RS1(SFC版・没)
没データ。
【ブラッドラッパー】と【スライムボックス】の亜種。宝箱の内側から牙の生えた口の付いた肉塊がうにょーんと伸びたような、他の作品では見られない形のミミックである。
モンスター図鑑を参照。
RS2
木箱
【ソーモン】にあるクジンシーの館内部で、特定の【宝箱】を調べた時のみ戦闘になるモンスター。四方に鋲が付いて大きな目と剥き出した歯が描いてあり、緑の三角帽子を被った赤い球体が、紙吹雪を散らしながら箱から飛び出している見た目。
単体でしか出現しない。戦闘の入り方がシンボルエンカウント方式ではないので、戦闘開始状況が直前に接触した敵シンボルや仲間・【術法研究所】の術士などのNPCの方向に依存する。
直前の戦闘で陣形を乱されていると、この敵との戦闘でも陣形を乱された状態で戦闘になる。
逆に仲間に後ろから話しかけてソフトリセットを行い、戦闘に入ると1ターン確実に【バックアタック】を取ることができる。
倒しても退却しても宝箱は空になり、再び調べても何も起こらなくなるが、画面切り替えやセーブ・リセットで何度でも復活する。
【クジンシーの館】に普通に到達した時点で考えるとかなりの強敵。
そもそもHPが999と、【クジンシー】ほどではないがかなりタフ。
その上、攻撃技を封じてくる【マッドバイター】や、事実上一撃必殺というべき威力の【体力吸収】とこの時点では場違いといっていい強力な技を使いこなす。
その為、普通にクジンシーの館に挑む時点では、【WP】等を後先考えずに利用する、いわゆるボス戦の感覚で挑まないと倒すのは難しい。
ただ、逆にクジンシーの館の時点で過剰に育成を繰り返した場合は楽に勝てるか、というとそうは問屋が卸さない。
戦闘回数が増えると、【ソウルスティール】を使ってくるのである。
何かの間違いではないか、と思われるのも無理はない。
クジンシーの館に到達する前に、ヴィクトールを葬り去ったクジンシーの必殺技といって良い全LPブレイクの反則技を、固定戦闘とはいえ雑魚同然のミミックが普通に使ってくるという信じがたい光景。
詳しくはソウルスティールの項目を見ていただきたいが、ソウルスティールは要するに原則回避不可の全LPブレイクであるため、狙われたら最後、そのキャラは死亡しロスト、【皇帝】であれば即座に皇帝死による【皇帝継承】が発生する。
【レオン】はクジンシーからソウルスティールを見切るべく決死の覚悟でクジンシーに挑む流れになるが、ミミックからは見切れないため、レオン帝の段階ではソウルスティールで狙われた時点で【ゲームオーバー】。*1
そして、クジンシー第1形態と違い、ミミックは皇帝以外に対しても使う可能性がある。
つまり、【ジェラール】が皇帝になった後でも安心できず、ソウルスティールの見切りがない他の面々にとってロスト確定である。
使用確率はそれ程高くないとはいえ、はっきり言って異常である。
SFC版ではクジンシーの館にしか登場しないため、クジンシー第1形態を撃破すると二度と戦うチャンスがない。
普通にプレイしていればミミックがソウルスティールを使ってくる事実も知らないままにゲームを終えることになり、序盤にしてはやや場違いに強い印象だけは残りがち。
倒すメリットはほとんどない。
レアドロップとして【星くずのローブ】はあるが、それほどの性能ではないので割に合うとは言い難い。
一応ほかの入手手段は【ディープワン】のドロップだけであり、イベント戦闘を除外すれば中盤以降と考えてもなお、早期入手のメリットはさほどない。
むしろ、ここで変にWPを消費するとクジンシー戦が厳しくなるため、遭遇してしまったら即座に逃げる方が無難といえる。
ただ、序盤の敵の中では多少技レベルが高いので、【ジェイムズ】に【巻き打ち】を閃かせるといった用途では使える。
