隙あらば野間

Last-modified: 2021-05-07 (金) 10:44:31

前広島東洋カープ監督・緒方孝市による、野間峻祥を積極的に起用する姿勢のこと。
略して「隙野間」「隙間」とも。


経緯

野間は2014年のドラフトで、俊足と強肩といった高い身体能力が売りの大卒ルーキーとして1位入団*1。緒方自身が身体能力に優れた外野手*2だったこともあり親近感を抱いたのか、プロで初めて背負った背番号37を「この番号を育てたい」と語っていた松山竜平から剥奪してまで野間に与えるほど期待されていた*3

 

この背番号変更に始まり、入団直後から代走や守備固めがメインながら一軍で124試合出場、時には1番打者でスタメン起用など溺愛ぶりを見せつけた。その結果、野間はリーグ2位の6三塁打をマークするも188打席で打率.241・1本塁打という低調な成績に終わる。高く評価されていた走塁と守備でもイージーミスをやらかすなど期待に応えられない部分も目立ったことから「愛人枠」「37番という選手」と揶揄され、そして「隙あらば野間」という言葉が定着。他にも様々な悪手も重なった結果、チームはCS進出を逃してしまった。

なお同年に野間がスタメン出場した試合の勝率は僅か.321。特に、3~4月にかけて野間が1番打者でスタメン出場した際にチームは6連敗*4を喫しており、数字以上に野間への印象を悪くする要因となった。


その後

しかし2年目以降はプロの水に馴染んだのかミスは減少、(野間自身が望んだ事ではないとはいえ)背番号を奪ってしまった松山からも「早く守備固めのために俺と交代してくれ」と試合中に望まれるほどの本領を発揮した。すると4年目の2018年には打撃が覚醒して自身初の規定打席に到達するなど、自力でレギュラーを掴み取り打率.286をマーク*5*6。結果を出したことで「贔屓采配」を意味するこの言葉も廃れていった。
だが2019年はオープン戦でベースを踏み忘れる凶兆が当たり、6月から打撃不振*7に陥ってしまう。それにもかかわらず首脳陣の依怙贔屓*8もあり一軍の試合に出場し続けたため、緒方・田中広輔松山竜平バティスタ中崎翔太らと共に戦犯扱いされ、隙あらば野間も再び使われるようになり再びヘイトを集めるようになってしまった。*9
2020年は佐々岡真司の監督就任で大きく環境が変化、若手の大盛穂や宇草孔基らに押され代走や守備固めでの起用がメインとなった。

関連項目



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*1 4球団が競合した有原航平(早稲田大→北海道日本ハム)の外れ指名。
*2 故障の頻度こそ多かったが、NPB2位タイとなる先頭打者本塁打8本、3年連続盗塁王、5年連続ゴールデングラブ賞獲得。
*3 後に緒方はファンミーティング内で「松山?松山は泣いてたw」と畜生発言を残している。松山が代わりに与えられた番号は44。
*4 スタメン落ちの翌日も敗戦、最終的に7連敗。
*5 丸佳浩が故障で1ヶ月間離脱した穴を見事に埋め、丸からは復帰時に「レギュラーを奪い返せるように頑張りたい」と言わしめたほど。
*6 通算でも低い得点圏打率でも2割台をマーク。満塁本塁打も放った。
*7 5月までは3割をマークした一方で、得点圏打率は通年で1割台だった。
*8 ただし同年7月末、契約最終年という焦りもあり、思うように野間が成長しないことに業を煮やした緒方が野間を殴打したことを報道され謝罪に追い込まれている。
*9 野間の不振によりの抜けた穴を最後まで埋められず、広島が4連覇、CSを逃した一因となった。