2003年の任天堂NEWS11

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:19:02

欧州で本体+マリカ+ゼルダ5本=99ユーロ!?

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/02/12013.html
英国のゲーム小売店GAMEのサイトで、

・ゲームキューブ本体(バイオレット)
・マリオカートダブルダッシュ!!
・ゼルダの伝説5本入りボーナスディスク

がセットになって99ユーロのパックの予約受け付けがされています。これが全ての小売店で行われるのかどうかは分かりませんが、非常に魅力的なセットではないかと思います。

ゼルダ5本セットは任天堂がかなり神経を尖らせているようで、詳細がはっきりしませんが、本体に同梱される形で提供されることになるのでしょうか。兎も角国内でも手に入る手段を作って欲しいものです(Club Nintendoになりそうな感じもしますね)。

英国のMucky Foot Productionsが解散

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/04/12027.html
GameCube Europeによれば英国の開発スタジオ、Mucky Foot Productionsが解散が解散するそうです。会社は「とても悲しい」と話しただけで詳細は明らかにしていません。

この会社は『Startopia』や『Blade 2』などをこれまで開発してきていて、『Bullerproof Monk』というゲームをゲームキューブを含む次世代機向けに開発している途中だったそうです。発売元はEmpire Interactiveの予定でしたが、このゲームの行方についてもまだ明らかにされていません。

欧州任天堂とバベル・メディアが関係継続を確認

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/04/12020.html
任天堂オブヨーロッパとバベル・メディアは強力なリレーションシップを今後とも継続する事を確認しました。

バベル・メディアはビデオゲームに精通したウェブメディア会社で、クライアントには任天堂・マイクロソフト・アタリ・アクティビジョン・ソニーなどがあります。任天堂とはNOEの英語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ドイツ語のマルチリンガルのサイト構築を行ってる他、VIP 24:7ービス向けに多数のサービスを提供しています。

欧州のユーザーは任天堂商品を購入してサイトで登録を行うとVIPユーザーになる事が可能で、そこでは多数のダウンロード可能なFlashゲームなどが提供されます。このFlashゲームを作成しているのもバベル・メディアで、任天堂ゲームのエッセンスを生かした物を多数開発しています。

任天堂オブヨーロッパのプロダクト・アナライシス&オンラインのヘッドのMarko Hein氏は「ゲームサイトやVIPサービスの提供はゲームを深く理解するクライアントの存在が不可欠でした。バベル・メディアとの長い協力関係は私達に任天堂ファンのニーズやクリエイティブな提供物の必要性を理解するクライアントの必要性を確信させました」とコメントしています。

「任天堂からの提案はクリエイティブチームなら何処でも夢見るようなものでした。私達は任天堂からの全面的な支援を受けて自由にアイデアやコンセプトを実現できました。その結果私達の製作したオンラインアイテムは高品質で任天堂ユーザーが満足する物に仕上がりました」とバベル・ディアのPaul Munford氏はコメントしています。

バベル・メディアはNew Media Ages Top 100 Interactive Agencies Guide 2003で30位、サンデータイムスのARM Tech Track 100で81位にランクされるなど注目されている企業だそうです。

ゲームキューブの米国でのシェアは37パーセントに回復

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/05/12035.html
任天堂オブアメリカは米国でのゲームキューブの値下げ以降の35日間で販売はそれまでの4倍になり、マーケットシェアは18パーセントアップして37パーセントにまで回復したと発表しました。

マーケティングおよびコーポレート・コミュニケーション担当上級副社長のジョージ・ハリスン氏は「厳しい経済状況の中、任天堂は価格でスゥーィートスポットを見つけました。80ドルのアドバンテージと期待される『マリオカートダブルダッシュ!!』は抵抗不能な優位をもたらします」とコメントしました。

ジョージ・ハリスン氏は今日ニューヨークで開催された投資家向けのHarris Nesbitt Gerards Playtime 2003 Investor Conferenceというカンファレンスの中でこれを明らかにしました。

更に任天堂は依然好調に推移するGBASPと合わせてマーケットの半分を確保しています。また任天堂ハードは唯一昨年から比較して販売が伸びていて、ゲームキューブは+2パーセント、GBAは+25パーセントです。それに対してXBoxは-3パーセント、PS2は-17.5パーセントです(NPD TRSTの今年9月のデータ)。

