RS2
系統 | WP | 威力 | 属性 | 対象 | 距離 | 効果 |
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小剣技 | 6 | 1 | - | 味全 | - | 赤水晶のロッドの固有技 ディレイアクション、HP回復・レイス解除 耐性無視で狂戦士 初回のみ全能力値強化 |
閃き | 派生 | 閃き難度 |
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派生元 | 通常攻撃 (赤水晶のロッド) | 36 |
【赤水晶のロッド】の固有技。
【ディレイアクション】で、味方全員のHPを回復し耐性無視の【狂戦士】状態を付与すると同時に全能力値を強化する。
その挙動を見る限り、味方全員に有効な【ベルセルク】とでもいうべき技。
だが下記の理由で利用価値はない。
- 狂戦士状態になると技や術が使えなくなるため、強力な攻撃が出来なくなる。
- 赤水晶のロッド自体、終盤の敵である【フォージウィルム】を除けば固有、それも終盤に登場する敵からしかドロップしないレア品である。
- 閃き難度も36と終盤で閃くことが想定されている高レベルといえるため、必然的に終盤でなければ使えない。
- 本作の終盤の基本戦術は、敵の強力な攻撃を喰らわないよう大技の速攻重視なので、技・術封じは致命的。
- 能力値が強化されたぐらいでは到底カバーできないし、回復できないのも大問題。
- ディレイアクションなので、雑魚戦で少しでも通常攻撃のダメージを上積みするメリットもない。
以上をもって、リスクが強すぎるせいで変なタイミングで閃いてしまうと戦況が一気に不利に傾く可能性が高い。
特にボス戦など長期戦必至の場面で閃いてしまうとまず間違いなく勝利は絶望的となる。
ただ、本作のボスは終盤の雑魚敵より技レベルが低いため、固有の敵であるボス戦の場合運が良く(悪く)なければ閃いてしまう可能性は少ない。
そういう意味で言えば、本技の閃き難度の高さはボス戦で事故が起きにくいように配慮された結果かも知れない。
なお、どうしてもこの技の能力強化を有効活用したいと言うことであれば、「傷薬(高級傷薬)は狂戦士状態でも利用可能」であることを利用し、以下の手順を踏めば利用出来る。
- 傷薬を持つキャラがいる状態で火龍出水を使う
- 傷薬を持つキャラ以外を気絶状態にし(火龍出水使用時に気絶していればそれでも可能)、そのキャラに傷薬を利用し、戦闘に復帰させる
- 上記で回復したキャラは狂戦士状態が解除されている(又は最初から掛かっていない)ので、そのキャラに元気の水やエリクサーを使わせる
このようにすれば、気絶状態になっていないキャラについては能力値アップの恩恵だけを受けることが出来る。
そういう意味で言えば一気に全員に能力値アップを掛けられるメリットはあると思えなくもないが、全員に元気の水を使う手間を考えれば素直に必要なバフをかけた方が遙かに安全である。
何かしらの制限プレイをしていない限りは正直実戦に組み込める代物ではないだろう。
火龍出水バグ(SFC版)
SFC版限定で「閃いた戦闘時」のみ能力が異常強化されることがある。
どうやら参照能力値にHPが使われている不具合のようで、HP次第では全能力99を超える(恐らく最大255)超強化であり、【パンチ】でダメージ【9999】が狙えたり、回避可能な敵の攻撃は確実に回避したり、毒ダメージを0に抑えたり出来る。
このバグは1回の戦闘限定ではあるが、強敵撃破のテクニックとして用いることが出来る。
特に閃き難度36はラスボスの【七英雄】と一致するため、ラスボスで火龍出水バグを引き起こすことで比較的楽にラスボスと戦うことも可能である。
もっとも、あくまで能力値を高めるだけであり、防御力そのものが増えるわけではないし、狂戦士状態を回復するのも上記面倒な手順を踏まなければならないため能力値強化だけで勝てるほど甘くはない点には注意されたい。
このようにラスボス戦で比較的発動させやすいバグではあるのだが、実際に正攻法でラスボスを倒せなかったプレイヤーがこのバグで救われたというケースは恐らく皆無であり、あくまでこのテクニックを知っているプレイヤーが活用しうるに留まっているといえる。
というのも、(前情報なしで)ラスボスの直前でセーブしてしまうようなプレイヤー・あるいは補助を軽視してラスボスを倒す方法がわからないプレイヤーが、まだ火龍出水を閃いていない赤水晶のロッドを持っており、ラスボス戦でそれを装備して通常攻撃を行うなど、想定出来ないからである。
それでもかなり強力な技なので縛りプレイでは、同じバグ要素といえる【ワンダーバングル】共々使用禁止のレギュレーションを明言されることが多い。
【クイックタイム】がラスボスを倒せなかった時の救済措置と言われることがあるのと同様、このバグもラスボスが倒せなかった時の救済措置(としての隠し要素)と一部では考えられていたようだが、残念ながらただの不具合であったため、上記ワンダーバングル共々移植版では普通に修正された。
強すぎるバグの修正は当然だが、あまりにも使い道のないこの技の性能に対して修正も入らなかったため、移植版ではほんとに使い道がない技と化してしまった。
RS2R
耐性を付ければ狂戦士化を防げるようになったため、非常に有用な全体回復手段となった。
【レストレーション】と違って戦闘不能も回復できるため、壊滅状態から立て直すことも可能。
ただし消費BPがレストレーションの3倍以上と大きいので、頼る頻度は多すぎないようにしたいところ。
また狂戦士耐性(=精神耐性)は揃えるのが難しいため、本領を発揮するのは周回プレイになるだろう。