龍越(ロンユエ)

情報

平々凡々な両親の下に生を受けた怪物。
理屈じゃない何かで勝利することを決めつけられており、人間族の因子を持つ者では決して勝利することが出来ない。
紅白入り混じる髪色に燃え上がる炎のような髪型という、「一度見たら忘れない」としか形容できない容姿。紫色の瞳は同心円状の模様を持ち、常に正面だけを向いていて動くことがない。驚くべきはこれら全てが素の状態であり、他者の手は一切入っていないということ。
羅刹龍國を囲うように存在する山脈のほぼ全域を縄張りとしており、その内部を定期的に移動しながら生活している。彼は山脈中の魔物から恐れられており、その移動の度に山が揺れるほどの一斉逃亡(スタンピード)が発生する。
妊娠から3ヶ月、つまり臨月より7ヶ月早く生まれ、生後1週間で家出したという脅威の来歴の持ち主。それ故に両親の顔を知らず、同様に自分につけられるはずだった本来の名前も知らない。さらに、生後1ヶ月で竜王の一体である【湖龍王】を文字通り殴り飛ばし、配下にしている。殴り飛ばされた龍が宙を舞う様を見た人々は、名も姿も知らぬ彼を【龍覇】と呼び恐れた。
生まれてからほぼ全ての時間を山で育った彼だが、字の読み書きや会話などといった言語使用が可能。彼は山の中で誰かと一緒にしばらくいた記憶があり、その誰かが彼に言語を教えたものと思われる。
山育ちの野生児ゆえに徹底した弱肉強食主義者であり、殺すことにも殺されることにも一切の忌避感を抱かない。また、狂気的なまでの戦闘狂でもあり、初めて見るものには取り敢えず勝負を挑む。
優れた五感と鋭い野生の勘を有しており、山中の生命体の動きを一切の能力を用いずに感じ取ることが可能。それ故に極めて高い索敵力を持ち、彼の縄張りの中で彼から逃げることは確実に不可能である。縄張りを荒らす者は決して許さず、旅行者等でも無差別に攻撃するため、彼には魔物として莫大な懸賞金がかかっている。
生来の驚異的な身体能力を持ち、上述の通り容易く自分よりも遥かに大きい龍を殴り飛ばしたり、全力でジャンプすれば山を３つ飛び越えるほどに高く飛んだりすることができる。しかし、その身体強度が災いし、彼が寝返りをうつ度に木が10本前後は倒れる。さらに寝相も異常に悪く、山頂で寝ていたのにもかかわらず別の山の山頂で目覚めるほど。
人間族の性別を判別できる者が周囲におらず、また本人も自分の性別を気にしたことがないため、性別は不明。
断崖絶壁から落ちて全身を骨折したとしても瞬きほどの間に完治するほどの自然治癒力を持ち、傷痍系の状態悪化は実質的に効かない。また、人間族であれば爪の先ほどでも摂取すれば即死するような猛毒のキノコを食べたとしても平然と振る舞えるほどに強靭な消化器官を持ち、病毒系の状態悪化さえも同様に無効化する。
頭の回転は早いが、教育を受けていないため当然ながら頭が悪い。それ故にもし出会してしまったら、適当な計算問題を出し、混乱している隙をついて山の外まで逃げるとよい。

台詞

• 「おらおらー！龍越さまのお通りなのだー！」

• 「口に入って噛めるものはなんでも食べ物なのだ。」

• 「この山は我のナワバリなのだ！ ナワバリ荒らす奴は我の敵なのだ！」

• 「生き残った奴が強食、死んだ奴は須く弱肉なのだ。生きてた間がどうだったかなんて関係ないのだ。」

• 「…ここ、どこなのだ？」

余談

モデル

「鬼滅の刃：嘴平伊之助」×「燃える！お兄さん：国宝憲一」

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