セイロン級(クラウン・コロニー級)軽巡洋艦 ウガンダ


効果:主砲射程+4% 主砲回転速度+4% 小口径対空兵装射程+4% 最大転舵速度+4% EXPアップ+35% シルバーアップ+35%
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
| 国 | イギリス連邦 | |
|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | |
| Tier | 7 | |
| 生存性 | 継戦能力 | 27144 |
| 抗堪性 | ・防郭防御10% ・火災浸水耐性10% ・装甲防御9% ・魚雷防御7.50% | |
| 主砲射程 | 11.31km | |
| 機動性 | 最大速力 | 31.12ノット[kt] |
| 最大出力への到着時間 | 18.83秒 | |
| 転舵速度 | 6.50度/秒 | |
| 転舵所要時間 | 9.48秒 | |
| 隠蔽性 | 8.04km | |
・派生艦船
・兵装
| 主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
|---|---|---|---|---|
| 152mm L/50 Mk23, 3基×3門 | 5.61秒 | HE弾 483(6%) AP弾 552(150%) | 12度/秒 |
| 魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 装填時間 | ダメージ | 射程 | 雷速 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 533mm TR Mk.IV, 2基×3門(3門) | 38.40秒 | 3565 | 7.20km | 63.91kt | 17% | 25度/秒 |
| 対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|
| 大口径 小口径 | 101 133 | 3.6km 1.5km |
・艦艇スキル
| 種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
|---|---|---|---|---|
| 戦闘指示:火花 | 敵に火災を3回発生させた後にのみ使用可能:主砲の砲弾散布界が25%縮小、主砲精度と主砲旋回速度が8%上昇 | 20秒間 | 条件を満たせば∞ | |
| 低速用発煙装置Ⅰ | 低速で煙幕を展開する(煙幕持続時間12秒)※煙幕展開中、艦艇の最高速度が低下する | 24秒以上 | 105秒 | 3回 |
| 対空警戒Ⅰ | 大口径対空砲ダメージ+75% 小口径対空砲ダメージ+75% | 30秒間 | 75秒 | 2回 |
・艦艇の特技
・単発魚雷
魚雷発射管内の魚雷を一発ずつ発射できる。
ゲーム内説明
フィジー級軽巡洋艦は、イギリスにおいて2つのグループに分けて建造されました。本級は最小限の排水量で良好な火力、長大な航続距離、十分な防御力を併せ持っていました。ウガンダはフィジー級の第2グループの1隻であり、主砲塔の数を削減した上で対空兵装の強化が図られていました。ウガンダは第2次世界大戦中に連合軍によるシチリア島とイタリアへの上陸に参加しました。1944年の秋に王立カナダ海軍へ引き渡され、その後太平洋で運用されました。
解説
・主砲
152mm砲を3連装砲塔に収めて前2後1の構成で計3基9門搭載。前級と比較して砲の総数が1門増えている他、単純に艦を立てていても真正面に指向できる砲の数が4門から6門へと増加し敵駆逐艦に対するプレッシャーが強くなった。また射程の延長の度合いはマイルドだが、装填速度は約1秒短縮されており駆逐以外の艦種に対しても前級以上に圧力を掛けられるだろう。但し砲弾のダメージは前級からの据え置きな上に、他国軽巡洋艦によくある「砲数を多く搭載したタイプ」でもなければ「射程が長いタイプ」でもない。そこそこの砲数でそこそこの射程を持つという中庸タイプなので他国同格と比較してしまうとどうしても見劣りする。この点を艦艇スキル「戦闘指示:火花」で補えという事なのだろうが、残念ながら本艦の砲の発射レートでは難しいと言わざるを得ない。
