2003年の任天堂NEWS4

Last-modified: 2010-10-31 (日) 05:37:12

米国でゼルダが100万本販売 GBASPも80万台 4/8

任天堂によると、GBASPを先月末までに米国で80万台出荷していて、欧州では1週間で在庫の50%にあたる20万台を売ったとの事です。
新ゲーム機(GBASP?)については今年の4月の1日から1年間で2000万台の販売を目標としているそうです。

さらに米国で『ゼルダの伝説風のタクト』が好調との事で、予約で60万本。出荷で110万本。
販売は100万本を達成。このゼルダ効果を受けてGC本体の販売台数が20%程度上昇しているそうです。

Nintendo claims strong Game Boy, 'Zelda' sales 4/8

http://finance.lycos.com/home/news/story.asp?symbols=&story=33710540

任天堂7974.T <7974.T> は、
3月28日に欧州市場で発売した新ゲーム機「ゲームボーイアドバンスSP」の販売台数が、
1週間で在庫の50%に当たる20万台を突破したことを明らかにした。
 同ゲーム機の欧州での希望小売価格は129ユーロ(138ドル30セント)。

 同社の主力ゲーム機であるゲームキューブが欧米市場でのシェアを
ソニー6758.T のプレイステーション2やマイクロソフトのXboxに奪われるなか、
新ゲーム機の好調な販売は任天堂にとって重要。

 任天堂は、新ゲーム機について、
今年4月1日からの1年間で2000万台を販売するという積極的な目標を設定している。
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=technologynews&StoryID=2507992

任天堂が英国の小売・輸入業者に警告―ポケモンGBAで

http://www.inside-games.jp/article/2003/04/27/10008.html
gameindustry.bizによれば任天堂は英国で米国から発売前の『ポケモンルビー・サファイア』を輸入して販売している業者に対して、その規模が大きくなれば法的手段も辞さないという旨の警告を発したと明らかにしたそうです。

ゲームボーイシリーズは初代からアドバンスまで全てリージョンが入っておらず、例えば日本のGBA本体があれば北米向けのゲームでも欧州向けのそれでも遊べ事が出来ます。このため、米国より発売が遅く、また言語も英語で同じ英国では輸入タイトルが結構入ってきて売られているようです。

任天堂のAndy Williams氏は「任天堂は常に状況をモニタしていて万一、数が見逃せない量になれば小売業者と輸入業者に対して法的手段をとる覚悟をしています」とコメント。ただし、Williams氏は英国での発売に影響を及ぼすほどの量ではなく、今すぐに訴訟に持ち込むような状況ではないとしています。

フリーローダーが発売されたのでこれからはゲームボーイだけでなくゲームキューブでも同様の問題が発生してくると思われます。

業績下方修正は、プレイステーション2向けソフト「GTA」(グラン・セフト・オート)のせい=任天堂専務 4/27

[大阪 7日 ロイター] 任天堂7974.OS 7974.T の森仁洋専務取締役経営統括本部長は、
2003年3月期連結業績予想を下方修正したことについて、欧米で販売されたプレイステーション2向けソフト
「GTA」(グラン・セフト・オート)2種が好調だったことが大きく影響を及ぼした、と説明した。

さらに、ゲームキューブ販売未達の背景については、
「私共の分析では、この決算期(2003年3月期)において、世界中で圧倒的に売れたゲーム(ソフト)
「GTA」があったということだ。任天堂がマリオやメトロイドを出したが霞んでしまった、というのが最大の要因だと思っている」とした。

http://www.reuters.co.jp/co_news_presentation.jhtml?type=companynews&provider=companynews&StoryID=2518263&symbol1=7974.T&symbol2=7974.OS

SNKが北米市場に復帰

http://www.inside-games.jp/article/2003/04/29/10055.html
3年前、プレイモアに買収されて北米での事業を閉じたSNKですがどうやら北米市場に復帰となるようです。プレイモアは米国に「SNK ネオジオUSAカスタマー Corp.」を設立したそうです。GameDailyにその新会社の社長であるBen Herman代表のインタビューが掲載されています。

それによれば新会社は既にゲームボーイアドバンス向けのライセンスを任天堂から取得済みで、これからゲームキューブやプレイステーション2などのライセンスも取得予定だそうです。まずは国内で出しているPS2タイトルなどの移植をしていくつもりのようです。