今月17日には今年の目玉の『マリオカートダブルダッシュ!!』が発売され、この好調は維持されると思われます。

10月からゲームキューブの生産を再開

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/06/12048.html
5日付けの日本経済新聞の朝刊によれば、任天堂は今年1月から中断していたゲームキューブの生産を10月から再開したそうです。

これはPS2値下げの記事の中で触れられていたものです。記事の中で今後の業界について任天堂の岩田聡社長は「ゲーム市場は依然として、拡大余力がある。すでに欧米では値下げ効果によって新たに顧客を開拓できている」と強気のコメントしています。

明日発売の『マリオカートダブルダッシュ!!』は今後のゲームキューブを占う試金石になるでしょう

英国任天堂の年末のマーケティング攻勢

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/07/12067.html
『マリオカートダブルダッシュ!!』、『F-ZERO GX』、『1080』などが発売される今年の年末は例年以上に力の入った宣伝活動が行われます。英国任天堂の予定しているそれらの一部を紹介します。

まず1つ目は各タイトルの発売前後のテレビコマーシャルやラジオコマーシャル。これで広く認知を図ります。ゲームキューブ値下げを強調したものも用意します。

2つ目はアニメ専門チャンネル「カートゥーン・ネットワーク」と手を組んで「Base Nintendo」というサイトを4ヶ月に渡って運営します。この番組では最新の任天堂ニュースやゲーム情報、攻略情報、ゲーム大会などの様子を伝えるほか、様々なダウンロードが用意されるそうです。

3つ目は思考系のGBAゲームをフィーチャーした「ストラテジックメシンカーズ」という広告を男性誌(「FHM」・「GQ」・「The Face」)に掲載します。『黄金の太陽』、『アドバンスウォーズ2』・『FFタクティクス』などが載る予定。

最後に任天堂はEAが主催するハリーポッター・クゥディッチ・ワールドカップ・インターナショナル・トーナメントのオフィシャル・スポンサーを務めます。これは『リーポッター・クゥディッチ・ワールドカップ』を使ったゲームの世界大会で決勝は12月に英国で行われます。

こんな感じに広く強力に宣伝していくようです。

櫻井政博氏は岡本氏の新会社には所属しない

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/09/12071.html
先日、カプコンの常務を退任した岡本吉起氏のHP「岡ちゃん本舗」に連載中の「オカモト日記」11月7日更新分に、「スマブラ」「カービィ」シリーズでおなじみの櫻井政博氏が登場しています。

それによると、櫻井氏が岡本吉起氏が設立した新会社「ゲームリパブリック」に入社することはないそうです。

最近、櫻井氏と岡本氏の交流が多かったので、もしかしたら…と思っていましたが、岡本氏自身が明言したことですし、この事実は確定なのでしょう。櫻井氏が今後、どういう道を歩まれていくのかを期待しつつ、長い目で見守っていきたいです。
検索用:桜井政博

『牧場物語』絶好調でマーベラスが増収増益

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/10/12087.html

株式会社マーベラスエンターテイメントは平成15年度9月中間期決算の発表を行いました。ゲームキューブやゲームボーイアドバンスで発売された『牧場物語』の好調を背景に売上高、営業利益、経常利益、などいづれの数値も前年同期より大幅に改善しています。

売上高は26億6700万円、営業・経常利益は4億4400万円、純利益は2億3700万円となっています。売上高は前年同期と比較して+27%、純利益は+19%となっています。

デジタルコンテンツ部門ではGBA『牧場物語ミネラルタウンのなかまたち』が目標の7万5000本に対して累計12万7000本、GC『牧場物語ワンダフルライフ』は目標3万5000本に対して累計7万7000本と大幅に上回りました。その他のタイトルも目標に近い数量を達成して、この部門だけで3億3200万円の営業利益をあげています。

その他、音楽映像部門、アミューズメント部門なども好調だったようです。

『牧場物語』は既に「forガール」がGCとGBAの両方で発売予定になっています。

任天堂の2003年度設備投資最終計画は40億円

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/11/12100.html
11月11日付け日系産業新聞によれば任天堂の2003年度設備投資最終計画は前年度比40.4パーセント増の40億円となったそうです。これは当初計画と比べて14.3パーセント増となります。

