唐沢博士(からさわひろし)

Last-modified: 2024-03-03 (日) 02:36:47

表サクセス

 プロペラ団に所属していたマッドサイエンティスト。
 亀田に唆され、亀田と共にプロペラ団を脱退し、ネオプロペラ団を結成する。
 たかゆきを制作したのも彼である。
 とある事情により年が大きく離れているが、唐沢ヒナコは彼の娘。妻は奈緒美。
 本名は唐沢博士(からさわひろし)だが、作中では唐沢博士(からさわはかせ)博士(はかせ)と呼ばれることが多い。

パワプロクンポケット3(サイボーグ編)

 主要人物でネオプロペラ団科学者。主人公(1・3)サイボーグにしたのも彼。しかしあまり大事には思っておらず、「外部から制御できない機械はナンセンス」と言い出し自爆装置を取り付けたり、2年目に資金不足でゲームオーバーになると主人公(1・3)の生命維持を放棄してあっさり冷蔵庫の部品に改造したりしている。
 娘*1軽い気持ちで志願した外国人までもサイボーグ化するなど、マッドサイエンティストっぷりを遺憾なく発揮していた。
 奇天烈ぶりが目立つが、その科学力は本物であり、主人公(1・3)を見たダイジョーブ博士からは「天才の仕事」と称賛している。
 だが実の娘であるヒナコには優しい一面もあり、ヒナコの目覚めの時には穏やかな表情を見せた。


 基本能力パーツの販売や、主人公の体の異常(サビ付き、ショート等のバッドステータス)の修理は彼が行っている。修理成功率の驚異的な低さはご愛敬。

 

 公式サイトでは永らく「行方不明」扱いであったが、『3』の時期に暗殺されていた事が『11』で判明している。
 プロペラ団崩壊の数年後*2、研究所に一人でいたとき謎の工作員に襲われ、「30年前?そうかお前たちは・・・!」の台詞を最期に抹殺されてしまう。

謎の工作員について

 後述の通り、この工作員の正体はジャジメントの工作員である事が『11』で判明している。

 『3』では謎の工作員が「プロペラ団工作員」の姿で描かれているため、一見するとプロペラ団の残党に殺されたかのようにも見える。しかし、この時に唐沢が「むっ、お前達は!プロペラ団の残党か!? いや・・・違うな!?」と発言しており*3、(ジャジメントかはともかく)プロペラ団でない組織に暗殺されるという展開は『3』の時点でから決まっていたようである。『パワプロクンポケット大全』でもこの件については「プロペラ団の工作員ふうの男に襲われる」と記されている。

 ただし『11』の同一のシーンでは、ジャジメント工作員の姿が「プロペラ団工作員ふうの人物」2人から「ジャジメント工作員」1人の姿に差し替えられている。その為にジャジメント工作員を見た唐沢が「プロペラ団の残党か!?」と勘違いする台詞が少し違和感のあるものになってしまっている。メタ的に考えれば、プロペラ団工作員のDS仕様の画像を用意できなかったのだと思われる。

パワプロクンポケット8(特命ハンター編)

 名前だけ登場。
 ルナストーンという新エネルギーを研究していたことが判明した。

パワプロクンポケット11(新球団ナマーズ編)

 長い間放置されてきた3の伏線が回収され、「謎の工作員」の正体がジャジメントだったことが判明する。
 6人組の「」が唐沢の潜伏先をジャジメントに通報したのである。
 「彼」がジャジメントに通報したのは、6人組にとっても唐沢の存在が邪魔だったからである(通報した見返りにジャジメントの援助を受ける、という目的もあったが、ジャジメントの裏切りにより見返りの受け取りは失敗している)。

 

 これにより、唐沢博士がシリーズ全体の鍵を握る重要な人物であることも明らかになった。
 また、唐沢博士が暗殺されるイベントはヒナコルートでしか起きないため3はヒナコルートが正史である可能性が高くなったが、スタッフの発言より、『ヒナコルートでなくても暗殺は起きていた』という事から、数年後に唐沢博士が暗殺されていたとしても矛盾は発生しない為、必ずしも主人公(1・3)とヒナコが最終的に結婚した訳ではない。

 

 暗殺前にたかゆきの体内にタイムマシンのデータを遺していた事も判明。

過去

 『11』3年目の14年前のさらに30年前(つまり11の3年目の44年前)、「妻の実験」のためにジャジメントを利用し、ジャジメントから恨みをもたれる。なお、「妻の実験」とは何なのか具体的には不明。

 

 『11』3年目の25年前の更に15年前(つまり『11』3年目の40年前)、妻の奈緒美とヒナコの半身が実験室ごと消滅する事故が発生。その事故の原因を調査した事でタイムマシンの基礎理論を確立した。

 

 そして『11』3年目の25年前、唐沢博士はとある公園で「サブロー」と「彼」という2人の未来人と遭遇する。
 彼らによると、唐沢の名前はタイムマシンの基礎理論を確立した人物として未来では有名なのだという。

 

