2003年の任天堂NEWS10

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:21:31

セガとアタリジャパンが国内販売提携

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/01/11765.html
セガとアタリジャパンはアタリグループが開発する家庭用ゲーム機向けソフトを、セガが日本国内において販売業務受託する事に合意したと発表しました。

この合意に基づく第一弾としてゲームキューブ/PS2向け『ミッション・インポッシブル -Operation Surma-』(2004年春)、GBA向け『ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス』(12月11日)、PS2向け『ターミネーター3 -Rise of the Machines-』(今冬)が発表されています。

「日本を代表するゲームソフトメーカーであり販売会社でもあるセガと、販売契約を結ぶにいたったことは私達にとって非常に喜ばしい事です。私達は、セガの日本における販売力と巨大な販売網を高く評価しています。これらは、アタリグループの今後のソフト販売に好影響をもたらすことを確信しています」 とアタリヨーロッパ副社長兼アジア統括責任者のクリスチャン・グルー氏はコメントしています。

「セガはコンシューマ事業におけるゲームタイトルの販売力の強化に注力しております。この度、アタリグループより当社の販売戦略に対し評価をいただくと共に、同社の優れたゲームタイトルを販売受託する機会を得ることができました。これにより、セガのコンシューマ事業の更なる強化につながるものと期待しております」 とセガの専務執行役員兼コンシューマ事業本部長である岡村秀樹氏はコメントしています。

今後ともアタリグループのタイトルはセガが扱う事になるそうです。

任天堂が今年獲得した賞の数々

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/01/11763.html
任天堂は今年任天堂が獲得した賞の一覧を公表しました。任天堂は「2003年は信じがたい程の賞を獲得した年だった。任天堂は素晴らしいゲームの数々だけではなく、スタイリッシュなGBASPも発売した。更に2003年のクリスマスに向けて任天堂の成功は続くだろう」とコメントしています。

任天堂

・パブリッシャー・オブ・ザ・イヤー(EDGEアワード)
・ベスト・デベロッパー(GamesTMアワード)
・ベスト・パブリッシャー(ECTSアワード)

メトロイドプライム

・ファーストパーソンゲーム・オブ・ザ・イヤー(AIASアワード)
・ベスト・アクションゲーム(ゲームスターズアワード)
・デイリー・ミラー・ピープルス・チョイス(ゲームスターズアワード)
・ゲーム・オブ・ザ・イヤー(EDGEアワード)
・ベスト・アドベンチャーゲーム・オブ・ザ・イヤー(EDGEアワード)
・オーディオ・アチーブメント・オブ・ザ・イヤー(EDGEアワード)
・ベスト・カムバック(GamesTMアワード)

ゼルダの伝説〜風のタクト

・ゲーム・オブ・ザ・イヤー(GamesTMアワード)
・ベスト・ビジュアル(GamesTMアワード)
・モースト・ウォンテッド・ゲーム(ゲームスターズアワード)

アドバンスウォーズ2

・ベスト・ハンドヘルド・ゲーム・オブ・ザ・イヤー(ECTSアワード)

マリオパーティ4

・ベスト・パーティ・ゲーム・オブ・ザ・イヤー(AIASアワード)

英国でも『ソウルキャリバーII』はGC版がトップ

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/01/11766.html
ELSPAの英国のゲーム売上ランキングによれば、『ソウルキャリバーII』はゲームキューブ版がトップだったようです。

全機種向けの合計売上に占める割合はゲームキューブ版が38%、PS2版が34%、XBox版が28%だったそうです。

更に『ソウルキャリバーII』はゲームキューブ本体の売上を118%押し上げたそうです。

『ソウルキャリバーII』は日本や北米でもゲームキューブ版が最も売れています。

値下げで米国でのゲームキューブ売上が4倍に

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/02/11777.html
任天堂オブアメリカは先月末にゲームキューブ本体を99.99ドルに値下げしてから売上が4倍になったと発表しました。任天堂は更なる販促の為に「Who are you?」という大規模プロモーションに総額1億ドル、クリスマスまでに5000万ドルを投入する事も発表しています。

「明確に、この動きはゲーマーが、小売店が何を望んでいたのかを示します。私達は既にホリデーシーズンまでにもっと多くのハードを出荷するように要請を受けています」とマーケテティング&コーポレートコミュニケーション担当上級副社長のジョージ・ハリスン氏はコメントしています。

「値引きは非常に効果的でした。私達のゲームキューブの売上は4倍以上に増えました。これからホリデーシーズンに掛けて発注を増やしています」と米大手ゲームショップGameStopのDan DeMatteo社長はコメントしています。

危機感の表れか、3ハードでは任天堂が先陣を切りましたね。国内での値下げは何時になるのでしょうか。11月に入ってからですかね。

NPDが北米市場は更に拡大中とする報告書を発表

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/02/11772.html
米NPDグループは北米のゲーム市場が更に拡大中で、今年のホリデーシーズンは例年よりも大きな売上が記録されるだろうとの報告を出しました。

報告に寄れば今年の前半8ヶ月の家庭用/携帯ハードの売上は前年とくらべて5.1の下落を見せたものの、ソフトでは家庭用機が14%、携帯機が7.6%上昇したとのことです。更に家庭用機3機種合計で40ドル以下の価格帯のソフトが270本を超え、低価格化がソフト売上増に繋がっているとしています。

各機種でのタイレシオ(1ハードに対するソフト売上本数)はゲームキューブでは昨年1-8月で4.6本に対して今年の1-8月では5.7本と上昇しています。PS2では昨年6.1本に対して7.1本、Xboxでは昨年4.8本に対して5.8本。GBAでは昨年2.9本に対して今年3.3本です。どの機種も1本程度の改善を見せています。

