ピョートル・バグラチオン級巡洋艦 ピョートル・バグラチオン
ver.4.4で主砲装填時間が11.5秒から10.5秒に短縮。
ver.6.5で小口径対空が113に増加。
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
| 国 | ソ連 | |
|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | |
| Tier | 8 | |
| 生存性 | 継戦能力 | 30916 |
| 抗堪性 | ・防郭防御7.50% ・火災浸水耐性15% ・装甲7.50% ・対水雷防御10.50% | |
| 主砲射程 | 12.82km | |
| 機動性 | 最大速力 | 33.90ノット[kt] |
| 最大出力への到着時間 | 19.55秒 | |
| 転舵速度 | 5.60度/秒 | |
| 転舵所要時間 | 10.80秒 | |
| 隠蔽性 | 9.66km | |
・兵装
| 主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 180mm L/57 M1932, 3基×3門 | HE弾 590(6%) AP弾 826(200%) | 10.50秒 | 8度/秒 |
| 魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 533mm PTA-53-68-bis, 2基×5門(5門) | 6km | 62.52kt | 3304 | 56秒 | 12% | 18度/秒 |
| 対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|
| 大口径 小口径 | 264 113 | 3.60km 1.80km |
・艦艇スキル
| 種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
|---|---|---|---|---|
| 精密照準装置Ⅱ | 砲撃精度+35% | 20秒間 | 75秒 | 3回 |
| 高速装填Ⅰ | 主砲装填速度+15% | 20秒間 | 75秒 | 4回 |
ゲーム内説明
ピョートル・バグラチオンは、15,000トン級の巡洋艦の設計案であり、二次大戦の終盤に新たな建艦計画の基づいてソ連海軍用として開発された180mm砲を採用していました。特筆すべき点として、それまでの戦闘で得られた戦訓を反映し、対空兵装が強化されていました。
解説
・主砲
180mm砲を3連装砲塔に収め前に2基、後ろに1基という構成で合計9門搭載。この砲は格上のドンスコイの砲(12門搭載)と比べてHE弾ダメージは同一、AP弾ダメージも微増して射程も延長されているという具合。このためティア比で観ても強力、かつ射程も同格最長クラスと非常に優秀。しかし砲数が9門という少なさの割には素の装填時間が長めであり、どちらの砲弾を使用してもDPMとして観ると下位に落ち込んでしまう。このため何も考えずに正面の敵を撃つだけではその強みを活かす事は難しいだろう。射程の長さを活かして「敵の後衛に構えてのんびりしている敵」を狙って戦線を崩す役割を担ったり、敵の側面に横槍を入れたりといった効果的な使い方を考えよう。
・魚雷
同志クトゥーゾフのものと同じ。射程は短く威力も微妙だが片舷5門で面制圧力は高いので、接近してきた駆逐艦などに。
・対空
ソ連の巡洋艦としては大口径対空砲ダメージが高目で、隊列を組んでいればそれなりに応戦してくれる。但し本艦1隻でマッチするティア帯の空母艦載機をどうこうできる性能は持っていないし、自衛もままならない。しかし最近は高対空な巡洋艦も増えて来たので味方と一緒に行動すれば何とかなると信じたい。
・装甲
数値の上ではティア相当の防御力を備えてはいる。しかしこのティア帯における戦艦や大型巡洋艦、重巡の持つ砲火力を考慮すると…全くと言ってよい程足りていない。ソ連巡洋艦は基本的に側面のシルエットが長目でお腹が弱点であり、迂闊に敵に対して角度を緩めるとどうなるかは巡洋艦乗りの諸君であれば結果を熟知している筈だ。耐性についても平均クラスであって特筆すべきものは無い。
・機動性
素の最高速度は34ノット弱でツリー艦の「チャパエフ」よりほんの少しだけ速い。しかし本艦は加速力が鈍く「チャパエフ」よりも速度に乗りにくい。反面「チャパエフ」よりも数値の上では舵が優秀なのだが、前述の加速の鈍さもあって実際にその恩恵を感じられるシチュエーションは殆ど無い。基本的に速度に乗り切れた時だけはそこそこ速いが、それ以外は舵が効きにくい直線番長ぎみの船体だと思って操船して欲しい。
・隠蔽性
素の被発見距離は9.66kmとよろしくない。常に周囲を見渡しながら戦わないと、いつの間にか敵に側面を取られているという事になりかねない。
・生存性
素のHPは30000台と体力的な面では特筆すべきものは無い。その上で隠蔽が悪く、機動力においても直線番長で旋回性能に難を抱えているとあっては生存性が高いとは言えないだろう。但し、同郷の「チャパエフ」はそこに低対空というカードが加わるのに対して、本艦はそこまでリーチが掛かった状況ではない。とはいえリーチ一歩手前である事に変わりは無いので慎重な立ち回りが求められる。
・消耗品
予備整備、改良エンジン、高級食糧
・装備
兵装:エリート特性の選択と併せて戦い方によってお好みで。
防御:舵を強化するか加速を強化するかの主に2択である。
適性:こちらも舵か速度、もしくは隠蔽という手もある。
・エリート特性
・新型砲撃照準器 主砲射程+4%
・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