下の表は、業種が微妙に違うので比べ難いですが一応。

企業名2003年修正計画2003年当初計画2002年比
任天堂400014.340.4
ナムコ13425040.8
スクウェア・エニックス37000825
バンダイ12000039.6
トミー26000▲10.3
タカラ280047.486.7

(単位100万円)

全体でも、2002年比で4.5パーセントの増加。IT、電気、医薬ゴム、鉄鋼、非鉄金属、精密機械などで2桁以上の増加となりました。最も多いのはトヨタ自動車で9500億円となっています。全てデータは9月26日現在のものです。

ゲームキューブが欧州でシェアを25パーセントに回復

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/11/12098.html
任天堂オブヨーロッパは欧州でのゲームキューブ売り上げが引き続き好調で、値下げ初週と比べて先週は10倍以上の売り上げを達成し、値下げから3週間でゲームキューブの市場シェアは欧州全体で25パーセントにまで回復したと発表しました。

任天堂オブヨーロッパのDavid Gosen氏は「ゲームキューブの売れ行きは発売開始以来で最も好調な状態です。適切な価格設定と素晴らしいクリスマスのラインナップによって、ゲームキューブは正にゲーマーに選択されるゲーム機になりました」とコメント。

更に14日からは『マリオカートダブルダッシュ』が発売されます。ゲームキューブ本体とゼルダの伝説5作品を収めたディスクも同梱されたバージョン(149ユーロ)も用意され、更に売り上げに貢献するものと思われます。

年末にはこのほか『F-ZERO GX』や『1080』なども控えていて、このクリスマスでゲームキューブで遊べるゲームは200タイトルを超える見込みです。

『F-ZERO AX』好調、セガ増収増益

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/12/12111.html
セガは2003年9月期中間決算を発表しました。それによれば売上高は1.8%増の934億7400万円、営業利益は64%増の75億7000万円、経常利益は53%増の61億 6000万円となっています。4-6月期の純利益は18億9000万円で、7-9月期で40億4000万円の利益を稼いだ計算です。

好調だったのは業務用は『F-ZERO AX』・『アヴァロンの鍵』・『ラゴントレジャー』などが計画を上回り、家庭用ゲームソフトでは『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!3(PS2)』や米国や欧州での『Sonic Adventure DX(GC)』などです。

通期での売り上げ予測は、日本323万本、米国423万本、欧州192万本、合計938万本と僅かですが上方修正されています(当初計画では計925万本)。

アクレイムとinXileが提携―欧州での販売提携

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/12/12110.html
アクレイムとinXileエンターテインメントは欧州地域での『The Bards Tale』の販売に関して提携を結んだと発表しました。これはinXileの最初のタイトルでゲームキューブなどで発売予定のRPGです。

「過去に彼らと一緒に仕事したように、inXileの最初のタイトルでアクレイムと提携出来た事はとても嬉しいです。彼らは素晴らしいマーケティングや流通のノウハウを持っているので、私たちの最も重要なパートナーの1人となるでしょう」とinXileの創業者でCEOのBrian Fargo氏はコメントしています。

このBrian Fargo氏はInterplayでCEOやってた人で、辞める際にはかなりゴタゴタがあったようです。

任天堂9月中間期決算で29億円の赤字―赤字は上場後初

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/13/12116.html
任天堂は13日、9月中間期の決算を発表しました。それによれば、売上高は前年同期比1.6$増の2114億円、営業利益は同3%増の288億円、経常損益は為替差損が400億円などでた影響で59億円の赤字、純損益は29億円の赤字となりました。

通期の業績予想は10月に下方修正した見通しを据え置いて、連結純利益は前期比11%減の600億円、売上高は同9.1%増の5500億円の見込み。

任天堂が赤字を計上したのは、通期決算も含めて1961年1月に上場して以来初めて。

任天堂グループについては特に大きな変更点はありません。これまでiQue(Suzhou) Ltd.と表記されていたのが神游科技有限公司と中国語表記になったくらいです。前連結会計年度に設立して今期から営業開始しているそうです。これは前別にiQue Ltd.という会社もあります。こちらは中国以外にあるのでしょうか?

