ナポリ級巡洋艦 ナポリ(アンサルド社1936年240mm砲搭載大型巡洋艦案)


効果:主砲射程+4%、魚雷射程+4%、最大転舵速度+4%、海面発見距離-4%、EXPアップ+60%、シルバーアップ+60%



ALEA IACTA EST! 「賽は投げられた!」byカエサル ※賽はサイコロのこと
効果:主砲射程+4%、魚雷射程+4%、魚雷速度+4%、副砲(自動)射程+6%、EXPアップ+60%、シルバーアップ+60%
ver.5.3で防郭防御率が10%から17.5%に増加。
ver.5.5で副砲射程が6kmから6.6kmに増加(フル改修7.05→7.76)、副砲装填時間が6秒から5.5秒に短縮、副砲(自動)射程が5.4kmから6kmに増加(フル改修6.34→7.05)、魚雷ダメージが3,300から3,400に増加(フル改修3993→4114)、魚雷装填時間が57秒から51秒に短縮、スキル「排気煙幕II」が「排気煙幕III」に変更。
ver.7.3でHPが44165から46343に増加、装甲防御が10.5%から12%に増加
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
| 国 | イタリア | |
|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | |
| Tier | 10 | |
| 生存性 | 継戦能力 | 46343 |
| 抗堪性 | ・防郭防御17.5% ・火災浸水耐性12.50% ・装甲防御12% ・魚雷防御12% | |
| 主砲射程 | 11.67km | |
| 副砲射程 | 7.76km | |
| 自動副砲射程 | 7.05km | |
| 機動性 | 最大速力 | 34.18ノット[kt] |
| 最大出力への到着時間 | 16.07秒 | |
| 転舵速度 | 7.20度/秒 | |
| 転舵所要時間 | 12秒 | |
| 隠蔽性 | 8.88km | |
・兵装
| 主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 254mm L/60 M1939, 3基×3門 | 14秒 | HE弾 726(10%) AP弾 1150(200%) | 8度/秒 |
| 副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 152mm L/55 OTO 1936, 4基×3門(6門) | 5.50秒 | SAP弾 450 | 12度/秒 |
| 自動副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ |
|---|---|---|---|
| 90mm L/50 OTO 1939, 6基×2門(6門) | 3.50秒 | SAP弾 240 |
| 魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 装填時間 | ダメージ | 射程 | 雷速 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 533mm tubo lanciasiluri, 2基×4門(4門) | 51秒 | 4114 | 9.60km | 62.52kt | 18% | 25度/秒 |
| 対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|
| 大口径 小口径 | 116 276 | 3.60km 2.40km |
・艦艇スキル
| 種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
|---|---|---|---|---|
| 排気煙幕Ⅲ | 即時隠蔽の煙幕を展開する | 15秒間 | 60秒 | 3回 |
