移動車両

このページでは移動車両の解説をしています。加筆修正求む。

概説

ここで言う移動車両とはゾンビ災害時での移動用の車両を指します。
別の節にて戦闘車両の紹介をしましたが、現実的に考えて戦闘車両はまず手に入らないため、移動用の車両について考察していきましょう。

理想的な車両の種類

現代日本社会で自動車は我々の足の一部として溢れています。
　
高速道路から一般道、田舎の砂利道まで至る所に自動車はいます。
そのため、もしゾンビ災害が発生したとき、一時的にせよ移動手段に自動車を使うことになる可能性が高いです。
もちろん燃料が切れたり故障したりすればそこまでですが、それまでの間、自動車はあなたの移動手段として活躍してくれます。
　
ではもしゾンビ災害が起きた時、どんな車を選んだら良いでしょうか？
その問題の参考にするために以下に理想的、準理想的、非理想適で車両を分けました。具体的にどのような車が良くてどのような車が悪いのか見ていきましょう。

理想的車種

・ジープ、ランドクルーザー、パジェロ等のクロスカントリー車

・フロントノズルの長いタイプのロングノーズトラック

・ハイラックスやタコマなどのピックアップトラック

・ハイエースやキャラバンなどのバン

・できればランフラットタイヤ装備車
　
まずは理想的な車両。
ここで市販車として最初に考えられるのは、車高が非常に高く、４WDで大型バンパーの付いた大型の乗用車
具体的にはSUV。ピックアップ含む2tまでのトラック類等が理想的でしょう

大型の車種が望ましいのは物資を多く車内に乗せる為です
理由は言うまでもありませんが、ゾンビ災害発生時は基本的に物資が不足し、自身の手元に出来るだけ多くの物資をため込んでおく必要があります。
そのためには積荷を多く乗せられる車両が良いです。
一度の調達で一気に物資を運べるという点でもこれが良いです。
　
そして4WD、つまり四駆なのは悪路を走るためです。基本的にゾンビ災害が起きた時は悪路を走る事になります。
ゾンビ災害発生時のパニックで主な幹線道路は交通事故や障害物で塞がりますし、ゾンビが大量発生する都市部は避けねばばりません。
そうなるとどうしても郊外の悪路、あるいは未舗装の河川敷なども走る事になります。
また、ゾンビ災害が長期間に及ぶ場合、積雪の心配が出ます。
雪国ならゾンビ災害でまず除雪車は走りませんし、都市部でも大雪になる可能性は捨てきれません。雪で埋まった道路を走るには４ＷＤが安心感が大きいです。
これらを踏まえると（基本長期的な予測になってますが）４ＷＤ車を選んだほうが良いでしょう。
　
最後に大型バンパー。これはゾンビ発生時あった方が良いです。
ゾンビゲーなどでは車でゾンビの大群を轢き殺すシーンがありますが、あれはそう上手くいきません。
最近の自動車は歩行者を轢いた時、歩行者の被害を軽減するため、車側が壊れるようになっています。
つまりゾンビを轢くと車は壊れるのです。
（この言い方だと少し正確ではないですけどね。）
これを防ぐには出来るだけ大型バンパーの方が良いでしょう。
轢かないに越したことはありませんが、緊急で轢く事になっても多少は耐えられます。
　
具体的な車種としてはジープ、ランドクルーザー、パジェロ等のクロスカントリー車です。
もしくはフロントノズルの長いタイプのロングノーズトラックも良いでしょう。
タイヤも普通のタイヤではなく、パンク後も走れるランフラットタイヤが理想的です。
また、ハイエースやキャラバンなどのバンは車中泊が可能であり、簡易的なキャンピングカーとして利用できます。
ハイラックスなどのピックアップトラックも荷台に荷物を多く積載できる為、オススメです。

準理想的車種

・ジムニーなどの軽に分類されるクロカン車
･コンパクトカー、バンタイプの軽自動車
・大型セダン、ステーションワゴン
・BMW、ベンツ等の堅牢さを売りにしている外車
　
次に準理想的な車両です。
理想的車種ではありませんが、「まぁこれでも大丈夫だろう」程度に妥協しても極端に苦労はしません。
　
まずここで挙げられるのは、ジムニーなどの軽自動車に分類されるクロスカントリー車でしょう。
クロカン車なので悪路は走れますし、小回りが利くという利点もありますが、小さいので物資はどうしてもそこまで多く乗せられません。
物資調達に出向くときや車両を移動拠点化して使うには不便です。
　
次に大型セダンが挙げられます。
これはジムニー等とは逆に、ある程度の積載量こそあるものの、悪路では走りにくいです。
緊急時に舗装路から悪路へと逃げたり、ゾンビの居ない過疎地域で活動するには多少不便です。
　
そしてBMW・ベンツ等の堅牢さを売りにしている外車が挙げられます。
外車なので基本的に燃費が悪いという問題がつき纏うのが厄介ではありますが、これらの外車はパンク後も走れるランフラットタイヤを装備している割合が高いのです。
これを考慮すると準理想的車種に加えても十分問題ないと思われます。

