Mikhail Kutuzov

スヴェルドロフ級巡洋艦(68-bis型巡洋艦)　ミハイル・クトゥーゾフ

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

ミハイル クトゥーゾフ級軽巡洋艦はロシアで最後に建造された砲戦主体型巡洋艦でした。主砲基部の優れた設計により、軽巡洋艦としては非常に長い射程を誇りました。

解説

・主砲
152mm砲を3連装で4基、計12門搭載している。AP弾とHE弾のダメージや装填時間はツリー艦のチャパエフと同等であり、DPMや発火率も変わらない。小口径で回転の速い砲を装備しているため中距離での駆逐艦の処理に向いている。弾道や集弾性も良く駆逐艦でも当てやすい。半面、重装甲艦には小口径がたたってダメージを出しにくい。遠距離では弾道も山なりになるので、ソ巡に慣れていない艦長は注意しよう。

・魚雷
533mmクラスの魚雷を片舷に5連装で両舷に装備。5連装の面制圧力は高いが射程が6kmと短く(まぁ、同志チャパエフよりはマシである)、柔らかい側面を晒すリスクを考えると攻撃には使えない。せいぜいが肉薄してきた駆逐に対する防御が限度であろう。

・対空
素の対空値311に加え対空警戒Ⅱも使えるので、クリーブランドほどではないが優秀と言える。大口径対空砲のダメージ198と射程距離3.6kmは艦隊防空に貢献できるだろう。小口径対空砲のダメージ113もまずまずであり、さすがは戦後世代の巡洋艦と言える。

・装甲
装甲6%、防郭防御7.5%はツリー艦のチャパエフと同等である。火災浸水耐性10%、対水雷防御10.5%も同様で特筆すべきものは無い。戦艦は無論の事同格巡洋艦にも貫通を許すので油断しないように。

・機動性
最高速度は32.51ノットと平均的であるが、加速は少し鈍い。舵の効きも6.2度/秒と良くない(チャパエフの5.4度/秒よりははるかにマシであるが)。軽巡洋艦の機動性ではないので操船には注意を要する(本家では機動性に優れた艦であったのに)。

・隠蔽性
被発見距離9.72kmは他国同格巡洋艦内でワースト1である。重巡であるプリンツ・オイゲン(9km)より先に発見されるので、常に先手を取られると考えよう。装備の適正枠で「隠蔽システム改良1」の搭載を考慮しても良いだろう。

・生存性
HPは他国同格内で最低の値である。隠蔽と旋回性能が悪いため生存性は高いとは言えない(旋回が悪いとはいえ、ある程度の回避ができないと詰む)。艦艇スキルの「発煙装置」は存在するが回数が少ないのが残念。幸い対空に関しては強いが、敵雷撃機の航空雷撃を躱すのに苦労するだろう。

・消耗品
「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」の組み合わせに「予備整備パック」「追加対空弾」のうち好きな方を選択して欲しい。

・装備
兵装は優秀な主砲を強化するものであれば何でも良いであろう。防御は「操舵装置改良1」「推力改良1」等を戦い方によってお好みで。適正も「隠蔽システム改良1」「操舵装置改良2」等好みで選択して問題ない。

・エリート特性
　・新型砲撃照準器　主砲射程+4% ←これで13.15kmになる
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
ソ巡らしく攻めている間は強いが、防御力が欠落しているので守りに入ると脆い。とはいえ、ツリー艦のチャパエフよりは機動性が高く、使い捨てとはいえ「発煙装置」も使えるので仕切り直しはしやすいと言える。注意点としては本艦は相手によって弾種を適切に切り替えないとダメージ効率が良くないこと、および軽巡としては舵が重いので先を見越した運用が必須であること。基本的には戦艦の少し前、もしくは同列に位置して中・遠距離から攻撃を加えたい。前線から流れてくる流し魚雷には十分注意すること。

戦闘名誉章

史実

巡洋艦ミハイル・クトゥーゾフは、第2次大戦後の1952～55年にソ連が14隻建造したスヴェルドロフ級巡洋艦(68bis型)の第12番艦である。68bis型という計画名から分かるようにチャパエフ級(68型)の改良型であり、船体をすべて溶接構造としたところに特徴がある。改良を続されながら1990年頃まで使用され、ソ連が倒産してロシア連邦になった後、ノヴォロシースクにて記念艦として保存されている。(PC版wikiより抜粋)

小ネタ

ミハイル・クトゥーゾフ(1745-1813)は帝政ロシアの軍人。エカテリーナ2世(ロマノフ王朝第8代ロシア皇帝)、パーヴェル1世(同9第皇帝)、アレクサンドル1世(同10第皇帝)と3代に渡って活躍。ナポレオンのロシア遠征時(1812年)にはロシア軍最高司令官として戦い、ナポレオンを退却に追い込んだ(ボロディノの戦い、モスクワ疎開作戦)。しかし、翌年のロシア軍のフランス侵攻には懐疑的であり、ポーランドのブンツラウにて病没。ナポレオンを倒し「ヨーロッパの解放者」として欧州に影響力を発揮したいアレクサンドル1世とは意見が合わなかったとされる。

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