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【ピサロ】

Last-modified: 2017-11-06 (月) 12:31:54

 パーティメンバー:DQ4
【主人公】【ライアン】【アリーナ】【クリフト】【ブライ】【トルネコ】【マーニャ】【ミネア】(―【ピサロ】)

概要 Edit

【ドラゴンクエストIV 導かれし者たち】に登場する仲間キャラクター。
魔族の長であり、当作ラスボス【デスピサロ】の、【進化の秘法】を使用する前の姿。
 
なお当wikiでは本項目にてキャラクターとしてのピサロを、【デスピサロ】でモンスターとしてのピサロを解説する。
ただしFC版での名称は一貫してデスピサロであり、仲間になることもない。
リメイク版でも、仲間でない状態の名称はデスピサロとなっている。
リメイク版では、真相を知って共に戦うストーリー分岐が追加。仲間キャラとしての名前が「ピサロ」となった。
(これに伴い、進化の秘法を使用する前がピサロ、使用後がデスピサロと一般に認識されるようになったため、当wikiでもそのように区別している。)
 
公式イラストがなかったFC版では美形設定などなかったが(だから大将らしく【ひきあげじゃあ!】だったのだろうか)、リメイク時に書き起こされた設定画は銀髪に黒装束の美形キャラとなっており、結果的にシリーズ初の悪役美形キャラとなった。
(なお次作DQ5以降ラスボスは再び元の完全悪タイプに回帰し、悲劇的なストーリーを持つラスボスはDQ9の【エルギオス】まで見られなくなる。ちなみにエルギオスも美形設定である)
 
DQMB2以降は人型の姿は肩書きを付けて「魔剣士ピサロ」と表記されることが多い。
2016年にはDQMSLのCMで、柳楽優弥がヒゲが生えた状態で実写版のピサロを演じた。
 
英語名はNES版ではSaro(サロ)、DS版以降ではPsaro(プサロ)となっている。
Pisaroだとあちらでは普通にある人名(姓)なので、それを避けたか?
 
『ファミ通』 2012年8月9日号のDQ10発売直前意識調査の企画での「好きなキャラクター」ランキングでは第6位(トルネコと同率)となった。
なお、ヒーローズ版のCVは小野大輔。

容姿 Edit

外見は銀の長髪に真紅の瞳、エルフのようにとがった耳を持つ端正な容姿の謎めいた青年。
ただしFC版当時は公式イラストが存在しておらず、この姿では戦わないので戦闘グラフィックなし(【しじん】が没の可能性も)。
フィールドでは専用グラフィックこそあれど、黒紫色の剣を持つ青年という特徴のないものなので詳しい容貌はそれぞれの解釈に任されており、
【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】をはじめとする関連書籍では絵師ごとに異なるデザインで描かれ、ほぼ全員共通なのは「目が切れ長」と「耳がとがっている(いわゆるエルフ耳)」ぐらいである。
特に髪は人によって全く別のデザインになっていたりする。
なお専用グラフィックの「マントを左腕に羽織らせている」姿は、後に【サイコピサロ】のデザインへも反映された。

4コマ劇場での作家別ピサロの容姿の一例 Edit

作家名髪色(カラーページ)髪型その他備考
【石田和明】中間さらさらしたセミショート額にバンダナ
【衛藤ヒロユキ】明色普通のセミショート
【きりえれいこ】明色さらさらしたセミショート額にバンダナ
【栗本和博】暗色さらさらした短髪
【柴田亜美】明色(茶or紫)おかっぱに近い
【すずや那智】暗色(黒)やや逆立った長髪額にバンダナ
【タイジャンホクト】明色逆立った短髪目が切れ長ではなくトランクス風
【中井一輝】明色やや硬質のセミショート珍しくとがり耳でない
【新山たかし】暗色ぼさぼさセミショート
【西川秀明】明色(紫)量多めな長髪
【猫乃都】暗色サラサラ長髪額にバンダナをしている
【牧野博幸】明色(金)普通のセミショート額にバンダナ、目がトランクス風
【幸宮チノ】暗色やや逆立った長髪こめかみ付近に板状の飾り(無いコマもある)

PSにおいてのリメイク版の発売に伴い、現在の公式イラストが設定された。
クールな性格であり、一人称は「私」。ただし一部作品では「オレ」のこともある。
余談だが、この手の漫画における美形キャラの宿命か、いずれの作品も周りの人物に振り回されることが多く、ももんじゃに翻弄されたり、ロザリーに友達扱いされて落胆したりしている。

DQ4 Edit

元々は【ロザリーヒル】に住んでいた魔族。
恋人にエルフの【ロザリー】がいるという、【勇者】とある意味似た境遇。
 
ルビーの涙を流すエルフであるロザリーは、しばしば一攫千金を狙う人間に狙われており、その影響もあったのか、ピサロは人間たちを滅ぼして世界を支配する野望を抱いてロザリーヒルを飛び出し、「デスピサロ」と改名。
後に自らの居城である【デスパレス】を作り、【魔族の王】となる。
なお、劇中では「魔王(大魔王)デスピサロ」ではなく終始「魔族の王デスピサロ」と表現されるなど、
はっきり自他ともに魔王・大魔王とされていた他の天空シリーズのボス達とはやや立場が違うらしく、
主人公と行く道は違えど恋人を愛する心を持っているシリーズ初のドラマ性のある悪役である。
「知られざる伝説」などでは、少ないながらも「魔王」「魔王デスピサロ」と呼ばれる場面もある。
 