・魚雷
533mmクラスを3連装魚雷発射管に収めて片舷に1基づつ搭載。前級よりも1射線を減じてしまった。その替わりに単発火力が増し、装填も短くはなったが機動性に難を抱える本ツリーの系譜としては前級の4射線魚雷の方が使い易かった。とはいえ元々出番が少な目だった雷装を減じ、その分のリソースを主砲に割り振ったと考えれば悪くない。
・対空
ティア帯を考慮するとかなり残念な対空値としか言いようがない。艦艇スキル「対空警戒Ⅰ」を使えるとはいえ、操艦で雷撃を回避する事が非常に難しい本ツリーの系譜としてはもう少し頑張って欲しかったところ。
・装甲
例によって数値の上ではトップクラスの装甲値を誇っている。しかし元々巡洋艦の装甲は大してアテにできない上に機動性に難を抱える本ツリーにおいては「少しぐらい被弾しても良いか」という考えは大怪我に繋がる。耐性についても特筆すべきものは何もない。
・機動性
素の最高速度は31ノット台と米巡速度しか出せない。また前級でも苦しめられた加速の鈍さは本艦ではついに18秒台の後半となりモッサリ度合いに磨きが掛かっている。舵の効きも更に重く鈍重となり、旋回半径の大きさも相まって完全に重い巡洋艦化している。
・隠蔽性
素の被発見距離は8.04km可も無く不可も無く。
・生存性
素のHPは27000台と平均的な体力を持っている。しかし本艦は前級程の隠蔽を持たず、更に加速の悪さや舵の重さが増しているので撃たれ始めると周囲にどんどん着弾が増え易い。位置取りを誤ると序盤から大怪我しつつそのままリタイアというコースを辿り易く、正直なところ艦艇スキル「低速用発煙装置Ⅰ」をもってしても生存性が高いとはとても言えないだろう。
・消耗品
「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」の搭載を推奨。残りの1枠はお好みで。
・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは「戦闘指示:火花」の他に「低速用発煙装置Ⅰ」を3回と「対空警戒Ⅰ」を2回使用可能。
・装備
・兵装 「主砲改良Ⅰ」「主砲改良Ⅱ」
・防御 「操舵装置改良Ⅰ」「推力改良Ⅰ」
・適正 「操舵装置改良Ⅱ」「推力改良Ⅱ」
・エリート特性
・巡洋艦近代化改修 HP+2%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7%
・エリート砲術員 主砲装填時間-3% 主砲塔旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
いよいよ船体が大型巡洋艦じみた操作性となったのと引き換えに、ツリー内においては最も速い発射レートを持つ砲を多数抱えた艦である。カタログスペックを見る限りではついに遅咲きの艦艇スキル「戦闘指示:火花」の真価がここで発揮されるかの様な印象を受けるが、実のところ期待したほど燃えてはくれない(運要素があるのかも知れない)。前級までは「まだそんなものか」とAP弾・HE弾をこまめに切り替えつつ本艦を楽しみにしていた艦長にしてみれば肩透かしを食らったかの様に感じるだろう。更に前級では威力を発揮した「低速用発煙装置Ⅰ」だが、格上のティア8ともマッチする様になるとレーダーを複数使える艦艇の数がグンと増える事もあり、考え無しに使うのは非常に危険。このためメインの艦艇スキル2つを半分封印状態で試合に出ている感覚が強い。一度ピンチになると元々おざなりでもあった対空の無さや雷装の貧弱さといった弱点が表面化し易く、あっさり堕ちてしまい易い事から中々に難易度の高い艦に仕上がっていると言えるだろう。とはいえこういった癖の強いタイプは自身の技量を向上させる為の練習にはピッタリであり、切磋琢磨したい艦長や更なる技量向上を目指す艦長にとっては丁度良い練習艦となるだろう。
戦闘名誉章
| レベル | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 報酬 | |||||