クラスプラットホームに関する1000人に対する調査では約50%のユーザーがオンラインでゲームを楽しんでいる事が明らかになっています。また、一週間にゲームを遊ぶ時間の機種毎の調査ではゲームキューブ7.1時間、PS2は7.9時間、XBoxが8.1時間となっています。

2003年1月から8月までのゲーム売上トップ10で任天堂機種からは2位・4位に『ポケットモンスタールビー・サファイア』が、3位に『ゼルダの伝説 風のタクト』が入っています。他7タイトルはPS2で1位『マッデンNFL』、5位『エンターザマトリックス』、6位『GTA3 ViceCity』、7位『The Gateway』、8位『NBAストリートVol.2』、9位『Th Sims』、10位『NCAAフットボール』となっています。XBoxは0です。

「最近のトレンドや今回のクラスプラットホーム調査から、今年のホリデーシーズンにおいて価格の低下によって非コアユーザーが市場の中心になる可能性がある。更にハードウェアの価格が下がれば、コアユーザーよりも価格をより意識する一般ユーザーがハードを買う要因になるだろう」と結論付けています。

セガオブアメリカの社長が交代

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/02/11770.html
セガの100%出資子会社でグループの北米事業を統括するセガオブアメリカは社長兼最高執行責任に入江秀明氏が就任した事を発表しました。

同氏はこれまでに20年間ゲーム業界に関わってきた人物で、Agetechの設立に関わり、更に前はアスキー子会社のASCII Softwareの社長兼COOを6年間務めているそうです。

「入江氏は、SEGA of America, Inc.を牽引していくに相応しいリーダーシップと経験を有する人物です。同氏を迎えることは非常に楽しみであり、入江氏が北米におけるセガの事業戦略の成功を確固たるものにしてくれると信じています」とセガの小口社長はコメントしています。

任天堂、業績見通しを下方修正=経常利益650億円

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/03/11788.html
任天堂は3日4時30分より記者会見を行い2004年3月期及び2003年9月期中間決算の業績見通しを修正しました。

まず2004年3月期決算見通しは売上高3900(4100)億円、経常利益650( 800)億円、当期利益400(450)億円と修正されました。()内は修正前。連結決算は売上高5500(同)億円、経常利益950(1100)億円、当期利益600(650)億円となります。

更に2003年9月期決算見通しは売上高1700(1800)億円、経常利益-70(180)億円。当期利益-40(100)億円と赤字決算となる見込みとなりました。連結決算は売上高2100(2300)億円、経常利益-70(250)億円、当期利益-30(150)億円とこちらも赤字決算です。

詳細は追ってお伝えします。

任天堂UKのGMに元NOAのDavid Yarnton氏が就任

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/03/11797.html
任天堂UKは任天堂オーストラリアからDavid Yarnton氏をゼネラルマネージャーとして迎えると発表しました。同氏はセールス&マーケティングディレクターとしてオーストラリア及びニュージーランドを担当してきました。

同氏は1995年に任天堂に入社し、国内の販売を担当した後、N64の発売と同時にセールス&マーケティングマネージャーに就任、2002年1月からはディレクターとなりました。

ドイツに本拠を置き欧州市場を統括する任天堂オブヨーロッパのDavid Gosenマネージングディレクターは「私達はDavidが英国チームに加わることを喜びます。彼は販売やマーケティングそして経営に豊富な経験を持ちます。2004年は任天堂にとって重要な年になるでしょう。Davidは任天堂の英国での地位を更に強くするでしょう」とコメントしています。

David Yarnton氏は英国に生まれ、1961年にオーストラリアに移住。南オーストラリア工科大学を卒業、マーケテチィングビジネスの学士号を取得しています。スポーツが好きでラグビーやホッケーを楽しむそうです。ゲームではストラテジー、FPS、レースが好きで一番好きなゲームは『ゴールデンアイ』、次にすきなのがナムコの『ギャラガ』・『ギャラクシアン』だそうです。

ケムコとカプコンが欧州での『ローグオプス』で提携

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/03/11792.html
ケムコは欧州と豪州での『ローグオプス』のディストリビューションをカプコンに委託する提携を結んだことを発表しました。ゲームキューブなど現在主流の3機種で発売される予定です。

「カプコンは世界的にビデオゲームパブリッシャーとしての地位を確立しています。私達が最高のタイトルを欧州や豪州で発売する際にカプコンと協力できることをとても喜んでいます」とケムコUSAのフタミ社長はコメントしています。

『ローグオプス』は『ダイハード』などを開発したBits Studiosが開発中のスニーキングアクションです。国内での発売は来年の早い時期です。

北米での売上が4倍の6万1000台/週に

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/04/11802.html
先日、99.99ドルに値下げされた北米でのゲームキューブ本体の売上がこれまでの4倍になったとお伝えしましたが、任天堂に寄ればこれまで週に1万5000台だったのが値下げした週には6万1000台の売上を記録したそうです。

北米に次いで国内や欧州でも値下げの発表が行われました。年末に掛けては注目タイトルが集中しますので、今後に期待出来ます。願わくば最後の年末商戦にはなりませんように。。。

カナダでGBASPが値下げ

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/05/11806.html
任天堂オブカナダは1日、GBASPを値下げすると発表しました。値下げ後の価格は139.95カナダドルです(日本円で約11500円)。当日より価格は変更されました。

GBAは2001年6月の発売以来、カナダでは非常に好調でGBA全体の売上はPS2を約20パーセント上回っていて、ここ3ヶ月間だけでは約50パーセント上回っているそうです。