任天堂は次世代機でもIBMのPowerPCを採用

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/14/12134.html
ロイターの記事によれば、ゲームキューブの後継機でもPowerPCのテクノロジを使ったチップが採用されるようです。これはIBMテクノロジーおよび戦略担当副社長のアーヴィン・ラダウスキバーガー氏が述べたもので、ソニーの次世代機にも採用されるようです。

米IBMはこのマイクロチップ技術を使って、テレビ大のスーパーコンピュータを開発したそうです。米ローレンス・リバモア国立研究所向けに構築したスーパーコンピュータ「Blue Gene/L」の小型プロトタイプとのこと。

ライバルと同じ技術を使うのはどうなんでしょうか?

任天堂によるバンダイ株取得の背景

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/15/12155.html
米ゲームスポットで興味深い記事が掲載さています。

これは月間総合情報誌「選択」が、バンダイ創業者一族で現取締役である山科誠氏におこなったインタビュー内容として、同誌11月号に掲載されました。それによると、9月16日の任天堂による2.6パーセントあまりのバンダイ株式取得は、任天堂と任天堂及びバンダイ両社の主力銀行であるUFJ銀行が主体となっておこなわれた、と伝えています。また、株式取得がバンダイの経営権を握るためであった、とも伝えています。

山科氏によると、当初バンダイの高須武男社長に同氏が、保有するバンダイ株を任天堂に売却してほしい、と説得されたということです。しかし山科氏はこれを拒否。これを受けて高須氏は役員会議の中で、任天堂がUFJ銀行に対しバンダイ株取得の協力を求めたと発表しました。各金融機関、そして米マテル社がこの求めに応じ、UFJ銀行を通じ保有していたバンダイ株を売却、高須氏は会議参加者に対しおこなった報告の中で、取引が成功したことを伝え、結果的に任天堂はバンダイの128万株を取得した、ということです。

UFJ銀行が保有するバンダイ株式は、同系列のUFJ信託銀行が保有する株式と合わせて6パーセント以上に上り、任天堂が取得した2.6パーセントを合わせると、バンダイの経営権は事実上任天堂が握ることになるからです。あと、記事の最後には業界関係者の話として「収益が激減した任天堂の状況は非常に厳しい。UFJは時間が許す内(会社の財務基盤が安定している間)に会社の経営基盤を強化しようとしているのではないか」、と伝えています。

これが本当かどうか、今後の動向に注目しましょう。

PS2へのバイオ移植は白紙になった!?

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/17/12170.html
最新号のゲームラボに掲載されている噂コーナーに、

新作はすべてGCへの独占供給になっているバイオハザードシリーズ。カプコンサイドではPS2への移植・リメイクが検討されていたものの、任天堂との話し合いの結果白紙撤回されたとの情報がフリーのゲームプログラマから。

というのが掲載されていたそうです。何度も移植されるという話は出たものの、今のところ『アウトブレイク』以外は動きは特にありません。この噂が本当の話かどうかは確認出来ませんが、そうであれば嬉しいですね。

JeuxFrance辺りにゲームラボに「GCに『4』以外の新作バイオが開発中」という話が掲載されていたという記事がありましたが、こちらはどうも実際には掲載されていない模様。

オーストラリアでもブロードバンドアダプタ発売へ

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/18/12190.html
GameCube Europeによれば、発売されないとされてきたオーストラリアでもブロードバンドアダプタが発売される事になったそうです。何でも明日からメルボルンにある本社で売り出すとか。これでPSOやLAN対戦が出来るようになりますね。

またオーストラリアでの『1080』の発売日は2004年の第一四半期になるとのこと。国内でも大体同じ時期になります。

英クライマックスが次世代機向けの共通エンジンを開発

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/18/12182.html
英国の開発スタジオ、クライマックス・グループは次世代機向けのクロスプラットフォームゲームエンジン「Blimey 2」を発表しました。これは同社のPCや現行機種向けのゲームに使用していた「Blimey」を拡張したものです。「Blimey」は『MotoGP』・『MotoGP 2』・『ホット・ウィールズ ワールドレース』・『ザ・イタリアン・ジョブ』・『ATV Quad Power Racing 2』・『ラリー・フュージョン』などのタイトルで使用されたそうです。

