T-34-88

Last-modified: 2023-01-16 (月) 16:47:40

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Tier 6 ソ連 中戦車(プレミアム)

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)45/45/40本体価格(ゴールド)3,750
最高速度(km/h)前進54マッチング範囲(戦闘Tier)6~8
後退20シルバーボーナス(%)無し
隠蔽率静止時0.25経験値ボーナス(%)50
移動時0.18搭乗員経験値ボーナス(%)20

パッケージ

T-34-88
3,750G

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
T-34-88V-54K8,8 cm Kw.K. 36 L/56T-34-85-60T-34-85 extended7209RM
60038 / [32.15]90/75/52525
17.731.1/1.3/2.146360

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
8,8 cm Kw.K. 36 L/56AP
APCR
HE
252
8G
252
132
171
44
220
220
270
9.522,0942.300.38
4.51
2.10
38+22
-7

解説

  • 概要
    Tier6ソ連プレミアム中戦車
    大戦中、ドイツが鹵獲したT-34-85の主砲を自国の8,8 cm Kw.K. 36 L/56に換装した事例が幾つかあり、それが本車のモデルとなっている。
    初のコンソール版オリジナル車輌であり、コンソール版独自の仕様が詰まっている。
     
  • 火力
    砲身には何やら戦車の絵とドイツの電撃戦の流儀を表す「Nicht Kleckern sondern Klotzen!」が書かれている。
    • 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
      VK 30.01 (P)の最終砲と同じものだが、この砲はドイツ車輌が搭載するもののみ貫通力がバフされた経緯があり、本車の搭載する砲はTier6中戦車として貫通力が低め。
      T-34-85の85 mm D5T-85BMと比較すると貫通力で劣るが、単発火力とDPMはまさっている。
      高単発火力で高いDPMを維持しているのが本車の強みといえる。
      ただし、APCRの貫通が低く、格上に対して対抗力にやや不安が残る。
      Tierボトム時はいつもより味方との連携を意識して行動しよう。
       
  • 装甲
    T-34から変わりないので非常に頼りない。
    特にこのTier帯には大口径榴弾砲を装備した車輌も多く、瞬く間に体力を持って行かれることも。
     
  • 機動性
    T-34-85と殆ど変わらない。
    重量が僅かに増加しているので加速がやや鈍くなっているが、中戦車として必要な分は備えている。
     
  • その他
    砲塔にはドイツの国籍マーク(黒十字)が、車体にはソ連の国籍マーク(赤い星)が付いているが、車輌の国籍はソ連。迷彩もソ連用のものが適用される。
    ただし、搭乗員はソ連・ドイツ両方の国籍の搭乗員を乗せることが可能となっている。
    搭乗員経験値にボーナスがつくため、搭乗員の育成にむいた車輌と言える。
    更に、僅かではあるがフリー経験値にもボーナスが付いている。
    その分シルバーボーナスがなく、貫通力に乏しいので赤字運用になることを覚悟しておこう。
     
  • 総論
    高単発火力、高DPMをもつ代わりに貫通力は低めという特徴的な砲性能を持っており、堅い車輌に対しては弱いが、装甲が薄く貫通可能な車輌に対してはかなり強い。
    中戦車らしく機動力を活かして味方の支援をしつつ、敵の側面をとって前線を攪乱していきたい。
     

史実

ソ連とドイツにおける鹵獲戦車

ソ連とドイツにおける鹵獲戦車
ドイツを震撼させたT-34ショックが東部戦線で起きた頃、ドイツ軍では次期主力であるパンターはおろか、戦力の頼みの綱であるIII号戦車まで工場の生産が追いつかず、慢性的な戦車不足に陥っていました。 
とにかく戦車が欲しいドイツ国防軍はソ連赤軍が駐留していた村などを襲った際に鹵獲したり、軽微な損傷で放棄されたT-34やKV-1及びKV-2を接収して修理・改造するなどして、まとめて部隊配備して使っていました。

 

本車はT-34-85の85mm ZIS-S-53をティーガーに搭載されていた8.8cm KwK 36 L/56に乗せ換えたのもので、第7機甲師団に配備されて東プロイセンでの戦闘に参加したと言われています。
空軍の誤爆や見方の同士討ちがないように鉄十字が入れられていましたが、遠間からのシルエットだけでは見分けがつかず狙われることもあったそうです。 
鹵獲車輌ではないパンターも投入された当時は双方共に見分けがつかずに誤射が少なからずあったそうで、T-34と間違えられてパンターが味方のIV号戦車に撃破されたり、逆にソ連側でもパンターと間違えられてT-34が味方のKV-1に撃たれるなどあったそうです。
対策として、ソ連軍は砲塔に横方向へ白線を入れたり上面に白十字を入れたりしましたが、ドイツ軍も真似たために双方で混乱があったようです。鹵獲車輌ならなおさらでしょう。
ドイツ軍が鹵獲したT-34-85はフランスオーバールーン国立博物館に展示されています。

 

ドイツ軍はこのほかにもKV-1やKV-2などを鹵獲して、そのまま、もしくはキューポラや無線機等を追加する改造をして運用していたそうですが、レニングラード戦などで鹵獲したT-60T-70には戦車としての使い道がなく、砲塔を撤去して運搬用や牽引用にしていました。

 

また、その他の鹵獲兵器で多い物の1つに152mmZIS-3対戦車砲を始めとするソ連の対戦車砲がドイツ軍でも多く使われ、駆逐戦車にも改造・搭載されていました。
特に57mm対戦車砲ZIS-2は発射音よりも早く目標に当たるため、ドイツ軍から「ラチュ・バム(ガシャーンという被弾した擬音・バーンという発射音の擬音」と呼ばれ、かのミハエル・ヴィットマンをして「戦車を見つけるのは簡単だが、対戦車砲はバムと音がして始めて判る」と言わしめたほどでした。

 

また、1944年11月、ソ連側が鹵獲したIV号戦車、パンター、ティーガーの搭載砲をソ連製のものに換装し、赤軍戦車として再使用しようという計画が第43設計局によりまとめられます。
この計画ではSU-100自走砲の搭載砲と同型の53.5口径100mm D-10T砲をティーガーIに搭載、IV号戦車にはT-34の搭載砲76.2mm F-34、又は駆逐戦車型T-34に用いられた57mm ZIS-4、あるいはKV-1の76.2mm ZIS-5を、パンターにはT-34-85と同じ85mm ZIS-S-53を搭載する予定でした。
併せて光学機器や同軸機銃も自国製に変更を計画中だったそうです。

コメント

  • 迷彩って付けれるのだろうか -- 2021-12-31 (金) 16:31:49
    • あ、書いてあったわ -- 2021-12-31 (金) 16:35:22
  • 今更だけどドイツ軍扱いにしてほしいわ -- 2023-01-16 (月) 16:47:40