Fu Shun

撫順＜フーシュン＞　(旧グネヴヌイ級駆逐艦　レースキイ)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内解説

元々はソ連のグネヴヌイ級駆逐艦であり、1954年に中国人民解放軍海軍に引き渡されて、撫順(フーシュン)として配備されました。本艦は高速であり、駆逐艦としては充分に強力な主砲を備えていました。

解説

　まず最初に簡単にまとめると、この船はグネフヌイ譲りの優秀な隠蔽、機動性、そして主砲に吹雪並みの非常に強力な深度魚雷を積んだ扱いやすい艦。深度魚雷ということを忘れずに後述の艦艇スキルを適切に扱えばほぼ間違いなくティア6最強クラスの艦艇である。
なお本艦には、高速装填Ⅰと排気煙幕Ⅰで武装した色違いも存在する。

・主砲
　他国同格駆逐艦よりも一回り大きい130mm砲を単装で4基搭載。露駆のグネフヌイの搭載砲よりも若干短い5秒装填で手数に優れるが、こちらの方が射程が若干短く(8.06km)、砲旋回速度が遅い(12度/秒)上、威力も若干低い。未強化のグネフヌイ砲と言えば分かりやすいだろう。鞍山の砲とは大体同じ性能(プレミアム艦と同じで良いのかよ)。
　AP弾DPMで見ると同格ツリー駆逐艦内では僅差で五位になるものの弾道が寝ていることもありファラガットなど弾道が高い艦には優位に立ちやすい。

-AP弾-
　威力はグネフヌイより多少劣るのは前述の通りだが元がソ連艦なこともあり貫通力はそれなりに高く同格巡洋艦にも普通に白ダメが入りバイタルを抜くことも。
またごく稀にだが戦艦のバイタルを抜くこともある。
格下駆逐艦に砲撃する際ある程度真ん中に当てないと過貫通しやすいため注意。

-HE弾-
　こちらも威力はグネフヌイより減らされてはいるものの火災発生率はグネフヌイと同じく高めの4%である。さらに、グネフヌイと同様にエリート特性で火災発生率を4.28%にまで引き上げることが可能なので相手を火達磨にすることも(他国の駆逐よりは)簡単。
また発火率と高い浸水率を利用した火災浸水コンボもやりやすい。
　魚雷の性能が目立つ本艦だが意外とHE弾も強力なため積極的に大型艦に撃つことをおすすめする。

・魚雷
最大の特徴。
　533mm魚雷を3連装で2基、計6門搭載。深度魚雷であり、駆逐艦に対する攻撃力は無い。
　しかし、その性能は侮れず雷速は66.69ノットと同ティア最速かつダメージは3853(6本全弾命中すると23118ダメージ)もあり浸水率も20%と破格の性能(6本命中時の浸水確率は相手の火災浸水耐性を考慮しない場合73.8%)。
　しかも射程は7.8kmと日駆に次ぐ長さで、装填時間も43.5秒と短いため実用DPMで見るとトップクラス。
　深度魚雷は被発見距離が通常の魚雷に比べて短いため戦艦はおろか巡洋艦に当てることも難しくはない。

・対空
素の対空値69は他国同格と比較すると平均以上である。ただし、小口径対空砲しか装備しておらず、空母の攻撃は全くと言っていいほど防げないので狙われたら素直に他艦に頼ろう。

・装甲
装甲および防郭防御は他国同格駆逐艦と横並びである。火災浸水耐性と対水雷防御についても同様で、特に秀でたものは無い。
どの駆逐艦にも言えるが装甲はあてにしてはならない。

・機動性
最高速度は37.23ノットで鞍山(38.07ノット)グネフヌイ(37.79ノット)よりほんの少し遅いが、他国同格は33～35ノットのため十分速いと言える。さらに艦艇スキルとして「エンジンブースト」を使用できるので速度面に不満は無い筈だ。舵の効きは8.7度/秒とグネフヌイ(9度/秒)鞍山(8.9度/秒)よりは重いが十分な性能。舵を切った際の速度低下のせいか前述の艦よりも小回りが利き、転舵所要時間は3.3秒と短くなっている。

