アレックス・ゲレーロ(元中日→巨人)の別称。ソロホームランの多さが由来で、「ゲレーロ」と「ソロ」をかけている。
概要
中日時代の2017年、ゲレーロはシーズン序盤から本塁打を量産し、6月25日に両リーグ最速で20号に到達した。
一方で走者を置いた状況下での本塁打が極めて少なく、前半戦終了時点で23本塁打中19本がソロ。同時期に記録した17本連続ソロはNPB記録となった。
同時点の得点圏打率は.267とそこまで酷いものではなかった*1ものの、この件からチャンスに弱いという印象を持たれてしまった。
なお、打点は53とホームランの数を考えるとやや寂しい数字という意見が多かったが、「ソロムラン以外でも34打点を挙げられていた」「チャンスではホームランを狙わないタイプだった*2」と考えれば微妙なところである。
1~3番の京田陽太・亀澤恭平・大島洋平(いずれも出塁率3割超え)が作った好機を活かせない一方で打率(.279)及び出塁率(.336)は比較的良好であったため、一部から「打順は1番でもいい」と言われることもあった*3。
ソローロが定着するにつれ、「ゲレーロのソロ」を捩って「ソローロのゲレ」という呼称も生まれた。
最終成績は打率.279、本塁打35本、打点86、得点圏打率.258。3倍打点ニキを憤死*4させながら本塁打王に輝いた。
更にこの手の打者としてはシーズン98三振・13併殺と悪い方の成績もまずまず程度には留めており、上述の通り出塁率も悪くなかったため、OPSも.896まで伸ばしており実際の貢献度は高かったと言える。
その他のソロムランアーチストたち
- 濱中治(元阪神→オリックス→ヤクルト)
2002年、開幕から15連続ソロ本塁打のNPB記録を残している。 - 白崎浩之(元DeNA→オリックス)
「引っ張りしか能がない白崎」参照。オリックス時代の同僚だったT-岡田にならい「右のT-岡田」と呼ばれたこともある。 - T-岡田(オリックス)
2017年は31本中20本がソロ本塁打で、打点は68だった。白崎が同僚だった時期は彼に倣って「強化版白崎」と呼ばれることもあった。 - 清宮幸太郎(日本ハム)
2022年シーズンに開幕から8月3日に2ランを打つまで11連続ソロ本塁打を記録し「ソロ宮幸太郎」「ソロ宮ソロ太郎」という別称がつけられた。なお、同年のオールスター第1戦(上記期間内)でも9回2死無走者からサヨナラソロ本塁打を放ってMVPを獲得している。