| 副砲オーバーロードⅡ | 副砲の装填速度と射程が+25% | 20秒間 | 60秒 | 3回 |
ゲーム内説明
ナポリは254mm砲を搭載した大型の重巡洋艦の計画案で、アンサルド社によって1930年代後半に開発された。
解説
2022年5月5日AM12時に実装されたイタリアTier10プレミアム巡洋艦。イタリア初のTier10プレミアム艦である。
本艦にはタートルの隠れ家とイモータル・フレイムバードという亜種(コラボ艦艇)がある。
迷彩が固定のコラボ艦艇と違い迷彩を自由に選べる点は本艦の利点である。
・主砲
254mm3連装砲を3基9門搭載。同格大巡が305mmなのに対し少し口径が小さい。それにも関わらず、装填は遅めの14秒である。本艦主砲の利点として、伊巡であるものの主砲はAP弾とHE弾を併用でき戦艦にも有効打を与えられる。ヴェネチアでは相手にしにくかった独艦等には優位性が出たと言える。対駆逐面では落ちてしまったが、、。主砲の精度と射角は良好と思って頂いて構わないが、射程は絶望的である。大巡とは思えないほどの短さで、なんと蔵王よりも短い。多くの巡洋艦・戦艦からはアウトレンジで処理される可能性が高いので、排気煙幕を使いながらヘイト管理をしたいところ。
・副砲
手動副砲は巡洋艦最大口径である152mm3連装砲を4基、片舷6門装備。さらに自動副砲としてレパントやコロンボに搭載されている9cm砲が片舷6門搭載されている。
また本艦は巡洋艦として「副砲オーバーロード」が使用可能な貴重な艦*1のうちの1隻であり、さらにスキルレベルは2という豪華仕様かつ使用可能回数も3回あるのでスキル使用時には限られた時間内とはいえ圧倒的な弾幕を展開できる。ただし本艦の副砲は砲弾がAP弾ではなくSAP弾となっており、AP弾よりも貫通力が劣るという特徴により戦艦や硬い巡洋艦に対してはきちんと弱点を狙わない限り思ったようなダメージが出せない。しっかりと艦首・艦尾・上部構造物を狙い撃つ必要があるため、他国・他艦種の「副砲オーバーロード」よりも繊細な運用を必要とする。とはいえ副砲としては射程が長く、散布も良好なため肉薄してきた駆逐艦や軽巡洋艦に対しては大きな威力を発揮し、追い返すどころか撃沈による返り討ちも期待できる。この様に癖はあるもののスペックは高いので運用さえ違えなければメインウェポンとしても扱えるほど期待値は高い。
一方、自動副砲はイタリア戦艦でおなじみの90mm砲ではあるのだが、あまり強いとは言えない。射程や発射速度は優秀なのだが、こちらも砲弾がSAP弾であるため「戦艦や巡洋艦、空母に貫通しにくい」のはもちろん、駆逐艦にすら弾かれることもある。見た目は派手に射撃していて威勢は良いのだが、よく見ると跳弾連発で実はほとんどダメージが出ていないなんて事態もざらにあり、自動副砲にはあまり期待しないほうが良いかもしれないHE弾だったらまだ使えたのに、、
オーバーロード使用時の射程は手動で9.7、自動で8.81である。
・魚雷
非常に射角も良く、射程も長い魚雷を片舷4門搭載。ヴェネツィアと異なり4門なので、ばら撒いておくと当たってくれることも。
・対空
素の対空値は同格最低値であり、総合的な対空能力においてはダントツに劣っている。特に大口径対空砲のダメージは116と格下駆逐艦にすら劣る始末。小口径対空砲のダメージこそ276と頑張っているが、このティア帯で「対空警戒スキルを未搭載の数少ないグループ」に含まれる為に実質的な火力は最低クラス。よって長距離対空指数と総合対空指数の両方で同格最低という不名誉な結果となった。当然自衛すらマトモにできず、おまけに船体が長いのも相まって魚雷を喰らい易いので踏んだり蹴ったりである。
・装甲
装甲10.5%は巡洋艦としては平均以上の値を誇る。防郭防御の値はあらゆる巡洋艦において最高値。このため距離と姿勢をきちんとコントロールしている限りは駆逐艦から見て「タフな艦」として振舞えるだろう。しかし所詮は巡洋艦の装甲に過ぎず、火災浸水耐性も平均以下なので過剰な期待は禁物。対水雷防御は数値の上では優秀だが、実際に被雷すれば海底行きは確実なので気休めにもならない。