「Blimeyエンジンはここ数年非常に役立ちました。しかし新しいエンジンは私たちを更に上にレベルに持って行きます。それはより強力で、柔軟性があります。最も大事なのは私たちに競争力を与えます。私たちは既にBlimey 2を使ったゲームを開発中で、PS3やXBOX2、PSPやその他の次世代機の準備が既に出来ています」とCEOのKarl Jeffery氏は述べています。

クライマックスによればBlimey 2はクロスプラットフォームの開発に使われ、主にレースゲームの開発に威力を発揮するとのこと。ハードを気にする事無く、オンライン対応や高度なAI、最先端のグラフィックやサウンド、モーションブラーを始めとする各種効果を提供出来るそうです。

現在のところ対応ゲームなどは発表になっていませんが、楽しみです。

10月北米売上ランキング―トップはスターウォーズ

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/18/12186.html

2003年10月のNPD調べの米国のゲームソフト売上が出ました。ゲームキューブでトップなのは『スターウォーズ ローグスコードロンIII レベルストライク』です。『ビューティフルジョー』も10万本を突破しています。GBAの方は『マリオアドバンス4』がトップです。

ニンテンドーゲームキューブ

順位タイトル発売元売上代金売上本数
1スターウォーズRSIIレベルストライクルーカスアーツ$5,744,523115,672
2ビューティフルジョーカプコン$4,060,866102,231
3カービィのエアライド任天堂$3,063,19761,583
4ソウルキャリバーIIナムコ$2,659,37454,369
5ティーンエイジミユータントタートルズコナミ$1,758,92243,050
6大乱闘スマッシュブラザーズ任天堂$1,532,76551,201
7ビリーハッチャーの大冒険セガ$1,429,33937,215
8シンプソンズ ヒット&ランビベンディ$1,419,00428,999
9マリオゴルフ任天堂$1,326,79626,699
10NBAライブ2004EA$1,321,75126,511

ゲームボーイアドバンス

順位タイトル発売元売上代金売上本数
1マリオアドバンス4任天堂$4,543,382158,748
2FFタクティクスA任天堂$2,030,71858,999
3ポケモンピンボール任天堂$1,356,63143,877
4ポケモンルビー任天堂$1,351,66440,801
5ポケモンサファイア任天堂$1,236,27937,323
6ドンキーコングカントリー任天堂$856,78028,374
7星のカービィ 夢の泉任天堂$663,85321,036
8ソニックアドバンス2セガ$647,29421,152
9遊戯王ワールドワイドコナミ$646,17518,198
10ロックマンゼロ2カプコン$642,67421,898

他機種では、PS2は『NBAライブ2004』が387,363本でトップ。XBoxでも105,539本でトップでした。ちなみにレアのXbox『GRABBED BY GHOULIES』は6175本と悲惨な売上に。

NOAが値下げ後のGCの公式売上を発表

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/19/12198.html

任天堂オブアメリカは9月25日にゲームキューブを99.99ドルに値下げしてからの公式の売り上げを発表しました。

・10月の最終的な市場でのシェアは35パーセントでした。これは前の月と比べて+10パーセントで、そのうち9パーセントはPS2から、もう1パーセントはXboxのシェアを奪った結果です。

・任天堂は10月に25万台以上のゲームキューブを販売しました。これは今年に入ってから月毎の数字として最も良い数字でした。更にXboxと比べても月毎の数字としては最も良いものです。

・10月の各社の売り上げはPS2が300,000台、GCが254,000台、Xboxが176,000台でした。任天堂の最大の顧客の販売店からは11月はこれまでのところ、これよりも良い数字が出ると報告があります。

・GBAの売り上げを加えると10月の任天堂のハードシェアは51パーセントに達します。

・同時にゲームソフトの売り上げも上昇していて、10月は前月と比べて62パーセントアップしました。また今年に入ってからのソフトの売り上げは前年の同じ時期と比べて倍になりました。

ゲームボーイアドバンスには誰も勝てません。

・10月に任天堂は40万台のゲームボーイアドバンスを販売しました。ゲームボーイアドバンスとゲームキューブは唯一2003年に入ってからセールスを延ばしているハードです。

