用語/地獄の爪≪ヘルズ・クロー≫

Last-modified: 2018-06-19 (火) 23:43:10

概要

 サー=ヴァル暗黒卿の"特異"とするリミットアーツ。自慢の武器『白銀の爪牙(ズィルバー・ファング)』に、闇のマナとサン=ドゥスターを収束させて放つ一撃。警戒Lv.4のファルシはおろか、巨人族の血を引くファルシのクリスタルをも一撃の元に破壊したその威力は、辛辣かつ不遜な評価をしがちなカーバンクル公が手放しで称賛するほど。

 

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メタ的な解説

 「爪」のノムリッシュ翻訳のカーバンクル公版。ノムリッシュ翻訳は実行する度に結果が変わるため、名詞や読み方がコロコロ変わるのは多々ある。ここでは会話の流れの整合性から【白銀の爪牙(ズィルバー・ファング)】を武器のほう、【地獄の爪《ヘルズ・クロー》】を技のほう、と解釈して寄稿したが、カーバンクル公が横着にもサー=ヴァル暗黒卿のリミットアーツを勝手に改名して呼んでるような風にも取れる。
 元ネタはネクソン製アプリ版けものフレンズRPGに登場するサーバルのスキル『烈風のサバンナクロー』。先頭の敵一体に攻撃力の5倍のダメージを与える技だった。
 単語の方の由来では、『じごくのつめ』という爪装備が存在し、FFシリーズのいくつかに登場する。また、スクエニのもう一つの看板作品*1であるドラクエシリーズ原作のコミック作品『ダイの大冒険』*2の敵キャラ『ハドラー』がまんまこの名前(読みも一緒)の技を使う。

 なお動画コメントで視聴者からついていたレスポンスはもっぱら、やはり上記の説のうちカーバンクル公が勝手に名前を変えているというもので、名前をちゃんと覚えろ等といったツッコミコメが入っていた。
 これについて、ニコニコ大百科の掲示板記事で行われた考察では、クァール枢機卿は「光属性の技(白銀の爪牙)」を明確に称したにも関わらず、カーバンクル公は完全に無意識のまま、あたかも当然のように「暗黒属性の技(地獄の爪)」であるかのように呼んでいる。この説はすなわち、技が実際は暗黒属性であること、それを用いる枢機卿の正体が暗黒卿であること、さらには「視界の端に捉えれば瞬息の間に解が収束する」(異説6章②のグリーヴァの評価)ほどのカーバンクル公の、無意識のうちにさえ本質を把握する卓越した観察力・洞察力について、全てこの時点ですでに伏線が張られている、というものである。


*1 当時は経営統合前で、ライバル企業
*2 世界観を借りた独自の作品で、コミカライズではない。出版もエニックスではない、週刊少年ジャンプの作品