・機動性
かなり良い。240mの大巡とは思えないほどの機動性を発揮してくれる。
・隠蔽性
素の被発見距離は8.88kmとかなり優秀。ツリー艦の8.28kmグループにこそ劣って居るものの、大型巡洋艦としては最優秀である*2。
・生存性
素のHPは44000台とやや体力に優れる。しかし巡洋艦の癖に対空が全く頼りにならず、対駆逐艦の近接戦闘にこそ強いがそれ以外には汎用性に欠ける砲を搭載している等、かなり「相手を選ぶ」艦なので総合的な生存性は優れているとは言い難い。本艦の強みである優れた機動性や隠蔽の良さもあくまで巡洋艦基準であって、相対する相手によっては全く強みを活かせなかったりする場合もあるだろう…もっとも本艦を手にする奇特な艦長にとってはこれらの特徴も弱点ではなく試合を面白くする為のトッピングに過ぎないのだろうが。
・消耗品
砲艦のテンプレである予防整備(HP)、ディーゼル(速力)、高級食糧(装填)が良いだろう。
予防整備の代わりに高品質石炭(隠蔽)を積むのもありだ
・艦艇スキル
排気煙幕Ⅲと副砲オーバーロードⅡを3回ずつ使用可能。運営的には良好な隠蔽で近づいて、見つかる寸前に排気煙幕を焚いて更に接近しろ、という事なのだろうか?。
艦長スキルは「雲隠れ」と「接近戦専門家」がマストだが、その他はプレイスタイルに合わせて取得すれば良い。副砲SAP弾の貫通を強化したい場合は、レジェンド艦長限定のスキル「副砲SAP弾強化」を持った艦長が必要なので注意して欲しい。なお「高密度砲発射薬包」の効果は主砲にしか効果が無い上に、本艦は主砲がSAP弾でない事からこのスキルを持った艦長との相性はイマイチ。
本艦にはタートルの隠れ家とイモータル・フレイムバードという亜種(コラボ艦艇)があり、それぞれにレオナルド、朱雀という専用設計された艦長が存在する。両名はナポリ級に最適にレジェンドスキルを取得した艦長というだけでなく、ユニークレジェンドスキルを持つことにも注目したい。
レオナルドは、前述した副砲SAP弾強化*3を、持つ。朱雀は煙と消える亡霊*4を持つ。プレイスタイルに合わせて、好きな方を使って欲しい。無論両名が兵舎に所属しないならば、マルコ・マテラッツィも本艦に適しているので代用しても良いだろう。
・装備
・兵装 主砲改良Ⅲor 副砲改良Ⅰor 副兵装改良Ⅰ
・防御 推力改良Ⅰ or 甲板防護改良Ⅰ
・適正 操舵装置改良Ⅱor 隠蔽システム改良Ⅰ
・エリート特性
・新型砲塔 主砲旋回速度+20%
・副砲特化 副砲装填時間-10%、副砲(自動)装填時間-10%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
ティア10の「イタリア巡洋艦」といえば35ノットで移動しつつ1斉射で15発ものSAP弾をお見舞いできる同国ツリー艦の「ヴェネツィア」を思い浮かべる方が多いだろう。実際に本艦と「ヴェネツィア」を比較すると、汎用性や安定して試合に貢献できるという点においてはどうしてもツリー艦の「ヴェネツィア」に軍配が上がる。しかし本艦はSAP弾搭載の副砲を「副砲オーバーロード」付きでそこそこの速度と隠蔽でお届けしつつ排気煙幕で相手を煙に巻く事ができる「巡洋艦」(戦艦ではなく巡洋艦という所に着目)として独自の立ち位置を確立しており、「ヴェネツィア」とは明確に差別化が図られている。
とはいえ戦艦の耐久力を持ってしても難易度やや高めの副砲重視艦艇の運用を、さらに耐久力に劣る巡洋艦で行ってしまおうというその尖り過ぎたコンセプトはかなり…というか相当に乗り手と戦場を選ぶことから、汎用性や安定して試合に貢献したい艦を求める艦長とは相性が良くない。大型巡洋艦に乗り慣れた艦長であっても、本艦の主砲だけで戦おうとすると難しいだろう*5。このため本艦は副砲重視艦艇の魅力に取りつかれた艦長、もしくは更なる難易度の副砲運用を求める真の探求者にお勧めの一隻と言えるだろう。それと風変りなイタリア艦艇が好きな艦長にもお勧めできるかもしれない。
