戦闘車両の操縦方法とか

このページでは戦闘車両の操縦方法などの解説をしています。先に「戦闘車両」の節の閲覧を推奨します。また公表情報をもとに推測を述べている部分が多いので、間違った情報があれば加筆訂正をお願いします。

概説

戦闘車両の節では戦車などの紹介をしましたが、では実際に戦闘車両を入手した時どうやって操縦したりするのでしょうか？ここでは主にそれに関する解説をしていきます。

戦車

戦車の入手方法

戦車の入手方法は簡単です。
自衛隊駐屯地に行けばよいのです。日本で戦車を運用している公的機関は自衛隊しかないのですから、これは当たり前ですね（在日米軍は現在戦車を配備していない）。
　
ですがここで注意すべきことがあります。それは戦車を配備している駐屯地と配備していない駐屯地があることです。
なので、もし自衛隊駐屯地に探しに行っても「戦車がない！」なんてことが起きかねません。
ということなので以下に戦車を配備している自衛隊駐屯地を列挙しました。
　

戦車を配備している駐屯地

　
北海道　　　　　　　茨城県
・上富良野駐屯地　　・土浦駐屯地
・北千歳駐屯地　　　
・東千歳駐屯地　　　静岡県
・北恵庭駐屯地　　　・滝ヶ原駐屯地
・南恵庭駐屯地　　　・駒門駐屯地
・鹿追駐屯地
　　　　　　　　　　大分県
　　　　　　　　　　・玖珠駐屯地

（※滝ヶ原駐屯地は未配備の可能性あり）
　
以上が戦車を配備している自衛隊駐屯地です。
沖縄と四国には自衛隊戦車は配備されていないのでご注意を。
あと現在の自衛隊は教育用を除く戦車を本州から全廃しましたので、北海道と大分、教育部隊のいる静岡と茨城以外には戦車が居ませんので要注意。
また、茨城の土浦駐屯地に配備されている戦車は整備教育用であり、戦車を動かせても弾薬が無い可能性があります。
　
退役した戦車を展示している駐屯地ならば更にありますが、展示品の戦車は動かせるか分かりません。エンジンが取り外されている可能性もあるでしょう。それに動かせたとしても酷く経年劣化している可能性が高いです。
ひとまず展示品戦車を見つけても動かすのは諦めましょう。
　
あと戦車が入手できる駐屯地を列挙しましたが、ゾンビ災害時でも平時でも自衛隊が機能しているのであれば、自衛隊施設から戦車を入手しようとするのは絶対に止めましょう。自衛隊の迷惑ですし、何より自衛隊法95条の「武器等の防護」とかを理由に最悪射殺されます。自衛隊施設からの戦車の入手は自衛隊が機能しなくなってからにして下さい。
　

その他の戦車の入手方法

駐屯地から手に入れる以外にも、戦車の入手方法はあります。
例えば、神奈川県相模原市。
相模原市にある「陸上装備研究所」という施設では、戦車が試験用に運用されているそうです。同市にある三菱重工の「相模原製作所」では戦車を製造しているので、こっちでももしかしたら入手できるかもしれません。
　
現在は無理ですが、かつては沖縄でも入手できる可能性が少しだけありました。
米軍の「事前集積船」という輸送船が米海兵隊のM1A1エイブラムス戦車を含む大量の武器弾薬を乗せてグアム、サイパン、沖縄、韓国、タイを巡回しており、運良く沖縄本島のホワイトビーチ軍港に停泊していてサイドランプが開いていれば、M1A1エイブラムス戦車を入手できたかもしれないのです。
しかし2020年に米海兵隊は全戦車部隊を廃止しましたので、今の事前集積船には戦車は積まれていません。

