ソローロ

Last-modified: 2025-01-06 (月) 16:25:47

アレックス・ゲレーロ(元中日→巨人)の別称。ソロホームランの多さが由来で、「ゲレーロ」と「ソロ」をかけている。

概要

中日時代の2017年、ゲレーロはシーズン序盤から本塁打を量産し、6月25日に両リーグ最速で20号に到達した。
一方で走者を置いた状況下での本塁打が極めて少なく、前半戦終了時点で23本塁打中19本がソロ。同時期に記録した17本連続ソロNPB記録となった。
同時点の得点圏打率は.267とそこまで酷いものではなかった*1ものの、この件からチャンスに弱いという印象を持たれてしまった。
なお、打点は53とホームランの数を考えるとやや寂しい数字という意見が多かったが、「ソロムラン以外でも34打点を挙げられていた」「チャンスではホームランを狙わないタイプだった*2」と考えれば微妙なところである。
1~3番の京田陽太・亀澤恭平・大島洋平(いずれも出塁率3割超え)が作った好機を活かせない一方で打率(.279)及び出塁率(.336)は比較的良好であったため、一部から「打順は1番でもいい」と言われることもあった*3

ソローロが定着するにつれ、「ゲレーロのソロ」を捩って「ソローロのゲレ」という呼称も生まれた。

最終成績は打率.279、本塁打35本、打点86、得点圏打率.258。3倍打点ニキを憤死*4させながら本塁打王に輝いた。
更にこの手の打者としてはシーズン98三振・13併殺と悪い方の成績もまずまず程度には留めており、上述の通り出塁率も悪くなかったため、OPSも.896まで伸ばしており実際の貢献度は高かったと言える。

その他のソロムランアーチストたち

  • 濱中治(元阪神→オリックス→ヤクルト)
    2002年、開幕から15連続ソロ本塁打のNPB記録を残している。
  • 白崎浩之(元DeNA→オリックス)
    引っ張りしか能がない白崎」参照。オリックス時代の同僚だったT-岡田にならい「右のT-岡田」と呼ばれたこともある。
  • T-岡田(オリックス)
    2017年は31本中20本がソロ本塁打で、打点は68だった。白崎が同僚だった時期は彼に倣って「強化版白崎」と呼ばれることもあった。
  • 清宮幸太郎(日本ハム)
    2022年シーズンに開幕から8月3日に2ランを打つまで11連続ソロ本塁打を記録し「ソロ宮幸太郎」「ソロ宮ソロ太郎」という別称がつけられた。なお、同年のオールスター第1戦(上記期間内)でも9回2死無走者からサヨナラソロ本塁打を放ってMVPを獲得している。

関連項目



Tag: 中日 巨人


*1 当時はまだ得点圏打率は非常に重要視されていた
*2 大谷翔平など、こういった傾向の打者は存在する
*3 実際は3→7→5番を経て、オールスターの1ヶ月ほど前からダヤン・ビシエドの代役で4番に収まった。そのままシーズン終了まで4番に定着。
*4 86÷35=2.46倍打点。