戦闘名誉章
| レベル | 1 | 2 |
|---|---|---|
| 報酬 | アルティメットシルバーブースターⅡ×2 アルティメットEXPスーパーブースターⅡ×2 シルバー500K | チタニウム6 |
| ミッション内容 | 10戦プレイ |
史実
本艦は実際には起工にすら至っておらず、計画艦・未成艦の類である。
小ネタ
本艦の艦名の由来は南イタリアにあるイタリア第3の都市でもある「ナポリ」から。ナポリはイタリアの形をブーツに例えると足首の前部に位置し、南イタリアにおける最大の都市でもある。地理的にはティレニア海に面し、半月状に凹んだナポリ湾の北岸に位置する。そしてナポリ湾の中央からやや奥まった位置には雄大なヴェスヴィオ山が聳え、南岸に相当するソレント半島にはソレントやアマルフィ海岸がある。これらの風光明媚な景観により古くから観光地として知られ、ドイツの詩人・劇作家でもある「ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ」はその著作「イタリア紀行」において「ナポリを見てから死ね」とまで絶賛した。またその歴史を彩る旧市街は近年「ナポリ歴史地区」として世界遺産にも登録された。
ここから先は余談になってしまうが、このヴェスヴィオ山は西暦79年に噴火している。この噴火による火砕流でポンペイ市が、土石流でヘルクラネウムが壊滅。その爆発の様子は当時の著作家である「小プリニウス」が友人でもある歴史家の「タキトゥス」に宛てた2通の書簡に詳細が記されている事から、古代の出来事としては異例といっても良いレベルで現代に記録が伝わっている。
「小プリニウス」の叔父の「大プリニウス(博物誌の著者)」はローマの海軍提督を務めていたため、当時基地のあったナポリ湾内のミセヌム(現ミセーノ)から避難民救出のために船を出した。しかし対岸の街スタビアで非業の死を遂げる。記録によれば噴火による噴出物や火山ガスがまるで塔の様に高くそびえた後に、その塔が崩壊するかのように周囲を襲ったという。「大プリニウス」は噴出された噴出物によって周囲が暗くなる中で救助活動をしながら噴火の調査・観察を行っていた。しかし火山ガスの塔が崩壊して周囲に広がった際に火山ガスや火山灰に巻き込まれ、呼吸困難により死亡した。この記録に因んで、噴出物や火山ガスがまるで塔の様に高くそびえるような噴火の事を「プリニー式噴火」と呼ぶようになったのである。
前述のとおり南イタリアの最大の都市である「ナポリ」だが、実は歴史的には昔から今までずっと「イタリア」だったわけでは無い。というか東ローマ帝国領であったのに、この地の貴族が東ローマ帝国に反旗を翻した際に北フランスのノルマン人に加勢を頼んだことが切っ掛けでノルマン人が侵入…最終的にはノルマン人が南イタリアとシチリア島を占拠する事になった(1071年の「バーリ包囲戦」)。これにより「ノルマン・シチリア王国」が成立、この王国はその名の通りフランス系であったものの、シチリア島において反フランス暴動が発生*6。この暴動は「シチリアの晩祷(1282年)」事件へと発展し、スペインからの干渉を受けてシチリア島は「シチリア王国」に、南イタリアは「ナポリ王国」へと分裂。この時点でシチリア島はスペインの影響下にあったものの、やがては「ナポリ王国」もスペインに飲み込まれてしまう。
情勢が再び動き出すのはナポレオンが登場してからであり、スペイン王カルロス3世から「ナポリ王国」「シチリア王国」の双方を譲られたフェルディナンド3世だが、ナポレオンにより「ナポリ王国」をあっさり奪われる(1799年)。フェルディナンド3世はシチリア島に逃れイギリスの庇護を受け、以後はイギリス軍の影響下の元で地中海における反ナポレオンの基地として機能した*7。ナポレオン体制が崩壊した1815年にフェルディナンド3世はナポリを首都とする「両シチリア王国」を建国、約530年ぶりに2つの国は1つとなった。ところがイタリア国内においては「北イタリア>南イタリア>シチリア島」という目に見えない差別があり、シチリア島の住民はこれに反発、シチリア革命(1848年)を起こすも鎮圧・排除されシチリア島に対する圧政はより厳しいものとなった。
