選手冥利に尽きます

Last-modified: 2022-07-28 (木) 16:15:02

長野久義が巨人から広島への移籍時に発したコメント。古巣侮辱ではないので注意

【目次】


概要

2018年オフ、読売ジャイアンツはFAの目玉であった丸佳浩を広島から獲得し、翌年1月7日には人的補償として長野が選ばれた。これには

  • 長野は2006年に日本ハム、2008年にロッテから指名されるも入団拒否。巨人に入団した2009年にも阪神からの1位指名確約を辞退しているほど、巨人球団への忠誠心に篤いとされていた*1*2こと。
  • 巨人の生え抜きとしてリーグ3連覇などに貢献したこと。
  • 2015年からは下降線を辿っていたが2018年は巨人の外野手でトップの成績を残し復調の気配を見せていたこと。
  • 直前(年明け前)の2018年12月には同じく生え抜きの内海哲也*3人的補償西武に流出していたが、長野もプロテクト外とは全く思われていなかったこと。
    • また巨人からすれば外野の主力選手である丸をFAで引き抜いたのに同じ外野で主力級の長野を獲得されたら広島側の戦力面のマイナスが埋まってしまうことになるため、非合理的である。
  • 巨人の監督は原則として生え抜きしか就けないため、長野と内海という有力候補が一気に2名いなくなったこと。
  • 巨人・広島に関わらず多くのファンやメディアから「広島は育成重視の球団だから、若手が選ばれるだろう」と予想されていたこと。
  • 推定2億円を超えるとも言われる高額年俸の選手を人的補償として広島が選択したこと*4

などの理由から、野球ファンに大きな衝撃が走った。
そして同日、長野はコメントを発表。巨人入りの経緯から引退覚悟の拒否も考えられた*5が、実際の内容は

長野久義選手の移籍について
https://www.giants.jp/G/gnews/news_3913557.html


3連覇している強い広島カープに選んでいただけたことは選手冥利に尽きます。自分のことを必要としていただけることは光栄なことで、少しでもチームの勝利に貢献できるように精一杯頑張ります。巨人では最高のチームメイトに恵まれ、球団スタッフ、フロントのみなさんの支えのおかげでここまで頑張ることができました。また、9年間応援してくださったジャイアンツファンの皆様のおかげで苦しいことも乗り越えることが出来ました。ありがとうございました。ジャイアンツと対戦することを楽しみにしています」

というのあるもので、ぐう聖ぶりを評価する声が見られた。
それと同時に、若返りを理由に生え抜き功労者を2名同時に失った一方で、ポジションこそ違えど岩隈久志37)や中島宏之36)を獲得し、伸びしろのある辻東倫*6や中井大介*7に戦力外を突きつけた原監督及び球団フロントへの批判が続出した。


つば九郎も絶賛

長野のコメントを受け、つば九郎がブログを更新した。「おとももち*8の、ちょうちゃんへ。」という文言から始まるそのメッセージは以下のような内容。

げつ9でびゅー!?
https://ameblo.jp/2896-blog/entry-12431533303.html


おとももちの、ちょうちゃんへ。

あかへるひさよし。これからも、おたがいがんばろうZ!
かーぷには、おとももちがおおいので、またみんなで、しあいまえもりあがりましょう。

『せんしゅみょうりにつきる』いいことばだすよな~、にくい、かっけ~、こんどぱとろーるのとき、いじりますよ~でへへ。

まるちゃんぬけて、ちょうちゃんかにゅう、けっかてごわいちーむにはかわらない。。。

3れんぱのちーむ、はげしいぽじしょんあらそいのがいや。そこで、れぎゅらーあらそいするすがた、たのしみにしてますよ~!

みんなえみふる。


余談

長野の移籍時、広島の1桁背番号は5*9と9*10が空いていたが、「緒方孝市監督が現役時代につけていた9は野間が一人前になったときにつければいい」という理由で5を選択。改めてぐう聖ぶりを発揮し、野間からは感謝の言葉が述べられた*11
さらに、広島ホームテレビで5月27日に放送された『鯉のはなシアター』では、妻の下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)が「巨人と同じ7番だといいね」と言った際に「7番はもうつけて頑張っている人がいるから、そういうことは言ってはいけない」「そうやって人から取ったり、悲しい思いをさせてはいけない」と返答されたことを告白した。


関連項目



Tag: 巨人 広島 人的補償


*1 この経緯から、事前に断りを入れていた阪神はともかく、日本ハムファンや応援歌(後の井口資仁の曲とされる)まで作って待機していたロッテファンからは今だに絶許扱いされている。
*2 ドラフトでの入団拒否2回は江川卓以来。長野同様巨人志望で、3球団目である阪神も入団してすぐ小林繁とのトレードという超法規的措置による巨人入りだった。ただし1回目の阪急(現オリックス)は大学進学を優先、2回目のクラウン(現西武だが、当時は福岡が本拠地)と3回目の阪神は在京チームなら入団予定だった旨を明言している。なお最多記録は藤沢公也(元中日)の4回。
*3 奇しくも内海も他球団のドラフト指名を蹴ってまで巨人に拘った経緯を持つ選手である。
*4 とはいえ当時の丸の推定年俸が2億1000万円とされており、「丸の退団で浮いた予算とほぼ相殺されたのでは」と言われている。
*5 人的補償とは別だが、過去には定岡正二が近鉄へのトレード通告を受けた直後に拒否して引退した事例もあった。
*6 戦力外通告後引退。現ジャイアンツアカデミーコーチ。
*7 その後DeNAに拾われる形となったが、対左投手のスタメンや内野のサブとして活躍したこと、獲得した中島の不良債権っぷりから「放出は間違いだった」と言われることも。
*8 過去には、鈴木誠也や赤松真人が「おとももち」としてブログで紹介されている。
*9 2015年まで栗原健太がつけ、その後はエクトル・ルナとラミロ・ペーニャが付けたが、どちらも1年で広島を去り、2018年は欠番になっていた。
*10 丸がFA移籍直前まで付けていた背番号。
*11 しかしその願いも空しく、野間はレギュラーの座を完全に掴むまでには至らず、背番号9は2022年シーズン中にMLBから帰還し古巣ソフトバンクとの争奪戦の末獲得した秋山翔吾に渡された。