Black Fu Shun

ブラック撫順

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

元々はソ連のグネヴヌイ級駆逐艦のレースキイであり1954年に中国人民解放軍海軍に引き渡され、撫順(フーシュン)として配備されました。本艦は高速であり駆逐艦としては充分に強力な主砲を備えていました。

解説

2022年2月1日AM1時より春節イベント報酬で入手可能となった、パンアジアツリー艦撫順のブラックバージョン。
撫順と比べ、艦艇スキルがエンジンブーストⅠ×2・発煙装置Ⅰ×2から、高速装填Ⅰ×2・排気煙幕Ⅰ×3に変更され、本体性能はHPが13915から14030に、魚雷防御が3%から4.5%に増加している。艦艇スキルの他に本体性能も多少強化されるブラック艦の中でも、変更点が小さい方だと言えるだろう。

・主砲
130mm砲を単装で4基4門搭載。基本的な性能および砲弾の性能は元となった「撫順」と同じ*1であり、雷駆砲としては優秀だが砲駆と撃ち合うには素の性能が不足しているといった立ち位置。しかし本艦は艦艇スキルに「高速装填Ⅰ」を手に入れた事から、対駆逐艦戦闘における砲戦が強くなり「撫順」砲における不安点がほぼ払拭された。とはいえその恩恵を実感するためには艦長スキルのLV10で「熟練装填手」を取得し、あらかじめ効果時間の延長とリキャストタイムの短縮を行っておく必要がある。とはいえこの選択を行う事でパン駆の宿命である「対駆逐艦戦闘における砲戦が弱い」という欠点をある程度カバーできるのは大きい。また本艦の高速装填スキルは素で2回しか使えないため、LV4で「超火力」も取得しスキルの使用回数をプラス1しておきたい。

・魚雷
533mm魚雷を3連装で2基、計6射線搭載。魚雷発射管および魚雷本体の性能は「撫順」搭載魚雷と同一である。何だ強化されて居ないのか…と思った艦長も居るだろうが、元となった「撫順」搭載魚雷が十分に優秀*2なこともあって対戦艦および巡洋艦には大きな威力を発揮するだろう。また本艦は雷撃時に「うっかり発見されてしまった」としても艦艇スキルの「排気煙幕Ⅰ」が使えるので雷撃時に生じる隙を隠したり、回頭して逃げる際の隙をカバーする等、やらかしに対するリカバリー成功率は高い。このため「撫順」よりも安心して雷撃に挑むことが可能な筈だ。

・対空
素の対空値は他国同格よりは高く、数値の上では恵まれている。しかしこの数値、および大口径対空砲を搭載していないので実際はコケ脅しに過ぎない。狙われたら素直に他艦に頼ろう。

・装甲
駆逐艦の装甲や耐性に期待してはいけない。

・機動性
素の最高速度は37.23ノットと他国同格よりもやや速度に優れる。元となった「撫順」から艦艇スキルの「エンジンブーストⅠ」を没収されているので、試合序盤における占領合戦や有利な位置を占めるといった優位性については「撫順」に劣っている…とはいえこの速度であれば不足を感じる事は少ないだろう。また加速も平均以上、舵の効きもやや重さはあるものの「撫順」と同じく舵切りによる速度減退がやや大きめで小回りが効くので特性を把握した上で扱ってやって欲しい。

・隠蔽性
素の被発見距離は5.88kmと同格内の雷駆に匹敵する優れた隠蔽を誇る。このため装備で「隠蔽システム改良Ⅰ」を搭載するだけで約5.3kmに、ヒストリカル迷彩も使用して隠蔽に特化すると何と約5.06kmまで短縮可能。このため試合序盤の索敵や占領戦においては非常に心強い。

・生存性
排気煙幕に変更されているので通常撫順の様に煙幕内に篭って射撃する事は出来なくなったが、数秒間だけ姿を消して敵の偏差を狂わせたり、敵雷撃機の偏差を狂わせることが出来る。この為生存性としては撫順と大差ない。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンを推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦長スキルの煙幕のクールタイム減少、効果範囲•効果時間延長は、排気煙幕ではクールタイム減少と効果範囲延長の恩恵しか受けられないので注意。他に高速装填関係のスキルを取ると良いだろう。

・装備
　・兵装　本艦は艦艇スキルに「高速装填Ⅰ」を搭載しているので基本は主砲を強化する方向性をお勧めしたい。
　・防御　「操舵装置改良Ⅰ」「推力改良Ⅰ」
　・適正　「推力改良Ⅱ」「操舵装置改良Ⅱ」「隠蔽システム改良Ⅰ」からお好みで。

・エリート特性
　・新型操舵装置　転舵速度+5%、転舵加速度+10%
　・新型榴弾　主砲榴弾ダメージ+2%、主砲発火率+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
　元となった「撫順」が非常にバランスよく纏められた砲駆・雷駆のハイブリッド艦とも言える立ち位置であったが、本艦はその「撫順」の艦艇スキル「エンジンブーストⅠ」を「高速装填Ⅰ」に変更、対駆逐戦闘における砲火力を増強している。また「撫順」における「発煙装置Ⅰ」を「排気煙幕Ⅰ」に変更している事から、本艦の調整は「撫順」から汎用性を低下させている。
　反面、使いどころが明確な艦艇スキルを追加した事からパン駆初心者であっても安心して索敵・占領に出かけてマズイと思ったら排気煙幕で相手を煙に巻いて戻って来れるという強みがある。また排気煙幕は効果時間こそ短いものの敵航空機に狙われた際に一時的に姿をくらませたり、雷撃時の隙をカバーしたりといった事もできるので切り札扱いの「発煙装置Ⅰ」よりも惜しげなく使用できる。このため中距離向けのパン駆魚雷を使い慣れていない艦長が、細かなやらかしをカバーしつつ試合終盤まで生存したいというケースにはピッタリな構成である。これからパン駆ツリーに触れてみたい艦長にお勧めしたい。

戦闘名誉章

小ネタ

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