抑圧されたシチリアが再び動き出すにはさほどの時間を要しなかった…革命家の「ジュセッペ・ガリバルディ」はシチリア島のマルサラに上陸、この地の実権を握ると宣言(1860年5月)。1860年6月にはガリバルディはパレルモを掌握、国王フランチェスコ2世は立憲君主制への転換を図り、同年10月にイタリア統一に関する国民投票が行なわれ、99%の賛成票で可決された(イタリア統一運動)。
1935年12月に第2回ロンドン軍縮会議が開かれたものの、日本は翌年の1月15日をもって会議のテーブルから脱退…この日をもって「軍縮の時代」は終わりを告げる。各国は巡洋艦に8インチ(203mm)砲よりも大きな口径の砲を搭載する事が可能となったが、軍艦の建造には何かとお金がかかるため各国はそう簡単に「8インチ(203mm)砲を上回る口径を持つ新世代の巡洋艦」を建造する訳にはいかなかった。
しかしアンサルド社が1936年にソ連に「26号計画巡洋艦(後のキーロフ)」の技術提供を行った際には、重巡洋艦を含む多くの設計案も含まれていた。その中に「満載排水量26,700トン、主砲に250mm砲9門搭載する大型巡洋艦」という案も存在し、排水量から推測するとこの案をイタリア国内で建造できたと仮定するとこの「ナポリ」になるのではと考えられている*8。史実においては実現できなかった「イタリア国内で建造されイタリア製の武器で武装された、新世代の大型巡洋艦」として登場しているので、興味がある艦長が居たら手に取ってあげて欲しい。
結論から言うとナポリは強くておすすめできる艦です。立ち回りこそ特殊で扱いづらいですが、慣れれば自分で戦線をコントロールすることができます。性能に関しては解説が充実しているので、各艦種に対する強み、弱みを書こうと思います。 まずは対駆逐艦ですが、基本的にかなり有利です。ナポリは非常に隠蔽がいいので、駆逐艦がナポリを発見するときにはすでにかなり接近している状態です。この場合駆逐艦は速やかに転舵して離脱する必要があり、それ以上肉薄するとナポリに発見されます。駆逐を発見すれば当然猛烈な副砲を浴びせることができ、瀕死もしくは撃沈まで持っていくことができます。逆にナポリ側からすれば自艦が先に見つかる=対面が駆逐艦なので、魚雷警戒をしつつ減速あるいはそのまま前線を持ち上げることができます。しかも大巡とは思えないほど機動性がいいので魚雷回避も容易です。 次に対巡洋艦ですが、こちらも基本的に有利です。隠蔽特化している艦を除きほぼ全ての巡洋艦を先に発見できるので、こちらの好きなタイミングで勝負を仕掛けられます。巡洋艦は駆逐艦ほど機動性が良くないので、隠蔽ギリギリまで接近した状態で発砲+副砲オーバーロード+排気煙幕で攻撃すれば一回に半分以上削ることができます。注意が必要なのはレーター持ちの艦で、排気煙幕を無効化されると普通の接近戦+他の敵艦の援護射撃になってしまいこちらも大きく削られることになります。戦闘開始時にレーダー艦がいるかを確認し、突撃をするときはレーダーのクールタイム中にするか、レーダー艦には近づかないようにするなどの対策をすると良いと思います。 最後に対戦艦ですが、これが一番難しくなってきます。ナポリの副砲はSAP弾なので、駆逐艦や巡洋艦相手と違って戦艦にはあまり有効打になりません(それでも副砲オーバーロード時は火力が出ますが)。また体力も多く一回の突撃では2~3割ほどしか削れないので、体力に余裕のある戦艦に突撃してしまうと致命傷を与えられずにこちらが痛い反撃をもらうことになってしまいます。戦艦相手には無理に突撃しようとせず、突撃時は排気煙幕中に引き撃ちの姿勢に移りながら攻撃すると良いです。また、魚雷も結構刺さるので忘れずに使いましょう。 全体的な立ち回りとしては、序盤は突撃せずに普通の大巡のように動き、敵艦の数が少なくなったり孤立した艦が出てきたりしたら突撃すると良いと思います。特に排気煙幕は最初の一回目はためらわずに使う意識でいると生存性が上がります。対空性能が低く空母に狙われると辛いので空母マッチングでは突撃時以外は味方艦に近い位置にいるといいです。
