RS2
【レイスフォーム】を利用すると呼び出せる【召喚キャラクター】。
召喚キャラクターは他に【幻体戦士】もあるが、両者の特徴はかなり異なる。
具体的に幻体戦士と異なる点を下表でまとめると以下の通り(共通点については幻体戦士のページも参照のこと)
幻体戦士 | レイス | |
---|---|---|
利用出来る行動 | 防御 【アメジストの斧】 アメジストの斧で利用可能な斧技(幻体戦士法を除く) | 防御 レイスフォームを除く術 シャドウサーバントやリヴァイヴァなど 使えなくなる術もある |
物理防御 | 利用時の本体の物理防御力 | 【斬】【打】【突】【射】防御128(物理属性無効) |
特性 | 本体の特性と同じ | 【死者】特性 |
HP回復 | アイテムでのみ可能 (ただし、利用時の本体のHPが上限) | 不可 (回復効果を受けた瞬間召喚キャラクター消滅) |
補助効果 | 【透明】、能力変化は本体を引き継ぐ | 能力変化のみ本体を引き継ぐ |
ステータス異常耐性 | 本体と同じ | 全て(【即死】【石化】【LPブレイク】含む)無効 |
ざっくりと言ってしまえば、レイスは物理属性に対して基本的に無敵(例外的に【十文字斬り】など、死者に特効である攻撃は特効を食らう)となる上、ステータス異常についても無敵といっていい。
そう考えると幻体戦士より強いのだが、レイスフォームを利用した時点で本体は【気絶】してしまうため、召喚キャラクターが消滅すると、気絶した本体が現れることになる。
その為、本体が無事な幻体戦士は召喚キャラクターが消滅しても再度【幻体戦士法】を使えば間髪入れずに再召喚できるのに対し、レイスが倒された場合はまず本体を戦線復帰させる必要があり、更に使う度に気絶が発生するため、【LP】が1減ってしまう。
その為、むやみに使うと自らの命を削ってしまうだけのハイリスクハイリターンの状態といえる。
更に、レイスは術しか使えないわけだが、レイスフォームが利用出来るということは【天術】が使えないことになるので、必然的に高威力の攻撃術が使えない。
具体的に言ってしまえば、最も強い攻撃術は【ストーンシャワー】であり、(そんな相手にレイスフォームを使う必要はないと思われるが)打属性が効かない相手だと、冥術最強の威力4である【サンドストーム】くらいしか選択肢がなくなってしまう。
移植版ならサンドストームは威力7となっているが、天術系統に比べると比較的低威力の術しか使えないことに変わりはなく、攻撃面で言うと大抵は物足りなくなる。
ただ、物理属性については基本的に無敵となれるリターンは大きく、物理攻撃しかしてこない敵が相手であれば少なくとも負けることはなくなる。
また、死者特性を持つことから【冥術】の多くを無効化出来る。
七英雄クラスの相手であっても物理攻撃一辺倒の【ダンターグ】(第3形態まで)や、【ボクオーン】については使っただけで負けることはなくなるし、【冷】属性を無効化出来る【ネレイド】や【イーリス】であれば第2形態の【ノエル】にも負けなくなる。
移植版であれば【風の指輪】×2(or風の指輪+【ラバーソウル】)で【雷】属性を無効化して【スービエ】、ダンターグ第4形態、【ロックブーケ】を、【火神防御輪】+【地の指輪】×2で【熱】【状】属性を無効化すれば【ワグナス】もノーダメージに押さえ込める。
となると、七英雄の中で唯一ノーダメージに持って行けないのは意外や意外【クジンシー】のみということになる。
クジンシーの場合、全【LPブレイク】である【ソウルスティール】は即死耐性無視なのでレイスのステータス異常耐性では防げない。
召喚キャラクターは見切りの発動がなくなるため、ソウルスティールが飛んでくるとどうにもならないことから、負ける可能性があるのである。
案外油断していはいけないのがボクオーンで、攻撃術の属性を間違えるとマリオネットの同士討ちで思わぬ属性を喰らうことが考えられる。こちらが使う術の種類には気をつけよう。意外に防御も可能という点が見過ごされがちなので、ここは敵のリソース枯渇を待ってから反撃に転じればいい。
ただ、ここまで負けることはないという表現を使っている通り、幻体戦士法と異なり、レイスが使える行動は全てJPを消費する術のみであるため、JPを使い切っても敵を倒すことが出来なかった場合は負けることはないが勝つことも出来ないという状態に陥ることはある。
