Southern Dragon

妙高型重巡洋艦　Southern Dragon

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

Southern Dragonは、日本の妙高型の伝統を受け継ぎつつも、荒々しい南の海へのオマージュとして力と権威を象徴する艦艇です。力強い南部のエネルギーに影響を受けた独特のデザインを採用し、その効果を最大限に高めるべく強力な兵装が戦略的に配置されています。最先端のシステムを駆使し、強靭な耐久力と巧みな手腕を融合させた独自の航法で、南の海域の強さと革新性を体現しています。

解説

2月1日午後1時にEastern Dragonとともに実装されたパンアジア初のティア7プレミアム艦であり、30個目で獲得できる。本家では日本国籍で妙高型と同スペックだったがBlitzでは完全にパンアジア艦となっており、日本艦長を乗せる事は不可能。Eastern Dragonと違い主砲性能に重きを置いている。
艦艇スキル・深度魚雷以外の妙高との差異は以下のとおり。

ステータスが高い方を赤字で示してある。単位省略。

・主砲
203mm砲を連装砲塔に収めて5基10門搭載。砲配置は元となった「妙高」と同じ。
この砲は妙高砲と比べて砲弾ダメージや装填時間・砲塔旋回時間は同じだが射程が若干長いという調整を受けている。このため妙高砲を扱い慣れている艦長であれば違和感なく使いこなせるだろう。
また最大の特徴は艦艇スキル「戦闘司令:観測射撃」を発動させることにより、AP弾貫通力強化と精度向上という恩恵を同時に受ける事ができるというものだが、どうしても発動までに必要な下準備の面倒さが気になってしまう。一応、本艦の「観測射撃」は初の203mm砲における搭載という事で、152mm砲よりも装填が遅い事を加味してか30発でクリアというふうにハードルは下げられているのだが、性能向上率も10%に落とされているので低ティアパンアメリカツリー艦でスキルを発動させた際と同じようにはっきりとした効果は感じにくい。
元となった「妙高」の精密照準スキルも強力ではないが、精密照準であればここぞという時に下準備無しでスキル発動できるうえ、元々の妙高が同格で一番主砲精度が悪いので噛み合ってはいた。ところが本艦の砲の場合はそれができないため何とももどかしさを感じさせられる。

・魚雷
610mmクラスを3連装魚雷発射管に収めて片舷辺り2基搭載。片舷指向可能数は2基6射線である。
元となった妙高魚雷との最大の違いは通常魚雷から深度魚雷に変更されている事であろう。ただしそれ以外の調整が何とも中途半端で、パン巡魚雷として観ると610mmクラスなのにどうもパッとしない。そこで妙高魚雷と比較してみると、単発火力には劣るものの射程と雷速は同等、装填時間が短縮され浸水率・魚雷発射管旋回速度が微増したといった具合。通常魚雷と深度魚雷という違いこそあれ、妙高魚雷をほぼそのまま使用できると考える事もできる。このため妙高魚雷を使いこなせる艦長であれば、ほぼ同じように使用できるだろう*1。

・対空
素の対空性能は妙高と同値である。しかし本艦は艦艇スキルとして「対空警戒Ⅰ」を持っている為、スキル効果時間内には素の状態でも大口径対空砲ダメージが約193、小口径対空砲ダメージが約266に上昇する。これは素の状態だと平均程度の対空がスキル使用中のみ中の上まで格上げされる事を意味するので、狙われていると感じた場合は忘れずに使用したい。

・装甲
装甲や耐性も妙高と同値である。

・機動性
素の最高速度や機動力も妙高と同値である。しかし本艦は艦艇スキルとして「エンジンブーストⅠ」を持っている為、適時使用する事で機動性を水増し可能。

・隠蔽性
素の被発見距離も妙高と同値。隠蔽雷撃を行いたい艦長は装備を隠蔽に振れば可能ではあるが、それをするかどうかはプレイスタイルによるだろう。

・生存性
HPや装甲・耐性は妙高に準ずるので妙高と変わらないだろう。

・消耗品
砲艦の基本セットである高級船員食糧(装填)、予防整備パック(体力)、改良型ディーゼルエンジン(速度、転舵)を推奨。しかしプレイスタイルによっては、高品質石炭(隠蔽)も選択肢に入るだろう。

・艦艇スキル/艦長スキル
主砲30発の命中を条件に「戦闘司令:観測射撃」を使用可能。「エンジンブーストⅠ」を3回、「対空警戒Ⅰ」を2回使用可能。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰ
　・防御　操舵装置改良Ⅰか推力改良Ⅰ
　・適正　操舵装置改良Ⅱ

・エリート特性
　・巡洋艦近代化改修　HP+2%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7%
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%　
　・功績　EXPアップ+10%
※妙高型という点から基本はエリート砲術員を推奨したい。しかし本艦はスキル構成を変えた妙高型でもあるため、空母から狙われて困るという艦長は「巡洋艦近代化改修」を選択するのも手かもしれない。ただし向上する対空値のポイントは気休め程度でしかない。

・総論
　WG社の宣伝文句によれば砲戦能力を重視した妙高型との事だが、この宣伝文句を鵜呑みにして本艦に乗った艦長は恐らくガッカリしてしまう事だろう。というのも本艦は元となった妙高とは異なり、敵を発見しても直ぐに攻撃型の艦艇スキルを使用できない。しかも艦長スキルでそのスキルのクールタイムを短縮したり時間延長を行う事も不可能なので、序盤戦における敵攻撃能力は明らかに劣っている為だ。
　しかしここは頭を切り替えて「スキル構成を変えて、しかもスキル数も盛ったのにティア帯を上げなかった妙高」と考えてみよう。そうすると妙高型を扱い慣れた艦長であれば、本艦で戦場において如何に振舞えばよいかが見えてくる筈だ。しかし変更されたスキルのうち汎用性が高いのは「エンジンブースト」のみで「対空警戒」は正直お守り程度、「戦闘司令」は使い勝手に難があるため活用するためにはコツがいる等、上手く使いこなすにはそれなりに巡洋艦に乗り慣れた経験が必要。このためこれからティア7に挑む新人艦長にはお勧めしにくいが、既に日巡を履修済でパン巡ルートを新たに開拓したい艦長や妙高型が好きでコレクションに加えたいといった艦長には文句なくお勧めの艦と言えるだろう。

戦闘名誉章

史実

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小ネタ

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