以上2段落以降はプレスリリースの訳です。

NDP:米国Q1〜Q3四半期のソフトウェア各社売り上げランキング

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/20/12205.html

米NDPによる米国内Q1〜Q3四半期のソフトウェア各社の売り上げランキングが発表されています。これによるとトップはEA、Ubisoftと任天堂は売上高とシェアともに大きく伸ばしています。その他にVUゲームズや、アタリ、コナミ、THQ、ナムコなどが収益でした。反対にActivisionやTake Two、アクレイム、セガ、カプコン、そしてマイクロソフトなどがいずれも減収に転じています。ただこのランキングはクリスマス商戦などがあるQ4四半期は含んでいないため、市場に吹く風によっては大きく変動する可能性もあります。

2003年度Q1-Q32002年度Q1-Q32002年度総合
売上高:シェア:売上高:シェア:売上高:シェア:
EA$594,510,00020.00%$495,112,70017.30%########8.60%
任天堂$349,783,80011.80%$252,696,4008.80%########8.80%
SCEA$206,650,8006.90%$208,270,7007.30%########6.60%
アタリ$183,246,8006.20%$115,572,4004.00%########4.40%
THQ$177,916,7006.00%$173,468,8006.10%########6.50%
Activision$136,621,4004.60%$216,887,9007.60%########7.10%
Take Two$134,261,4004.50%$213,728,1007.50%########8.70%
コナミ$131,839,5004.40%$90,481,3903.20%########3.60%
UbiSoft$119,768,3004.00%$39,910,6701.40%########2.60%
ナムコ$119,391,9004.00%$91,870,4803.20%########2.90%
セガ$93,172,9503.10%$135,556,8004.70%########4.10%
Vivendi Universal$87,222,5802.90%$59,337,1702.10%########1.60%
カプコン$86,605,3202.90%$89,300,7403.10%########2.40%
マイクロソフト$78,441,0102.60%$88,591,8103.10%########2.70%
アクレイム$60,292,6202.00%$97,859,4203.40%########2.50%

【DEVELOPER PROFILE】第8回 株式会社アルファドリーム

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/21/12210.html

84年に人材派遣会社として設立されたアルファスターを分社化して出来た会社がアルファドリーム。元スクウェアで社長や会長を務めた水野哲夫氏、藤岡千尋氏、前川嘉彦氏らが中心メンバー。社名の由来はそのスクウェアの『FINAL FANTASY(最後の幻想)』の対義語の「ALPHA DREAM(最初の夢)」というのが有力。

ヘッズアンドシェルやラブデリックでゲームを開発した藤岡氏がアルファスターに加わりゲーム事業部を立ち上げたのは1999年の1月頃。スタッフ募集や機材手配をして、一年後の2000年1月にアルファドリームとして独立しました。

ゲーム事業部はGBC『コトバトル』とGBC『ギミックランド』を開発。開発中に分社化があり『コトバトル』はアルファドリーム名義で発売。この開発中から任天堂社内での評価が高く、『ギミックランド』では任天堂が出資して『トマトアドベンチャー』としてGBA向けに作り直されて任天堂から発売された。どちらも非常に評価の高い作品です。

その後も任天堂作品を手掛けています。2003年に発売されたGBA『とっとこハム太郎4 にじいろ大行進でちゅ』は非常に高い評価を受けました。

藤岡氏や前川氏はスクウェア時代『マリオRPG』のディレクターを務めていたという事で白羽の矢が立ったのか、シリーズ3作目とも言える『マリオ&ルイージRPG』の開発を担当する事になりました。この作品も非常に評価が高く、一見地味ですが、良い作品を作る会社として地位を確立したと言えるのではないでしょうか。

株式会社アルファドリーム
〒150-0002東京都渋谷区渋谷2-19-19ワコー宮益坂ビル4・9F
TEL.03-5464-0181(代表)FAX.03-5464-0150
取締役開発部長 藤岡千尋

オーストラリアでGCの売り上げが前月比+65パーセントに

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/25/12249.html

オーストラリアでゲームソフトなどの売り上げを調査しているInformは2003年10月のハード毎のソフト売り上げを発表しました。それによればゲームキューブは9月と比較して65パーセントの伸びとなったようです。

ただし、それにも関わらずゲームキューブの市場シェアは4.5パーセントに過ぎず全機種中最下位。GBAも6.5パーセントで下から二番目。トップはPS2で33.6パーセントで、次いでPC/MACが32.4パーセントとなっています。