CDシアターでの声優は池田秀一。

本編中の経緯 Edit

第四章までは名前だけの登場になるが、章が進むごとに存在感を増していく。
 
第一章ではボスとして【ピサロのてさき】が登場。
予言で示された「地獄の帝王(【エスターク】)を滅ぼす勇者」を、まだ子供のうちに闇に葬るという目的を持っていたが、ライアンに阻止される。
 
第二章ではエンドールの【武術大会】においてデスピサロの名で出場。
「とてつもなく 強く しかも 相手の息の根を 止めるまで 戦いを やめぬ」と
非情なまでの強さを伝えられながらも、アリーナとの決勝間際に謎の失踪。
なお、デスピサロがエンドールに現れた時期からモンスターが出るようになったとも言われ、デスピサロの失踪・武術大会の終了後、実際にモンスターが出なくなる。
 
第三章ではストーリーの本筋には絡まないものの、エンドールの武術大会の話が伝播されており、「デスピサロがいなくなったのは他の大事な用事が出来たから」「地獄の帝王が甦るという噂」が語られる。
 
第四章では親の仇【バルザック】を討った(はずだった)マーニャ・ミネアの前に突如現れたバルザックの上司【キングレオ】の言葉で、親玉らしき存在としてその名が語られる。
そしてその直後にシリーズ初の【負けバトル】で敗走という衝撃である。
 
そして第五章で遂に冒頭において初登場。
主人公が育った【山奥の村】を滅ぼし、【モシャス】で勇者の身代わりとなった【シンシア】を含め、勇者の養父母や師匠、村人を虐殺する。
ただし、本物の勇者は地下室に匿われていたため声しか聞けない。その後もたびたび名前は出てくるものの、姿を見せず。
 
外見を初めて見せるのは(強制ではないが)導かれし仲間たちが全員揃って以降、【イムル】の村で見る「奇妙な夢」。
そこでピサロはロザリーに、人間をみな滅ぼし世界は裁きの炎で焼かれるだろうと告げる。
その後恋人のロザリーの方に最初に出会うが、ロザリーは勇者一行に「命を奪ってでもデスピサロの野望を打ち砕いて」と涙ながらに嘆願する。
現実に主人公たちの前へ姿を現すのは、デスパレスに潜入し、モンスターに化けて会議に混ざっている時。
 
お互いをお互いと認識する状態で最初に対面するのは、主人公一行が地獄の帝王を撃破した直後。
エスタークが倒されている場面を見、始末したはずの勇者が生きている事に驚くも、その直後に入る【ロザリー】誘拐の報を受け、言葉を交わすまではいかずすぐに撤退。
 
そのあとまたしばらく音沙汰が無くなるが、イムルの村で「奇妙な夢」をもう一度見ると、人間たちによりルビーの涙を流すようロザリーが暴行を受けており、そこに駆けつけたピサロにより人間三人は殺されるも時すでに遅しでロザリーはピサロの胸で息絶える。
息を引き取る瞬間ロザリーはピサロに、野望を捨てて自分と二人で生きてくれるよう願うも最愛の人を失ったピサロは激昂。
人間たちをこの身がどうなろうとも一人残らず根絶やしにすることを誓う場面を主人公たちは見るのであった。
更にはピサロ討伐に向かう最中で、ロザリーの死は実は配下であった【エビルプリースト】の策謀だったことが判明する。
 
最終的に対決するときは、【おうごんのうでわ】によって完成された【進化の秘法】を自らに使い、すべてを忘れた異形の姿となっている。
 
なお、第五章冒頭では山奥の村の宿屋に「森で迷って偶然この村を見つけた」と言う詩人が滞在している。
これがピサロだという説があったが、ただの詩人のグラフィックであったため(ピサロには専用グラフィックがある)、あくまで推測に過ぎなかった。
当初は彼と戦うイベントが用意されてたらしく【しじん】なる没モンスターのデータが存在する。
ドラマCDではこの【旅の詩人】がピサロ本人という設定で登場しており、主人公は不吉な雰囲気を感じている。
 
ちなみに小説版では黒ずくめの騎士としての登場で、詩人を名乗ってはいなかった。

人物 Edit

他作品のラスボスが本拠地に鎮座したままであることが多い中、彼はピサロのてさきや【バルザック】【キングレオ】といった部下・手駒を使う例もそれなりにあるものの、他の魔王と異なり自ら現場に赴いて行動する事が多い。
本拠地は持っているものの、彼のための玉座は空席であることの方が多いようだ。
 
一方、仕事の合間をみて恋人のいる【ロザリーヒル】に顔を出すという、歴代の魔王とは一線を画する人物像で描かれているのがわかる。
また、ピサロの口調は何故か時代がかっていて、数度【ひきあげじゃあ!】と叫んでいる。
 