一言で言うと、ティア8相当の「キーロフ」や「モロトフ」である。「キーロフ」や「モロトフ」は索敵や近接戦闘はやや苦手、よって戦場の露払いは他の艦に任せた上で優勢を取った戦場において長射程を活かして敵の孤立した艦や防御の薄い艦をどんどん弱らせ、敵の陣形を乱した上で間接的に味方の戦線を押し上げるという戦場のマークスマン(選抜射撃手)的な戦い方を得意とする。本艦の武装や特性も似た形式であるため、味方の最前線からは一歩引いた位置で敵の後衛を崩したり、安全を確認した上で敵の側面を突くといった運用が適している。これからソ連巡洋艦第1ツリーを進めたいという艦長にとって180mm砲の手慣らしの為の艦としては勿論、「キーロフ」や「モロトフ」といった艦に慣れており改めて高ティア艦が欲しいという艦長にとってもお勧めの艦と言える。
戦闘名誉章
| レベル | 1 | 2 |
|---|---|---|
| 報酬 | アルティメットシルバーブースター×2 アルティメットEXPスーパーブースター×2 シルバー200k | スティール2 |
| ミッション内容 | 10戦プレイ |
史実
…
小ネタ
本艦の艦名の由来は「ピョートル・バグラチオン」。ロシア帝国の貴族であり、軍人でもある。ナポレオン戦争のアウステルリッツの戦い(1805年)ではロシア軍左翼として参加し、フランス軍のミュラ、ランヌ達率いるフランス軍左翼と対峙。フィンランド戦争(1808年)においては凍結したフィンランド湾を横断するという大胆不敵な行動を取り、オーランド諸島を奪取する事に成功。第3次ロシア・トルコ(露土)戦争(1809年)ではモルダヴィア(モルドバ)軍を率いてオスマン帝国軍と戦い、歩兵大将に任命される(これらの活躍により彼はトルストイの「戦争と平和」において脇役としてではあるが作中にも登場している)。ナポレオンのロシア遠征(1812年)においてはロシア第2軍を率いたがモリギョフで敗北、ボロディノの戦いでは軍左翼を指揮するもそこで致命傷を負い戦死。皇帝ニコライ1世はボロディノの戦場跡に彼の栄誉をたたえた記念碑を建てた。
バグラチオン将軍の名に因んで行われた赤軍の作戦が存在する。それが1944年の6月から8月にかけて行われた赤軍のドイツ軍に対する攻勢作戦。その名も「バグラチオン作戦」であり、この攻勢は成功しポーランドまでの前進に成功した。またドイツ軍中央軍集団は38個師団のうち28個師団を失うという壊滅的な被害を受けた。赤軍への反撃能力を失ったドイツ軍は、これ以降ひたすら撤退戦を繰り返すことになる。
編集用コメント
- ページ作成。性能、ゲーム内説明、解説、戦闘名誉賞を書きました。私は実際に乗ったわけではないので、実際に乗った方で、解説の内容が間違っていると思えば完全に書き直していただいても構いません。 -- 2021-06-10 (木) 15:42:22
- トップ画像、専用迷彩画像を追加。 -- 2021-06-10 (木) 17:05:17
- 小ネタを追加。 -- 2021-06-10 (木) 17:42:46
- 雷速を修正。強化されたわけではなく誤植でした。加速性能を追加。 -- 2021-07-26 (月) 02:17:57
- 専用迷彩の効果も追加。 -- 2021-07-26 (月) 02:19:42
- 小ネタを格納 -- 2021-10-30 (土) 23:59:24
- 小ネタを一部編集 -- 2024-10-08 (火) 21:57:19
コメント欄
- 次々新艦追加されるせいか、解説が大味に…ご苦労様です。20戦ほどしましたが、本艦は強く無いです。 -- 2021-06-18 (金) 22:36:50
- 大人しくミハイル買いましょう -- 2021-09-15 (水) 09:31:32
- ブリッツパスやイベントの配布などであまり見ない船は数多くあるが、それらの船はなんだかんだ1回くらいは戦闘で出会ったことがある。対して、こいつは本当に出会ったことがない。性能だけで見るならタリンと似たようなものだと思うから、見かけないのも頷けるし、販売されてるのも見たことないから、弱い&所持者が少ないのだと思う……バフもされないし、プレミアム艦艇多すぎて運営に忘れられてるのでは?笑 -- 2022-05-15 (日) 23:58:13
- 装備の2.3スロットを舵に振ってもかなり重い感じ。主砲は対巡洋艦には強い。 -- 2022-06-07 (火) 19:44:53
- こいつとゴリツィアを一度に売るとは…珍艦艇見本市かな? -- 2022-06-07 (火) 20:04:33
- この船はティア10のネフスキーあたりを数百回使って、それなりの勝率を持ってる人が使うとポテンシャルを出せると思う。APとHEの切り替えや、最大射程でのいもり過ぎないポジショニング、遠距離から駆逐を刺すエイム力など、PSを要求される艦に思う。 -- 2022-06-09 (木) 01:19:32
- けっこう好きでちょこちょこ乗ってるんだけど、自分以外で乗ってるプレイヤー見かけたことない...wバフされたしちょっとは増えるといいんだけど -- 2023-05-18 (木) 00:21:43
- 専用迷彩「ソ連」とかいう安直すぎる名前好き -- 2023-06-07 (水) 21:00:09
- 艦名がカッコ良すぎる。艦影もなかなかイケメン。 -- 2023-06-08 (木) 17:26:37
- ソ巡らしく、弾道、精度共に良いのだが、HEはなかなか着火しかないね。チャパの方が全然燃える。APメインが良さそうな‥ -- 2023-12-14 (木) 20:41:25
- 着火しないね、訂正。 -- 2023-12-14 (木) 20:42:22
- しない訳ではないけど、最早AP打つ方がダメージ出せるからな。少なくとも着火狙いは別の船乗った方が良いかも。 -- 2023-12-14 (木) 21:38:07
- 着火しないね、訂正。 -- 2023-12-14 (木) 20:42:22