そういえば少し前にカプコンは『カプコン VS SNK 3 カオス』を発表していますが、これが第一弾になるという可能性もあります。何はともあれE3では見ることが出来るでしょうから期待しましょう。

TRST3月北米ランキング、トップ3独占!

http://www.inside-games.jp/article/2003/04/29/10048.html
TRST発表の3月の北米売上が明らかになりました。首位は『ゼルダの伝説〜風のタクト』で80万本以上を売り上げました。続いて2位・3位には『ポケットモンスター ルビー・サファイア』がつけました。それぞれ50万本以上で2本合わせて既にミリオンを達成しています。この3タイトル以外は特に突出したタイトルは見られません。

順位機種タイトル発売元本数
1GCゼルダの伝説任天堂826,352
2GBAポケットモンスター ルビー任天堂652,595
3GBAポケットモンスター サファイア任天堂585,098
4PS2天誅3アクティビジョン164,282
5PS2THE GETAWAY139,796
6PS2DEF JAM VENDETTAEA135,162
7PS2グランドセフトオート バイスシティTake2131,817
8PS2ゼノサーガ EPISODE Iナムコ122,969
9PS2遊戯王デュエリストコナミ118,108
10PS2MVPベースボール2003114,016
18GBAゼルダの伝説 4つの剣79,719
29GCマリオパーティ461,400
30GC大乱闘スマッシュブラザーズ60,514
41GCメトロイドプライム53,815
96GCスターフォックスアドベンチャー27,149

ELSPA発表、英国ゲームキューブランク

http://www.inside-games.jp/article/2003/04/29/10047.html

ELSPAの英国のゲームキューブランキングです。トップは『メトロイドプライム』です。全体的にやはり低調のようです。一番下の方なんて数十本単位なのではないだろうか。

順位タイトル発売元
1メトロイドプライム任天堂
2ザ・シムズ(シムピープル)EA
3大乱闘スマッシュブラザーズDX任天堂
4スーパーモンキーボール2セガ
5スーパーマリオサンシャイン任天堂
6スターウォーズ バウンティハンタールーカスアーツ
7ロードオブザリング 二つの塔EA
8バイオハザード0カプコン
9コンフリクト: デザートストームSCI
10X-MEN2: Wolverine’s Revengeアクティビジョン
11スターウォーズ: クローンの戦争ルーカスアーツ
12ルイージマンション任天堂
13スターウォーズ ローグスコードロンIIルーカスアーツ
14マリオパーティ4任天堂
15ロッキーRage
16バイオハザードカプコン
17FIFA2003EA
18ピクミン任天堂
19ソニックメガコレクションセガ
20バーンアウトアクレイム

THQ、GBA SP効果で業績好調

http://www.inside-games.jp/article/2003/04/30/10063.html
ロイターにTHQのCEOのBrian Farrell氏へのインタビューが掲載されています。THQの今期の業績について話していますが、同氏は特にGBA SPが発売してから非常に好調だとしています。THQはGBA市場でトップのサードパーティです。

しかし、ゲームキューブに対する視線は厳しく、『ゼルダの伝説〜風のタクト』が発売された後は上向くとか考えられますが、THQはGC向けの3分の1のタトルを開発中止にしたそうです。しかし、GCに見切りを付けた訳ではなく、その市場に合ったタイトルに再編しただけだ、とコメントしています。

同氏は本体価格の値下げにも言及して、少なくともこの5月・6月には値下げは行われないだろうという見方を示しました。

ミッドウェイ『Freestyle Metal X』初公開

http://www.inside-games.jp/article/2003/04/30/10064.html
ミッドウェイはモトクロスを題材としたエクストリームスポーツゲーム『Freestyle Metal X』を初公開しました。ゲームキューブなど3機種でそれぞれ、6月24日に北米発売予定です。

『トニーホークプロスケーター』が最初に発売されてからエクストリームスポーツというジャンルが生まれて、スケートボード以外のジャンルでも数々のトニーホーククローンが誕生してきましたが、モトクロスを題材としたのは今作品が初だそうです。エクストリームスポーツはスポーツを超えたスポーツで、スポーツ専門のケーブルTV局ESPNが、1995年から毎年「X Games」というイベントをやって広まったものです。

この『Freestyle Metal X』では16人のプレイアブルキャラのうち9人は実在の人物で、用意された8のステージを舞台に熱いレースをくり広げます。IGNは単なるトニーホークのモトクロス版ではない新しさを持っていてエクストリームスポーツの中でも一歩抜けた作品になっているとコメントしています。