彼の行動は主に3つ。「人間を滅ぼすために進化の秘法を完成させること」、「近々復活する地獄の帝王エスタークをデスパレスに迎え入れること」、「予言で示された地獄の帝王を倒すであろうとされる勇者を手段を選ばず始末する事」。
 
しかし、地獄の帝王の居場所も勇者の居場所もなかなか特定できず、地獄の帝王はあえなく勇者一行に倒されることになり、同タイミングで上述の部下の策謀によりロザリーが殺される。
 
エビルプリーストがそのような策謀に走った理由は詳しくは語られないが、要は女ごときにうつつを抜かしてないで早く魔族の王になれといった感じである。
ピサロは地底の【デスマウンテン】にて自ら進化の秘法を使うが、上述の通りその副作用で記憶を失ってしまい、「人間を根絶やしに」という憎悪のみに従って、そこに現れた勇者一行と戦う。
最期は進化の秘法が解けて人型に戻り、【ぐふっ…!】と言い残して死ぬ。

評価 Edit

DQ3までは比較的わかりやすい形で勧善懲悪が提示されていたドラクエだが、今回は敵側のストーリーもしっかりと描写されていることや、4コマ漫画劇場でコメディタイプのキャラクターとして描かれていることなどから、彼に対して同情的意見を持つ人が多く、完全悪ではないと考える人も多い。
一方で山奥の村の襲撃、シンシアや主人公の家族虐殺をはじめとする「悪役」としての面もこれまで以上に深く描かれており、ロザリー死亡以前に人間を滅ぼす決意を固めていたことなどから、形は違えど完全悪だという考えも根強い。
まだ何もしていない子供の主人公を勇者というだけで殺そうとし、そのために村を殲滅したことは、人間がエルフというだけでロザリーを虐待し死に至らしめたことと同じ蛮行ではないか、という批判もある。

いわゆる「哀しき悪役」は幾多の作品に登場するが、そのうちの「ラスボス枠」としては、

オディオ(ライブ・ア・ライブ)
ダオス(テイルズ オブ ファンタジア)

と共に話題に上がる。
 
なお、『ファミコン通信』1990年26号での【堀井雄二】の発言によれば、開発中はピサロはストーリーの途中で仲間になる予定だったが、容量の都合でシナリオが変更され、悲劇的なストーリーができあがったという。

小説版での扱い Edit

小説版では、魔王ナルゴスの息子の一人であるニュイイの子として、冒頭から登場。
年老いた魔王をも嗜める、実力も風格も備えた魔族の皇子であったが、魔王軍によって焦土と化したエルフの城からロザリーを見つけ出し、デスパレスの中に造った隠し部屋の中にかくまっていた。
外に出たいとピサロに向かって駄々をこね、元気一杯に反抗し「あんたなんか嫌い!」とまで言い放つ幼いロザリーに対して彼がとった行動はドラクエにしてはちょっと危ない雰囲気だったりする。
だが、【ジャコーシュ】と従兄弟にあたる皇子ミアソフの策略でその事が祖父のナルゴスにバレてしまい、激怒したナルゴスによって、罰として魔族の皇子としての記憶を消されてしまう。
記憶を消されたピサロは、まるで毒気の無い純朴な青年に変わってしまっていたが、正体に気付いていた占い師の女の言葉と、自分がジャコーシュに利用されていた事を知った今際のナルゴスの最後のあがきで、魔族の記憶を目覚めさせる。
その後は、ミアソフやその父ヘイゲン等の反乱分子を瞬く間に鎮め、新たに王となった父ニュイイのもとで魔族の皇子として実権を握り、その地位を確固たるものにする。
その際、ジャコーシュから黒い仮面を授けられるが、これはどうやっても外せず涙も流せなくなる恐ろしい機能付きで、これを付けて以降自身をデスピサロと名乗るようになり、何かに取りつかれたかの如く恐ろしい行動に出る。
主人公である勇者との対比が鮮明に描かれており、ジャコーシュの傀儡にされた彼の苦悩も描かれる。
最期はちゃんと救われたようだ。
 
また、もぬけの殻になったサントハイム城ではアリーナの飼い猫のミーちゃんを可愛がるようなシーンもある。
知られざる伝説でも襲われていたミーちゃんを部下の魔物の手から逃す話が載っていたりするなど、案外動物には優しいのかも知れない。ロザリーヒルの動物たちには慕われている。
 
いのまたむつみの描くここでのピサロは長い銀髪を頭の上でポニーテールのようにしている。瞳の色は金色。ちなみにCDシアターでは金髪で、全身像を見る限り意外と筋肉がついているのがわかる。
 
この小説版をもとにしたCDシアターのCVは池田秀一。
ちなみに同作でのロザリーのCVが潘恵子であるため、シャアを思い起こしたリスナーも多いのでは?