編集用コメント
- ページ作成。 -- 2022-05-05 (木) 21:33:49
- ありがとうございます。ただ次回からは統一性を持たせるため、ぺージ名はアルファベット表記でお願いできればと思います(例︰×ナポリ ○Napoli)。 -- Holy_Roman_Empire? 2022-05-05 (木) 21:40:14
- 未記載であった装甲等の項目を追記 -- 2022-07-11 (月) 06:55:46
- 副砲の説明を指摘を元に「巡洋艦として貴重な副砲オーバーロードが使用できる枠」として書き換え。副砲の項目自体を入れ子部分を直しているので気になったら随時修正お願いします。 -- 2023-05-29 (月) 18:23:11
- 小ネタを追加 -- 2024-01-23 (火) 21:42:13
- ヒストリカルの写真と効果を追加しました -- 2024-04-19 (金) 18:18:05
- 小ネタを一部編集(格納が上手くいっていなかった)、そしてさらに追記。 -- 2024-07-07 (日) 19:38:37
- 消耗品のおすすめに石炭を記載、理由は本艦は隠蔽特化副砲艦の為 -- 2025-02-26 (水) 09:45:51
- 装備に隠蔽装備、また1スロに有効性のありそうな副砲装備を追加 -- 2025-02-26 (水) 09:48:48
コメント欄
- ようやく面白そうになるか。防御率17.5%で堅くなったら、艦性能のマッチしそうでは? -- 2022-06-26 (日) 21:37:32
- バイタルの防御率上がったところで有効弾で削られて終わり -- 2022-06-26 (日) 21:39:09
- なんかどんどんバフ貰ってるなぁ…副砲射程10%増、副砲装填時間5.5秒に短縮、自動副砲射程が6kmに増加、魚雷ダメージが3400に増加、魚雷装填時間が57秒から51秒に、排気煙幕がⅡからⅢに。アプデ5.5のあと乗ってみようかな -- 2022-11-01 (火) 08:27:35
- 手動副砲、自動副砲の射程はアプグレ計算が合わないのでデータベースを基にしましたがこちらも怪しいので、持っている方がいれば書いていただけると助かります。 -- HRE 2022-11-02 (水) 23:35:08
- アプグレ副砲、所有艦からデータひっぱってきました。 -- 2022-11-03 (木) 00:22:26
- ありがとうございます。 -- HRE 2022-11-03 (木) 03:37:49
- アプグレ副砲、所有艦からデータひっぱってきました。 -- 2022-11-03 (木) 00:22:26
- ドイツ以外で初のオバロって書いてあるけど、実装前からマサチューセッツ(米)に着いてるよ。言うなら巡洋艦初かな…… -- 2023-05-29 (月) 16:55:26
- マサチューセッツはLv1なのでLv2はナポリが初という認識でした。現在は黒長門とジュゼッペ・ヴェルディが装備していますね。 -- 2023-05-29 (月) 17:02:53
- 興味本位で買ってみたけど、滅茶苦茶難しいな。副砲使わないスタイルならベネの方が強いですし、排気煙幕使って強襲スタイルでやっているけど、駆逐処理速度もそこまで速くないので殆ど刺さらない...高勝率or高ダメージの方はどのような立ち回りをしているのでしょうか。 -- 2023-06-16 (金) 21:06:40