「私達はこれまでに100万台以上のGBAハードをカナダで売りました。今回の値下げで素晴らしいソフトウェアラインナップによって、このホリデーシーズン、GBAはゲーマーの選択肢のトップにあるでしょう」と任天堂オブカナダのGMのRon Bertram氏はコメントしています。

更に「新しい価格の戦略は、ゲーマーに最高のゲーム体験を、最高の価値を提供しようというものです。139.95ドルになるとGBASPはゲームキューブと同じ価格になります。私達はゲーマーが携帯機を選ぼうと据え置き機を選ぼうと容易にNintendo Differenceを楽しめる環境を作っています」と付け加えています。

今後カナダでは10月21日に『マリオアドバンス4』、11月3日『ファイアーエムブレム2』、11月17日『マリオ&ルイージRPG』、12月1日『新約聖剣伝説』などが発売されていく予定です。

任天堂の株価が9000円割れ

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/06/11813.html
任天堂の株価が7月1日以来の9000円割れとなりました。6日の終値は前日比-240円の8,930円となっています。大阪証券取引所1部での売買代金は22億9000万円でトップ。売買高は31万800株で3位、値下がり率も3位となりました。

先日の決算の下方修正で9月期は30億円の赤字を上場以来始めて計上する見通しとなりましたが、その主な要因であった円高差損以上に業績が悪化しているという見方のようです。水戸証券の阿部進投資情報部長は「昨今の円高傾向で業績への影響はある程度株価に織り込まれていたが、予想以上に業績が悪化している」と話しています。

しかし円高で400億円の評価損とは途方も無い額をドル建てで持ってるんですね。ま、円高で損が出る事も円安で利益が出る事もありますわな。長期的には楽観的なんて話もありますし。『メイドインワリオ』が作れるうちは全然安泰ですって。

新プロジェクト準備中、カプコン・稲葉敦志氏

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/06/11811.html
カプコン第4開発部の稲葉敦志氏はIGNとのインタビューの中で新プロジェクトが準備中という事を明らかにしています。詳しい内容やプラットホームは明らかに出来ないとのことですが、素晴らしいものになるとコメントしています。

インタビューは主に『ビューティフルジョー』に関しての物で、「日本のアニメとアメリカのコミックを合わせたようなクールな今までに無いアクションゲームを作りたいと思った」という開発の経緯や「作りたいグラフィックを実現出来る柔軟なハードウェアとコア・アクションゲーマーの存在」がゲームキューブで作る事になった要因という話がなされています。

更に2Dゲームになった理由は、という質問では「プロジェクトが始まったとき、私達はスーパーヒーローゲームを作りたいと思いました。スーパーヒーローに合えるのは何処でですか? 漫画本。それは3Dではありません。したがって2Dアートが私達が求めたスタイルでした」との答え。

「2Dゲームが絶滅することは100%ない」という言葉も。

ナムコが出版事業に、第一弾は「TOS攻略本」

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/07/11824.html
ナムコは自社のゲームソフトの攻略本を対象とした出版事業に参入する事を発表しました。全て「NAMCO BOOKS」の統一ブランドを使用して、書籍流通を使い全国の書店で発売するとのこと。

第一弾はゲームキューブ『テイルズ・オブ・シンフォニア GC 』の攻略本「テイルズ オブ シンフォニア 公式コンプリートガイド」で10月10日に発売予定。クリアのために必要な情報を完全に網羅し、ゲーム中のシナリオ、マップ、モンスターデータはもちろんのこと、術・技の紹介やサブイベントの出現条件などが記載されているそうです。しかしずいぶんと急ですね。

商品名    テイルズ オブ シンフォニア 公式コンプリートガイド
発売日    2003年10月10日(金)
価 格    1700円(税別)
仕 様    A5判、432ページ
発行元    株式会社ナムコ
発売元    株式会社山下書店(書籍流通にて販売)
著作権表記  (C)藤島康介(C)2003NAMCO LIMITED

米国でゲームキューブの売上がPS2を抑えトップに

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/07/11820.html
GameCube Europeによれば米国の最新の週間ハード売上でゲームキューブがプレイステーション2を抑えてトップに立ったそうです。

NGC: 64,405
PS2: 53,834
Xbox:26,290

というのが最新週の売上台数だそうです。今後とも『ビューティフルジョー』や『マリオカートダブルダッシュ』などトリプルAクラスのビックタイトルが続きますから、これから年末に掛けて好調を維持出来るのではないでしょうか。

ちなみに米アマゾンでもプラチナカラーのゲームキューブがゲーム部門での売上トップに立っていたそうです。

欧州でGBASP200万台突破!

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/09/11827.html
欧州全体でのゲームポーイアドバンスSPの売り上げが、発売から6ヶ月で200万台に達したそうです。ゲームボーイアドバンスも含めれば、900万台に達している、とのこと。

10月24日には新色、アークティックブルーとフレイムレッドガ発売される、とのことで、更なる売り上げが期待できそうです。ヨーロッパでも、ゲームボーイアドバンスは好調なようです。

ちなみに、アメリカでは、SP新色発売時点(9月)でGBA全体で1500万台、日本では今年3月の時点で1100万台(出荷)という情報もありました。

英国のアルゴスがゲームキューブの取り扱いを再開

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/10/11841.html
英国の通販大手のアルゴスがゲームキューブの取り扱いを止めたという記事を2ヶ月程前に掲載しましたが、そのアルゴスが取り扱いを再開したそうです。値下げ効果があると判断したのでしょうか。