ゲームブック Edit

この作中ではロザリーが死なないため、終盤の行動とその印象が原作とかなり異なっている。純粋に魔族の長としての使命感から進化の秘法を使い、原作と同様自らの名前と、人間を根絶やしにする意思以外何もかもを失った異形と化す。断片的にしか語られていないが結局ロザリーの制止を振り切った末の行動らしく、ロザリーすらも彼を止めることは諦めてしまう。
その様には勇者も最後の一太刀を振るう時に「お前の望みは、人生は、一体なんだったのだ…」と憐れみを感じるほどだった…

リメイク版 Edit

オリジナル版では救いのなかったピサロだが、リメイク版では【第六章】が追加され、過去の蛮行の名誉挽回及び救済が図られた。
 
また、これに伴って人物像や設定が大幅に改変されている。
まず、エビルプリーストの策謀は「忠誠心」からではなく単純な【裏切り】ということにされており、物語中盤から魔族内部で不穏分子が暗躍している様子が描かれている。
ロザリーを人間に殺させた理由は、「ピサロの自滅を図るためにやった」と変わっている。
最終的には進化の秘法で理性を失った隙にエビルプリーストたちにまんまとデスパレスを乗っ取られている。
進化の秘法も(なぜか)未完成だったことにされ、完成された秘法はエビルプリースト自身が使っている。
 
一方、前述のようにグラフィックも改定され、容姿に似合わない時代がかった口調も修正された。
さらに、主人公の故郷に現れる詩人が明らかにピサロ本人と分かるグラフィックの人物へと変更された。
しかし、あまりに戦士のような格好だったので、「お前のような詩人がいるか!」とツッコミを入れられることも。
 
以上のような設定変更を受け、第六章のシナリオは【謎のダンジョン】の先の【エッグラ】&【チキーラ】撃破後に、世界樹に咲いた【せかいじゅのはな】の力でロザリーを蘇らせ、ピサロの暴走を止めるということになっている。
彼女のルビーの涙でピサロの進化の秘法を打ち消し、元の姿に戻った後に仲間に加わる。
そして裏切り者のエビルプリーストを勇者一行と一緒に倒すことになる。
なお、彼を引き連れて【天空城】へ行こうとすると、魔族の長が入るわけにはいかないと言って入城を拒む。
 
なお彼を馬車の外に出した状態でないと、【デスパレス】での【エビルプリースト】と戦うことはできない。
必然的に最終決戦は「ピサロ+導かれし者たち誰か(最大3名)」のパーティで挑むことになる。
 
会話システムでは基本的に見た目どおりのクールな性格で、宿屋で休もうとすると「休むのか?まぁいい、好きにしろ」と言ったり、
ロザリーヒルに連れて行くと「ここに連れてきたからといって過去のことを反省したりはしないぞ」と発言したりする。
また、教会やほこらなどの神聖な場所が苦手なことが台詞でわかる。
一方で彼を先頭にして【鏡】を調べると、進化の秘法の跡を調べたり、目の下のクマを見つけたり、
果ては鏡に向かって面白い顔をし(!)、一人で虚しい気持ちになるなどの意外な一面も見せる。
裏ダンジョンの【グランピサロ】と話した後に彼と話すと怒られる。
 
実はピサロを連れてガーデンブルグの女王と話した後にピサロに話しかけると、ロザリーヒルにいた時が一番幸せだったという話を聞くことができる。
 
ただ、このリメイク版で追加された第六章のストーリーとピサロの言動については未だに賛否両論が続いている。

  • ロザリーが生き返ってピサロが救われて感動した
  • とても強くて頼りになる
  • かつてのラスボスと共闘というシチュエーションが燃える

といった評価意見がある一方で

  • ピサロは主人公のみならず、導かれし者たち全員に対して悪行を働いている。
    その上で自身と想い人を救われたのも拘わらず、堂々と彼等の前で「反省する気はない」等言い放つのは傍若無人すぎる。
    彼なりのプライドや魔族の王という立場ゆえに弱みを見せられない…と弁護できなくもないが、それでもかなりの問題発言である。
    また、そんなピサロを仲間として受け入れる主人公達の心情もあまりに不自然。(実際、メンバーの会話でも大きな反発を抱く者は居ない)いくらなんでも聖人すぎるだろう。
  • ピサロに命を奪われたシンシア達は戻ってこないのに、加害者である彼だけ救われて「ハッピーエンド」とするのは理不尽。
  • そもそも第六章のストーリー自体、ピサロとエビルプリーストの身内争いの尻拭いに付き合わされているだけ。エビルプリーストが典型的な小物なだけに尚更。

という批判意見もある。
少なくとも、ピサロだけでなく主人公にも救いのある展開を用意し、ピサロの反省や主人公達と和解する過程をしっかり描けていれば、ここまで賛否分かれることにはならなかっただろう。
また、人物描写だけでなく、後述する高すぎるスペックも「ピサロの持ち上げに終始した蛇足な追加要素」という否定派のマイナスイメージを助長する要因となっている。

戦闘能力 Edit

【魔族の王】だけあってステータスは最初から即戦力になれるほど高い。
専用装備である【まかいのつるぎ】【まかいのよろい】【まかいのたて】【まかいのかぶと】の、通称「魔界シリーズ」は、いずれも天空シリーズの武器防具を上回る非常に高い性能を誇る。
 