 そこで未来人達は、唐沢博士にサイボーグの基礎技術を提供することを約束する。
 彼らによれば、唐沢に技術提供をした理由は未来で滅亡の危機に瀕している人類を救うためである。現代に未来のサイボーグ技術を持ち込んで歴史改変を行えば人類の滅亡を回避できる、との結果が未来でのシミュレーションにより出されたのだという。

 

 なお、『11』3年目は『1』から数え24年目。結果唐沢と未来人が遭遇したのは『1』から約2年前(○年前という数え方は○年目という数え方と1年ずれる事に注意)。

パワプロクンポケット14(燃えろ!魔球リーグ編)

 リセット座談会にてホンフーが唐沢博士の妻・奈緒美を本編に出す予定だったのがイベントに織り込む事ができず断念したことを語っている。
 なお、主人公がタイムマシンで過去に行き奈緒美と出会うイベントがあったとの事。

裏サクセス

パワプロクンポケット11(怪奇ハタ人間編

 悪の魂を持つ天才科学者「唐沢教授」として登場。本名は表サクセスと同様「唐沢博士」で、外見や性格、口調もほとんど同じ。
 家は戦前からの名家で、体面上の問題から閉じ込められていたが脱走して自由に研究を行っていた。
 幼少期にその名前で「ハカセ」とからかわれた事があり、「博士」と呼ばれることを嫌い「教授」と呼ばせたがる。
 裏サクセスでは表サクセスと違い、見た目の差からヒナコが「孫」の設定に変更。


 主人公とオチタが拠点にしようとしたパライソタウン南東の廃ビルに一人居座っており、宇宙人の研究を行っていたところを発見され、脱出のため協力することになる。ちなみにハタ人間の弱点が水であることは知らなかったらしい。
 自称「天才」であり、アイテムや装備品の合成も彼が担当している。また、ゲーム序盤のチュートリアルも担当しており、ゲーム終了時のセーブについて主人公に話した際には「一体何のゲームの話を始めたんだ?」と主人公に呆れられていた。
 本編開始前に宇宙人のUFOを発見しており、その存在を隠しつつ自分一人で独占していた。また、このUFOに残っていた情報から宇宙人がパライソタウンに侵攻してくる予定だったことに気づいていたような節がある。
 合成にもこのUFOの技術を用いており、展開によっては主人公達にその事実を知られるも、「自分や作れる装備がなければとっくにハタ人間にされていた」と主人公達を言いくるめる。
 第1章EDではガンダーロボ(場合によっては巨大UFO)撃退後に本性を現し宇宙人用に開発した兵器を用いた世界征服まで企んだが、直後に現れたヒナコにあっさり阻止され、弁明を求めた主人公達にも「覚えがない」とあっさり裏切られる。そのままヒナコによって本土へ連れ戻された上、主人公達が悪用されないようUFOを隠してしまい、計画は頓挫することになった。
 第2章では宇宙人対策の協力者として登場し、引き続きアイテムの合成を担当する。また、ダンジョン内でも登場し「ペラ」と引き換えにくじ引きをさせてくれる。


 表サクセスでの娘思いな一面は見られず、先述の通り世界征服を企む事から分かる様に善良ではない模様で、合成と引き換えに食糧調達係としてこき使われる主人公(11裏)達の受けも良くなく、特に椿は彼を「自分以外を駒の様にしか見ていない」と嫌悪している。
 なお、第2章では主人公(11裏)とメガネの体に無断で爆弾を仕掛け、彼等がダンジョンでハタを刺されたら爆破した後でクローンに記憶が移植される「オートリピートシステム」という所謂「死に戻りシステム」を開発するという狂気じみた事までやっている。