米海兵隊のM1エイブラムス戦車　*1
　
これ以外の方法としては、いっそ自腹で購入するという手です。
確か西ドイツのレオパルト1戦車だったら1000～5000万円で状態の良い中古が海外の民間市場に出されていた気がする。（ソースが行方不明）
戦車じゃありませんが、旧ソ連製のBTRとかBMPとかの装甲車もあったような。
といっても日本には銃刀法があるので、もし購入しても武装は取り外されることになりますが。
　　
　

戦車の操縦方法

戦車を入手したら、次は実際に動かしましょう。
まずは戦車の操縦方法です。
なおここでは主に自衛隊の戦車を想定して書きます（参考程度にM1エイブラムス戦車の場合はこちら（外部リンク）を参考にして下さい）。
　
まずは操縦に必要な人数です。
戦車を動かすには3～4人の乗員が必要になり、それぞれ戦車を運転する操縦手、主砲を操作する砲手、主砲の弾をリロードする装填手（10式戦車や90式戦車は自動装填装置を搭載しているので装填手は不要）、そしてそれらを指揮する車長となりす。
なので戦車を運転するだけであれば操縦手役1人でも十分となります。
　
まず操縦席に入りましょう。
操縦席は戦車の車体部分のハッチの下にあります。
自動車と違って戦車にキーはありませんが、防犯用にハッチに南京錠がされているそうなので、これを破壊する道具をちゃんと持ってきてください。南京錠を壊し、ハッチを開けて潜る、これで操縦席に入れます。
なお操縦席は狭く、ほぼ仰向けの姿勢で操縦する事になります。
　
では次に戦車のエンジンを始動します。
操縦室のどこかにあるメインスイッチを入れ、次にスターター（始動ボタン）を押して下さい。
ボタンの上か下に「始動」とか文字が書かれていると思いますので、それを頼りに探しましょう。
また、冬の時はエンジン始動の前にバーナーのスイッチを押してエンジンを暖機する必要があります。これは74式戦車のエンジン始動方法なので、90式戦車と10式戦車ではどうなのか不明です。多分ほぼ同じだと思いますが。
　
これでエンジンが動きます。
ですが、このあと何か別の操作が必要だったりするかもしれません。何かのレバーをロックしないとアイドリング回転が続かずエンストするとかどうとか。（少なくとも自分は戦車に乗った事ないのでこれ以上は分からんです。ｽﾝﾏｾﾝ）
ここは実際にゾンビ災害で戦車を入手したときに試すしかありません。
トライ&エラーで調べていきましょう。
　
エンジンを始動したら実際に操縦です。
戦車の運転は一般車のそれとは大きく異なりますが、操縦自体はそこまで難しくもないと言われています。
操縦感覚はブルドーザー、パワーショベルなどの履帯付きの土木機械と似ているそうです。
戦車には操縦席の正面に「操向ハンドル」と呼ばれるバイクのハンドルに似た二本の操縦桿があり、コイツがハンドリングとブレ―キを兼ねています。
右を引けば右に曲がり、左に引けば左に曲がります。
　
このほかに74式戦車の場合は操縦席の足元に３つペダルがあり、右からアクセル、ブレーキ、クラッチとなっています。変速は手動で、操縦席左側に変速レバーがあります。ちなみに6速です。
90式戦車は自動変速機によりクラッチのペダルが無く、アクセルとブレーキの2つだけ。変速レバーは操縦席右側です。
10式戦車はペダルが無く、バイクの様にグリップアクセル及びハンドブレーキになっています。
74式がマニュアル車で、10式と90式がオートマ車ということですね。なので操縦は10式か90式が簡単で、これらは動かすだけであれば数時間の練習で出来るようになるでしょう。逆に74式は主に変速関連で苦労するかもしれません。
これは実際に触って調べて行きましょう。
　
武装も練習すれば扱えるはずです。
エンジンを始動したら、今度は武装も動かしてみましょう。戦車砲などの武装を操作する砲手席は砲塔上部左側のハッチの下にあります。
おそらくFCS（射撃指揮装置）とかの複雑な装置は専門教育を受けていなければ使えないと思います。本職並みの精密な主砲射撃も無理でしょう。
ですが撃つだけなら砲手席の発射ボタンを押すだけ、砲塔を回すのなら砲手席のハンドルを回す(傾ける?)だけで出来る筈です。
トライ&エラーの繰り返しで操作方法を身に着けていきましょう。
　
以下のような動画も参考になります。
　