コンパクトカー、バンタイプの軽自動車はSUVやミニバン程ではありませんが結構な荷物が乗る上に燃費もいいです
しかしながら板金が非常に柔らかい車種が多くゾンビを跳ね飛ばそうものならバンパーが落下しかねません
なお取り付け部から脆い為改造で補うなら溶接が必須です

適さない車種

・オープンカーなどの屋根剛性の低いもの
・スポーツカーなどの車高の低いもの
・シャコタンや鬼キャンなどの改造車
　
最後に適さない車両です。
真っ先に挙げられるのはオープンカーなどの屋根剛性の低いものです。
当然ですね、屋根を壊されて外からゾンビに引きずり出されます。
　
次にスポーツカーなどの車高の低いものです。
スポーツカーなら速度でゾンビを振りきれるかもしれませんが、別にスポーツカーでなくとも基本的に自動車ならゾンビは振り切れます。
むしろ車高が低いので、悪路を走れないという点が問題です。
　
他にはシャコタンや鬼キャンなどの改造車が挙げられます。
これらはまぁ･･････言うまでもないですよね？

改造

移動用に見つけた自動車を改造したくなったら、以下の改造を施すのも良いでしょう。
移動車両を、ゾンビを殺すための戦闘車両にも使えるようにするのです。
車体は大きく重いほど良く、更には溶接技術があれば、
・窓に格子
・フロントに三角形の障害物避け
・ボディー自体の剛性をあげるロールバー
・タイヤの側面保護
等の工作をすれば安全性が上がるはずです。

他の車両

ゾンビパニック発生時に都市部においては放棄車両、障害物で道路が埋め尽くされる事が予想されます。
そうなると通常の自動車ではマトモに走れず、ブルドーザーなどの重機でどかしながら走るか、あるいはバイクや自転車などですり抜けていくしかありません。
このため、移動用にバイクを入手するのが良いと思われます。
（どうしてもブルドーザーを使いたいなら別です、オススメはしませんけど）
　
バイクは軽くてトルクのあるオフロードやモタードが最もオススメ。
軽くて機動力に優れる原付もいいでしょう。
特にカブは装備によりますがカゴ付きならある程度の積載も可能且つ燃費も良好でメンテナンスも然程必要とせず頑丈です。
沢山の物資を持ち運びたい場合はビッグスクーター。
バッグや箱をつけたクルーザー(アメリカン)やアドベンチャーバイク等も選択肢に上げられます。
特にメリットはないですがネイキッドタイプでもまあいいでしょう

ただし重心が高くタイヤの細いレーサー系はダメです。
これは自転車においても同様であり、逆にマウンテンバイクなどのクロスカントリー系は全て適合と考えてよいです。
どのような乗り物であれ、安全性・体力保存性などのすべての面で歩行するよりも当然優れているので積極的に使うべきです。そしていざという時に備えるにせよ、今の代わり映えのない人生を楽しむにせよ、それらに対する運転技術は確保すべきでしょう。

問題点

・問題点としては当然、燃料の確保が全てとなります。
　
・電気が通っている間であれば、可哀相なゾンビたちから財布を失敬してガソリンスタンドから給油することも可能です。
　しかし電気が停まったり、もしくはガソリンスタンドの貯蓄燃料が枯渇したとき、路上に停まっている車からガソリンを抜き取れる技術が無ければ詰みです。
　停電時に備えて緊急用発電機を置いているガソスタや、緊急時に手回しハンドルで給油できる給油機は存在しますが、それらの使い方も知らなければ意味は無いでしょう。
　
・通常時においては犯罪を推進するような「悪い」情報ですが、知識を取得しただけでは何の罪にもなりません。ゾンビパニックに備えていろいろと調べておくのも手です。
　このwikiを含めたインターネット空間や図書館など、あらゆる場所で知識を吸収していきましょう。
　
・ちなみに昔のようなシュポシュポを入れたら抜けるようなタンクは現行車には無いですよ。

・ガソリン・軽油・灯油の劣化について
　石油連盟
　これはなみなみに満タン給油しようが関係ありません。
　ガソリンスタンドの在庫も保管条件は良いですが、いずれ劣化します。
　「ガソリンの缶詰」（携行缶への保管ではない）は3年程度待つようですが、保管している取扱店を見つけない限り
　車・バイク・重機の利用期限は半年～1年とみてそれまでに重機を利用した安全地帯の構築、
　太陽光、水力発電の整備を進め、石油燃料が切れたらさっさと割り切って
　移動手段は電動バイクや電動アシスト自転車、自転車に切り替えるのが無難です。

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