GameCube Europeによれば、新聞の中の広告でゲームキューブが掲載されていたそうです。価格も79.99ユーロの新価格が表示されていたそうです。

更にゲームキューブの取り扱いを止めた他の欧州の販売店でも年末商戦に向けて再び在庫を入れようという動きがあるようです。大作タイトルが多く揃う今年の年末商戦は本当に楽しみです。国内の販売店も夏は結構台数が伸ばせたので、年末に期待したいという声が結構あるようです(と、某業界紙にありました)。

任天堂オブアメリカ、フィル・ロジャース氏らが退社

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/10/11839.html
任天堂オブアメリカは2名の創業期からの役員の退社を発表しました。

フィル・ロジャース氏は任天堂オブアメリカが『ドンキーコング』を大ヒットさせた直後の1982年6月に正式に入社しシアトルの現在の本社の土地買収に当たり、その後はオペレーション部門を担当し、最後はオペレーション担当上級副社長でした。今後は趣味の旅行を楽しみたいとのこと。

フィル・ボルコフスキ氏は1987年10月に25年間の業界での経験を持ち任天堂に入社し、任天堂独自の在庫管理システムの開発を指揮すると共に、米国にライセンシータイトルを引き込むという役割を果たしました。今後は古いコルペットを乗り回しながら、4人の子供と2人のまま子と6人の孫の政調を見守りたいとしています。

ドン・ジェームス氏はフィル・ロジャース氏に代わりオペレーション担当(デザインサービス、エンジニアリング、製品製造、資材調達、製品出荷など)上級副社長の役につきます。同氏は任天堂オブアメリカが設立されてから、荒川氏がスカウトした最初の数人のうちの1人で、1981年8月に倉庫マネージャーとして雇われました。過去22年間、開発指揮から各種デザイン、展示会指揮などあらゆる職につき才能を発揮してきました。

ロブ・トムプソン氏はフィル・ボルコフスキ氏に代わりコンシューマーサービス担当上級副社長に昇進します。同氏は1981年に任天堂に入社し顧客サービスを担当してきました。1986年からは600名を超えた巨大なコンシューマーサービス部隊を指揮してきました。

任天堂オブアメリカの君島達巳社長は「ロジャースとボルコフスキは任天堂の企業文化を作り、世界一流のゲーム会社になる為に多大な貢献をしました。私達は彼らの新しい人生の成功を心から願い、当然とも言うべき昇進をした役員を祝います」とコメントしています。

設立から20年もするとさすがに初期メンバーは減っていきますね。あとは誰が居るんだろ・・・。一覧見たいです。

今年上半期のソフト売り上げで任天堂がトップに

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/12/11854.html
コナミが「ゲームソフト全タイトルにおけるメーカー別 推定販売本数TOP10」として発表した今年上半期のメーカー別売り上げによると任天堂が3,123,878本を売り上げてトップに立っている事が明らかになりました。シェアは14.9パーセントでした。

今年前半は任天堂としては小粒なタイトルが多かったように思いますが、大健闘と言えるのではないでしょうか。

ちなみに昨年の上半期は2,009,566本でシェアは14.0%、コナミに次いで2位でした。通期では昨年もトップを確保していますし、今年は昨年以上に強力なタイトルが年末に控えていますので期待出来るのではないかと思います。

任天堂以下は順に、コナミ、スクウェア・エニックス、ナムコ、バンダイ、セガ、カプコン、ポケモン、バンプレスト、コーエーとなっています。

英国でも値下げ後の売り上げが4倍に

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/14/11856.html
英国任天堂はゲームキューブを79ポンドに値下げしてから2日間の売り上げが値下げ前の4倍に上った事を発表しました。英国では同時に『マリオサンシャイン』や『メトロイドプライム』もプレイヤーズチョイスとして廉価販売が開始されました。

新しく英国任天堂のGMに就任したDavid Yarnton氏は「新しいゲームキューブの価格は全ての人にとって大きなニュースで、私達の幅広いソフトウェアラインナップが全ての人に利用可能となったこととなります。私達のゲームキューブラインナップは打破不能の素晴らしいもので、世界の一流プレーヤーが独占的でユニークな作品を作っています。今こそゲームキューブを楽しむまたと無い機会です」とコメントしています。

欧州ではクリスマスまでにゲームキューブラインナップが200本を突破する見込み。『マリオカートダブルダッシュ』、『F-ZERO GX』、『1080』、『ローグ3』などの注目タイトルが目白押しです。

Factor5の次回作はやっぱり次世代機!?

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/15/11876.html
IGNCubeのN-QueryにFactor5に関する話が掲載されています。IGNXboxにはもうすぐXboxに参入するという記事が掲載されていて、それに対する返答のような形です。

「そんなに大きな問題ではありません。まだ単なる噂だということを覚えていてください。Factor5はXBoxの開発機材を持ってる?―Yes、Xbox向けにゲームを開発する?―恐らく。しかし彼らは任天堂と強い繋がりを維持していてXBox向けのゲームも次世代機までの簡単な仕事になるでしょう(中略)Factor5はゲームキューブの後継機向けに『パイロットウィングス』を開発しています。彼らは任天堂見捨てていません」

とのこと。『パイロットウィングス』に関しては作っていると断定しています。次世代機が登場するにしても再来年以降の話になりそうですけど。同発くらいになればそこそこ強力かもしれませんがね。

一応、こちらのコメントも決定事項ではありませんのでご注意を。

宮本さんの通訳、Bill Trinen氏インタビュー

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/15/11875.html
Game Informerに宮本氏の通訳をE3やGDCの際に担当している任天堂オブアメリカのBill Trinen氏へのインタビューが掲載されています。なんでもNOAのローカライズチームに所属していて、通訳の仕事も宮本氏が2000年3月のGDCでスピーチをする際が初めてで、宮本氏に合ったのも初めてだったとか。