- 販売があったということで、買った方々へのアドバイス。この船は10巡を何隻か手に馴染ませた後に乗ると非常に面白い船だが、初心者には本当にオススメできない。独巡戦の経験も積んでおくとなおよし。戦況を見極めてどこでどのルートで押すか考えるのがこの船の醍醐味。副砲を活かせないとただのタンキーな船止まりだが、刺されば自分のおかげで勝てたと誇っていい。 -- 2023-12-27 (水) 23:39:51
- ちなみにその性質上隠蔽装備はほぼ必須。空母マッチは隠蔽割られて刺さりにくい上に対空も見ても通りなので、よろしくない。できる限り、もし可能なら空母分隊がいる時間は避けること。装備は1スロは副砲か精度のお好みで、3スロは隠蔽。2スロは基本加速を付けて回避能力を上げるのが私の好みだが、流石に舵が重すぎるのでこの船は転舵にしている。艦長はヴェネツィアと共有でサンソネッティを乗せるとなおよし。 -- 木主? 2023-12-27 (水) 23:46:05
- APの貫通力はアンリよりも高いのか?装備やエリート特性を主砲に振るべきか副砲に振るべきか悩まされる性能をしている -- 2024-01-01 (月) 19:27:14
- 貫通力はある方ではあるけど、装填時間も射程も微妙で駆逐狩るには不十分だから普通に副砲を強化すればいいと思う。ただ自動副砲は本当にほぼ使えないし、手動副砲も弾速は優秀だけど弾道が若干高めだから逃げるデアとか中々に当てにくい。私は全部副砲振りしましたが後悔はないです。 -- 2024-01-01 (月) 19:33:13
- ゼロ距離なら口径相応の貫通力ですが減衰が激しい設定になっています。精度はマルセイユほど酷くはないですが大巡相当です。 -- 2024-01-01 (月) 19:36:51
- 接近戦専門家+と雲隠れ+を持つマルコ・マテラッツィは、高密度砲発射薬包を持っていないことも含めて、本艦向きかも知れんね。 -- 2024-04-14 (日) 18:10:16
- レーダーあればなぁ… -- 2024-04-14 (日) 20:51:28
- 長文失礼します。少し前にナポリが気になっている人がいたので私個人の感想を書きます。結論から言うとナポリは強くておすすめできる艦です。立ち回りこそ特殊で扱いづらいですが、慣れれば自分で戦線をコントロールすることができます。性能に関しては解説が充実しているので、各艦種に対する強み、弱みを書こうと思います。 まずは対駆逐艦ですが、基本的にかなり有利です。ナポリは非常に隠蔽がいいので、駆逐艦がナポリを発見するときにはすでにかなり接近している状態です。この場合駆逐艦は速やかに転舵して離脱する必要があり、それ以上肉薄するとナポリに発見されます。駆逐を発見すれば当然猛烈な副砲を浴びせることができ、瀕死もしくは撃沈まで持っていくことができます。逆にナポリ側からすれば自艦が先に見つかる=対面が駆逐艦なので、魚雷警戒をしつつ減速あるいはそのまま前線を持ち上げることができます。しかも大巡とは思えないほど機動性がいいので魚雷回避も容易です。 次に対巡洋艦ですが、こちらも基本的に有利です。隠蔽特化している艦を除きほぼ全ての巡洋艦を先に発見できるので、こちらの好きなタイミングで勝負を仕掛けられます。巡洋艦は駆逐艦ほど機動性が良くないので、隠蔽ギリギリまで接近した状態で発砲+副砲オーバーロード+排気煙幕で攻撃すれば一回に半分以上削ることができます。注意が必要なのはレーター持ちの艦で、排気煙幕を無効化されると普通の接近戦+他の敵艦の援護射撃になってしまいこちらも大きく削られることになります。戦闘開始時にレーダー艦がいるかを確認し、突撃をするときはレーダーのクールタイム中にするか、レーダー艦には近づかないようにするなどの対策をすると良いと思います。 最後に対戦艦ですが、これが一番難しくなってきます。ナポリの副砲はSAP弾なので、駆逐艦や巡洋艦相手と違って戦艦にはあまり有効打になりません(それでも副砲オーバーロード時は火力が出ますが)。また体力も多く一回の突撃では2~3割ほどしか削れないので、体力に余裕のある戦艦に突撃してしまうと致命傷を与えられずにこちらが痛い反撃をもらうことになってしまいます。