ライオン級巡洋戦艦(1909)3番艦 クイーン・メアリー
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 4 | ||
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生存性 | 継戦能力 | 31472 | |
抗堪性 | ・防郭防御10% ・火災浸水耐性10% ・装甲防御9% ・魚雷防御10.5% | ||
平均装甲厚 | ・艦首16mm ・艦尾16mm ・甲板30mm ・舷側229mm | ||
主砲射程 | 10.68km | ||
副砲射程 | 4.62km | ||
機動性 | 最大速力 | 27.23ノット[kt] | |
最大出力への到着時間 | 19.12秒 | ||
転舵速度 | 5.5度/秒 | ||
転舵所要時間 | 13.2秒 | ||
隠蔽性 | 8.16km |
・派生艦船
派生元 | Indefatigable |
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派生先 | Tiger |
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
343mm L/45,4基×2門 | 21秒 | HE弾941(12%) AP弾1277(250%) | 6.9度/秒 |
副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
102mmL/50,16基×1門(8門) | 7秒 | HE弾224(2%) | 10度/秒 |
対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 36 20 | 3km 1.5km |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 装填時間 | 最大ダメージ | 射程 | 雷速 | 浸水率 | 発射管旋回速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
533mmMK2, 2基×1門(1門) | 66.5秒 | 2668 | 5.40km | 61.13kt | 12% | 25度/秒 |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
エンジンブーストⅠ | 最大航行速度+8% | 25秒間 | 75秒 | 2回 |
ゲーム内説明
第一次世界大戦前に就役した最後のイギリスの巡洋戦艦。強力な主砲を搭載した高速艦だが、装甲防御力は比較的脆弱。
解説
・主砲
前級よりも砲口径が拡大し343mm砲を搭載する様になった。連装砲塔4基8門という基本は変わって居ないものの、砲配置が近代的な一直線配置に変更された事で無理なく片舷側に全ての砲を指向できるようになっている。また砲口径の拡大に伴いAP弾は単発火力がそこそこ上昇、HE弾は単発火力はそれなりだが発火率が向上し火災を発生させられる確率がアップした。とはいえ前級では周囲の防御力の欠如故に命中すればダメージが入ったが…本艦はティア5戦艦(BB)ともマッチする様になったので対峙する際には彼我の防御力の差を考慮しないと一方的に体力を削られてしまう懸念がある。口径こそ同程度ではあるが、あくまで本艦の砲は「自身より防御の薄い艦」を攻撃する為の大火力だと心得よう。
・副砲
102mm砲を片舷辺り8基、両舷合わせて16基搭載。上部構造物上に砲郭を設けて分散配置という基本は変わって居ない*1。砲弾の威力や射程が微増したものの、さほど頼りにならないという点は変わって居ない。
・魚雷
450mmクラスの魚雷を片舷辺り1基、両舷合わせて2基2射線搭載。
・対空
本艦より対空砲が搭載される。しかし大口径対空砲のダメージは花火と見紛う程度に過ぎず、コケ脅しに過ぎない。
・装甲
巡洋戦艦の装甲に期待してはいけない*2。現時点では各部の装甲厚が不明だが、敵の砲弾が命中すれば漏れなくダメージが入る上に装甲値による軽減も期待できない。各種耐性も本物の戦艦とは比較にならない。
・機動性
前級よりもさらに速くなり、素の最高速度は27ノットを超えた。加速力も戦艦(BC)というカテゴリを考えると非常に優秀。しかしこの速度を得る為か艦首・艦尾がやや長くなり舵の性能が落ちている。前級に比べるとやや直線番長気味の乗り味なので、速度にかまけて突っ込み過ぎないように注意。
・隠蔽性
素の被発見距離は8.16kmと前級(7.92km)からほんの少ししか発見距離が伸びていない。戦艦(BC)というカテゴリを考えると非常に優秀と言える。
・生存性
素のHPは31000を超え、体力的にはそこそこ優秀である。ところが本艦のHPバーは「防御力の欠如」故に、敵の攻撃によりガッツリと減る…本物の戦艦(BB)のHPバーと同じようには考えない方が良い。巡洋艦のHPバーの様に「満タンなら敵の斉射を1度だけ凌げる」程度の信頼性と心得よう。間違っても生存性が高いなどとは考えてはいけない。