オーストラリアでは少し厳しい状況のようです

山内氏が「小倉百人一首プロジェクト」財団理事長に

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/25/12244.html

小倉百人一首ゆかりの嵐山・嵯峨野・高雄地区(京都市右京区)に記念殿堂や歌碑を整備する京都商工会議所の「小倉百人一首プロジェクト」財団理事長に任天堂取締役相談役の山内溥氏(76)が就任することが明らかになりました。

このプロジェクトの初期費用は数十億円になる見込みで、そのほぼ全額を山内氏が寄付するそうです。2005年の春にはメイン施設の「百人一首の殿堂(仮称)」が嵯峨狂言などで知られる清凉寺の境内の中にオープンする予定。

このプロジェクトは京都商工会議所が創立120年記念事業として進めているもので、殿堂の他にかるたや関連美術工芸品の収集・展示、全国規模のかるた会の開催などが事業の柱になるそうです。また、右京区内に10程度のルートを設定して、著名な書家の手になる百首の歌を刻んだ歌碑を建立するとのこと。

かるた関連美術工芸品の収集・展示、かるた会の開催などについては、日本最大の百人一首愛好団体である日本かるた協会や小倉百人一首コレクションで世界的に知られる跡見学園から全面協力の約束を得ているとのこと。

山内氏は「京都の将来を考えると、もっと観光振興が必要だ。小倉百人一首プロジェクトは、構想も具体的計画もすばらしいので全面的に協力することにした」と話しています。

任天堂オブアメリカがマーケティングの新副社長を発表

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/26/12264.html

任天堂オブアメリカは北米・南米セールス&マーケティング担当副社長としてReginald Fils-Aime氏を迎えると発表しました。VH1やGuiness Importなどの会社で仕事をしてきた方で、12月1日から副社長となります。

「任天堂は最近北米での売り上げ急増を楽しみました。Reggieはこの好調を更に押し上げるのに最も相応しい人です。彼のこれまでの成功は私たちの優秀なセールスチームを一層強化するのに理想的です」と任天堂オブアメリカの君島達巳社長はコメントしました。

Nintendo.comのリニューアルに続いて、任天堂も変わりつつあります。ちなみにセールス&マーケティング担当上級副社長のPeter MacDougall氏の下という事になるのでしょうか。

コンビニ流通のデジキューブが破産(3)

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/26/12258.html

スクウェア・エニックスやカルチュア・コンビニエンス・クラブが出資するコンビニ向けゲームやDVDや書籍など流通を行っていたデジキューブが26日、東京地裁に破産を申し立てました。通常、上場企業は民事再生法を申請し事業継続を優先する為、破産を選択するのは異例の事。

国内ゲームを含むコンテンツ市場の販売縮小傾向は変わらず、大型ゲームタイトルの発売延期などで経営状況が悪化し、債務超過に陥る可能性があったようです。負債総額は約95億円とのこと。

現在デジキューブは大証ヘラクレスに上場していますが、明日以降は整理ポストに移されて12月に上場廃止になるようです。ヘラクレスに上場した企業が倒産するのは前進のナスダックジャパンも含めて初めてだそうです。

会長にはスクウェアの鈴木氏がついていますが、スクウェア・エニックスの方も退任する事になるのではないかとの見方が一般的です。もし債務保証を個人で行っていれば破産は免れないでしょうし、そうなれば他社で取締役に就く資格を失います。また、そうでなくても損失を出した道義的責任は免れないのではないでしょうか。となると、これでスクウェアの創業メンバーは姿を消すことに成ります。創業メンバーvs銀行からの新経営陣という形もありましたが、こうスクウェア側が不調でエニックス側が好調だと主導権は完全に旧スクウェアっぽいです。

また、合いも変わらずインサイダーのような動きもあったようです。投資家を無視した破産など、一層信頼を失う結果になるのではないかと思います。

デジキューブと言えば、スクウェアと任天堂が喧嘩する1つの要因にもなった会社ですが、遂に破産ですか、、、。かなり前から危ない危ないとは言われていましたが死ぬときはあっさりですね。

京都府警がWinnyでマリオなどを配布した男を逮捕

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/27/12279.html

都府警察本部ハイテク犯罪対策室、五条警察署は愛媛県松山市に住む19歳の男を著作権侵害(公衆送信権の侵害)で逮捕しました。

男は『スーパーマリオアドバンス』や『ボンバーマンストーリー』などのGBAタイトルを「Winny」を利用して配布した疑いで、任天堂とハドソンが告訴していました。男は57タイトルを圧縮して配布していて、ACCSの全面協力で実際のソフトと同じ物である事を確認、告訴に踏み切りました。今後は含まれる他社のゲームについても捜査を進めるとのこと。