| ミッション内容 |
史実
本艦は第2次世界大戦中に計画・建造されたクラウン・コロニー級のサブクラス「セイロン級」の3番艦。起工は1939年7月、進水は1941年8月、竣工・就役は1943年1月である。
就役後しばらく船団護衛等に従事していたが、イタリアのサレルノ上陸作戦に参加した際にドイツ軍の誘導爆弾フリッツXの命中により大きく損傷。応急処置の後にアメリカで修理が行われる事になった。1944年10月に修理が完了するとカナダ海軍に移籍。艦名はそのままで太平洋上において日本海軍と相対した。第2次世界大戦が終結すると艦名を「ケベック」と変更して今度は朝鮮戦争に参加。1956年には朝鮮戦争後の海軍再編に伴い売却され、1958年には除籍。1960年にスクラップとして三井物産が購入、翌1961年に日本で解体された。
小ネタ
本艦の艦名の由来となったのは東アフリカに存在する共和政国家「ウガンダ」から。なお「ウガンダ」という名はブガンダ王国のスワヒリ語の名称。
現在のウガンダは英連邦加盟国であり、東西南北を他国に囲まれた内陸国でもある。南はタンザニアと国境を接するも、アフリカ最大の湖である「ヴィクトリア湖」に接することからこの地で養殖されたナイルパーチは食用として欧米や日本にも輸出されている(安価な白身魚のフライは大体コレ)。
歴史的には旧イギリス植民地であったが第2次世界大戦後の1962年に「コモンウェルス・レムル(英国君主を自国の君主として仰ぐ、英連邦王国)」の一員として独立。翌年に共和政に移行したものの、第1次オボテ政権は憲法を停止して連邦制を廃止。これに反対した大統領を排除して1党制・社会民主主義を掲げる。右派の軍司令官「イディ・アミン」がクーデターにより政権を把握したが、アミンは恐怖政治を行い経済活動を主導していたインド系住民を国外追放。社会的にも混乱が生じ、国内の不満を逸らすべく隣国のタンザニアに侵攻するも逆に攻め込まれて失脚。最終的にアミンはサウジアラビアに亡命した。
第2次オボテ政権が誕生するもこの政権は安定せず、ウガンダ内戦(1981年~1986年)が始まる。1986年に国民抵抗運動を率いた「ヨウェリ・ムセベニ」が大統領に就任、内戦は終結し国内は安定を取り戻したかに見えたが、実は国内にまだ反政府勢力が残存しており現在においてもテロや抗争が続いている。
編集用コメント
- 小ネタを追加 -- 2025-03-19 (水) 19:48:22
- 解説を記載、ただし筆者は本艦の真価を発揮させているとは言い難いので「こんな使い方があるよ」というポジティブな追記を歓迎。 -- 2025-05-12 (月) 19:42:54
コメント欄
- 体感あんま燃えないっすね、うん、ペラペラだし -- 2025-03-11 (火) 15:50:19
- これ本当に火災発生率6%なのかな -- 2025-03-19 (水) 19:04:15
- 駆逐相手ですら強くないけど、逆にそれがクセになる -- 2025-04-26 (土) 23:41:03
- 漂う苦行臭… -- 2025-05-11 (日) 13:38:14
- 煙幕以外の全てが産廃 -- 2025-05-11 (日) 14:52:50
- 火災狙って甲板撃っても精度悪いから全然当たらないし、駆逐艦以外にHE弾撃っても半貫通がほとんどだからダメージも出せない。 -- 2025-05-23 (金) 20:34:57
- マイソールくんに気持ちばかりの装甲をくっつけて、HE(燃えなくて単発微妙)を持たせたような船よな。APに至ってはマイソールより低いけども。しかも艦首APするには結構近寄らないとばらけてしょっぱいダメージになるし。マイソールですら結構戦うの厳しいことあるのに... -- 2025-06-17 (火) 09:46:11
- HEの撃てるフィジー? -- 2025-10-04 (土) 22:35:17
- そんなことない。主砲が三門になって一つ減らされてるし、弾が体感フィジーよりも当てにくいし、燃えないしで、ドックの肥やしになってる…たまにミッションのために使う -- 2025-10-05 (日) 00:45:29
過去ログ
| 過去ログ一覧 |