Bill Trinen氏は高校の頃に日本語を勉強して、ずっと渋谷でウェブデザインの仕事をしていたそうです。その後結婚してアメリカに帰った後に、同じ仕事を探していたけれど「ウェブデザインの仕事はないがシアトルのゲームメーカーが翻訳を出来る人を探している、興味はあるか」と言われたのが任天堂だったそうです。任天堂に入ったのが5年前、最初は『時のオカリナ』のバグレポートを翻訳する仕事をして、直ぐローカライズチームに移り、『マリオパーティ』のローカライズをやったそうです。

宮本氏の通訳をすることになった経緯は不思議で、入社したのが99年10月だそうですからGDCがあったのは2000年3月ですから、たった6ヶ月間です。ある日、ジム・メリック氏(当時ソフトウェア・エンジニアリング・マネージャー)がやってきて「日本語は大丈夫ですか?」と聞かれ何も知らずに「Yes」と答えたところ、いきなり通訳をやれ、という事になったそうです。

宮本氏については「一緒に仕事をするのはとても楽しい。彼はみんなが思ってるより英語を理解してる」とのこと。E3のカンファレンスに登場した仲の良いと言われるウィル・ライト氏とも通訳なしで会話してたとか。また、E3の終わりごろ疲れていて一部訳さなかったら、訳さなかったでしょと突っ込まれた事もあるそうです。

ローカライズしていて大変だと思ったのは『ファイアーエムブレム』で日本語の難しい固有の単語が沢山あるからだそうです。ただローカライズには関わってないそうで「訳すことがなくて嬉しい」と話しています。一番楽しかったゲームは『どうぶつの森』だそうです。『ムジュラの仮面』はそう難しくはなかったが、時間によって変わるキャラの台詞を整えるのと、タイムリミットが厳しくて大変だったそうです。

最後に日本語を勉強したい人へのアドバイス「私が勉強し始めた時、特に目標を持っていた訳でも無いし、今こういう仕事をする事になるとは全く思ってなかった。例えばイタリアに行きたくてイタリア語を勉強するとなると、行けてしまえば勉強はそこで終わりです。でも好きという気持ちをもって続ければそれで終る事無くやれる」と話しています。英語でもフランス語でもドイツ語でも一緒ですね、きっと。

欧州任天堂「ドイツでは売り上げが10倍になると期待する」

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/15/11872.html
ドイツの業界紙MCVドイツは任天堂オブヨーロッパのAxel Herr氏がドイツでのゲームキューブの売り上げが10倍になる事を期待すると明らかにしたと報道しています。10倍を達成するには週に15000台以上を販売しなければならない計算になります。

更に任天堂は、これが達成されなければ、考え難いことだが、非常に失望することになる、とも話したそうです。自信満々ですね。

任天堂がバンダイを買収!?

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/16/11878.html
週間現代のウェブサイト・ゲンダイネットに「任天堂 バンダイ買収計画」という記事が掲載されています。

計画だけではなく、具体的に株式の買収も行われていて、任天堂の広報担当は「9月末の株式分割前に128万株を取得しています」とコメントしているそうです。これによって2.6%を取得したことになり上位10位以内の株主になったとのこと。

ネタ元が寝た元なので、本当に買収まで行くのか、今後どのような展開を見せるのかどうか分りませんが、動向に注目したいです。

任天堂、バンダイ双方が買収を否定

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/16/11883.html
ファミ通によれば任天堂、バンダイは週刊現代が報じた買収計画を否定したそうです。

報道によれば任天堂は9月末の時点でバンダイの発行済み株式の2.6%(128万株)を取得しているとありましたが、これについては否定せず「2.7パーセント弱のバンダイ株を取得したのは事実だが、報道にあるような、バンダイ買収を進めている事実はない」とコメントしています。更にバンダイ側も「そのような事実はありません」と話しています。

バンダイはその後1株を2株に分割していますので、現在は256万株を任天堂が所有している計算になります。バンダイの発行済み株式は全部で1億株弱で時価総額は2800億円弱。9月末時点では時価総額は2500億円・・・よって任天堂が取得に要した費用は65〜70億円とプレミアを考えなければそうなります。

とりあえず否定のコメントが出ましたが、今後の動向を見ていきたいと思います。

任天堂がバンダイの株取得について追加情報

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/17/11887.html

昨日から話になっている任天堂がバンダイの株式を2.7%程度取得した問題ですが、17日付の日経新聞朝刊によればこれは機関投資家からの受け皿要請を受けた形のものだそうです。

現預金で7000億円以上を持っている任天堂は持ち合い解消を進めたい金融機関から株の買い取り要請が相次いでいるそうです。

任天堂の広報室はこの件について「事業的結び付きを強めるなどの目的はない」とコメントしているそうです。

バンダイの上位株主(単位1000株)

1 日本トラスティ・サービス信託 9502
2 三菱信託 6958
3 UFJ信託 5154
4 資産管理サービス信託 5142
5 (有)サンカ 5108
6 三井アセット信託 4216
7 ユービーオーシーネザーランズ 4120
8 三井住友銀行 3556
9 UFJ銀行 3456
10 任天堂 2560
11 ガバメントオブシンガポールインベストコーポレーションリミテッド 1838

(日経会社年鑑2003より作成。但し機関投資家から購入と言うことで一部変動があると思われる)

『MTVs Celebrity Death Match』の発売が中止に

テイク2の参加のゴッサム・ゲームスから発売予定になっていた『MTVs Celebrity Death Match』のゲームキューブ版の発売が中止になったそうです。開発はビッグ・エイプ・プロダクションで、PS2/PCなどでは発売されます。

