Turtle Lair

ナポリ級巡洋艦　タートルの隠れ家

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

1984年、ケビン・イーストマンとピーター・レアードが初めてコミックスを出版。師匠のスプリンターに忍術の手ほどきを受けたカメの4兄弟「ミュータント・タートルズ」の心躍る冒険の物語が始まりました、そして「TMNT」の略称でも知られる本作品は長い年月を経て、最も愛されるフランチャイズの一つとなりあらゆる年齢層のファンを魅了しています。素敵なユーモアのセンス、スリリングなアクション、仲間を大切にする気持ちといったシリーズの魅力がレオナルド、ラファエロ、ミケランジェロ、ドナテロの4匹をずっと愛されるヒーローにしているのです。

解説

2025年3月の「ミュータント・タートルズ」コラボイベントで登場した、「ナポリ」級巡洋艦のコラボバージョンである。手動副砲の性能と艦の装甲・耐性が若干強化され、艦艇スキルの構成に変化がみられる。

・主砲
60口径254mm砲を3連装砲塔に収めて3基9門搭載。砲の構成等は元となった「ナポリ」と同様。この砲の特徴としてはイタリア巡洋艦でありながら砲弾は通常のAP弾とHE弾を選択できる。また精度も上々のため砲弾の選択によっては「ヴェネチア」では相手しにくかった固めのドイツ巡洋艦等にもダメージを与えられる。ところが欠点も多く、まずは同格大巡の多くが305mmもしくはそれ以上の砲を搭載する中で本艦は砲口径がかなり小さい上に装填速度が素で14秒と遅め。更に素の射程が絶望的に短く、付属する迷彩の主砲射程延長の効果をもってしても焼け石に水である。総じて癖が強く、扱いどころが難しい砲といえる。

・副砲
152mm3連装砲を片舷辺り2基づつ合計で4基12門搭載。砲配置は艦橋構造物の四隅を囲う形で、片舷に2基6門を指向可能。砲の構成等は元となった「ナポリ」と同様だがこの砲は巡洋艦搭載の副砲としては口径が大きめ。更に弾種がSAP弾のため貫通を見込める相手に対しては非常に有効。反面、戦艦等の硬い相手に対しては艦首・艦尾・上部構造物を狙い撃たないとダメージが通らず、やや繊細な運用が必要。とはいえ本艦の手動の副砲は元となった「ナポリ」搭載副砲よりも装填時間が短縮され砲弾の単発火力も強化されている。後述する艦艇スキルの「副砲オーバーロード」を使用する事で一気に敵の体力を削ってやろう。

・自動副砲
90mm砲を連装砲塔に収めて艦橋脇に片舷2基4門搭載。こちらの砲の構成も元となった「ナポリ」と同様であり、カタログスペックは非常に優秀。ところが小口径のSAP弾という事から相手の姿勢によっては駆逐艦にすら弾かれてしまう事もあり得る。巡洋艦搭載の副砲としては素の射程も長く、更に付属する迷彩の自動副砲射程延長効果があるものの過剰な期待はしない方が良いかもしれない。

・魚雷
533mmクラスを4連装魚雷発射管に収めて片舷に1基4射線搭載。構成や魚雷性能は元となった「ナポリ」と同様。単発火力や魚雷発射管の旋回速度は優秀なものの発射管の位置が艦後部なので敵艦がこちらを認識している状態で何も考えずに撃ちに行くのは危険。後述する艦艇スキル「排気煙幕Ⅲ」で姿を隠しつつ使用する、もしくは敵艦がこちらを認識していない状態での流し打ちを推奨したい。付属する迷彩の雷速向上効果は微妙でしかないが、射程も長く4射線なので「ヴェネチア」魚雷よりは牽制力がある。

・対空
元となった「ナポリ」と同じく悲惨の一言。本艦はこのティア帯では非常に珍しい「対空警戒スキルを未搭載のグループ」入りしている上に素の対空値は同格最低ランク。

・装甲
元となった「ナポリ」とほぼ変わらない。装甲と耐性については若干数値が「ナポリ」よりも強化されている。平均以上で防郭防御の値も優秀だが、所詮は大型巡洋艦の装甲に過ぎない。耐性についても過剰な期待はしない方が良い。

・機動性
素の最高速度は34ノット台と同格内では上位クラスの速度を出せる。更に後述する艦艇スキル「エンジンブーストⅡ」があるので効果時間限定とはいえ更に速度を増す事もできる。加速力は平均的ながらも、舵の効きは大型巡洋艦としては最高クラスの効き。船体サイズに似合わぬ機動力を発揮してくれる。

・隠蔽性
元となった「ナポリ」と変わらない。素の被発見距離は8.88kmと船体サイズの割にかなり優秀。付属する迷彩には被発見距離減少の効果が無いのが非常に残念である。

・生存性
元となった「ナポリ」と変わらない。体力面ではそこそこに優秀だが、巡洋艦の癖に対空が全く頼りにならなかったり近接戦闘には強いもののそれ以外の汎用性に欠ける砲を装備している等、癖が強く強みを押し出せる状況が限定されている以上、総合的な生存性は優れているとは言い難い。

・消耗品
「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」を主軸に、残る1枠を「予備整備パック」「高品質石炭」のいずれかを選択して欲しい。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルとして「排気煙幕Ⅲ」を3回、「副砲オーバーロードⅡ」を2回、「エンジンブーストⅡ」を2回使用可能。元となった「ナポリ」の「副砲オーバーロードⅡ」の使用回数を減じ、「エンジンブーストⅡ」を追加した形である。
艦長スキルは雲隠れがマストであるほか、レベル9では出力全開と接近戦専門家の二択である。接近戦専門家を選択する場合は、ナポリと共通の艦長でも良いだろう。

・装備
　・兵装　戦い方によってお好みで
　・防御　「推力改良Ⅰ」「操舵装置改良Ⅰ」
　・適正　「隠蔽システム改良Ⅰ」「操舵装置改良Ⅱ」

・エリート特性
　・新型砲塔　主砲旋回速度+20%　
　・副砲特化　副砲装填時間-10%、副砲（自動）装填時間-10%　
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
　難易度がかなり高めのティア10巡洋艦というジャンルにおいて、更に人を選ぶ大型巡洋艦かつ副砲重視艦艇という尖り過ぎたコンセプトを持つナポリ級巡洋艦のコラボバージョンが本艦である。元々の艦が癖は相当に強いものの艦を構成する各ピースを乗り手が適切に扱えるという前提においては相当に強いという特性を持っていた。本艦はコラボ艦艇という事で幾つかの性能や艦艇スキルに強化・変更が入って居るのだが…「Pay to Win」的な要素は殆ど無く、元が尖り過ぎている故に本ゲームシステムに熟練した艦長でないとまともに扱えない艦となっている。このためコラボ先の作品が好きな艦長であっても、最低限大型巡洋艦の扱いに慣れた艦長でないとお勧めはしにくい。しかし大型巡洋艦の扱いに慣れている艦長であれば、副砲重視艦艇に乗ってみたいと考える艦長にはもってこいの艦である。また既に副砲重視艦艇の魅力に取りつかれており、更なる難易度の副砲運用を求める真の探求者には是非とも手に取って欲しい逸品と言えるだろう。

戦闘名誉章

史実

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