しかも最初から【ゾンビメイル】を装備している事からわかるように、呪われたものを装備しても呪われずに着脱可能で、それぞれのマイナス効果も受けない。(ロトの紋章の【幻魔剣】を思わせる設定である)
道具袋の肥やしだった【みなごろしのけん】【まじんのよろい】が、頼りになる武具へと変貌を遂げる。
ただし【じゃしんのめん】だけはパーティメンバーで唯一装備不可能。装備できたらまず確実にバランスブレイカーだろう。
また、【まじんのかなづち】の「外し易い」というデメリットは、彼を以ってしても克服できない。
この設定は魔王(ラスボス)だから当然といえば当然の設定なのだが、後に味方サイドで同じ能力を持つ者が出てきた
 
最初から【ベホマ】【イオナズン】など強力な呪文を扱え、【まじんぎり】などの特技も扱える唯一の仲間である。
すべて「呪文」として扱われるが、事実上はDQ5以降の「特技」も内包されている。MPを消費しないものも多い。覚える特技はエフェクトが全て一新されており、中々な力の入れようである。
レベルが上がると【ザオリク】【バイキルト】と支援呪文が多彩になり、【いてつくはどう】【ジゴスパーク】【マダンテ】など大魔王が使うような特技も習得する。
特にザオリクを覚えた瞬間の嬉しさは初見の人にとっては嬉しさ極まりないだろう。
(ちなみに、知られざる伝説では、ベギラゴンを唱えるシーンがあったのだが、ゲームでは覚えない)
まさに最強の魔法剣士という感じで、最初はライアンに次ぐHPと力を持ち、マーニャやブライよりも高いMPを誇る。
彼がパーティに入っていないと最終決戦は始まらないが、外す選択肢もまずないだろう。
 
初期加入レベルは35、加入時点で他のパーティメンバーの適正レベルより5〜10ほど低く、レベル99の必要経験値も全パーティキャラ中トップ。
レベル40までの能力値の上がり方は尋常ではない。HPは20前後、MPは15前後、力と素早さはアリーナみたいな上がり方をする。
レベル40でのHPは460前後、MPは350前後、攻守も技も完璧でまさに最強である。
レベル41から50の伸びは一気に衰えてしまうが、レベル40の時点で他の追随を許さない次元にあるので問題はない。
レベル上げの際についでとして【しあわせのくつ】を装備させているプレイヤーも存在すると思われるが、幸せの靴を装備して歩き回っているピサロを想像すると相当シュールである。
但し誤解されがちだが、彼は「初期レベルこそ低いが、持っている経験値は多い」という状態で、レベルアップそのものは決して遅くはなく、レベル99まで育ててみると、ブライやマーニャの方が遅れてレベル99になる事もしばしばである。
加入直後から幸せの靴を装備し続けても、レベル99までに稼げる経験値は1万に届かない場合もあるため、他の装飾品を優先しても構わない。
 
DS版では他の仲間同様全体的に力や素早さが最大値まで上がるくらいにステータスが上がったほか、ムーンサルトが敵が減っても威力が変わらないマイナス要素のバグと、
ドラゴン斬り、メタル斬りが【はやぶさの剣】の0.75倍補正を受けないプラス要素のバグによってほんの少しだけ性能が変化している。
 
総じてピサロは、物理の面でも呪文の面でも、他のキャラクターを凌駕する、というよりも、長所を根こそぎ奪ってしまうような性能を持っている。
例えばライアンはれっきとした戦士であり、様々な武器を使いこなすスペシャリストのはずだが、彼は通常攻撃一辺倒であり、特技は何一つ覚えない。当たり前だが、DQ4は「味方が使える特技がほとんどない」時代だったのだ。
それなのに、ピサロだけが様々な剣技・格闘技などを自在に使えてしまう。他の作品から勝手に様々な特技を持ち込んでしまっているのだ。あまりに不公平という他ないだろう。
魔法の面でも他のキャラと習得呪文が被っており、例えばマーニャはイオナズンを持って行かれるし、ブライに至っては目玉であるマヒャドとバイキルトを両方持っていかれてしまっている。
クリフトに関してもベホマラー・ザオリクが被り、ザラキーマと攻撃力・HPでピサロが優り、実質【スクルト】しか残らない。但し、そのスクルトはDQ4では超が付くほど高性能で、リメイク版で自由に唱えさせることができるようになったことで使い勝手が向上した(逆に言えば、DQ4のスクルトが超性能でなかったら、クリフトの立場もかなり危なかった)し、ファミコン版ではベホマラーについてはAIの仕様上実戦では扱えない呪文だったのでリメイクで追加されたと考えることができるし、ザオリクは使用者が多ければ多いほど戦闘での安定性が向上するので、クリフトに関しては、他のキャラクターよりも長所を保てているともいえる。
このため、ジグソーパズルのようにお互いの足りない部分を補い合うよう役割分担がはっきりしていたDQ4のパーティに、その多くの要素を網羅しているピサロを加えてしまうことに対して疑問の声も上がっている。
というかあまりにも強すぎて「進化しない方が強いんじゃね?」と言われる始末である。いいのかそれで。
リメイク版では、エビルプリーストが彼を自滅させる為に進化を促した形なので、ある意味正解とも取れるが。
一応、加入時(レベル35)は進化後よりは弱い(とはいえ、パーティメンバーとしては十分すぎる強さではある)と考えれば矛盾はないだろう。
 