・消耗品
「高級船員食糧」「予防整備パック」「改良型ディーゼルエンジン」の搭載を推奨。
・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「エンジンブーストⅠ」を獲得、2回しか使用できないので効果的に使いたい。
・装備
・兵装 「主砲改良1」「主砲改良2」
・防御 「操舵装置改良1」「推力改良1」
・適正 「操舵装置改良2」「推力改良2」
・エリート特性
・防雷網 魚雷防御+7%
・エリート砲術員 主砲装填時間-3% 主砲旋回速度+7% ←消去法でこれだろう。
・功績 EXPアップ+10%
・総論
前級のピーキーな特性を引き継ぎつつ、速度と主砲火力の向上に全てのパラメーターを振り切ったかのような艦である。ただし、火力が向上したと言っても本物の戦艦(BB)を相手にしてそうやすやすと堕とせる程ではなく、あくまで「戦艦に準ずる火力を提供できる」だけなのでティア向上に伴い相手をより慎重に選ぶ必要が生じている。また速度も飛躍的に向上してはいるが、どうやら試行錯誤の最中らしく前級のような素直な舵は実現できていない。もう少し先のティアのソ連戦艦を思わせる様な「速度は出るが舵は効かない」的なバランスになっており、侵攻ルートや旋回位置・タイミングを間違えると文字通りあっという間に海の藻屑となってしまう可能性がある。巡洋艦の運用の延長戦上で戦えた前級とは異なり、本艦ではいよいよ「巡洋戦艦(BC)」らしさが出てきたと言えるだろう。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 |
---|---|---|
報酬 | 艦艇exp1500 シルバー25k | 艦艇exp1500 シルバー25k |
ミッション内容 | 5戦プレイ | 5回勝利 |
史実
「クイーン・メアリー(HMS Queen Mary)」は英国海軍が建造した「ライオン級」巡洋戦艦の3番艦である。本艦は1910年度計画により建造され、起工は1911年3月、進水は翌12年3月、竣工・就役は1913年9月であった。この頃の英国海軍の軍艦は同型艦といえども改良を繰り返すのが常であり、本艦も先に就役した姉妹艦2隻とは幾つか異なっている点が多い。
就役して1年も経たないうちにヨーロッパで第1次世界大戦が勃発(1914年7月)、本艦も英国海軍の主力艦隊である「グランド・フリート」に所属し8月にはヘルゴラント・バイト海戦に参加。1915年には戦時改修を受けマスト周辺等の強化工事を行っている。1916年5月末には「ユトランド沖海戦」に参加。本艦を含む英国の巡洋戦艦群6隻はドイツ大洋艦隊の巡洋戦艦群5隻と交戦、本艦は「ザイドリッツ」に対して命中弾4発を与えるも、午後4時30分ごろに「デアフリンガー」の砲弾が2発命中。これにより火薬庫が爆発し艦首から前部マストまでが吹き飛ぶ甚大な被害を受ける。本艦はこれにより轟沈、戦闘開始からわずか38分しか経過していなかった。搭乗した乗組員のうち1266人は戦死、救助された生存者は僅かに20人であった。
小ネタ
本艦の艦名「クイーン・メアリー」は直訳するとメアリー女王またはメアリー王妃となり、複数の候補が存在する*3。しかし本艦の艦名の由来となった人物はほぼ特定されており、英国王「ジョージ5世」の王妃である「メアリー・オブ・テック」である。
彼女はドイツ南部のヴュルテンベルク王家の血を引き、外国語が堪能であった。このため夫である「ジョージ5世」が苦手である外交や外国語に関するサポートを行い、また欧州に戦争の影が忍び寄ると夫と共に質素倹約に努め、国民に結束を呼び掛けた。第1次世界大戦が始まると負傷した軍人達や戦死者の家族達と直接面会して慰める等、かつてない総力戦を戦い抜くにあたって陰ながらの支援を惜しまなかった。
編集用コメント
- 解説をさらっと記載。追記・修正歓迎。 -- 2023-09-10 (日) 08:34:42
コメント欄
- 主砲火力は、まあまあ良くて、副砲と魚雷は、オマケ。 装甲は、ペラッペラ。キーロフの18cm砲AP弾でバカスカ抜かれます。 重巡砲にも抜かれると思います。 -- 英国面に堕ちた戦艦乗り? 2023-07-29 (土) 03:15:37
- まあ装甲の薄さは史実でも証明されてるからね~ -- 2023-07-29 (土) 14:52:47
- ニコライで防郭の危機頂きました。こんな事あるんですね。4の砲で防郭の危機とか柔すぎです -- 2023-08-03 (木) 10:29:34
- でもTier4でこの機動力だからこれでカチカチだったらOPなわけで… -- 2023-08-03 (木) 11:02:31
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