　
なお、2人以上で操縦するときはトランシーバーがあると便利です。
基本的に車内は騒音なので声が聞こえません。
自衛隊の無線内蔵のヘルメットを使うというのも手ですが、それの使い方が分からなければ素直にトランシーバーを使いましょう。
　
また不要かもしれませんが、懐中電灯も持って行ってください。
戦車には窓がほとんどないので、もしかしたら車内は真っ暗闇かもしれません。
　　

戦車の給油

給油中の90式戦車　*2

次に戦車の給油です。
自衛隊の戦車はすべてディーゼルエンジンです。
なので燃料は軽油を使います。
軽油はほとんどの場合ガソリンスタンドで入手できる筈です。
ただし、「戦闘車両」の節でも触れた通り戦車は燃費が非常に悪いです。
できる限り多くの軽油を集めておきましょう。
自衛隊の補給処・燃料支処と呼ばれる施設に行けばドラム缶に入ったものが見つかる筈です。
　
燃料を集めたら給油です。
自衛隊戦車の場合、給油口は車体か砲塔の右側にあります。
（と言っておきながら違うかも）
パネルか何かの裏にあると思いますが、具体的な位置は直接触れて調べましょう。（これも調べても分かりませんでした）
戦車の燃費は悪いので、頻繁に給油することになるのは注意です。
　

戦車の給弾

つづいて戦車の給弾、つまり弾薬補給です。
普段、自衛隊の装備は弾薬が抜かれています。
必要な時に給弾するという方式だからです。
戦車に使う戦車砲弾は「弾薬支処」という自衛隊の施設に保管されています。
主な弾薬支処の場所は次の通りです。
　
北海道　　　　　　　宮城県
・近文台分屯地　　　・船岡駐屯地
・日高分屯地　　　　・反町分屯地
・安平駐屯地
・白老駐屯地　　　　群馬県
・多田分屯地　　　　・吉井分屯地
・沼田分屯地
・足寄分屯地　　　　静岡県
　　　　　　　　　　・富士駐屯地
京都府　　　　　　　（弾薬出張所）
・祝園分屯地
　　　　　　　　　　福岡県
岡山県　　　　　　　・富野分屯地
・三軒屋駐屯地
　　　　　　　　　　大分県
　　　　　　　　　　・大分分屯地
　
おそらく砲弾は弾薬支処のどこかの木箱か何かの中に入っていると思うので、それを入手しましょう。
なお74式戦車、90式戦車、10式戦車でそれぞれ使える砲弾が違うので注意。
74式は105mm砲弾、90式と10式はそれぞれ専用の120mm砲弾です（120mm迫撃砲弾と間違えないように）。ただし10式だけは90式の砲弾も使えます。
あと120mm砲弾には「装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)」と「多目的対戦車榴弾(HEAT-MP)」の2種類ありますが、対ゾンビ用に使えるのは後者です。後者の砲弾は着弾すると爆発します。
基本的に「榴弾」「HEAT」「HE」「HEP」など書かれている砲弾は爆発します。
先端が針のように尖っており（榴弾も一部は尖っているので要注意）、砲弾側面に「徹甲弾」「AP」「TP」等の単語が書いてあればそれは対ゾンビには使えません。ただし貫通力は良いので敵生存者の装甲車両やラスボスみたいな変異ゾンビと戦うなら別ですが。
また戦車の車載機関銃に使う7.62x51mm NATO弾、12.7x99mm NATO弾も一緒に回収しておきましょう。
　
弾薬を回収したら、戦車に乗せます。
給弾作業は危険なので2人以上で行うことが望ましいです。
戦車の砲塔上部には装填用ハッチがあり、自動装填装置を動かしつつ、砲弾を入れていきます。
74式戦車の場合は自動装填装置が無いので乗員用ハッチから直接給弾です。（多分）
だいたい90式なら40発は砲弾が乗せられます。
　
給弾が終わったら、あとは戦車砲へ砲弾をリロードです。
10式戦車や90式戦車は自動装填装置があるので、砲手席のどこかにあるボタンか何かを押せば自動でリロードしてくれる筈です。
自動装填装置のない74式戦車は手動での装填となります。
尾栓をずらしてから砲身内に勢い良く砲弾を押し込んでください。尾栓は自動で閉まるのでグズグズしてると指を引き千切られます。（手動での装填は、アニメならガルパンか、漫画なら小林源文先生の「ハッピータイガー」とかに戦車砲弾の装填シーンがあるのでそれが参考になるでしょう。どちらも大戦期戦車ですが基本は74式と同じかと思います）
　
あと車載機関銃（同軸機関銃）への給弾方法ですが、確か砲塔内部から給弾できたはずです。機関銃の給弾＝リロードの方法は、このwiki内のどこかで説明していると思います。（と言っておきながらしてないかも）
　
なお、もし弾薬支処がダメなら駐屯地を探しましょう。
各駐屯地には弾薬庫があります。
緊急用らしいので備蓄量は少ないでしょうが、戦車砲弾も置かれているかもしれません。
駐屯地の弾薬庫の場所ですが、弾薬庫は爆発事故に備えて周辺に土を盛り、壁にして囲んでいます。駐屯地で弾薬庫を探すときは土が盛られている場所を見つけて探しましょう。
　
これと別に駐屯地には武器を保管している武器庫もありますが、こちらの位置は自分も知りません。（有識者の情報求ム）
　