RS2R
原作と仕様が異なる点が多い。
原作より堅牢になれるので囮役として優秀、火力不足は変わらずといった印象。
【レイスフォーム】を使用するとLPダメージを受けるのは共通だが、気絶状態を経由することがない。
そのため、【ヴォーテクス】または変化術の【霧隠れ】か【リヴァイヴァ】の対象にすることでレイス状態から復帰できる。敵専用技だと【アストラルゲート】でも強制復帰させられる。
レイス状態でHP0になると気絶するのは原作と変わらないが、LPは減少しない。
アビリティ【不老不死】では術使用時のLPダメージは無効化できず、【ソウジ】が有効活用できないのも原作通り。
本作では【魔石の指輪】や【ライフスティール】などLPを回復する手段が増えたこともあり、ピンポイントでの利用ならばLP枯渇を心配する必要はあまりなくなった。
術メインの運用なのも変わらず。武器固有技扱いのものも含めて使用できる。
【クロウエクステンド】、【シャドウサーバント】、【ヒートハンド】、レイスフォームは引き続き使用不可。リヴァイヴァは使用できるように変更された。
併用可能な術は火力面がイマイチ。カタログスペック上では【デブリスフロー】、【サイクロンスクィーズ】、【太陽光線】が3トップな上、シャドウサーバントも併用できない。
【毒】が通る強敵相手なら【ポイゾナスブロウ】などでの毒殺がスマート。【魅了】できるお供がいれば代わりに殴ってもらう手も。
武器や技、道具は使用できない。防具類の防御力や火耐性などは本体のものが引き継がれる。
装備解除はされていないので盾も発動するし、剣なら【オートパリイ】も発動する。連携時なら技だって候補に上がる。
レイス状態で単体火力を出したいなら術よりもよいだろう。
習得している【見切り】は有効に変更となった。新たに見切ることはない様子。
耐性面では物理攻撃無効、アンデッドなので冥術の【ペイン】と【ホラー】も無効。
【ポーカーフェイス】と同等の状態異常耐性、デバフ耐性を持つ。【マリオネット】と【割合ダメージ】への耐性はない。
また冥ダメージ無効はもたず【火神防御輪】を装備しても【ヘルファイア】を無力化できない。
ステータスアップは技、術によらず効果を発揮する。
アビリティの効果は通常通り発揮され、◯◯の恩寵で属性無効化すれば原作以上に術に堅牢になる。
【毎ターンHP回復】または◯◯の恩寵+回復地相ならレイス状態のままでもHPを回復できるように。
【毎ターンBP回復】、【BP非消費】で継戦能力強化もできる。
【ロザリオインペール】などの武器技ではクリティカルこそ発生するが0ダメージ。
一方で【太陽光線】や【フラッシュファイア】などの術は普通にクリティカルダメージを受ける。
前者はもちろんのこと後者も【火神の恩寵】の耐性が無視される。
クリティカルだと盾回避が発生しないため、狙われないことを祈るしかない。
なお道具や術によってHP回復を受けると9999ダメージに変換され気絶する。
そのためレイス状態での一番の脅威はヴォーテクスから【レストレーション】に変わった。
例外的に【火龍出水】か【シャッタースタッフ】なら回復効果、ダメージ共に発生しないので、レイス混じりで戦うなら全体回復はこちらを。
以上をまとめるとLPと腕力に優れ【火神の恩寵】も備えた【サラマンダー】という使用不能なクラスこそがレイス状態を一番有効活用できそうである。
実際に運用する場合は魔力と固有アビリティの関係で【イーリス】、【陰陽師】、【最終皇帝】辺りが優秀な使い手となる。
本作でもレイス状態であれば多くの強敵の攻撃を無効化できる。
アビリティを組み合わせても無効化できないのは【ライトボール】、太陽光、【ギャラクシィ】、【セイントファイア】、フラッシュファイア、ヴォーテクス、アストラルゲート。
七英雄では太陽光線の使い手である【ワグナス】(第1形態)、ヴォーテクスを稀に使う【ノエル】に注意が必要。
ラスボス、裏ボスもレイス状態を解除されるため同様。
これら以外の敵は回復量を超えるダメージさえ出せれば無傷で単騎撃破可能ということでもある。
またワグナス、ノエルの両名は毒が通用するので実際には単騎でも勝率は悪くない。