開発中止の理由は明かされていませんが、開発元に近い筋の話に寄れば「プログラム上の問題」があったそうです。MTVのプログラムを題材にしたゲームはコメディ風の格闘ゲームだったそうです。

「iQue Player」が発売延期に

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/18/11902.html
Lik-Sangによれば任天堂は中国の一部都市で今月22日から展開する予定にしていた「iQue Player」の発売を延期する事を明らかにしたそうです。新しい発売日はまだ固まっていないそうです。

「iQue Player」は中国向けに新しく開発されたハードで、1チップに機能を集約して小型化を可能にしているそうです。本体は無くコントローラーをテレビと接続して64MBのフラッシュカードを差し込んで使います。ソフトは特約店でフラッシュカードにダウンロードします。

Lik-Sangでは現在も予約を受け付けています。日本からでも注文可能ですが欧州で使われているPAL方式のため日本で使われている普通のテレビには接続出来ません。

アクティビジョン『True Crime: Streets of LA』が訴えられる

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/18/11901.html
GameSpotによればロサンゼルス在住の小説家のRobert Crais氏が自身の小説「Elvis Cole」にアクティビジョンの『True Crime: Streets of LA』が酷似しているとして発売の禁止命令を求めて地方裁判所に訴訟を起こしたそうです。

「Elvis Cole」に登場するキャラクターが『True Crime: Streets of LA』の主人公のNick Kangに似ているそうです。

現在の所ゲームは11月4日に発売が予定されていますが、成り行きによっては延期になる可能性が出てきます。今期最も期待されているゲームで延期を重ねているゲームだけあって更に延期となれば苦しい所です。

任天堂のバンダイ株はマテル社から

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/21/11916.html
18日付の日本経済新聞によれば任天堂が取得したバンダイ株2.7%はマテル社が提携を解消した事に伴って放出した分を取得したものだそうです。バンダイとマテル社は97年に資本・業務提携を結んでいてその際に4.99%のバンダイ株をマテル社は取得していました。

任天堂は「買収など毛頭考えていない」とコメントしているそうですが、業界関係者からはマテル社の株を「買い増す可能性もある」という声も出ているそうです。

バンダイが任天堂の株式取得について正式発表

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/22/11926.html
バンダイの高須社長は21日午後4時半より東京証券取引所で記者会見を行い、任天堂がバンダイの発行済み株式の2.6%に当たる1,280,000株を取得したと発表しました。

バンダイでは今回の株式取得は任天堂が当社に関わる金融機関の持ち合い解消などに伴なう株式受け皿として投資を目的に取得したもので、一部報道にあるような買収や資本提携を前提としたものではない、と説明しています。

任天堂の豊田憲広報室長も「証券会社を通じてバンダイの複数の株主から話があり、バンダイと相談して取得を決めた。通常から取引があり、友好促進の一環」と説明しています。買収や合併については「まったく考えてない」とのこと。

これまでに報道によれば任天堂が取得した株式は米マテル社が放出した分のようです。

米国で『ミュータント・タートルズ』が初回100万本出荷

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/22/11927.html
コナミの米国法人コナミ・デジタル・エンタテインメントはゲームキューブなど5機種で24日に発売する『ティーンエイジ・ミュータント・タートルズ』を初回に100万本を出荷したと発表しました。

『ティーンエイジ・ミュータント・タートルズ』は80年代に大流行したコミックで今回新たにゲーム・アニメ・DVDなどが展開されています。ゲームはトゥーンシェイドを用いたアクションアドベンチャーゲームです。

「ゲーム・アニメ・アクションフィギュア・コミックなど全ては再びタートルズが世界に嵐を巻き起こすことを予感させます。このゲームはファンはもちろん若者から大人までマストアイテムになるでしょう」とコナミ・デジタル・エンタテインメントのプロダクトマネージャーのErica Mason氏はコメントしています。

国内でも発売されるとは思いますが、確定ではないようです

欧州GC値下げで絶好調、売り上げ10倍に

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/22/11924.html
先週 欧州でゲームキューブが値下げされましたが、その効果は抜群のようです。全体的に値下げ以前の10倍の売り上げを記録した、と任天堂が発表しました。

イギリスでは、値下げ週(値下げは10/1から)は以前の4倍の4000台、その次の週(つまり先週)では以前の10倍に跳ねあがり、およそ10000台のゲームキューブが売れたそうです。ドイツでも、値下げ効果は如実に表れているようで、1500台から15000台に、つまりこれまた10倍の売り上げになっています。

日本でもゲームキューブの実質値下げが行われ、また年末商戦がもうすぐそこに控えているので、これからのハード売り上げに注目が集まるところです。

iQueを中国国外で展開する計画は無い

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/23/11935.html
gameindustry.bizによれば任天堂は中国市場向けに発表したiQue(神遊機)は中国以外の国で展開する計画は持ってないと明らかにしたそうです。

iQueはコントローラーと一体化した本体をテレビに接続して遊ぶゲーム機で、任天堂のN64以前のソフト資産をフラッシュカードにダウンロードする形で提供する事になっています。強固な著作権侵害対策が行われているゲーム機です。

このゲーム機について、京都の任天堂は中国以外で発売する計画は無いとしています。どうやらゲームキューブやゲームボーイアドバンスの展開に影響を与えることが心配されているようです。岩田社長は他でも展開するような事をほのめかしていましたが・・・。

中国に本格進出するのは任天堂が始めての試みになります。SCEは今年中にPS2とPSONEを発売するとしていますが、最近の中国誌は2004年にずれ込むという報道をしているそうです。