また、同じく「Winny」で映画などを配布していた41歳の男も逮捕されています。

違法コピーは深刻ですからね、任天堂も黙ってないでしょ。危ないことはやめましょう。

【DEVELOPER PROFILE】第10回 株式会社朱雀

http://www.inside-games.jp/article/2003/11/27/12268.html

株式会社ティー・ワイ・オーは元々テレビコマーシャルの製作会社として出発してTVCM製作業界ではトップ・ブランドとして知られる会社です。15年前から他の映像関連事業にも参入しています。朱雀はまずはゲーム事業部として発足し、、1997年6月には株式会社ディー・シー・ティー・販売となり、2000年6月に株式会社朱雀と名前を変えました。

最初の作品は任天堂からGBA向けに発売された『どーもくんの不思議てれび』です。元々どーもくんを生んだのが親会社のティー・ワイ・オーであったことから開発が決定したようです。朱雀が任天堂に企画を持ち込んだそうですが、最初は門前払いだったそうです。当初はどーもくんを使ったスーパーマリオのようなゲームだったそうですが、ボツになったことから現在のようなゲームになったそうです。これは近年の任天堂のゲームのなかでもバグが最も少なかった部類だそうで、任天堂は朱雀を高く評価したようです。

その後朱雀はアトラスの『真・女神転生デビルチルドレン パズルdeコール!』というゲームを同じくGBAで開発しました。

任天堂の高い評価もあって、次いで製作したゲームは人気シリーズ最新作『F-ZERO ファルコン伝説』です。これはアニメを原作としたものです。主人公のスザクという名前も会社名から取られているようです。

また、朱雀ではカードeの製作も行っていて「どーもくんのカードeウインターパック」と「F-ZEROファルコン伝説カードe+」そしてゲーム本編には関わってないものの「ハム太郎カードe」と「ハム太郎カードe劇場限定版」を開発しました。前者はミニゲームを追加するもので、後者はステージやマシンを追加するものです。その他、CD-ROMのイラストデータ集「ORDINARY DAYS 」・「FORTUNE-TELLING」の製作も行ったようです。

この他、主要取引先にはカプコンやバンダイの名前もありますので、表には出てきていない開発タイトルがまだあるのかもしれません。(社員18名なのでこんなものだと思いますが・・・)

社長の米澤正弘氏は40歳、専修大法卒。ゲームに関わる前はミュージシャン活動をしていた方で、今は亡きヒューマンに入社後サウンド、プランニングを経験し、開発部長として『フォーメーションサッカー』・『ヒューマンクランプリ』・『ファイアープロレスリング』・『クロックタワー』などの名作のプロデュースをしました。爆走デコトラ伝説』のプロデュースもこの方。TYOゲーム事業部時代には『〜アートカミオン〜芸術伝』の1作のみです。

ディレクターの平田豊氏は34歳、東京工学院芸術専門学校コンピュータグラッフィックス課卒。ウエストン、ヒューマン、スフェクトを経て朱雀に入社。『ワンダーボーイ5 モンスターワールド3(セガ)』・『バークハーフ(エニックス)』・『クロックタワーゴーストヘッド(ヒューマン)』・『アートカミオン双六伝(アフェクト)』に関わりました。

・社名 株式会社 朱雀/SUZAK Inc.
・本社所在地 東京都目黒区三田1-7-13目黒三田デュ−プレックス リズ3F
・TEL 03-5724-5912
・FAX 03-5724-5913
・ホームページ http://www.suzak.co.jp/
・事業内容 ゲームソフトの企画制作
・設立年月日 1997年6月23日
・役員    代表取締役社長 米澤正弘
       取締役     吉田博昭(?TYO代表取締役)
       取締役     木村克巳(?M1代表取締役)
       監査役     松田秀次郎(?TYO監査役)
・資本金2,500万円(株式会社TYO 100%出資)
・取引銀行 りそな銀行 神谷町支店
      UFJ銀行 麻布支店
・従業員数 18名(2003年10月現在)