これらの要因からラスボスはもっと強くしてもよかったのではないか、という声も多くある。
あの3DS版DQ8のラプソーンがあれだけ強化されたのだから、もしDQ4を再び出す機会があれば、エビルプリーストもかなりの強化(ラスボスとしての)をすれば楽しくなるだろう。
ブライと主人公以外の仲間キャラに彼も含め全員にボイスが付き、モンスターズジョーカー3プロフェッショナルに彼やマスタードラゴンが参戦し、モンスターバトルスキャナーのPVにアリーナが写っていたなど最近DQ4のキャラクターが妙に優遇されているため、近年リメイクされる可能性は高いと思われる。
 
ただ、ピサロ加入は六章もクリア間近で、ラストバトルの他にやる事がほとんど残っていない状態であり、彼が如何に優れてるとはいえ、それまでの仲間達のパーティへの貢献や能力までをも否定する根拠にはならない。
肝心のラストバトルも、戦闘中のメンバーの入れ替えができない=誰を入れても何かしらの部分で欠けてしまうため、その点を補うためにピサロを万能型にしたというのもあるのだろう。

習得技一覧 Edit

DQ6(リメイク版) Edit

【デスコッド】で「ちかいみらいの夢」を選ぶと【ライフコッド】ではターニアが住んでいる家にロザリーと住んでいる。
人間である主人公を見ると一瞬警戒する素振りを見せるものの、「用がないなら出て行ってくれ」「ここで静かに暮らしていたい」というような台詞を聞ける。

DQMJ3P Edit

人間形態もまさかの参戦。モンバトに合わせてか、名義は「魔剣士ピサロ」。
組み合わせは【サイコピサロ】×【マスタードラゴン】×【真・魔王ザラーム】×【大魔王マデュラージャ】
名前を並べただけでわかる通りデスピサロなんて比じゃないほどのすさまじい配合難度と階位の高さ。
5日に1度もらえるマデュラージャ以外は全て魔王や神を素材にした四体配合であるモンスターである。
真・魔王ザラームの配合に【魔王オムド・レクス】【アルダララ】、マスタードラゴンの配合に【じげんりゅう】【神さま】が必要な【しんりゅう】と、特別配信モンスターが4体も必要になるのでコラボソフトを持っていないプレイヤーは、すれちがい通信でやって来た他のプレイヤーから素材をスカウトするしかない。
 
幸い現在ではじげんりゅうと魔王オムド・レクス、アルダララが自宅Wi-Fiで配信されるようになったため、コラボソフトを持っていなくてもWi-Fi環境さえあれば生み出すことが可能になった。
 
初期特性は【ノーマルボディ】【ヒットアンドアウェイ】、固定特性で【闇系のコツ】
超生配合で【アンチみかわしアップ】【根に持つタイプ】【超ガードブレイク】、Mサイズで【AI2回行動】、Gサイズで【闇ブレイク】、超Gサイズで【狂戦士】を習得する。
合体ライド時の特性は【斬鉄】、合体特技は【闇獄凍滅斬】
 
特徴としてはHPが1020、守備力が460しかなく打たれ弱いイメージ。MPは700と標準的。
だがその他のステータスがブッ壊れ性能と疑うくらいに高く、攻撃力990、すばやさ1380、かしこさ1440と非常に高いステータスを誇る。
真・魔王ザラームを作るために必要なアルダララが実装されるまで斬鉄持ち最速を誇り、攻撃力最大の1000を誇っていた【ギュメイ将軍】より速く、攻撃力の差もたったの10。
かしこさも最大の1500より60しか違わず、非常に高いポテンシャルを持ったキャラと言えよう。
打たれ弱い事を除けば、彼は特性やスキル次第で斬撃、呪文、体技何でもこなせる万能キャラと化す。ただし、こんな彼でも何も考えずに対戦で使うと瞬殺されてしまう。何でもできるが故に、きちんと戦法を練るべき。
但し前述のようにとても打たれ弱いので、通信対戦で使う際は耐久力に気を配ろう。
スキルは固有の【魔剣士ピサロ(スキル)】
豆知識では生き返ったロザリーとともにひっそり暮らしているとあり、デスピサロの前身としてではなく、リメイク版の6章でエビルプリーストを倒した後の状態を順守している様子。
 
ちなみに、モンスターズシリーズに彼が登場するのはこれが初めてではなく、スーパーライトにて先にデスピサロを転生前、こちらを転生後にすることで登場している。
彼と【WORLD】【グランドラゴーン】【ダークドレアム】を四体配合することで【魔界神マデュラーシャ】が誕生する。