戦艦相手には無理に突撃しようとせず、突撃時は排気煙幕中に引き撃ちの姿勢に移りながら攻撃すると良いです。また、魚雷も結構刺さるので忘れずに使いましょう。 全体的な立ち回りとしては、序盤は突撃せずに普通の大巡のように動き、敵艦の数が少なくなったり孤立した艦が出てきたりしたら突撃すると良いと思います。特に排気煙幕は最初の一回目はためらわずに使う意識でいると生存性が上がります。対空性能が低く空母に狙われると辛いので空母マッチングでは突撃時以外は味方艦に近い位置にいるといいです。 -- 2024-04-19 (金) 16:59:27
- ナポリが気になってたの多分私です。丁寧にありがとうございます。面白そうなのでナポリ買ってみたいと思います! -- 2024-04-19 (金) 17:06:02
- おかげさまでかなり乗りやすいです!買ってよかったと思いました。本当にありがとうございました! -- 2024-04-19 (金) 18:19:48
- お役に立てたようで何よりです!一緒にナポリライフを楽しみましょう! -- 2024-04-26 (金) 14:39:38
- セントビンセントのページでも質問したのですが、ナポリに魚雷がなかなかあたりません。一応大巡ということで甘めに偏差をとっているのですが、うまいこと避けられます。学んだつもりできつめに偏差をとっても案の定避けられてしまいます。ナポリ乗りの方からしたらしてやったりなのだとは思いますが、どうしたらナポリに魚雷を当てられるのか教えてください。(こっちも死ぬので肉薄とかは無しで)場面場面があるし、どうにもうまいこと嵌められなくて悔しい思いで枕を濡らしています。ちなみに私は16歳の女子高生です。 -- 2024-07-07 (日) 00:36:41
- 何の船でナポリに魚雷を当てようととしているのかは分かりませんが並の駆逐や雷駆でナポリに挑むのは無謀すぎますよ。ちなみにナポリは大巡と言うよりは重巡に近いです。相手の技量によるので何とも言えないですが回避される原因としては魚雷を撃たれたということを勘づかれこの辺に流してくるかな…という感じで避けられることが多いです。ナポリはソナーを持っていないので魚雷の当て方は各艦のページや国籍のページで学んで練習することをお勧めします。魚雷ばかりに頼らず主砲や味方との連携で倒すのも手ですよ。 -- 2024-07-07 (日) 02:37:03
- ナポリは強いいψ(`∇´)ψ -- BOND? 2024-09-29 (日) 23:35:18
- 7.4のアプデで追加された艦長スキル13以降の効果がナポリにピッタリ!!体力30%減少で副砲(自動副砲)の射程と装填3%(6%)強化。工作班と修理班を合計3回使用でダメージ2.5%軽減。敵艦を撃沈していた場合体力15%下回ると通常修理班2つ分の体力回復と火力4%強化。接近戦の多い立ち回りの特性上どれも発動しやすくなっています!3つ目だけ、体力15%=7000のため発動前に吹き飛ばされる時もありますが( ̄▽ ̄;) -- 2024-10-01 (火) 11:38:13
- 迷彩は隠蔽上がるヒストリカルと自動副砲強化の軍団だったらどっちの方が対駆逐やりやすいだろう -- 2025-01-11 (土) 12:08:25
- ヒストリカル。自動副砲は駆逐相手だと接近戦でもない限りはなかなかマトモに当たらないしSAPも小口径すぎて0ダメ連発… -- 2025-01-11 (土) 12:22:55
- 副砲弱いって言うけど、副SAP強化できるレオナルド乗せたらどうなる? -- 2025-04-03 (木) 15:57:22
- 自動副砲の空いてるスペースに2つ追加してほしい。エギルみたいに片舷5個でもいい。 -- 2025-04-04 (金) 17:01:23
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