Black Dallas

ブラック・ダラス

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

ダラス級軽巡洋艦は小型軽巡洋艦の設計案であり、本案を発展させたものがブルックリン級軽巡洋艦です。本案の特徴は、アメリカ海軍におけるその後の多くの軽巡洋艦と共通しており、速力は適度で雷装は省かれており、主砲として152mm砲を搭載し、副砲として両用砲を採用していました。

解説

毎月のように新規実装され、もはや特に珍しくもなくなったブラックシリーズのダラスである。ダラスからの変化は、スキルが対空警戒から高速装填+ソナーになった点、転舵速度が上がった点(転舵所要時間は据え置き)、装填が0.3秒早くなった点である。2021年7月2日AM1時よりブリッツパスの課金ルートで入手できるようになった。

・主砲
152mm砲を10門搭載。装填時間が8.2秒に短縮された以外はダラスのものと全く同じである。通常ダラスと同じゆるふわ弾道であるため、米軽巡に乗りなれた艦長ならまだしも、慣れていない艦長にはとても扱いづらいものだろう。慣れていても遠距離でくねくねしている高機動艦には当てにくい。手数はあるので、遠距離からHE弾で戦艦を燃やしつつ、接近してきた駆逐艦には高速装填も使って10発のAP弾をプレゼントしよう。なお発火率は4%と低いので根気よく当て続けないと燃やせない。

・副砲
アメリカ艦で使い慣れた127mm砲を6門搭載しており、片舷5門、正面には2門指向可能。射程は短いが装填が早いので比較的使い易い。接近戦の時は撃ちまくろう。

・対空
素の対空値は251。他国同格の対空が苦手な艦と比較すると数値の上では恵まれている。しかしその実態は大口径対空砲のダメージが100に満たないため、周辺の味方に対空の傘を提供することは不可能。小口径対空砲のダメージ154は立派だが、本艦は艦艇スキルの「対空警戒」を使用できないので自衛すら怪しい。元となった「ダラス」はスキルを使用する事で対空の傘の真似事をしたり自衛が可能であったが…本艦は「なんちゃって対空艦」なので同じような運用は不可能である。本艦の対空が通用するのは格下空母のみであり、同格空母とマッチした際には狙われないように十分注意する必要がある。格上空母とマッチしてしまった場合、極めて短時間で瀕死にされることも。

・装甲
元となった「ダラス」同様。軽巡洋艦にしては厚めの装甲7.5%を誇るので、距離を取って艦を立てて姿勢を造っておけば「駆逐艦の砲や軽巡砲であれば多少は防ぐ」ことが可能…しかし所詮は巡洋艦の装甲なので過信は禁物である。中距離もしくはそれ以下では敵巡洋艦は普通に抜いてくるし、そもそも巡洋艦の装甲は戦艦砲を防ぐことは不可能*1。AP弾を撃ってくる敵に対して側面を曝してはいけない。防郭防御や火災浸水耐性はこのティア帯の巡洋艦はほぼ横並びであって特筆すべきものは無い。対水雷防御は何と平均以下であり、魚雷攻撃には十分注意したい。

・機動性
素の最高速度は31.68ノットと他国同格巡洋艦と比較しても遅め(エリート特性や装備、消耗品を積むと35.2ノットまでは出せる)。軽巡でありながら加速性能が悪く、舵も重めなので装備品で補ってあげて欲しい。装備品による上乗せがあれば、距離さえあれば敵の発砲と同時に減速転舵することで敵の斉射をギリギリ回避できる程度の旋回性能は発揮できる。ただし速度・加速・舵の全ての欲求を満たすことはできないので、自身の戦い方等を考慮した上で最適と思われる構成を考えたい。

・隠蔽性
どちらかというと悪いが、誤差レベルかつ(ソ連巡洋艦とシュペーは除く)、大体ずっと発砲しているため気にするほどでもない。

・生存性
素のHPは23000台と同格の平均を上回る体力を備えている。さらに軽巡としては珍しく紙装甲と言われない程度の装甲値、実際には張り子の虎ではあるが「米巡＝高対空」という図式からくる狙われにくさより、カタログスペック上は十分な生存性を持っていると言える。さらに艦艇スキルも元の艦が持って居なかった「ソナー」であり、上手く使いこなせばさらに生存性は向上するだろう。ただし本艦は速度や旋回性能に優れた艦ではなく、主砲も米軽巡ルート経験者でないと扱いづらいという欠点を持っている。これらの欠点が人によっては大きなマイナス点になってしまうかもしれない。これらの欠点を気にしない艦長や、カバーできるだけの技量を持った艦長が扱う分には問題ないレベルと言える。

・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」「予防整備パック」の搭載を推奨。元となった「ダラス」と異なり「追加対空弾」の搭載はお勧めできない。

・艦艇スキル/艦長スキル
　艦艇スキルは「高速装填Ⅰ」を2回と「ソナーⅠ」を2回使用可能。元の「ダラス」は「対空警戒Ⅰ」のみであったが、本艦は駆逐艦の魚雷を警戒できるソナーが搭載された事で対駆逐能力が向上している。また高速装填はソナーで発見した敵駆逐艦への攻撃や、側面を向いた敵巡洋艦・戦艦に対する攻撃の際に拍車をかける事もできるので便利である。
　艦長スキルについては米軽巡船長をそのまま乗せるだけで「戦場支援」の効果でソナーの使用回数をプラス1できる。米重巡船長であれば「超火力」の効果で高速装填の使用回数をプラス1できる*2。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰ
　・防御　舵か加速
　・適正　舵か速力

・エリート特性
　・護衛特化　主砲旋回速度+7%、最高速度+3%、対空火力+5%　←こちらの方がおすすめ。対空警戒を持たないことから対空能力はそこまで高くないので、対空特化にしても効果は薄いだろう。
　・対空特化　対空火力+7%、小口径対空兵装ダメージ+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
基本的に通常ダラスからスキル構成が変化したのみだが、効果の見え辛い対空警戒がソナー、高速装填に変わったことは強化と言える(もちろん状況によって変わり得るが)。ただ元となったダラス自体が決して強い艦艇ではないので、本艦を活躍させるにはある程度の慣れが必要である。青葉のような強力な魚雷もペンサコーラのような強力な主砲も無いので、自分で戦況を覆せるような性能ではない。そのため、優秀なスキルを活かして味方戦艦の護衛や火力支援に回りたい。

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