Z46

Z46級駆逐艦　Z46

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

バランスに優れた駆逐艦級（1936C型）であり、外洋での作戦を前提としていました。従来の駆逐艦級との最大の違いはその主砲であり、最新の両用砲塔が採用されていました。

解説

ティア9駆逐艦撲滅隊長！
・主砲
128㎜連装砲を3基６門搭載。砲配置は艦首部に1基2門、艦尾部に2基4門という日駆の暁や陽炎と同じような形式。前級と比較すると後部砲塔の構成が変わっており、第2砲塔が連装になった事から艦を傾けるだけで前方に2基4門を指向可能となった。ただし最後尾の砲の前方射角が良くない点に関してはあまり改善されていない。とはいえ日駆同様に引き撃ちは得意なので状況次第では敵を引き込んで戦う事も考えよう。また、装填速度そのものは変わらないが砲旋回が速くなっているので扱いやすさは向上している。さらにAP弾の威力や速い弾速、低めの弾道といった要素は変わって居ないのでDPMが低い艦には格上であっても容易に撃ち勝てる。本艦とDPMが近いギアリングやハバロフスク、DPMは圧倒的に上だが弾道が悪い春雲に対しても条件次第では撃ち勝つ事も可能。ただし敵の「高速装填」スキルには注意したい。HE弾はダメージが低くDPMは同格平均といった程度になってしまうので遠距離でAP弾が正貫通しない場合や独戦等の固い相手を除いてあまり使用しなくはない。一応弱点を狙わずとも良いという利点があったり、前級よりも発火の可能性は高くなっているが…この攻撃方法はあくまでサブ攻撃として捉えないとダメージが伸びないと心得よう(悠長にHE弾ポンポコ撃てる暇があったら周囲を見るべし)。

・魚雷
533mmクラスの魚雷を4連装で2基搭載するという基本的な所は変わって居ない。なお以前は単発火力がもう少し高かったのだが…アップデートにより前級より少しマシといった程度に抑えられた。替わりに前級と比べて射程が微増し8kmを超えた事から素の状態でも安全距離が延び(8.1km-6.48km=1.62km)前級よりは隠蔽状態を維持しやすくなったので結果オーライといったところか。それでも惜しまずにどんどん発射しないとダメージを出しにくい点に変わりは無い。

・対空
ここにきてようやくまともな射程距離を持つ大口径対空砲を装備した。ゲーム内解説に最新とあるのでドイツの防空駆逐艦として名を馳せるかと思いきや…大口径対空砲のダメージが3ケタに届かず(北風は170)、小口径対空砲ダメージも50(北風は127)しかないので素の対空値が149と残念なことになっている。このティア帯においてこの値ではもはや対空火力というよりは花火を打ち上げている程度と言える。まあ、これまでの機銃しかなかった独駆に乗ってきた諸君なら気にならないだろう。

・装甲
駆逐艦に装甲を求めてはいけない。

・機動性
中の上。加速がちと遅いか。

・隠蔽性
素の被発見距離は6.48kmと平均以下であり、同格相手だと分が悪い。しかし、マッチングするティア10駆逐と比較するとギアリング(6.36km)には劣るものの島風(6.48km)と同等であり、悪くは無い。こちらの装備と相手次第によっては隠蔽状態を維持することも可能なので、相手の編成を観た上で適切な戦術を組み立てて欲しい。

・生存性
HPは18000台と体力的には平均的。そこそこの速度や舵の性能を誇るが、バランス型の独駆は他国艦に強みを押し付けられた場合、それを覆す手段を持って居なかった。しかし艦艇スキルに「発煙装置Ⅰ」が搭載されたので前級に比べて生存性は上がっていると言えよう。ただし1度しか使えない上に効果時間も短いので逃走・仕切り直し用と割り切った方が良いかもしれない。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンの駆逐ハッピーセット。

・装備
エリート特性をエリート砲術員にして、
主砲改良Ⅰ(シルバーが惜しい人は付けなくても十分ok)、操舵装置改良Ⅰ、隠蔽システム改良Ⅰで砲撃、雷撃のバランス型
もしくは
主砲改良Ⅱ、操舵改良装置Ⅰ、推力改良Ⅱの駆逐絶コロ型
一応砲駆ではあるので絶コロ型をおすすめする

・エリート特性
　エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
　功績　EXPアップ+10%

・総論
敵駆逐艦を追い払える主砲、隠蔽雷撃可能で装填速い魚雷、悪くない機動性、1度だけだが煙幕も使える上にソナー、エンブまでついているので対空を除いて痒いところに手が届く仕様である。扱いやすく弱点も少ないためティア9駆逐の中ではユトランドと並ぶ強艦と言える。特に対駆逐戦闘においては本艦の右に出る者は居ないと言える程完成されており、対面した敵駆逐が慌てて回頭して逃げていく事もままある(替わりに艦載機がやって来るが)。対巡洋艦はそこまで得意ではないが味方と共同戦線を張れば何とかなるし、対重装甲艦についても敵駆逐艦や巡洋艦を何とかした後であれば相応に攻撃に集中できるので…決して役立たずなんてことは無い。ただし序盤で突っ込みすぎて敵駆逐を処せずに沈んでしまう本艦は論外である。

戦闘名誉賞

史実

ドイツ海軍が計画した両用砲搭載の未成駆逐艦。防空駆逐艦として計画された経緯は秋月型に似る。一番艦のZ46は起工こそしたものの敗戦までに完成に至らなかった。ドイツ軍の電探・冶金技術から察するに有力な汎用駆逐艦たりえたと期待できるが、それを以って護衛する主力艦が無かったことは皮肉である。

小ネタ

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