DQMB2 Edit

第1章の魔王として人間形態が登場。
肩書きは「魔剣士」で前作のドルマゲス並みの強さを持つ。
ステータスはHP:4900(2人プレイ:6100) ちから:423 かしこさ:82 みのまもり:95 すばやさ:89。
様々な剣技で攻めてくるほか、プレイヤーと同じようにオーブを持ち、魔力が満タンになるととどめの一撃【ダークマター】を放つ。
もちろんこれを喰らうと敗北確定なので、つばぜりあいで魔力を空にしたい。
 
雷と暗黒に強いが、ほとんどの攻撃呪文に弱いので、【まどうしのローブ】【まどうしのつえ】などで、極限まで呪文のダメージを上げると楽。
倒すと【デスピサロ】、デスピサロを30回以上倒したマシンでは強化版デスピサロ及び【エスターク】が登場する。
ピサロのオーブはデスピサロに引き継がれるので、魔力が少ないうちに倒そう。

DQMB2L Edit

3章でレジェンド魔王カードが登場し、全ての魔王が使用可能になった。
その際に使用出来る技は、暗黒の力をまとった斬撃を全体に飛ばす「煉獄魔斬」と、相手単体を斬りつける「神速の剣技」。
とどめの一撃は、デスピサロから魔剣士ピサロの姿に戻り敵を薙ぎはらう「ダークマター」。
ちからが423もあるので技の威力が大きく身かわし率が高いが、属性弱点が多く、その他の能力もあまり高くないのでダメージを受けやすい。

DQMBV Edit

実質上の表ラスボスとして登場。何故か一人称が「私」ではなく「オレ」である。
モンスターバトルロードの筐体が魔界とつながっており、それを利用して魔界から竜神町に降臨したらしい。
王者決定戦の直後に現れ、対戦することになるが、行動パターンはボスとしてのピサロと変わらないので、それほど苦戦はしないだろう。
勝つと自分の負けを認め、筐体から再び魔界に帰っていく。
 
【ダークドレアム】との決戦後、相当暇だったらしく再び竜神町にやってきた。
主人公にレジェンド大魔王カードを賭けたバトルを持ちかけてくる。
 
ちなみに同作では彼にそっくりな格好をした【クイーンピサロ】なる女性も登場するが、彼との関係は不明。
一応面識はないようだが、仮に彼らが出会ってしまったらどうなるのだろうか…。

DQSB Edit

DQH Edit

パーティメンバー:DQH

【アクト】【メーア】【ディルク】【ジュリエッタ】

【アリーナ】【クリフト】【テリー】【ゼシカ】

【ヤンガス】【ビアンカ】【フローラ】【マーニャ】―【ピサロ】

ストーリー中では世界樹に登場。この時の名前表記は???になっている。
二度登場し、一度目は【キラーマシン】を、二度目は【ドラゴンソルジャー】を一瞬で仕留めて去っていくが、姿を見ることはできない。
2015年3月に配信されたミッション「魔剣士バトル」をクリアすると本編でも使用出来る。
挑めるようになるのは世界樹を救ってから(世界樹2度目クリア後から)。
ステータスこそ時期相応のボスだが攻撃力が高めで動きも早くこちらの攻撃を当てにくい上
この時点ではかなりの強敵である【ピサロナイト】を二体連れており、非常に手強い。
また、開始5分で本気モードとなり、天下無双を使うようになる。こうなってしまうと、攻撃力の高さもあり非常に厳しい戦いになるため、5分以内を心がけよう。
仲間に入れると両手剣を武器に大暴れする。
ちなみに初期レベルは35でリメイク版での加入時と同じ。レベルが低いとは言ってはいけない。
基本的に50以上コンボを繋げて【魔力解放】をして暴れ回るのが彼の立ち回りとなる。
彼専用特技の【いてつくはどう】は敵が自己強化魔法を使うクリア後の地図では非常に役に立つ。
テンションが溜まりづらいことと燃費が悪いという欠点はあるが
タイミングよく防御すると攻撃を跳ね返す「逆襲」というスキルがあり、
スキル強化で逆襲が成功するとテンションがアップするようになる。
タイミングはシビアだが上手く使いこなせれば上記の欠点を補える上級者向けキャラ。
必殺技はなんと「進化の秘法」。デスピサロに進化し前方広範囲の敵を強力な一撃でなぎ払う。
 
【レティス】に無理やり連れて来られた他のシリーズキャラとは違い、同胞を利用する【ヘルムード】を倒すべく自分の意思でこちらの世界に来たらしい。
アリーナやクリフト等と面識があるため、本編第六章後のはずなのだが、
口を開けば「人間などと〜」と発し、見下してる素振りも垣間見えており、人間嫌いは治っていない。
あの一件の根は深いようだ。
先述の戦闘でも共にエビルプリーストを打倒した仲間がいようと本気で殺しにかかってくる。
利害の一致による共闘だったとはいえ、彼らには何の情も抱いていないように見え、ちょっぴり切ない。
 
