【SS】オニギリ星にて

Last-modified: 2024-01-04 (木) 23:45:31

クソSS
制作理由はなんか絡ませたかったから 元ネタアリ

本文

とても静かな一室でコンコンとドアの音が鳴った。
レオンがはぁ…とため息を吐き、「シヤさん、来たみたいですよ…」と告げる。
真っ白な顔してシヤが「あぁ…」と言い、ドアに向かった………
~~~~~~~
ここはオニギリ星。オレsonic.exeシヤ・ヴォールス・アフトクラトルレオン・オルトカディナート相田あべをの四人で構成された秘密結社*1探査船の1隻としてこの星に降り立った。
オニギリ星人の体型や見た目、知能程度は我々と大差ないが、唯一違うのは頭がオニギリになっていることだ。また能力が使えない。どうやら過去に能力を使って暴れた者がいるらしく、そのために全てのスキルを禁じることになったそうだ。
早速、友好条約を結ぼうとしたのだが…彼らは恐るべき『踊り文化』とでも言うべきものを作り上げていたのである。
しかし…多少の文化の違いは許容範囲…と、その時は思ってた。
オニギリ星人「「わっしょい占い」によって条約締結は1ヶ月後に決まったわっしょい」
ということでオレ達は一ヶ月の休服ができた。
.exe「1ヶ月休暇が出来たみたいだな。」
そう言い、オレらは公園に向かっていた。
相田「そうだな。せっかくだしこの星を観光してみようじゃないか。」
とあべをが返していると手前にオニギリ星人の子供、通称「おにーに」達がオニギリワッチョイ!と可愛らしく踊っていた。
すると彼らはオレらの存在に気がついたのか可愛らしく「コンニチワッショイ!」と話しかけてきた。
オレが「おう!どうも!」と言い、二人で手を振ったらおにーに達が唐突に泣き始めた。
当然のごとく何が起こったかわからないオレらは急に泣きながら逃げたおにーに達に唖然としていた。
しかし、その日の夜にオニギリ外交官が「純真な子供にナンテ事するわしょーい!」と怒鳴り込んできた。
どうやら、オレらの挨拶が彼らにとって「クソッタレわっしょい」の踊りになっていたらしい…
当然だがオレらは平謝りするしかなかった…
…その他、レオンが町を普通に歩いているだけで…
レオン「(鼻歌)~♪」
オニギリ「わっ!…わしょーい! 」ドドド
と鼻息を荒くして襲い掛かった。
どうやらそれが「私を好きにして♡わっしょい」の踊りになってたり…
シヤ「ってことがありましてね…w」
.exe「ありえないだろ!www」
と腹を抱えて笑っていたら、「糞ニギリ氏ね!」の踊りになっていたらしく追いかけ回される始末…
どうやら、彼らの踊りは我々には分からない微妙な変化で多種多様に
分かれており、踊りだけで会話ができるくらいになっているらしかった。

   \わっしょい/   \わっしょい/   \わっしょい/
     /■\        /■\        /■\
     (´∀`∩)       (´∀`∩)       (´∀`∩)
     (つ  丿       (つ  丿       (つ  丿
     ( ヽノ           ( ヽノ        ( ヽノ
     し(_)         し(_)        し(_)
  (訳:今晩どう?)   (訳:無理!)  (訳:明日じゃダメ?)


   )\)\
 /; ゚Д゚)<どこが違うんだ…


「無闇に出歩くのは危険」と判断した我々は、ホテルに引きこもっている事にし、
 オニギリ星人との交渉は、踊りセンスのあるシヤに任せる事にした。
 しかし、ホテルのTVは踊ってばかり…
持ってきたカードやゲームも1週間で飽きてしまい…
この2週間程、ホテルの部屋でボケ~~ッとする毎日だった…
早く帰りたいが、オレ達は友好使節。相手の神経を逆撫でする事はできない。
 この星では「わっしょい占い」は絶対なのだ。早くしてくれ等と催促する事は許されない。
~~~~~~
シヤが部屋に戻ってきた。
オレらはいっぺんに彼に対してどうなっただの大声で叫んだ。
シヤ「落ち着いてください…今説明するので…友好条約申入書にサインを貰ったので私達の出発は3日後に決まりました…」
朗報を聞いたオレらは喜びまくった。しかしそんな彼から無慈悲な情報を告げられた。
シヤ「で…出発当日に式典踊りがあるらしく、私達もそれに出席する…とのことらしく、約二週間の模様です…」
シヤ以外全員「は?」
シヤ「踊りの振り付け絶対間違えるなとのことで…教材ビデオ貸してくれたましたよ…」
シヤ以外全員「な、なんだってー!?」
しかし、これ以上この星に居たくない!オレ達は3日間、ビデオを見ながら必死で踊りを覚えた。
そして、式典当日…会場は大量のオニギリ星人で溢れていた。
キングおにぎりの号令で式典踊りが始まった。
キング「遠き星の友人が無事旅立てるように、『わしょーい』しましょう。」
ついに本番だ。
だが…こんな星にいたくない一心でオレ達は必死で踊った。しかし、振り付けを完璧に覚えるため前日ほとんど寝てなかった…
…ついに、疲労の限界に達したレオンが倒れ…
…あべをが…シヤが…
…そしてオレも…

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あべをが無線機に叫んでいる…
あべを「だーかーらー!さっきから言ってるだろオラァ!!」
「儂達が途中で倒れたんで、踊りの効力が無くなって出発できなくなったんだ!『わっしょい占い』によれば次の出発は65日後なるんだ!奴等がそう言ってんじゃ!!!」
「うるせぇーっ!そんなに言うなら貴様がコッチに来い!ゴルァゴルァゴルァーッ!」

 …オレ達はそれを聞きながら、ぼんやりと床に座り込んでるだけだった…

                   【糸冬】

コメント

  • ハッピーエンドやね 誤字が多いのは許して -- 2022-11-12 (土) 01:32:50

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*1 SS上のみ