魔法剣士

Last-modified: 2021-10-19 (火) 15:02:50

魔法剣士【まほうけんし】

  • 近接(剣)スキルと魔法スキルを主力としているプレイヤーキャラクター。スイッチ型の一スタイル。
    武器は必ずしも刀剣類とは限らないので「魔法戦士」のほうがより正確かもしれない。

概要

  • マビノギには職業(クラス・ジョブ)にあたる概念がなく、よって魔法剣士の厳密な定義は存在しない。
    • 仮に魔法スキルが全てランクFであったとしても魔法剣士を自称するのは当人の自由だが、それが一般的に認められるかどうかはすこし微妙。基本的な近接スキルと初級魔法およびヒーリングは(ランクは別として)習得していない者のほうが珍しいので、これではミレシアンのほぼ全員が魔法剣士になってしまう。といっても「駆け出し魔法剣士」や「魔法剣士志望」といったRPや設定付けは大いに結構。どんどんやるべし。
  • 一般的な認識としては、近接と魔法を同程度にこなせる、あるいは高ランクであり、双方を用いて戦うキャラクターのこととなる。
    • 初期から魔法剣士を目指して育成する者もいれば、近接か魔法の片方を極めた上でもう一方の修練を積んで魔法剣士となる者もいる。
    • 才能システムの実装以後は、戦術と魔法の才能それぞれを伸ばす事で「魔剣士」の隠し才能タイトルが獲得できるようになった。惜しい、一文字足りない。
      この道を極めんとする方は、是非とも「マスター魔剣士」を目指して頑張ろう。字面もなんだかカッコいいぞ、マスター魔剣士。
    • またランサーと魔法の才能を伸ばすことで「魔法騎士」の隠し才能タイトルが獲得できる。魔法騎士(マジックナイト)の響きになんとなく懐かしさと憧れを覚えたミレシアンは少なからず存在する
  • 戦術においてもどちらか片方に極端に寄っている、または完全に独立した「剣」と「魔法」の使い手はあまりこう呼ばれない。
    あくまでも「剣と魔法の融合」を果たした二刀流であって、あるときは「剣」だけ、あるときは「魔法」だけという二足のわらじではない、というのがポイント。
  • 魔法剣士の長所
    • 戦闘時の選択肢が多く、汎用性が高い。
    • 近接特化よりスタミナの消費が少なく、魔法特化よりマナの消費が少ない。
    • 近接・魔法のどちらに耐性があっても対処できる対応力の高さ。
  • 魔法剣士の短所
    • 近接も魔法も同じように上げた場合、同じAPを費やした特化タイプに一撃の威力で見劣りする。
    • 育てるべきスキルが多く、一定の成果を見るまでにAPと時間がかかる。
    • 必要なステータスが多くなり、スキルの取り方によってはエンチャントの拘束も厳しくなる。
    • 激戦になるとスタミナとマナの両方の残量を気にせねばならず、2種類のポーションを消費する。