対処法としては総戦闘回数を抑えるのも一つの手段。戦闘回数が15回未満だと体力吸収を全く使ってこなくなり、館1階は通常攻撃、館2階の個体はマッドバイター主流になる。
HPが初期HPに毛が生えた程度の戦闘回数ではあるが、HP50位でマッドバイターなら防具と【ソーモンの指輪】で打ちどころが良ければ狂戦士を防ぎつつ耐えられる。
マッドバイターはカウンターも可能なので、防御力を無視した【マタドール】などのカウンター攻撃技や【バスタードソード】を持たせた【レオン】の【二段斬り】で削り、【傷薬】で回復を怠らなければ勝てない相手ではない。
リマスター版では、基本的な内容は変わっていないが、追加ダンジョンである【追憶の迷宮】の宝箱からたまに出現するようになった。
クジンシーの館では、出現する宝箱が決まっていたが、こちらでは宝箱の中身がランダムで入れ替わり、その候補の中にミミックがある形となる。
追憶の迷宮に挑むタイミングがゲーム中盤以降であると思われる為、遭遇時期的に言えば相対的に倒しやすくはなっているが、戦闘回数の都合上【攻撃の激化】によってソウルスティールが解禁されている。
【素早さ】が30あるため、どうせ一撃で倒せるし、等と余裕ぶっていると先制ソウルスティールで返り討ちに遭う可能性もある点は留意したい。
追憶の迷宮に挑む際には全員にソウルスティールの見切りを覚えさせておくか、或いは出会ったら油断せず退却すること。
宝箱(没)
内部データにのみ存在する敵キャラで、移植版を含めても実際に戦うことはできない。
しかし【ロマンシング サ・ガ大全集】には「ミミック(宝箱)」という名称で普通に紹介されていた。
RS2R
見た目が宝箱仕様になったが、攻撃内容は木箱版とほぼ同じ。
また、原作とは違いバネ仕掛けで箱から飛び出し、紙吹雪の中には宝石が紛れている。
開けるとびっくり箱のように中身が飛び出してきてそのまま戦闘に突入し、強制的に陣形を乱されてしまうため、3ターン退却不能となる。
勝利すれば、配置場所に対応したアイテムを戦闘後に追加で入手できる。例としてクジンシーの館に配置されている3つにはそれぞれ【スウェットスーツ】、【ロブオーメン】、20万クラウンが設定されている。
オリジナル版同様、クジンシーの館の宝箱で擬態しているものが存在するが、本作ではそこで出番が終わりというわけではなく、以後のダンジョンでも時折宝箱がミミックであるものが存在する。ただし、倒しても復活しなくなった。【ハクロ城】でも、【ドロップリング】が入った宝箱に擬態している。
浮上島や沈没船などでも出現するため、水中でも問題なく活動できる模様。
貴重な戦闘機会を無駄にしないため、再訪できない一部のダンジョン以外では場所のチェックだけしておいて後から回収しに来るのもアリ。
勢力レベルが上がると【ライフスティール】を使用することはあるが、本作ではソウルスティールを使用してくることはないのでその点は終盤で出会っても安心できる。
ただし相変わらず素早いので、【ソウジ】や残りLPが苦しい味方がいる場合は【ポーカーフェイス】を持たせる、【先手必勝】で連携を決めて速攻する、【活人剣】で回避するといった対応を取りたい。
オリジナル版ではクジンシーの館挑戦時では場違いといっていい程の強敵であったが、本作では難易度オリジナル以上でなければ常識的な範囲の攻撃力で収まる。
基本ステータスや技術点を見るに、序盤の個体はステータスが調整されているのが確認できる。
マシになった点としてはマッドバイターが盾やガーダー、さらには【パリイ】で回避可能になった。
体力吸収もガッチガチに術法防御を固めていればベア以外でもギリギリ耐えられる目が出てきた。が、この時点では防具もさほど良質なものは揃えられないため、よほど屋外で技術点を稼いでないとまず耐えきれずガンガンLPを削られるのは変わりない。
自軍側の変更としては初方時点でもテレーズが水術を水術を習得するため、予め【元気の水】を修得していれば狂戦士を治せてより盤石な戦いができる。