・隠蔽性
素の被発見距離は5.88kmと優秀な隠蔽を持っている。装備や迷彩等を隠蔽に特化すると被発見距離は5.06kmまで短くなる。
高い隠蔽性のお陰で隠蔽雷撃が可能な範囲は隠蔽未強化でも1.92kmと日本駆逐艦並の広さを誇る。
また開幕での敵駆逐の索敵時に役に立つことが多いので腐らせるのは勿体無い。

・生存性
HPは13000台と平均的だが速度に優れ隠蔽が良いので生存性自体は高いと言えるだろう。艦艇スキルの「発煙装置」があるのも心強い。ただし、対駆逐戦闘においては砲を撃つ以外の攻撃手段が無く、集中砲火に逢いやすい。とはいえ駆逐艦が索敵に出ないという選択肢は存在しないので、きちんと仕事をしつつ序盤を生き残れるかどうかが鍵となるだろう。
隠蔽雷撃ができるので元となったグネフヌイよりは生存性は高い筈だ。

・消耗品
　軍需物資は「高品質石炭」「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」の組み合わせ推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
　艦艇スキルとしてエンジンブーストと、本艦から煙幕を使用可能。特に煙幕は逃走や肉薄雷撃、煙幕射撃と使い勝手が良い。

・装備
　・兵装は戦い方によってお好みで。序盤を砲駆として運用するか、隠蔽駆逐に徹するかによって選択肢が変わって来るはずだ。
もし砲駆に仕上げたいならば、主砲の取り回しをよくする射撃システム改良1か主砲改良1がおすすめ。回避に自信があったり、煙幕内からの一方的な射撃を得意とする方には主砲改良2も良い選択だろう。
隠蔽駆逐に仕上げたいならば、魚雷の取り回しを良くする魚雷発射管改良1が良いかも知れないが、そもそも撫順は素の魚雷発射管旋回速度が20°/sと早めなので、そこまで旋回速度を気にしない人は射撃システム改良１がおすすめ。
　・防御は「操舵装置改良1」「推力改良1」あたりが無難か。
　・適性は、このティア帯だと接近戦が多発するので魚雷回避し易くなる「推力改良2」「操舵装置改良2」、序盤の駆逐同士の索敵で優位に立ち易い「隠蔽システム改良1」あたりから選択するのが良いだろう。

・エリート特性
　・新型操舵装置　転舵速度+5%、転舵加速度+10%
　・新型榴弾　主砲榴弾ダメージ+2%、主砲発火率+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
本艦は速度に優れる船体に、優秀な主砲と大型艦攻撃に特化した非常に優秀な魚雷を装備した特徴的な艦である。
魚雷・主砲・機動性・隠蔽性・汎用性(スキルの数)などほぼ全てのステータスに於いて同格トップクラスの性能を誇る。ダメージの稼ぎやすさやティア6という環境を加味すればティア6にしてパンアジア駆逐の真骨頂と言わんばかりの圧倒的な強艦である。
パン駆の常として、敵駆逐艦に主砲のみで対応する必要があるが、本艦はその主砲がグネフヌイとほぼ変わりない性能で、煙幕も保持し尚且つこのティアでは正確に駆逐に魚雷を当ててくる上級者は殆ど居ないことから、逆に対駆逐戦は他国同格駆逐艦よりもやりやすいと言える(とはいえ接近戦に持ち込まれると非常に不利になるので対駆逐戦では魚雷回避しやすい中～遠距離で対応しよう)。
駆逐乗りの皆さんなら分かると思うがこの艦はかなり強い。慣れれば毎回大口径も夢ではないだろう。

戦闘名誉章

史実

4隻建造された鞍山級駆逐艦だが、退役後解体処分されたのはこの撫順だけである。他の鞍山級、即ち鞍山、長春、太原の3隻はいずれも現存している。（本家wikiより）

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