スタイル

  • 魔法カウンターや魔法アタックなど、近接と魔法を組み合わせた戦法を得意とする者が多い。
    敵の能力や数によって柔軟に戦い方を変えられる。
  • 近接特化に比べて非力になりがちなため、武器は攻撃力の高いものが好まれる傾向にある。
    威力を重視した二刀流の他、仰け反りが大きく扱いやすい両手剣の愛用者も多い。
    特に両手剣限定のエンチャントにはクリティカルバランスが大きく上昇するものが多くあり、これらの効果は魔法にも有効なので、その点でもお勧めできる。
    • また、武器に属性を付与して魔法剣気分を楽しむ者もいる。意外にもこの属性相性の影響は小さくないため、敵によって武器を使い分けると案外ダメージ差が出たりする*1。ただの気分と思うなかれ、こうした細かいことも魔法剣士たるもの見落としてはいけない。
  • 高いマナとINTによってマナシールドを活かしやすいのもポイント。基本的にマナは攻撃用リソースなのではあるが、それをあえて防御に回すことで攻撃力と引き替えに高い生存力が得られる、というわけだ。特に近接を主力とし、魔法を補助火力とするスタイルなら、そのデメリットは大きく低減される。こうした柔軟性もやはり魔法剣士ならではと言えよう。
  • 一方その高い汎用性と引き換えに、近接特化・魔法特化とくらべて負うべき制約が決して小さくない。それはエンチャントや細工といった間接的なプロパティに代表される、選別の難しさである。
    • 物理攻撃力と魔法攻撃力、STRとINT、生命力・マナ・スタミナのどれもが上がるエンチャントというのは多くはない。細工や職人改造なども同様に、装備によっては全くつかないものもある。それらのなかから自分のスタイルにマッチするものを選別しつつ、全体としてどのような方向性を持ってキャラクターを設計するか……非常に複雑で煩雑なそれは、よほどの理解がなければ実現はかなり難しい。
      • といっても、世の中はそうした難しさ、面倒くささを好む人種も割りと少なからず存在する。彼らからすれば、それこそが醍醐味のはず。
  • そして戦術面においては近接のみであれば近接の、魔法のみであれば魔法のセオリーがあるものだが、魔法剣(戦)士の場合は両方の対処が可能になるため、より有利な手段でより有利な状況を作り出すことができる。
    当然、どの対処を選ぶかという判断を迫られることになり、場合によってはより不利な状況に追い込まれることもある。熟達するには相当の経験と理論を身に着けていく必要がある。

真・魔法剣士?

  • The Drama IRIAのルエリRPで登場する「黒き龍騎士の大剣」は剣とワンドの特徴を持ったハイブリッド武器である。
    • これまでは魔法剣士といっても実際は魔法と近接は装備の切り替えの必要、または使用スキルに制限をかけられた「なんちゃって魔法剣士」でしかなかった。しかし、ZEROアップデート前後から徐々に増え始めたハイブリッド装備によって、装備の切り替えという動作のワンクッションを経ることなく複数のスキル群をミックスする戦術が可能になった。
  • 黒き龍騎士の大剣はRPでは強力なスマッシュとサンダーの両方を融合させた新しい次元の戦術が可能であった。これがプレイヤー側に開放されれば革命的な変化が起きうるであろうことは想像に難くない。そしていよいよ「黒き龍騎士の大剣」がランダムボックスのラインナップに追加されたのであった。
    • ……のだが、実際はただの両手剣。ワンド機能はNPC専用武器のプロパティであった。これにはエリン全土の魔法剣士達が肩を落としたという。といってもただの両手剣というには(当時)最強クラスの性能を誇っており、改造不可、エンチャント不可、細工可の「買ってきてすぐ実戦投入できる」武器という意味では現在でもそれなりの評価を受けている。
  • なお「フェニックスの卵をお願い」イベントでまれに入手できる「神秘なフェニックスの羽根剣」は二刀流不可の片手剣で、ワンドでもあるハイブリッド武器。真の魔法剣士を目指す諸君はぜひこちらを手に入れよう。
    • フェニックスの羽根剣は改造不可、エンチャント可、細工可のそこそこ高性能の武器であるうえ、戦術才能武器であるためRenovationアップデートで実装されたバッシュレイジインパクトの使用制限にかからない。残念ながらスタッフの機能がないのと、最大耐久が10しかないのが悩ましいところか。
      なお、鍛冶屋修理だがワンドの機能を持っているためか、修理費がものすごく高い。バッシュで削れる耐久力を考えると、常用するにはお財布がかなり厳しいことに…。

亜種

  • シリエン魔力ナックルの実装により、格闘術と魔法を融合させた戦術が可能になった。これを魔法士と呼ぶ人もいるとか。
    • 2021年の第二次才能リノベーションアップデートでスタッフに仕様変更が入り、「シリエン魔力ナックル」と「マーリンのシリエン魔力ナックル」とも魔法の使用制限が同等になった。
      あまり再販のかからないレアなアイテムだが、戦術に革命的な変化をもたらしうる装備だけに、熱い注目を静かに集めているらしい。

*1 スケルトン(氷属性)に対して火、レッドスケルトン(火属性)に対して氷など。