戦車の整備

では最後に戦車の整備です。
これに関しては……諦めましょう。
　
戦車というか兵器は全般的に整備が困難で、素人が整備をするのは現実的に考えて不可能です。素人どころか自衛官が一人くらい居てもかなり厳しいと思われます。（まぁ整備士の自衛官が10人くらいいれば出来るかもしれませんが）
もし戦車が壊れたら、整備は諦めて放棄しましょう。
壊れたら乗り変えていくしかありません。またもう一度、駐屯地かどこかで別の戦車の入手を試みて下さい。
それも壊れたらまた別のものに乗り換えていきましょう。
　

装甲車

戦車の操縦方法などについて触れたので、出来ることなら戦車以外の戦闘車両、装甲車の操縦方法にも触れていきたいと思います。ただし戦車よりも情報が少なかったり車種によって操縦方法が大きく違っていたりするので、予定は未定です。
　

その他

戦車の操縦方法などを調べる方法はいくつかあります。
一番手っ取り早く調べる方法は、陸上自衛隊に入隊する事です。
というわけで自衛隊に入ろう！

→ 自衛官募集ホームページ - 防衛省・自衛隊
　
……という冗談はさておき。
（でもゾンビ災害に備えて自衛隊に入るのも一つの手だよ！）
　
ほかに調べる方法としては現職の自衛官か自衛隊出身者に聞いてみることです。もし身近な人に戦車乗りの自衛官が居たら質問してみてください。防衛機密に引っかからない範囲までなら色々と教えてくれると思います。駐屯地祭のとき展示品の戦車の横に立っている自衛官さんや、近所の地方協力本部でも質問してみましょう。
他には「戦車＿操縦法」「戦車＿操縦方法」「戦車＿操縦席」でググれば面白い検索結果が出て来る筈です。
書店や図書館のホビー本／ミリタリー本コーナーで自衛隊の戦車関連、機甲科関連の分厚い本を探してみるのも一つの手です。
　

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