ちなみにピサロもちゃんとぱふぱふをしてくれる。ロザリーについて少しだけ言及されている。
 
余談だが、彼の遊び方のヒントは加入時にしか見られず、他のキャラと違いアレンジコスチュームも無い。
時々断末魔で「ロザリィィィィイ!!」と叫ぶ(死亡時は「何故だ…この私が…」)。

また、プレイヤー操作中でテンションが溜まりきった状態のピサロが吹き飛ばされたタイミングで他のキャラクターに交代すると、プレイヤー操作ではなくなったピサロがハイテンション時の「私は魔族の王だ!」という台詞と動きをひたすら繰り返すようになる、という非常にシュールなバグが存在する。YouTubeなどで動画があげられているので、気になる人は見てみるといいだろう。

スキル Edit

固有 Edit

アクション Edit

  • 下表はガッツリ操作の場合。
コマンドアクション
PSNSw
□・□・□・□Y・Y・Y・Y疾風連撃
X魔拳
□・△Y・X飛翔斬
□・□・△Y・Y・X魔弾蹴り
□・□・□・△Y・Y・Y・X地裂剣
魔力解放時に□・□・□魔力解放時にY・Y・Y暗黒連撃
魔力解放時に△魔力解放時にX魔閃
魔力解放時に△・△魔力解放時にX・X豪魔斬
魔力解放時に△・△・△魔力解放時にX・X・X魔王斬

DQH2 Edit

パーティメンバー:DQH2

【ラゼル】【テレシア】【オルネーゼ】【ツェザール】

【トルネコ】【マリベル】【ガボ】【ハッサン】

【テリー】【ミネア】【マーニャ】【ククール】

【ゼシカ】【アリーナ】【クリフト】【ライアン】(Switch版)

【アクト】【メーア】【ディルク】【ジュリエッタ】

【ビアンカ】【フローラ】【ヤンガス】―【ピサロ】

2016年6月23日(木)に配信された。
50以上コンボを繋げても魔力解放にならなくなったが、基本的な性能は前作と同様(スキルに関しては強化が最大までされた状態)。
魔力解放の仕様が見直され、MPが続く限りは解放状態を維持するようになった。
また、ドルモーアとドルマドンが目の前に爆発を起こすのではなく闇の玉が着弾した場所で爆発を起こすようになった。
今作では魔拳でMPを少量回復できたり魔弾蹴りと地裂剣の後にタイミング良く△ボタン(Xボタン)を押すことで追加攻撃を出すことができる。…等と前作に比べて目に見えて強い。

余談 Edit

リメイク版DQ4製作に際してピサロの詳細なデザインが作られたが
銀長髪で黒服の美形である、主人公の故郷を住民もろとも滅ぼした因縁を持つラスボスであるなどの類似点からFF7のセフィロスに似ているというネタが各所であった。
ただしデザインが似ているというだけで同じスタッフが手がけた等の共通項は特に無く、おそらくリメイク時のデザインモチーフは小説版ピサロ(銀色の長髪に黒服の美形など)と思われる。
(ちなみに「日本のアニメ・ゲームの悪役は銀髪が多い」ことは海外ファンからつとに指摘されるところで、悪役の黒、美形の長髪も定番と言える。よって類似というよりステレオタイプと言った方が正確であろう)
 
外観はともかく部下がヒロインを殺した等の設定が作られたFC版DQ4およびFF7発売当時はスクウェアとエニックスは合併前で別の会社だったが、合併後に発売されたDQとFFのキャラが共演する作品の一つ【いたストSP】ではアリーナがセフィロスに向かって「デスピサロに似ている」と発言する場面がある辺り少なくとも「スクエニ」は似ていることを意識しているらしい。
 
堀井雄二と鳥山明・FFの坂口博信が共同で制作に携わり、1995年にスクウェアから発売された『クロノトリガー』には「魔王」と呼ばれる人物が出てくる。
その「魔王」は物語の終盤に主人公の仲間となる(ただし「魔王」の加入はプレイヤーの任意である)。
【ダークマター(必殺技)】の項でも記しているが、この「魔王」がリメイク版DQ4のピサロへとつながったのではないだろうか。
リメイク版DQ4のプロデューサー【市村龍太郎】のお気に入りのキャラで、ヒーローズでDLCキャラとして採用された理由も「初めてプロデュースした作品でピサロを仲間にするシナリオを手がけて思い入れがあるから」だとか。
 
その特異なデザインから「鳥山明ではなく中鶴が手がけたデザインではないのか」などと指摘される事も多いが、【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】では「雑誌などでも数回しか使われなかった」と前置きしつつ鳥山明本人が手がけたピサロのデザイン画が改めて公開され、間違いなく鳥山明本人が手がけたキャラクターである事が明らかになった。
なおDS版での顔グラフィックにも同じものが使われている。
 
前述の通りFC版のピサロは「ひきあげじゃあ」など時代がかったセリフになっていたがPSでのリメイクにあたり修正された。
しかし残念なことにエスタークを倒した際、勇者たちに対して「おぬら(「うぬら」か「おぬしら」と思われる)」と呼びかける痛恨の誤植。
さすがにスタッフも気づいたようで、続くDS版では「うぬら」に修正され無事にピサロのセリフは解決したのだった。