値下げ効果はあまりなし?ハード売り上げランキング

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/23/11933.html
メディアクリエイト調べの10月13〜19日の家庭用ゲーム機売り上げランキングが発表されました。17日に値下げされたゲームキューブですが、先週までとあまり変わらない台数でした。ゲームボーイアドバンスSPが3週ぶりにトップに返り咲いています。

上位争いも熾烈ですが、最下位争いも熾烈・・・。

順位機種発売元今週年間累計
1ゲームボーイアドバンスSP任天堂31,6001,788,600
2プレイステーション2SCE26,9002,149,000
3ゲームキューブ任天堂11,100564,800
4ゲームボーイアドバンス任天堂6,3001,080,800
5プレイステーションSCE65058,600
6Xboxマイクロソフト44076,700
7スワンクリスタルバンダイ42031,700

任天堂オブアメリカ、Perrin Kaplan氏インタビュー

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/25/11952.html
GMRマガジンで任天堂オブアメリカのマーケティング担当副社長のPerrin Kaplan氏がインタビューのようなものに答えています。

まずKaplan氏は任天堂の状況について3つの見方が出来る、「1つは財務状況、これは間違いなく1位です。2つ目に直感的に見ると3位で苦しんでいるように見える。3つ目は実際のマーケットシェアで見る、とすると任天堂は世界の市場で2位です」としています。

その世界シェアについて「私達がマーケットシェアを増やす場合、それはマイクロソフトからではありません。ソニーからです」とコメント。政治家に例えて、まずは支持者に訴えることが必要だが、それを超えてより多くの人に支持されなければ当選は出来ないという事に任天堂は気付き始めているとしています。「私達は他社と同じ物をもっている。しかし見た目で敬遠される」

敬遠される理由の一つについて、ゲームキューブが子供向けとされる要因は幾つもあります。その1つハードの外観について「恐らく、私達のハードのカラー(バイオレット)の選択は即座に多くの人にアピールするものではなかった」としています。現にNOAは最近の広告ではプラチナの本体を前面に出しています。

しかしもっと大事なのはゲームです。「任天堂はクオリティの高いゲームで知られています。もし私達がそれらを連続して発売できたならユーザーを飽きさせる事無く、もっと上手くやれたと思う」。更に「1つの問題はゼルダ、マリオ、ポケモン、メトロイドといったゲームが雑誌でも小売店ででも、他のゲームキューブのゲームをかき消してしまうことです」とも。

PSPについては「私達はライバルを常に真剣に見ています。しかし私達は98%のマーケットシェアを持っています。ソニーは一体何をするつもりでしょうか。もちろん私達はシェアを維持する為に全力を尽くします。しかしソニーは解けない方程式を解く魔法を見つけなくてはならないでしょう。価格、ラインナップ、バッテリー、携帯性、サイズは全てソニーに否定的です」としています。

オンラインについては「みなさんは見えないから、私達は何もやってないという仮定で話す。私達は巨大な研究開発チームを持っていてオンラインにも注意を払っています。私達が始めれば一度オンラインゲームに挫折した人でも任天堂に続いてくると確信しています。このハードになるか次のハードになるかは分かりませんが、任天堂は一歩進んだやり方でやります」としました。

最後に次世代機に関しては、GCがPS2を順調にスタートさせてからの発売だった事に触れて「任天堂は同じ事を起こさせない決心をしている」としました。

記事中にはエレクトロニックアーツのコーポレートコミュニケーション担当副社長のJeff Brown氏の「私達は任天堂の将来が全く酷い物だとは思ってません。任天堂は開発中の多くのファースト、サードパーティタイトルを持っています、強力な携帯ゲーム機との接続があります、悪い予測に反した強固なインストールベースを築きました。もし業界の歴史が何かを教えてくれるとすれば、それは任天堂の反対の立場に賭けるべきではないということです」というコメントも掲載されています。

「任天堂は何故マイクロソフトのようにやらないのか、という話をよくされます。しかし彼らは任天堂ではありませんでしたし、これからも違います」なんて言葉もありました。

ゲーム業界各社04年内定者数―任天堂は62名

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/28/11973.html

2004年内定2004年計画2003年実績
社名合計文科系理科系合計合計
任天堂6215475950
バンダイ423663039
セガ5278119
ナムコ71512051
コナミ475062
テクモ2710174028
カプコン242044534

10月28日付けの日経産業新聞に日経新聞社及び日経リサーチが共同で行った10月1日現在の2004年度の就職内定者数が掲載されていましたのでゲーム業界各社の数字を紹介します。

それによれば任天堂は文科系15名・理科系47人の計62人でした。また、紙面に掲載されていた中で2003年実績よりも多くなったのは任天堂、バンダイ、ナムコの3社でした。ある程度業績を反映していると言えるのではないでしょうか。
企業全体では前年度より7%の減少でした。トップ10は日立製作所(650人)、東芝(630)、日産自動車(570)、ホンダ(544)、UFJ銀行(540)、みずほフィナンシャルグループ(520)、損害保険ジャパン(510)、NEC(500)、NTTデータ(481)、富士通(470)でした。

中国でのGC発売はなし、神遊機の逆輸入は視野に

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/28/11964.html
毎日インタラクティブによれば任天堂は中国でのゲームキューブを発売しないことを明らかにしました。

既に中国市場ではiQueという会社を任天堂と任天堂人脈の中国人との共同出資で立ち上げて神遊機(iQue Player)を展開する事が決定していて、これの普及を妨げない為とのこと。