さらにはクジンシー討伐後でも【クジンシーの館】に侵入可能であり、手を付けていなければ宝箱が中身ごと残っているため万全の状態で挑める。
ほとんどの状態異常に耐性を持っているが、意外なことに即死と石化は効くので、中盤以降であれば一撃必殺を狙ってみるのもアリ。
ただし、行動不能系は一切効かないので行動不能→即死というコンボは狙えない。
ドロップアイテムは相変わらず星くずのローブであるが、本作でのこれはかなり性能が高く今作では狙うメリットが増した。また、開発の素材になる【金剛石】も通常枠として追加されている。
技レベルも相変わらず高く、【体験版】段階で強い技を狙うやりこみプレイをするならこいつ相手に粘るのが得策。技術点も変わらず88とこの時点では高いので、【連携】フィニッシュで倒しておきたい所である。
途中で退却もできる【道場】なので、万全を喫するなら【ゴブリン襲来】などに向けて利用すると良い。
【敵勢力レベル】が上がりきった状態だと難易度オリジナルでも2000超の技術点を獲得できる。場合によっては箱の中身より技術点の方が美味しく思えるかも。
【一人旅】においては厄介な敵。ミミックの場所を把握して対策済みの上で宝箱を開ける場合は良いのだが、うっかり忘れていると敗北することも。
3ターン退却不能な上、素早さが高く確実に先手を取り続けることが難しく、物理攻撃以外に水系統と風系統攻撃それぞれに対処が必要と、探索の片手間に対策するにはアビリティ枠が複数要求されるのも辛い。
本作の宝箱は正面のほか横側からも開けられるが、ミミックが入っていると横側から開けることができない(アイコンが黒点から掌に変化しない)ため、【沈没船】の宝箱の幻を除けばその宝箱にはミミックが入っているのがわかる。
ちなみに、【合成術】の作成に必要な古文書が入っている宝箱にはミミックは入っていないので安心していい。
SF1
【魔生命系】ランク8だが【HP】が群を抜いて多く、ランク9の【ジブサムスカウト】を大きく上回っている。
そもそも魔生命系自体が通常エンカウントできる機会が少なく、【ブルー】編の【地獄】で現れる宝箱型の専用シンボルの印象が大きいだろう。
その他、【不死族系】ランク9の【デュラハン】の【おとも】としてたまに見かけることもある。
貴重な【月下美人】をレアドロップすることがあり、他に入手できる敵は【アンシリーコート】しかいない。
地獄の宝箱および【武王の古墳】にて宝箱・大のトラップで出現する固定敵バージョンはボス扱いの単体出現で【HP◯倍】補正が掛かり、【ターン外行動】の【ショック】を使ってくる。先制【スタン】効果を受けたキャラクターは、そのターンコマンド入力自体ができなくなる。
同じく武王の古墳の宝箱・小やおとも等で通常の魔生命系として出現した場合はこの行動は無い。
味方版(没)
US
宝箱
【トレジャースライム】が設置されている、箱型の宝箱の【トラップ】。
【爆発】の効果で宝箱が吹き飛ばされてもトレジャースライムと戦って戦利品を得ることはできるが、【罠外し】の効果で罠を解除すると他の罠とまとめて除去されてしまう。
【魔道板】集めをしているプレイヤーにとってはこいつこそがお目当て。
宝箱の中身は店で見かける機会もあるかもしれないが、魔道板は固定配置以外ではこいつから量産するのがほぼ唯一の入手ルート。
敵
宝箱ではなく、【リラム族】への擬態。
SF2の【ランドアーチン】よろしく、テッポウユリに似た花が根っこごと逆立ちして人型を採っている。
植物故に【変幻自在】が効かず、それなりにしぶといので終盤は面倒な相手。
なかなか芸達者で、葉っぱの両手で【居合い】をかましてきたり、種?の様なものを弾丸に見立てて飛ばしたり、
逆立ち状態から更に逆立ちしてビームを撃ってきたりと、まるでどこぞの懐中怪物さながら。