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  • そのうちパワポケで唐沢博士の妻が登場するんじゃないか? 数十年前の姿で -- 2009-11-21 (土) 19:17:40
  • そういや消えたってだけで死んだとは言ってなかったな。事故がタイムマシン関係ならありえるかも。 -- 2009-11-21 (土) 23:46:14
  • 完成したタイムマシンじゃなく実験の事故だから未来に行けるかも -- 2010-02-10 (水) 16:47:50
  • でもタイムマシンは過去にしかトラベルできないのでは? -- 2010-07-21 (水) 12:35:22
  • もし唐沢奈緒美が未来へ行く実験をしてて成功したが偶然ヒナコの半身まで巻き込んでしまった…とか -- 2010-07-21 (水) 15:52:45
  • ↑その可能性は否定できないな -- 2010-08-09 (月) 05:35:29
  • そうなると後々奈緒美が突然ヒナコの半身と共に現れるなんてことになるのか… -- 2010-08-09 (月) 11:28:58
  • ↑↑↑ただそれだとタイムマシンの基本理論の未来が不確定っていうのに矛盾しないか? -- 2010-08-13 (金) 13:56:11
  • タイムマシンは過去しかいけないんじゃなかった? -- 2010-08-13 (金) 14:44:47
  • ↑事故が起きた時のタイムマシンは未完成だったから未来へ行けたかもって話らしいね・・・ -- 2010-08-13 (金) 14:56:28
  • タイムマシンって現実世界ではありえないよね。もしあるとすれば、それは世界は未来を決められていると解釈できて、ものすごく悲しいと思えないか? -- 2010-08-14 (土) 11:07:31
  • 基本理論を作ったのは唐沢博士であって妻の奈緒美ではないということだな 奈緒美が唐沢博士以上の頭の持ち主である可能性は否定できないしね -- 2010-08-15 (日) 03:23:55
  • いつかパワポケ6みたいに裏表世界観同一サクセスで「過去編」みたいな裏があったら登場するかも -- 2010-11-10 (水) 00:40:51
  • 3・4のリメイク版に付けてほしいな。3はマインスイーパだったし。 -- 2010-11-10 (水) 00:48:01
  • 未来に行けるからって過去が決まってるわけじゃないよ 現実の世界での過去や未来へ行くのは干渉可能だよ ソースは特殊相対性理論 もちろん実用には至ってない ワームホールを使ってね -- 2011-01-01 (土) 04:39:33
  • 唐沢博士の妻や娘が出る可能性あるよな? -- 2011-01-30 (日) 16:04:41
  • 未来に行けないというのは唐沢博士が作った理論だからで唐沢奈緒美の理論だと未来に行けたかもしれないね -- 2011-01-30 (日) 19:36:20
  • それだと有名になるのは奈緒美の方なきがするんだが・・・ -- 2011-01-31 (月) 16:10:09
  • ↑その直後に(今の段階では)消えたことになっているぜ -- 2011-01-31 (月) 18:45:09
  • 奈緒美は全身持ってかれたならまだ生きている可能性あるんだよね・・・梅沢とかに名を変えて頑張ってたりして -- 2011-01-31 (月) 18:54:19
  • 唐沢博士ってなんで6人組から邪魔だったの? -- 2011-06-23 (木) 21:00:29
  • ↑いや単純に未来人がジャジメントでのし上がるための手土産として殺された、失敗してたからまあ無駄死にだったな -- 2011-06-24 (金) 17:53:01
  • ↑将来タイムマシン作る可能性あって歴史いじられたら困るからじゃなかったっけ? -- 2011-06-24 (金) 18:04:59
  • ルナストーンって結局どうなったの? -- 2011-12-11 (日) 13:52:54
  • この人の30年前の実験失敗って結局何だったの?タイムマシン実験の臨片だと思っていたのに。 -- 2011-12-14 (水) 22:01:40
  • ヒナコが奈緒子じゃないの?タイムマシンで幼児化したんじゃないか?事故の空間だけ過去に戻って、本物のヒナコは半身が無くなり死亡。 -- 2012-02-25 (土) 23:30:29
  • ↑それは違う。もしそうだとしたら、何故サイボーグ技術を投与する必要がある?幼体化なら、別に普通の人なんだからサイボーグ技術は必要ないでしょ?その仮定には歪みがいくつかある。 -- 2012-02-25 (土) 23:43:36
  • そうなんか、、、回答ありがと -- 2012-02-25 (土) 23:45:01
  • 奈緒美が生きているとしたら、もしかしたらヒナコが二人になるかもね。奈緒美もヒナコの半身をサイボーグ化させてたりして。 -- 2012-02-26 (日) 02:51:29
  • 3で主人公がサイボーグのままクリアしたら唐沢親子が失踪するアルバムが出るけど、これも暗殺されたってことかな? -- 2013-01-25 (金) 14:42:09
  • ↑そうなんじゃない?主人公3とヒナコが結婚しなかったから唐沢博士と一緒にいるところを暗殺されたのだと思われる… -- 2013-03-10 (日) 13:12:03
  • 唐沢博士を暗殺したのはサブとミスターKだと思う。 -- 2013-06-21 (金) 18:01:03
  • 何故ならタイムマシンを発明した唐沢博士は二人にとってじゃまな存在だったからじゃないのかな? -- 2013-06-21 (金) 18:02:26
  • サブはワギリバッテリーの被害者だったから、殺ったとしたらミスターKの方かな -- 2013-06-21 (金) 18:11:22
  • つか、”6人組の「彼」が唐沢の潜伏先をジャジメントに通報したのである。”とあるわな。ミスターK自体はオオガミに潜伏してたはず、表向きは11ではジャジメントのナマーズ所属だったけど。 -- 2013-06-21 (金) 18:13:30
  • 14主人公が博士の妻の奈緒美と会うイベントって、つまりは自分のおばあちゃんと会うってことか? -- 2021-03-19 (金) 15:10:48
  • てか、シンプルに木村はどうしてタイムマシンのやり方を教えた人を利用のために殺そうと思ったの?あとジャジメントはそんなに唐沢を殺す必要があったのか? -- 2021-10-11 (月) 12:32:15

*1 パワポケ大全 18頁。宮岡宏司氏「最初のミーティングでですね・・・・・・できるだけ普通の子で、スタンダードなキャラクターを作ってという話だったんですけど、私が『マッドサイエンティストの娘だから、無事にすむわけないでしょ』っていって食い下がって、こういう設定にしました。」との事。
*2 パワポケ11で「11の3年目の14年前」である事が明らかになるが、そもそもパワポケ3が11の何年前のでき事なのか正確には不明である。
*3 このセリフは『11』で追加されたものではなく『3』の時点から存在している。