当初はN64のゲームを中国語にローカライズして発売するほか、将来的には中国で開発したゲームも発売していく予定のようです。更にこのゲーム機を日本に逆輸入する事も視野に入れているそうです。

手軽にN64やそれ以前のゲームを、しかも安い価格で発売できるコンソールなら需要はあるかもしれません。N64は良作揃いでしたしね。

EGM、NOAジョージ・ハリスン氏インタビュー

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/29/11975.html

任天堂オブアメリカのコーポレートコミュニケーション担当上級副社長のジョージ・ハリスン氏はEGMマガジンのインタビューでゲームキューブの反省点や次世代機の展望について興味深い事を色々と語っています。

まずハリスン氏はゲームキューブが失敗したと思うかという問いに対して「そうは思わない『ゼルダ』や『スマブラ』など個々のゲームでも成功した。しかし幅広いゲームを連続的に供給することは出来なかった」と述べています。更に1年半前からカプコンやナムコなどのサードパーティに対して積極的にアプローチをかけている事について「遅かったというのは認めざるを得ない。自分達のタイトルや能力に自信を持ちすぎていた」と話しています。

そして次世代機の展望へと話は移ります。まずハリスン氏は「グラフィックの進歩は限界に近づいている。ユーザーが次世代機を買う理由にはなり得ないだろう。結局革新的なゲームプレイが重要です。ポケモンはGBの売り上げを年350万台から900万台に大きく伸ばしました。革新的なゲームを生み出す能力が必要です。もし今年全体のハードの売り上げが伸び悩んでいるとしたらそれは突破口となるソフトウェアが無い事に尽きます。連続性からは生まれないユニークなアイデアが必要なのです」と革新的なゲームを生み出す土壌を作らないといけないとしました。

「私達は次世代機に組み込むであろう多くの特徴について検討を進めていて、それらは未だ最終決定に至っていません。私は欧米市場から得られた洞察を提供するほかには決定には関わっていません。私は2004年中にハードの詳細が公開されるとは思いません」。また次世代機がゲームの為だけのマシンにはならないことや、ソニーのように家の一部とする事があるかという問いには「ソニーはエレクトロニクス会社ですから様々なコンポーネントをつけていく動機があります。私達はそうではなくて、より良いゲームを提供出来る用にどんな特徴を加えるかについて考えています」と話しました。

次世代機の発売時期については「私達はまだ発売時期を決定していません。しかし私達は次は遅くない時期に発売する事が大事だ、という事を述べてきました。私達はライバルと共に発車する用意があります」としました。またマイクロソフトの動向も発売日に影響を与えるとしました。「彼らはXboxで大きな損失を出しているが、大きな企業戦略としてやっているので私達はそれを真剣に受け止めなくてはならない」としています。

話は変わってPSPについて。「私達はそれを真剣に受け止めている。1989年にセガがゲームギアを発売して以来、携帯機は常にライバルが居たが幾つかの理由で基本的に成功を収めてきた(中略)家庭用ゲーム機は1つが完成すれば直ぐに次の開発が開始されています。しかしGBAの場合は更にサイクルが早く例えばフロントライトなど常に改良を進めていて、GBASPを発売しています。更に多くのものを現在準備しているところです。私達は挑戦を受けて立ちます」としています。

その準備しているものについては「話せない」としていますが、「PSPが発売されるまでに幾つかの革新的な物を見せる。次のポケモンには無線アダプタが付く。更にGBAでムービーを見るような仕組みも幾つかの会社が取り組んでいる。このように私達はPSPを迎え撃つ準備が出来ています」としました。

そして、最後にここ最近ずっと2位や3位になってしまってる事について熱心な任天堂ファンに一言「私は落胆しないで欲しいと言いたい。しかし私達がここ数年の結果に満足していて、だから落胆するなという事ではありません。私達は突破口となるゲームを作り、人々をあっと言わせる事が出来ます。楽観的で居てください。もしゲームキューブを持っていないなら今すぐ家を出て、直ぐにでも楽しめるタイトルがあるので1つ買ってください。そして私達が次世代機を準備できたとき、あなたは気持ちのいい驚きを受けるでしょう」とインタビューを締めています。

「クラブニンテンドー」入会登録開始

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/30/11989.html
本日より「クラブニンテンドー」にて入会登録が開始されました。

どうやら環境によっては登録の際に「セッション切れ」エラーが起こる事が多々あるようです。実際、私も先ほど登録しましたが、WindowsXPsp1+IE6で何度やっても登録できませんでした。ブラウザを変えて試みると登録に成功したので、同じような症状の方はブラウザを変えたり、バージョンアップを試してみてください。

公式のQ&Aにも、対策が載っているので確認しましょう

クラブニンテンドーQ&A

推奨ブラウザは
 Microsoft InternetExplorer 5.5以降
 Netscape 7.1以降
となっております

英誌EDGEマガジンが廃刊の危機!?

http://www.inside-games.jp/article/2003/10/31/11997.html
英国のゲーム雑誌でゲーム誌の中でもステータスの高いとされるEDGEマガジンが廃刊の危機である事が囁かれています。

gameindustry.bizによれば最近、編集長のJoao Diniz-Sanches氏と編集者のDavid McCarthy氏が相次いで退職したそうです。David McCarthy氏は退職の理由について「個人的なもの」と話していますが、更に多くの編集者がこれに続くとの噂も出ています。

EDGEマガジンは高い評価を受けている雑誌ではありますが、購読数は昨年の調査で27,315人に過ぎず、今回の事とも重なって廃刊になるのではないかという憶測が流れています。評価を受けていたにも関わらず昨年廃刊になったNextGenerationも直前に編集者が抜けていて同様のケースになるのではないかと心配されます。