮は更に加速傾向にあり*1、セとパが対決する交流戦、日本シリーズ*2*3、オールスターの3構図全てにおいてセ・リーグが負け越している。
ここから「最早セリーグにパリーグと対をなすような力はなく、実質2部リーグのようなものである」とその弱さを揶揄された事が由来の表現。
言うまでもなく「セントラル」の「セ」と「セカンド」の「セ」を掛けた蔑称であり、パリーグの蔑称としては機能しない*4点に注意。


近年の交流戦

2015年

5月まで首位を独走していたDeNAが3勝14敗1分だったのを始め、上位陣が軒並み交流戦で低迷。リーグ戦再開後には全球団借金の珍事を引き起こす。

2016年

セリーグ首位の広島は前半戦でパリーグ上位チームと9連戦したが、4勝4敗1分で切り抜けた。しかも後半は最終週のサヨナラコリジョン、鈴木誠也の「神ってる」などもあり6連勝。他5球団が離された結果、広島だけ貯金2桁で他の5球団は全チーム借金という事態になった。
広島の連勝は11まで伸びた上、最後まで逆転可能圏といわれる4ゲーム差以内に1回も縮められることなくそのまま優勝、CSもあっさり突破し日本シリーズに進出。なお日本シリーズ

2017年

読売ジャイアンツと東京ヤクルトスワローズが前半戦9試合を消化した時点で勝ち星なし、さらに巨人は交流戦突入前から続いていた連敗が13となり、球団ワースト記録を更新。
巨人はその後持ち直すも4位止まり、ヤクルトに至っては暗黒期の00年代のベイスすら超えるシーズン96敗という記録を叩き出し真中は辞任に追い込まれるなど、交流戦が最終成績に大きく響いた*5
なお他のセ・リーグ4球団は勝率5割以上で、広島に至っては交流戦の優勝争いを繰り広げており、セ・リーグの借金をこの2球団だけでほぼ背負う状態となった

2018年

交流戦前に最下位だったヤクルトが孤軍奮闘、日本ハムを除く5球団に勝ち越して交流戦最高勝率を獲得。なお、交流戦終了時には広島以外の5チームが借金も、1位と2位の差が大きく縮んでいたが、交流戦後に広島が2位のチームを徹底的に叩きのめすことで3連覇を達成した。
またMVP規定が変わっていたために交流戦MVPが最高勝率チームから出ないという史上初の珍事が起きた。*6

ただこの年はパ・リーグも借金を抱えるチームが増え、シーズンを通して常に貯金を作れたのは12球団中3球団のみで、しかも下位同士で潰し合う展開が非常に多かった。

2019年

16戦目にしてセ・リーグの10年連続にして14度目の負け越しが決定。
しかし巨人とDeNAが何とか上位に食らい付き、巨人に至ってはソフトバンク以外全て勝ち越しを決める健闘を見せ、広島と阪神の不振もありセ・リーグ首位に浮上一時期最下位を爆走していたDeNAは5年振りの交流戦勝ち越しを決めAクラスも射程圏内(2ゲーム差)に捉えた。
その一方で交流戦前に首位だった広島楽天以外のパ・リーグ各球団に勝ち越す事ができず、交流戦の最下位に沈んだだけでなくセ・リーグ首位からも陥落という2015年のDeNAを彷彿とさせる展開だった。2位だった阪神も攻守にミスを頻発し前年に戻ったかのような有り様で一時期最下位*7、前年優勝のヤクルトもシーズンでの不調をそのまま引きずり、パ・リーグ全球団に負け越したため、この3チームが交流戦の10~12位となった。

 

これらの事例からも近年のセ・リーグのペナントレースは交流戦に大きく左右されていると言える。

※2020年シーズンの交流戦は新型コロナウィルス騒動の影響で全日程が中止された。

派生語

他に「テントラレ(点取られ)・リーグ」と呼ばれることもある。
パの強みは主に打線であると言われているため、あながちいい加減でもないかも知れない。

また、セカンドリーグとの対比でパ・リーグのことを「パーフェクトリーグ」「パラダイスリーグ」と呼ぶこともある。セ・リーグに対する侮蔑の意味が込められているのは言うまでもない。


関連項目


*1 2000年代に巨人と共にセリーグを引っ張ってきた阪神、中日の2球団が監督交代やドラフト及び選手育成の失敗で弱体化し始めた2010年代初頭からセリーグ全体のレベル低下が顕著になっている。
*2 2010年から2019年までの10年間でセ・リーグの日本一は2012年巨人のみ。さらにこの期間だけで全球団がソフトバンクに敗退している。
*3 2020年の日本シリーズもソフトバンクが巨人に勝利したため、日本シリーズの両リーグ対戦成績はパの36勝35敗となり、70年ぶり2度目となるパの勝ち越しが決まった。
*4 パリーグの蔑称にはセリーグの人気に寄生している不人気リーグという意味合いを込めた「パラサイトリーグ」が存在する。またセパの人気格差が大きかった時代にはセリーグの正式名称「セントラルリーグ」と混同した「パントラルリーグ」と呼ばれることもあった。
*5 実際巨人は交流戦を除けば66勝56敗、DeNAは64勝56敗なので3位になっていた。
*6 MVPはパ1位(全体2位)のオリックス・吉田正尚。ヤクルトからは2勝7セーブ、防御率0.00の石山泰稚に特別賞が贈られた。
*7 ロッテ、西武、ソフトバンクに五分以上と健闘したがオリックス、楽天戦の1分5敗(3敗はリリーフ)が痛かった。